東北宮城は寒さと爆風でサーフ釣りはなかなか厳しいシーズンとなっております…。
2021年も年明けから雪と爆風でサーフにはなかなか釣りに行けず。
今はメンテナンス等に没頭しております東北三浦イーグルスです。
読者の皆様は、お変わりなくお過ごしでしょうか。
主に地元宮城のサーフで土日をメインに竿を振っております。
基本激混みなのて場所に入れば同じ箇所に投げっぱなしの回遊待ち修行スタイル。
(さすがに真冬は、貸し切りです!)
読者様が少しでも楽しんで頂けるような記事を自身の体験談を交え書いていこうと思います。
第3回は、サーフゲームに向けて最初にオススメするタックルについてです。
ロッド選びで重視する3項目

タックル選びで一番重要なのは間違いなくロッド選びです。下記の3項目を基準に参考にしてみてください。
(※遠浅サーフでメタルジグも使用するスタイルの場合です)
遠投重視で10ft~11ftの長さ
サーフゲームではルアーをより遠く飛ばす事が大きな武器になります。
特に混雑した釣り場で横移動が出来ない状況では、飛距離の差が釣果の差になるので、遠投性を考慮して10ft~11ftを選ぶのが良いと思います。
また、サーフでは次々と波が押し寄せます。キャスト後にラインスラッグを取った後は迫り来る波に対して竿を立てて波をかわします。この時、短い竿だと波をかわすのに苦労します。
ルアーウェイト15g~40gを楽にキャストできるもの
次に対応ルアーウェイトについてですが、主に遠投勝負で使用するルアーは20g~45gぐらいまでのメタルジグやシンキングペンシルが多く、45gのルアーを投げても気持ち良く振り抜けるパワーが欲しいところ。
これを考慮して適合ルアーウェイト50gちょいまでOKなものを選びましょう。
ミディアム~ミディアムヘビーアクション
硬さは、バッドパワーが強いミディアム(M)~ミディアムヘビー(MH)がおすすめ。
柔らかなロッドではキャスティング時の過負荷で飛距離が落ちたり、ジグをしゃくるのにとても苦労します。
MHであれば軽いミノーからメタルジグまで幅広く投げる事ができ、ルアーアクションもつけやすいです。
おすすめロッド
【シマノ】ネッサci4 1002MH
【シマノ】ネッサXTUNE 108M+

【テンリュウ】パワーマスターサンドウォーカー PMS1032S-MLM

この3本は、キャスティング時のブレが少ないので気持ちよく振り抜けるうえ、バッドパワーも強く大物を掛けても主導権を持ってファイトできます。
その一方でティップがしなやかなのでバイト時の食い込みがよく、激しく強い引きも吸収してくれます。
なにより軽量で177g〜184gと1日振っても疲れにくい。
遠投で30~40gジグ勝負が多めならネッサ、ワームやシンキングペンシル、30gまでのジグメインならサンドウォーカーって感じで使い分けています。
【失敗談~柔らかすぎた竿編~】
「ミディアムライトとかのシーバスロッドやエギングロッド、万能ルアーロッドとかでいけんじゃね?」てことで、最初はとりあえず手持ちの竿で試してみました。
結果は…ライトアクションやミディアムライトアクションではメタルジグ遠投勝負では使用範囲負荷を越えるケースが多くなってしまい、キャスティング時、しなりすぎて反発も弱く飛距離が出ません。振り抜いた後も竿先がバイ~ンって暴れます(笑)
ラインをかける指にもかなり負担をかけ、ルアー操作も重くてめちゃくちゃ疲れます(笑)
【失敗談~硬すぎた編~】
「ヘビーアクションとかで負荷60gとか80gまで耐えらる竿(ロック用、ショアジギ用等)のほうがかえって良いんじゃね?」こんなふうに考えた時期もありました。
結果は…キャスティング時に全くしならず飛ばないわ、アタリがあっても弾かれて乗らないわで最低でした(笑)
竿自体も重くてめちゃくちゃ疲れます(笑)
サーフゲームに適したリールとは?
サイズは3000~4000番、ギア比の高いものを
リール選びについては、サイズは3000番~4000番、PEライン1号が200m前後巻け、どの巻き位置でも負荷が平等に軽く(リールの巻き感でのアタリ判別も多い為)、ゴリゴリ感のないものを。
ギア比も色々ありますが、できればリール1回転で90cm~1mの巻き取り量があるもの(ハイギア、エクストラギア)を選びましょう。
後は予算にあわせて好みのものを選んでOKです。

