ルアーマンの憧れの魚はたくさんいます。
GTやクロマグロ、イトウやアカメなどの大型のものが多いですが、僕の中ではミヤベイワナやゴギなんかも憧れの魚です。
そんな中、多くのルアーマンが最も憧れる魚はGTではないでしょうか。
和名ではロウニンアジとも言うこの魚はパワーやファイトシーンなど夢中になれる魅力がたくさんあります。
今回は、そんなGTを釣る専門の船でありGT船の最高峰『Big Dipper(ビッグディッパー)』について話します。
今後乗ってみたい方がいれば少しでも参考になればと思います。
この船やトカラ列島のGTの説明はかなり長くなるので、何回かにわけて説明します。
では今回は、船について説明します!
Big Dipper(ビッグディッパー)
この船の名前より船長の福井健三郎さんの名前の方が有名かもしれません。
福井さんはシマノのスポンサーを受けており、大型スピニングリールのフラッグシップモデルであるステラSWなどの紹介ページにも載っています。
ショアからでもたくさんGTを釣られていますし、釣られたGTの合計数はかなりの数です。
もともとは奄美大島の人ではなく、神奈川から移り住んだらしいです。
日本のGTゲームの第一人者であり、この世界では超がつく有名人です。
フィッシングショーなどでお会いすることができますので、シマノブースに行くとステラSWの前にいらっしゃると思いますよ。
Big Dipper(ビッグディッパー)の船ですが奄美大島にあります。
普段は奄美大島のとある港に置いてあり、そこからトカラ列島に出船するのが基本パターンです。
天候の影響で奄美大島から出れない場合もありますが、幸いなことに今まで僕が乗ったときはすべてトカラ列島に向けて出船することができました。
そうそう、とりあえず酔いやすい人へのアドバイス。
僕は奄美大島からトカラ列島の悪石島もしくは宝島までのルートが一番酔いやすいと思っています。
ここだけ乗り切れれればあとは楽園?です。
船についての説明
船の名前は、斗南3号(となみ3号)といいます。
2019年の夏前に新艇になりました。
釣りの行程は3泊4日が基本です。
中にはびっくりされる方もいると思いますが、すべて船中泊になります。
ずっと、この斗南3号の中で生活することになります。
心配な方も多いかもしれませんが、想像以上に快適でマジで余裕ですよ。
寝る時は島の港に停めますので、全然揺れません。
むしろ雨が船に当たった音が心地良いんですよ。
同時キャスト人数
それでは斗南3号について分かる範囲で説明します。
みよしにあるデッキは、最大で同時に6名投げることができます。
ホームページ上では6〜7名とありますが、実際7名は少しきつい。
熟練者ばかりだとできるかもしれませんが、6名までが現実的かなと思います。
僕が乗った時は6名で限界を感じました。
特に初心者が1人でもいると何度かまつってしまって、面倒なことになります。
ともは最大で3名投げることができますが、これも2名が妥当かと思います。
僕が乗った時に3名で投げていましたが、常連さんはなかなかすごい場所から投げていました。(投げている場所は船外でした)
ロッドホルダー
左右に約20本ずつ収納できます。
平均1人3本ぐらい持ってくるので、充分かと思います。
ただ、遊び用のタックルを持ってくると収納できないので、船内に置かれます。
初めて乗った時はライトタックルを持参していて、中に固定されて置かれてました。
机?椅子?ライブウェル
ただの机や椅子と思うなかれ、これが釣れたGTを活かすためのライブウェルとなるのです!
初めて乗った時は少しびっくりしましたが、この家具?は一石三鳥ですごく便利!
船室
移動時は船室の中の席に座ります。
なぜか、その写真がないので拙いイラストで説明しますが、こんな感じになります。
上記イラストの緑色の席から操船席を写したものがこちらです。
また緑色の席から正面を写したものがこちら。
ベッドルーム
自分でもイラストのセンスがなさすぎて吐きそうなんですが、ご覧いただけると助かります。
船内にはプライベートルーム(勝手に命名)を入れて9つのベッドがあり、先着順で勝手に決めます。
上の段のベッドよりも下の段のベッドの方が若干広いような気もしますが、まぁ大して変わらないのでしょう。
僕は今まで数回乗りましたが、すべて下の段でした。
シャワー室の横のベッドは、寝ているときにシャワーに入る人があまりいないので気になりませんが、トイレの横のベッドは僕はあまりおすすめしません。
まぁ人それぞれなのですが。
普段みることのできない光景がそこにある
Big Dipper(ビッグディッパー)の船である斗南3号についてはここまで!
次回はトカラ列島についての説明とスケジュールについて説明します。
これから、初めてGTに挑戦する方にとって少しでも役に立てば本望です!
Big Dipper(ビッグディッパー)に乗ると、こんな夕焼けや自然と対峙できます。
人の手が届いていない自然に触れると、自分の人生や日頃の生活がいかに小さなものかを感じることができます。
こんな経験は二度とできないと思うことが、東京から少し来るだけで体験できる。
もちろん釣れればもっと幸せですが、この自然と触れ合えるだけでもBig Dipper(ビッグディッパー)に乗る価値があるんだと思う。