自分、基本的に執着心が薄いというか、人や物への関心が低く、中途半端な世界で常に濁った水中を漂い続けるような人生だった。
そこで突然、芯まで響いてきた『釣り』。水中から顔を出して、青く眩しい空を初めて見たような感覚だった。
初めて一人でやって、仕掛けがからまって何ひとつ満足にできなかったあの日、めげるどころかなぜか「残りの人生はこれに賭けよう」と鮮明に確信したっけ。
だからなのか、今までの反動なのか、我ながら貪欲に、ガツガツいきたくて仕方ない。「私にも、こんな情熱が存在していたのか」と毎度驚く。
なので、様々なシチュエーションで「やり方が分からないからできない」「タックルが無いから」「仕掛けが無いから」「装備が無いから」今その場に居る魚を狙えないのが歯がゆくて歯がゆくて。
結果、マイカーは様々な釣りに対応できる仕様の釣りカーとなってしまったわ。
そんな欲深な私、だいぶ色んな釣りを習得し出したがどうしても未だ踏み込めない釣り場があった。
『サーフ』である。
キス釣りや遠投で餌釣りを少しやってはいたけど、どうやってもそれでは狙えない魚が居る。なのでルアーでの釣りも過去何回かやってみた。
のだけど…
不安要素しかない…!
何が不安かって、「ルアーの選択は?」「キャストの仕方は?(真っ直ぐ飛ばないし距離はこれが正解なの?)」「投げる場所や巻いてくる速度は?」「どのくらいで移動?」「その他私自身の問題点は?」「知らないサーフのマナーとかあるかも?」
…こういった部分をそのままにしたままやり続けるのはやはりしんどくて、サーフからは遠ざかってたのね。でもせっかくならやりたい!狙いたい!サーフでやってる皆さんの迷惑にならないように上手くなりたい!
という事で、今回アングラーズでコメントやアドバイスを頂いている『Naoki(手乗りフィッシュ@静岡)』さんに無理を言って指導をお願いしたのであった。快く引き受けて下さりめっちゃ感謝です!✨
早速色々検分してもらった結果やはり問題だらけで。キャストは身体が開いていて×、力の入れ方、振り出し後の竿の位置の修正、下半身の安定させ方、距離の程度、キャスト時の角度、力み過ぎない、あとサーフでのマナー、リーダーの交換のタイミング、ルアーやワームの選択、波の狙うポイント…一人ではなかなか習得が難しい様々な点を教えて貰えた。半日ほど練習した結果、ようやく狙った方向や距離が出せ始めたわ。ていうか
Naoki(手乗りフィッシュ@静岡)さんのキャストのスピードと距離にたまげたわ…。なんであんなに飛ぶんや…。ごく自然に軽ーくやってるように見えるのに竿先の速度と鋭さを表す音がハンパねえ。弓矢のようだ。すげーなあ。私もとことんやってああ投げたいと思えたひと時であった。
ちなみに練習してたら一度だけ結構大きなアタリがあった。グググっと引きつつ近くまで寄せれたけど手前でバレたーーー!クッ…!絶妙に俺に楽しさを植え付けていくとはニクイねえ…!
という事で新しい釣り場の扉が開けて非常に嬉しい時間だった。とはいえまだまだ隣の人に迷惑を掛けてしまいそうなのでもっと練習しないとだけどね。
Naoki(手乗りフィッシュ@静岡)さん、貴重な時間と様々な経験による知識、ご教授頂いて本当にありがとうございました😭
ちなみにその後はいつも通りの浜名湖ぐるぐる釣行。今回はどこの釣り場もなんか厳しい感じだったなぁ。チヌが湧いてる場所もあったけど食わなかった〜。一応アジが釣れたのでヨシ。
や〜〜〜、ずっと釣りしててえ〜〜〜〜〜〜
釣果データ
マップの中心は釣果のポイントを示すものではありません。タックル
- ロッド
- リール
- ライン
状況
- 天気
- 16.0℃ 北北西 1.4m/s 1013hPa
- 潮位
- 98.9cm
- 潮名
- 中潮
- 月齢
- 19.4
- 水温
- 水深
- タナ(レンジ)
この日の釣行
- 日時
- 2024年04月28日 06:00〜06:00
- 06:00 釣行開始
- 表浜名湖で釣り開始
- 06:00 釣行終了
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昔の表浜名湖の釣果
この釣果の釣り人について
もぐねこ
釣りが好き過ぎる。基本餌釣りたまにルアー。
一人で色んな水辺を彷徨ってるよ。 ↓
少し経緯を説明しておくと、3歳の頃初めて釣り堀でニジマスを釣って、それが凄く楽しかったんでしょうな。脳の奥深くにその想いが刻み込まれ、ずっと釣りをしたいと思ってた。
しかし周りで釣り人は殆ど居ず、居ても変に思われるだろうなと聞きにくく諦め続け。
が、ある日突然「なんで他の人基準で考えてるんだ?自分一人でやれば良いんじゃね?」と稲妻のように気付き。
生まれて初めて釣具屋さんへ一人で乗り込んだ。緊張で商品何も頭に入らず。店員さんに「なんか、なんか釣りたいんですけどどうすれば良いでしょう?」不審者ですみませんホント。
1700円くらいの超初心者用の延べ竿と仕掛けを買い、とりあえず池へ。何をどうしたらいいのか分からないけど必死で準備して投げたら一発目で木に絡まり何も出来ず終了。
けど、その時の「釣りができた!私でもやって良いんだ!」と物凄い興奮と共に心底喜びが湧いてきた。
その後は色んな人に聞きながらやりながら『自分の釣りとは』を探り続けてます。
って全然少しじゃないな。