自転車と釣りを両立しつつ美味しいものが食べたい。
そう思い立ち向かったのは旧江戸川。
30kmの気軽な(?)サイクリングを終え18時頃釣り座に到着した。
連日の猛暑快晴からドバミミズも掘れず、自転車に載せる最小限の道具立てのため手長海老の現地調達も望めない。
初めて行くポイントゆえに勝手はわからず、ハンガーノック一歩手前でゲンナリしながら釣り開始。
すでに1本目の仕掛け投入までに40分が経過し、夕マヅメを逃していた。
この日は風が強く、魚の反応はイマイチ。
経験上ニゴイやシーバスといった餌取りがやってくるはずだがこれも一向に反応しない。あまりの風に鳴り続ける鈴。
一向に状況が好転しないので周囲の常連さんに声をかけてみる。
「こんばんは、今日は一人で?…風が強い日はだめだね。…あー、あっちで竿出してるの。あそこは釣れないよ。もっとこっちの方がいい。風がない時はこっちで何本(中略)…この辺は20時頃からが時合だけどあそこはからっきしさ。」
まずい、非常にまずい。
よりにもよって常連がこぞって見向きもしない場所に釣り座を構えたらしい。
しかし時計を見るとすでに19:45…
時合を前に移動すべきか?いやしかしすでにここに「場」を設定した手前動くのは…潮も下げ始めて絶好のタイミングだ。だが時合になっても釣れない場所なら意味がないし……。
ウダウダしていると鈴が微かに鳴った。どうせ風だろうと思いつつも竿先を凝視する。
だが後が続かない。ダメか………、いや、違う。この強風の中むしろ不自然なほどに「止まっている」
たっぷりと5分は待っただろうか。
思い切って大合せをいれる。
感じる。確かな生命反応は竿を一気にしならせた。
やけに走る。
ニゴイか?シーバスか?だがそんなことは関係ない。魚が掛かっている。ゴリ巻き一択だ。この際なんだって構わない。
しかし無情にも、中層に達した瞬間にフッと軽くなった。
やっちまった…
急いで仕掛けを回収する。なんにせよ魚は動き出した。手返し、とにかく手返しよく打ち返さなければ。
水面に錘が波を引く。
その真後ろで、水面が爆発した。
思い出したかのような強烈な引き。
グイグイ下に引っ張られるその引きは覚えがある。
ゴリ巻き、とにかくゴリ巻きだ。奴にパワーはあれど、シーバスのようなファイト能力はない。
ぶっこ抜いたのは61cm
満足のサイズ。これだけのサイズがあれば掴み合い甲斐(?)がある。
その後は21:30までに2本の45cmオーバーを2本引っ張りあげ、どちらもリリース。
結局アタリはこの3回のみで、外道にはついぞお目にかからなかった。
周りの人は一向に竿を曲げていない中、余裕の転進。大変気持ちのいいことだ(ゲス顔)
蒲焼はすでに確保している。あとは天ぷらとアルコールがあれば私の人生は完成する…!!
その後は放水路に移動してハゼ釣り。セイゴやらフグに散々仕掛けををメチャクチャにされたり、釣れたハゼの後ろをアカエイが追ってきたりと天ぷら確保には苦労した。
だが、苦労の甲斐あって野望は達成された。
鰻と沙魚の江戸前二色丼。
自転車と釣り、そして夏の江戸川の象徴を腹に収め、満足のいく釣行になった。
釣果データ
マップの中心は釣果のポイントを示すものではありません。- ニホンウナギが釣れる近場の釣果
タックル
- ロッド
- リール
- ライン
状況
- 天気
- 31.0℃ 南 7.5m/s 1004hPa
- 潮位
- 202.0cm
- 潮名
- 中潮
- 月齢
- 17.4
- 水温
- 水深
- タナ(レンジ)
この日の釣行
- 日時
- 2023年08月04日 18:30〜06:00
- 18:30 釣行開始
- 旧江戸川で釣り開始
- 06:00 釣行終了
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