キス
キス

今週末は文句なしの晴れ!
息子にサーフかウナギの夜釣りに行こうと誘うと、悩んだ末にサーフがいいとのこと。そ、そうか。まぁ全然いいんだけどね。ちょっとだけ父は酷暑に臆しているだけで。

午前中に用事を済ませて昼前に家を出る。高速を使って鈴鹿方面へ向かうも、長島スパーランド付近で渋滞。三連休だからかー。
目当てではないものの、一応千代崎海岸の様子を覗いてみようかと寄ってみると、海開きにつき釣り禁止?なるほど、そういうパターンもあるのか。更に南下して釣りが可能なエリアまで移動する。

そんなこんなで13時に釣り開始。ほぼ快晴だったが、街中の地獄のような暑さに比べれば、海沿いはひんやりとした風が吹いて圧倒的に過ごしやすかった。

とりあえず石ゴカイを投げて潮の感じなんかを把握しようとすぐに上げてみる。と、良い型のキスがついているではないか。息子の子供竿も上げさせてみるとやや小さいながらもキスが1匹付いてる。あれ?もしかして今日はキスの日なのか?いやでも、キスがいるということはそれを狙ったフィッシュイーターもいるはずで⋯。
数分後にまた上げてみるとキスがダブルヒットで、しかも1匹は齧られて頭だけになっている。こ、これは、YouTubeとかでしか見たことないやつ!?勝利確定演出なのでは?

個人的にキスはとても評価の高い魚だが、今日の私の本命はなんといってもマゴチだった。出来れば50cmオーバー。その可能性がいや増したことをひしひしと実感して、勇んでルアーを投げる。まずは前回使用したヘビキャロ仕掛けに、なるべくキスに似た雰囲気のパワーシャッドの白っぽいやつから始め、ピンク、デルフィンシャッドの暗いカラー等と回したが反応はなし。

その間にも子供竿とリバティクラブサーフの2本で、息子に「両方ともゆっくり5回ずつ巻いてー」「長い方の竿をちょっとゆっくりめに最後まで巻いてみようか」「おぉー。釣れてるねぇ。じゃあクーラーボックスに入れて、餌だけ付けといてー」などと指示を出す。キャスティングは息子の力ではキスのいるポイントまで届かなかったので私が担当したが、あとはだいたいやってくれるので大変助かる。しかしそれでも、キスが針を飲んでしまったり、2~3本針の仕掛けが絡んでしまったりすると私の出番となり、なかなか慌ただしい。

ヘビキャロを封印して、定番のハルウやフリッパー、モンスターショットなども投げるが反応なし。ちなみに巻き方は、ベースはただ巻きで時折ストップ&ゴーやリフト&フォールを混ぜる程度。
さて、次のルアーは何にしようかと考え、そういえば先日私が一番信頼しているオフベイトをAmazonで2種類買ったのを思い出した。まだ使ったことのない腹グロオレンジを新品の箱から出して使うことにした。が、しかし、数投で高切れして消失してしまった。おいおい、嘘だろ⋯。
高切れなんてもうとっくに克服したと思っていたのに⋯。道糸とリーダーの結束が甘かったのか⋯?
再びリーダーを結び直す気にもならず、ヘビキャロのサルカンにPEラインを直結してワームを投げ始める。しかしアタリひとつない。なんかダメな気がしてきた。いや、これはもうダメか⋯。

キス釣りを全て息子に任せていたわけでもなく、 私も定期的に自分で巻いたり餌をつけたりもやっていたが、徐々にその比率が大きくなっていき、ルアーを投げる機会がどんどん少なくなっていった。

「とりあえずキスをたくさん釣ろう。もうフラットフィッシュは夕マヅメに賭けよう」

16時頃にはそんな考えにシフトしていた。
幸いなことにキスは爆釣とはいかないまでも、完全にアタリが途絶えることもなく、ずっとぽつりぽつりと釣れ続け、サイズも時折20cm近い型も混じっていた。
ただ私の古い記憶では、キスのアタリは比較的分かりやすくピクピクっと竿に伝わってきたはずだが、竿先を注視していても先を握ってリールを回していてもはっきりと感じることは稀で、そろそろかなと上げてみると付いているというのが前回同様の感覚であり、その原因はいまいち分かっていない。竿がちょっと固い?

そしていよいよ夕マヅメ近くなり、最後の勝負だと新品のオフベイトのグリーンを箱から出して、道糸にスナップを直結して付けた。正直横着したのもあるが、もし道糸とリーダーの結束方法に問題があるのならむしろこの方が強度が出るはずで、長期的な砂ずりなどによってラインがダメージを受けることはあっても短期的には充分使えるはずだと判断した。

が、1投目で高切れした。
あれー、おっかしいなぁ⋯。なんでだ⋯?
ラインが劣化している?とにかく、失敗した。やっちまった。しかも新品のルアーを、2つも⋯。
マゴチが釣れやすいであろう時期に、確定演出まであって、あとちょっとで夕マヅメだったにも関わらず、私にはもう、これ以上ルアーを投げる気力が湧いてこなかった。本当に。

息子の方はそんなことあんまりというか全然気にしておらず、むしろキスの釣果に大変気を良くしているので、もちろん私の敗北感を伝えて水を差すようなことはしたくなかった。

「今日はよく釣れたねー。さて、丁度石ゴカイも使い切ったし、そろそろ帰ろうか?」そう声をかけて、車に戻る。
陽が落ちた跡の山のうえを茫洋と縁取った淡い光や、それを僅かに反射している川のせせらぎを横目にちらりと見ながら、車内で息子と一緒にジブリやらTHE BLUE HEARTSなんかを歌いながら家へと帰った。

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釣果データ

釣れた日
2023年07月16日 13:50
魚種
キス
サイズ
15.0cm
重さ
匹数
19匹
都道府県
三重県
エリア
白子漁港(三重)
マップの中心は釣果のポイントを示すものではありません。

ルアー

タックル

ロッド
リール
ライン

状況

天気
 35.0℃ 南南西 1.4m/s 1012hPa 
潮位
60.0cm
潮名
大潮
月齢
27.9
水温
水深
タナ(レンジ)

この日の釣行

日時
2023年07月16日 13:00〜18:30
13:00 釣行開始
白子漁港(三重)で釣り開始
18:30 釣行終了

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