前回のアカメ準備編に続き、今回は実釣編です。
今回の釣行は3泊4日で行いました。
アカメは夜釣りが基本となるので、実際の釣り時間は20時間ほどです。
釣れたか釣れなかったのか、、、、、まぁ結果は釣れなかったんですけどね。
衝撃的な音を聞いたり、衝撃的なサイズのアカメを見たりと興奮しっぱなしの釣行でした。
夜釣りが基本になる
アカメを狙うにはウェーディングで行うと準備編で説明しました。
また釣る時間は夕方から夜明けまでが基本になります。
もちろん昼間でも全然釣れる魚だとは思いますが、夜行性の魚のため夜釣りの方が確率が高いのでしょう。
僕たちは昼に下見をして、夕方から竿を出すことを3日間行いました。
3泊4日と長いと思いきや実際に釣りができるのが、初日の夜、2日目の夜、3日目の夜と3回の夜しかありません。
しかも今回の釣りは2日目が大雨予報だったので実質2日間のみ。
ちなみに前回アカメに来たときも台風と重なって満足な釣りができなかったような。
僕は、高知と相性悪いのかもしれない(;・∀・)
昼間はボラ探しの旅
夜釣りが基本と言っても夕方まで寝ているわけではありません。
昼過ぎから、どのポイントにベイトがいるのかを探します。
今回の釣行でわかったことは、ベイトとなるボラが結構たまるポイントがあること。
またそのポイントが日によって違うことです。
昼間はどこにボラがいるのかを探すことに注力し、どこでロッドを振るかポイントの目星をつけます。
前日にボラがたくさんいた場所でも、次の日にいったら生命感が全くないとかそんなこともありました。
また、有名な場所では至るところに泳がせ釣りをされている方がいます。
そういった方と情報交換をするのもいいかと思います。
もしかしたら有名なポイントには常にベイトがいるようなところもあるのかもしれません。
ただ結局はその日にならないとわからないので、昼間のベイト探しが結構重要になります。
初日は釣れず、次の日は豪雨
先程説明したようにこの釣行はかなり天気に翻弄されました。
時間雨量20mmが4時間続くような大洪水の予報だったので満足できる釣りができませんでした。
ただ、チャンスは何度か訪れていて時々ボラが跳ねる音ぐらいしか音がない、本当に無音の世界で明らかに異質な音が鳴り響くときが何度かありました。
恥ずかしいのですが仲良くなった釣り人から教えてもらうまで、その音がアカメのボイルの音だと全くわかりませんでした。
例えるなら、船の上からポリバケツに入れた水を海に捨てる音とでも言いましょうか。(いや、これマジやねん!!)
初めは、真っ暗な場所で誰かが船から水を捨ててるんだなと呑気に考えていたぐらいです。
おそらく無音だから音が響いていたせいだと思いますが、今でもあの音がボイルやナブラの音だとは言われなければわからないんじゃないかな。
その音を1回聞いてから、3分起きに合計3回のボイルを聞くことができました。
ボイルが起きたのは潮止まり
その日のチャンスはボイルが起きたタイミングだけで、釣果としてはボラのスレがかりのみ。
ボラがたくさんいて実際にボイルもあったということは、狙っている場所に間違いはないのでしょう。
ただ8時間近く投げたのですが、チャンスはたったの3回だけ。
しかも1回目と2回目は呑気に『誰かが船から水でも捨ててんのかな』なんて思っている始末。
ただ、3回目にボイルの音だと認識して聞いた音は今でも耳に残るぐらいの衝撃的な音でした。
『あぁ、アカメのボイルはこんな音がするんだ。アカメマジ怖ぇ!!!』って思ったのは覚えています。
ちなみにそこにいた姫路から来ている釣り人は、【昨日はこの場所であの3倍の大きさはあるボイルに遭遇したよ】とおっしゃっていました。
今回の音と全然違った音だったらしいです。
今までにマグロやGT、ブリやカツオなどたくさんの大型魚のボイル(というかナブラ)を見てきましたが、そのどれとも違う音にその日は興奮しっぱなしでしたね(その後ホテルで爆睡しましたけどもね)
まぁそのポイントでボイルもありましたし、その日の狙う場所は間違ってなかったと思います。
その証拠にメガドッグに掛かったボラが全く同じサイズでしたからね。
最終日にアカメを見た
最後の最後までルアーを投げ続けましたが、何も釣れず。
びっくりするぐらい本当に何も釣れなかったんですよ。
ただ、色んな場所を回ってるときに知り合った釣り人から衝撃的な魚を見せてもらいました。
128cm/29kg
写真ではわかりにくいかもしれませんが、このアカメ恐ろしく大きかった。
思わず、隣に居た全然知らない人に『アカメってこんなにデカイん?』とタメ口で聞いてしまったほど。
ストリンガーでつなげてあったのですが、そのロープを引っ張るときにもってかれそうになりました。(マジでパワーエグい!!)
その魚を釣ったタックルがPE8号だそうで。
PE3号だった僕は『あ、これじゃあ釣れないかも』って思いました。
てか、そもそもベイトリールだとトランクス一択にならん?とか、スピニング14000か20000番かーとか思っていました。
ただ、さすがにそんなタックルをショアから1日10時間振ることは難しい。
結局、タックルの正解は見つからないまま、今でもPE何号にすべきなのか答えは出ていません。
今回の釣行で学んだこと
前回のビワコオオナマズ同様に釣果がなくてすみません。
次回は写真をお見せできるよう頑張りたいと思います。
ただ、収穫がなかったわけでもないんです。
以下の内容がわかりました。
- 昼間のベイト調査が大事
- チャンスは潮止まりの10分間
- 水を流す音はアカメのボイル
- PEは3号から8号のいずれか
- ルアーはデッドスローで泳ぐもの
ちゃっかりと最後の一行付け加えてますが、アカメってかなり捕食が下手らしいです。
もちろん高速で巻いても釣れることもあるんでしょうけど、ゆっくり巻いた方がいいらしい。
マガジンを読んでいる方はご存知可と思いますが少し前から、僕はタックルハウスの『BKF140』推しになっています。
これはすべて今回のアカメ釣行とビワコオオナマズの釣行が原因なんです。
かなりの時間遠投してるとどのルアーが釣れそうだなとか思えてくるわけです。
BKF140はデッドスローでもマジでしっかりと泳ぎます。
釣れなかったけど次回もこのルアーは投げ続けるでしょう。
信用しているから投げ続けれます。
アカメに興味がない人でも今回のマガジンを読んで少しでも興味を持ってもらえれば幸いです。
また、もともと興味のあった方は全然参考にならないかもしれませんが少しでも参考になれば!
では今度イトウを釣りに行ったら、三大怪魚の話を書きたいと思います。