ジミゴロウとゆかいな海のいきもの釣り紀行 さんの 2023年09月09日のカニの釣り・釣果情報(福島県 - 中之作港)

「定番・安定のカニです❗なかなかの引きを楽しませてくれるんですが、やっぱり魚釣らないといけないですよね～、いやあ参りました❗よく釣れるんですが、僕はね、最近まで食べれないと思って全てリリースしてましたが、食べれるんですね❗今度は味噌汁に入れてカニ汁にして頂いてみたいですねえ❗もうワクワクが止まりませんね‼️」

↓故・柳生博さん風ナレーション↓
ショウジンガニです。
ショウジンガニ（精進蟹 Plagusia dentipes）は、エビ目・カニ下目・イワガニ科に分類されるカニの一種です。外洋に面した岩礁海岸に生息するカニです。
甲幅は最大で6cmほどです。全身が濃い赤褐色で、がっしりした体型です。甲羅の表面は短い毛が密生していて、横にはノコギリの歯のようなとげが4本並んでいます。鋏脚は左右が同じ大きさで、小さないぼ状突起が点線状にたくさん並んでいます。一番前の歩脚は短いが、2番目と3番目は甲幅よりも長いです。各歩脚の長節にも前向きのとげが並んでいます。
太平洋西部の熱帯域から温帯域に広く分布し、日本でも東北地方以南の沿岸で見られます。
外洋に面した岩礁海岸の、水面下から水深20mくらいまでに生息しています。水質の悪化には弱く、波に洗われる磯を好みます。また、水面上にはあまり出ません。
岩のすき間にひそんだり、岩の上を素早く走り回ったりして生活しています。食性は雑食性で、海藻や小動物などを食べます。一方、捕食者はイシダイ、ウツボ、タコなどです。
動きは素早いですが単純で、捕獲はしやすいです。体の割にはハサミは発達せず、同じ環境に住むイシガニなどに比べるとはさむ力も強くありません。
タモ網やイセエビ用の網などで漁獲され、焼き物や味噌汁などで食用にもなります。また、適度な水質を保ち、夏場の水温上昇を抑えれば水槽での飼育もできます。ショウジンガニが滑るように動くさまには迫力があります。
ショウジンガニです。