【失敗談〜フリマサイトで中古編】
過去にフリマサイトからリールを購入した時の体験談ですが、メーカー品で定価5万円程するものを2万円切る価格で出品された物を発見。
「使用数回程度で目立ったキズはありません。」掲載画像も綺麗で、ラッキーと思い速攻でポチりました。
商品が到着して巻き感等を確認して特に問題なし。
分解しない範囲でのメンテナンスを完了して、約半年後にいざ使おうと念のため使用感をチェックすると…
ハンドルが全く回りません…。どう頑張って回そうとしても動きませんでした。
仕方がないのでオーバーホールに出してみると、なんとその原因は「塩噛み又は海水水没によるギア間の固着」でした。
恐らく、前の使用者が水没させたのでしょう。
結局メンテ工賃とドライブギア・ピニオンギア交換で1万2千円の出費となりました。
安物買いの銭失い(泣)

リールは安くても良いので、なるべく釣具屋さんで新品を買いましょう。
おすすめのラインとリーダーとノット
ロッドの次に大事になってくるのはリールを差し置いてラインだと思います。
サーフゲームで使うラインでは、飛距離が出てラインの伸びの少なさに優れたPEラインの使用がデフォルトです。
撚り数は4本編み・8本編み・12本編みがありますが、ガイドの音鳴りの少なさ、飛距離と強度のバランスで8本編みを使用する事が多いです。
号数に関しては、飛距離優先で十分な強度がある1.0号を基準に±0.2号ぐらいを使用します。
リーダーは、沈降速度が速く感度と強度に優れたフロロカーボンラインを使用し、16lb~25lbを1m前後とります。
急なカケアガリ、根、起伏が激しい所ではリーダーを長めにとると良いですね。
ゆっくりルアーを沈めたい時やバラシ対策等で伸びがありショック吸収に優れたナイロンラインを使う場合もあります。

おすすめPEライン&リーダー
【PEライン】
よつあみ(YGK)エックスブレイド(X-Braid) アップグレード X8
シマノ(SHIMANO) PEライン ピットブル8+
【フロロリーダー】
クレハ(KUREHA) シーガー グランドマックスショックリーダー
バリバス シーバス ショックリーダー フロロカーボン
【ナイロンリーダー】
バリバス VEP ショックリーダー ナイロン
他にも色々なラインを使用してみましたが結果として上記の5アイテムを、強度はもちろん・使用中のトラブルの少なさ・結束時の結びやすさ等からおすすめさせて頂きました。
【おすすめ摩擦系ノット】

PEとリーダーを結束するのに面倒なのが摩擦系のノットを組まなくてはならないこと。
私の絶対的おすすめは「SCノット」。
慣れたら3分以内に終わりますし、きちんと結べていればすっぽぬけもまずありません。強度も申し分無くとにかく簡単。是非ともSCノットをマスターしましょう。
次回はルアーについて
今回はおすすめのタックルからルアーまでを書かせて頂く予定でしたが、文字が多すぎるのでここまでとさせて頂きます。次回はサーフゲームでおすすめするルアーについてです。
あくまでも激戦区週末の遠浅サーフでのケースになるのでご了承ください。
最近はもっぱら道具類の清掃、ルアーのウレタン漬けやタックルのガラスコーティング、消耗品の整備の日々ですがこの辺も今後書こうと思います。
読者様に素晴らしい釣果が訪れますように。

父・おじに釣りを教わり小学生5年生の頃からバス釣りに熱中しました。高校受験前に父に竿を全て折られ早々に引退。。。
30代に突入しロック、SLJ等に挑戦も高所恐怖症・巨像恐怖症がつきまといます。今は食べて美味しいサーフゲームに目覚め、安心安全を第1にヒラメ・マゴチ等を求めて地元サーフで竿を降っています!