イナダ
イナダ
イナダ

※今回は2部構成となっております。

可能な方は序章からお読みいただけると、より状況がわかるようになっております。

今日は外道祭の巻 最終章。

沖にベイトの群れが黒々とみえている。上げ潮に望みをかける。ベイトの群れは夕まずめまでには接岸してくるはずだ。

上げ五分あたりで沖にナブラ発生。
イワシの群れが戻って来たようだ。
その群れに何者かが襲撃を開始している。

突如、波打ち際にイワシが大量に打ち上がる。
地元のおじいがイワシを確保するために走り出す。
泳がせてシーバスを狙うようだ。

おじいが泳がせて、並んで自分がルアーキャスト。

おじいが繰り出すイワシにシーバスが襲いかかり、ボイルがバシバシ出る。
フッコ、セイゴが釣り上がる。

自分はジグにもプラグにもワームにも食って来ない。
あの常連さんのワームには連発したのに?

おじいの仲間がおっしゃる。

やっぱ、生きエサが最強だなぁ…。

ぜってールアーで釣ってやる!

いよいよ陽が傾き、おじいの応援団が帰り始める。
おじいのイワシにはセイゴが盛んにアタックするが、サイズが小さくて食い切らないようだ。

またしてもイワシが打ち上がり、おじいがエサの補充に走る。

その時であった。

100メートル先の潮目にナブラが立ったのである。
本日最後のチャンス到来。

ルアー選択は?

そう、プラグとワームのハイブリッド

シマノのメタルドライブである。

ワームとプラグに反応しないなら、その両方を兼ね備えたルアーを投げれば良いのだ。

この時は釣れないルアーの倍がけで効果マイナス200%の最悪選択だったかもしれない事には気づく筈もなかった…。

ナブラは幸運にも自分に近づいており、射程距離の80メートルに迫った。
この瞬間をものにしなければ!

狙い澄ました一撃はナブラの進行方向にシンクロして落下し、メタルドライブは逃げ回るイワシの群れの先頭から最後尾へと、見事に逃げ遅れたのであった。

着水と同時のリトリーブの数回転後、ズシリと重いバイトがあり、マルハチが弧を描く。

トルクフルな引き。

シーバス?

突堤からタモ無しで挑んでいるので相手に主導権は渡せない。
とにかくガン巻きで寄せていく。
足元に潜られたらストラクチャーに擦られてラインブレイクだ。

魚体がついに現れる。
海中を走る白い体には、黄色のストライプと黄色の尾鰭。

掛かったのはショア初のイナダでした。

うまいこと突堤を引き回す事ができ、サーフへ引きずり上げました。

最高の外道降臨です。

釣りを始めた年に、全く同じ場所で、同じシチュエーションになり、コノシロを掴まされていました。

ショアからの青物に出会わせてもらえて幸せな日になりました。

ネッサ1008、19バンキッシュ、強かった。
そして喰わせたルアーはネッサのメタルドライブ。手持ちのサーフタックル揃い踏み。シマノ派としては感無量であります。

52センチのイナダ。
腹パンパンのグラマーでした。

腹の中、イワシ30匹くらいは軽く食ってますね。
記録のために写真付きですが、内臓苦手な方は見ないでください。

さて、泳がせのおじい、僕のサカナを見て一瞬でルアーに切り替えて、同サイズのイナダを2本獲りました。

地元のおじい

恐るべし。

結局、最後までサーフに残った我々2人が粘り勝ち。

何か確信を抱いていたらしい地元のおじい。最後は波打ち際を2人で歩きながら経験談に花が咲き、東京湾は闇に包まれていくのであった…。

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釣果データ

釣れた日
2023年04月24日 17:49
魚種
ブリ > ブリ > イナダ
サイズ
52.0cm
重さ
匹数
1匹
都道府県
千葉県
エリア
東京湾
マップの中心は釣果のポイントを示すものではありません。
イナダが釣れる近場の釣果

イナダ × 千葉県

イナダ × 東京湾

状況

天気
 13.0℃ 東南東 3.6m/s 1022hPa 
潮位
103.2cm
潮名
中潮
月齢
3.9
水温
水深
タナ(レンジ)

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この釣果の釣り人について

広瀬中佐

 川に入っているシーバスのうち、97パーセントがメスだそうです。ダメージを与え過ぎたシーバス以外はリリースしたいものです。

 釣り資源について関心を持ってフィールドに立ちますが、極端な保護思想は持ちません。増えているサカナは積極的に食べています。

 どのジャンルにおいても、「ライトスタッフ 正しい資質」が我々人間には求めてられています。釣りもその人の生き方が現れます。生命をかけて釣り人と対峙するサカナに対して、恥ずかしくない姿勢で向き合いたい。
共感される方と繋がりたいと思っていますので、気楽にお声掛けください。

釣りレポはブログ風味で書きます。長くなることもありますが、各回コメントに目を通していただければ幸せです。

 凝り性なので絶対ハマるであろう釣りには手を出すまい、と思いつつ、娘の彼氏の影響でついに手を出してしまった。

 サーフからヒラメ、マゴチを獲るのが当面の目標。
 ルアーフィッシングの理解を深めるためにスズキ釣りにもフォーカスしていますが、2022年からはほぼシーバスアングラー化しています。
 2023年中に通算100シーバスに到達し、初心者脱出を目論んでいます。ありがたいことに、2023年12月6日、100シーバスを通過、2024年9月21日、通算200シーバスに到達する事ができました。今後はもう少し深く釣りを展開したいと思っています。
 
 サカナを獲ることばかりではなく、サカナとどう関わって行くのが良いのか、悩みながら釣りをしています。

 ちょい投げでゆる〜くシロギス、ハゼもやります。

 実のところ、本性は山男です。


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