玉壺 さんの 2023年08月06日のチヌの釣り・釣果情報(静岡県 - 中浜名湖)

今日はyouに深い話をしようと思う。

私は今朝ふとしたことから『幸せ』という字は『辛い』に『一』を足しただけ、ということに気がついた。

『なるほど！辛くて辛くてどうしようもない状況から、歯を食いしばってあと一歩だけ踏み出したところに究極の幸せがあるんだ』と私は全力全開で腑に落ち、いにしえの中国人に対して深い感銘と尊敬の感情を抱いた。

つまり現在の状況が辛ければ辛いほど、あと少しで幸せになれる！
むしろ辛い経験を乗り越えてでしか幸せになれないということである。

私のここ1年間ほどの釣行歴を振り返ってみても『もうダメだ！全くおティヌちゃんが釣れる気がしない！そう思った時が最大のチャンス、あとは上り坂！』という格言が生まれるほど、おティヌちゃんにガン無視され続け、玉壺オリジナルコマセの異臭トラブルや、珍妙な仲間との出会いの連続だったことはyouも御存知のとおりである。

であるならば『幸』の漢字の書き順は、まず『辛』を書き、最後に『一』を足して完成させた方が正解のはずだが、実際には逆の順番である。

不思議に思って調べたところ、中国の昔の罪人が死刑を免れて手かせ(手錠)を付けられた、その手かせの形状が『幸』に似てることが語源であった。
つまり『死ぬよりは手錠をつけられてでも生きていることの方が幸せである』という意味だったのだ。
私はいにしえの中国人の珍考に畏怖の念を抱いた。
しかしなるほど、確かに深い意味では正解である。
『人間にとって最も幸せなこと』それは『生きていられること』であるからだ。

私の持論ではあるが、この世で瞬間最大幸福感を感じている人間は、莫大な資産を持つ○ッグモーターの社長や、○ャニーズ事務所の社長でもなく『3ヶ月間、飲まず食わずで漂流し、死の絶望を乗り越えて生還した直後に、悪魔的にキンキンに冷えてやがるコップ1杯の【お嬢様聖水】を飲んでいる漂流者』だと確信している。
もちろん、子を持つ親となった今では『幸せとは愛する我が子が生きていること』に昇華しているが、生命としてこの世に生きる者として基本は同じである。

つまり『資産がいくらある』や『優秀な人財を沢山抱えている』など他の要素は、この『生きていられる』という絶対的な幸福感からすれば遥かに小さく本質からはかけ離れている。
真に人生を幸福にするには『いかに生きていられる幸福感を感じることができるか？』が重要だ。

現代日本人が不幸な原因は

『生きているのは当たり前』
『もっとお金が欲しいっ！』
『ステラやイグジストが欲しいんですけど、何か？』

と本質的な幸福感を感じられない環境にいるからだろう。

動物園のアニマルさんだって同じだ。

100％衣食住を約束された環境にいるアニマルさんの目は死に、死と隣り合わせのサヴァンナで生きるアニマルさんの目には”生”を感じる。

真に幸福になるには常に『死を意識したライフスタイル』というのがキーワードになってくる。

ことあるごとに【鬼滅の刃、無限列車編】などを見て『悪鬼のいないこの平和な現実世界に感謝する』というのもありだろう。

結局、玉壺は何が言いたいのか？

今宵も『酎次郎のオンザロック』をしこたま飲み過ぎているせいで、自分でもさっきから何を言っているのかちょっとよく分からなくなってきたが、以上を踏まえて私はyouに提言したい。

我々はまだたくさんのチャレンジができる余力のある人間だ！

『幸』の書き順は『辛→一』にしようじゃないか！

そしてその七転八倒を繰り返した果てに、いつしか『生きていられる幸福感』を潜在意識で常に感じることのできる人間に成長していこう！

という激励の言葉で、本日のコラムを締めくくりたい。

本日の釣果

約1年振りっ！
究極の至福をビッコンビッコンと感じさせてくれたサイズのおティヌちゃん　2ぴき

ポンポコポン師範、ハルジオン先生、ご指導ありがとうございました。