祈祷師
長さ背の丈以上ある棒状の道具を用い、「コザカナ」を象った鉄塊を海に投げることで、世の安寧と五穀豊穣を願う儀式を代々おこなってきた祈祷師の末裔です。
この儀式はかつて「ツリ」と呼ばれた採捕手段の所作を模して作られており、人々はそれにより「サカナ」と呼ばれる生物を獲て、時にはそれを食し、時には家族や他者に振る舞い、そして時にはその大きさを誇示し合って生活していたとされます。
今は無と化した海のどこかで、今日も今日とて儀式を行う祈祷師───それが、このわたくしです。
- メインフィールド
沈黙の海
- メインの魚