URA SHIMATARO さんの 2022年03月21日のドンコの釣り・釣果情報(岩手県 - 広田湾)

題　『ねむふぇ』

昔、むかし、あるところに、ねむふぇという青年がおりました。この青年は、釣りが大好きで、毎日海に通っておりました。

ねむふぇは、カレイ釣りが大変上手で、ねむふぇのカレイ釣りの魅力にひきつけられた、仲間のモルトとめんけぇ弟子の女の子がおりました。
3人がいつものように、釣りをしていると、年老いた老人が、「オラにもつらせでけろや。」と声をかけてきました。ねむふぇは、「いいけんど、じい様やったことあるのか？」と聞くと、「でっけぇの釣ってけるから、見てろ！。」と言いました。ねむふぇは、じい様に、手作りの仕掛けと、場所を譲り、丁寧に教えました。
ねむふぇと、仲間たちは、次々と魚を釣り上げるものの、じい様はさっぱり釣れません。「じい様！今日はもうダメだべな！」と、ねむふぇが言ったその時！鈴の大きな音が！！「ほら、来たベー！！」とじい様が勢いよく釣り上げると、カレイでは無く、めんけぇドンコ！ねむふぇと、じい様は大笑い！！

ねむふぇは、釣りをやめて、せっせとせっせと、片付けながら、「ところで、じい様、なまえなんていうのや？」尋ねると、「おら、URA SHIMATAROじゃ。」

ねむふぇと仲間たちは、自分たちの釣った魚をみやげにじい様に渡し、「そうか、シマタロウじいさん、また来て、今度は大きいカレイを釣ろうや！！」と優しく声を掛けてやりました。
じい様は、「そんだな、今度こそ、でっけぇの釣るがらな！！」威勢よく言いました。そして、最後に、一言、「だけんども、おら今日はもう、『ねむてぇ…。』」

お後が宜しいようで‥🙇‍♂️