こんにちわ、ANGLERS藤井です。
この話は前提として、GT、ヒラマサ、マグロなどのオフショアキャスティングゲームのことをビッグゲームと勝手に命名して話を進めていきます。
ブラックバスしかやってこなかった人がビッグゲームに挑戦したときにつまずいた話を少しずつ書いていきますね。
今回はフックの話。
フックが付いていない
バスフィッシングに使われているハードルアーは、ほぼルアーにフックが付いている状態で販売されています。
その付いているフックは、メーカーさんがテストをして選ばれたベストなフックです。
ただ、ビッグゲームに使われているルアーに関しては、ほぼフックが付いていません。
自分でつけろと言うことか。初めてのときはかなりびっくりしました。
この話を聞いたときにみなさんは【買ってつければいいじゃん】と思うかもしれません。
ただ、どこのメーカーの何番をつければいいの?ってなるのです。
ご存知の方も多いかと思いますが、下の画像のようにメーカーによってはフックサイズも重さも全く違います。
例えば、A社の5/0サイズとB社の5/0サイズは全くの別物になるのです。どれがいいんじゃ!!
一部のメーカーさんは、購入時に一緒に入っている説明書きに〇〇社の5/0を推奨と記載があるのですが、ないメーカーも全然あります。
メーカーさんがテストに使ったフックを記載してほしいと心から思います。
自分でテストを行う
フックがないとなるとフックを買わなければなりません。
しかもどのフックを買えば良いのかわかりません。
とりあえず、はじめのうちはいろんな人に聞いて最も意見の多かったオーナーばりさんの【ST-66】を試しました。
ただ、問題があります。
ブラックバスと違って『釣りに行ってくる』と簡単にはできないのです。
ビッグゲームにおけるどの魚種も、離島に住んでいない限りは簡単に釣りにはいけません。
その結果、近くの海や湖にいきまして全然違う環境でテストするしかありません。
白い目で見られることがある
明らかに場違いです。
邪魔にならないところで、家族連れがサビキを落としている堤防などで明らかにおかしい大きさのルアーをガンガン投げている。
知らない人から何が釣れるんですか?と声を掛けられても、マグロやGTとは言えず。明らかに不審者扱いです。
ただそれでもテストをしていると微妙な差がわかるんです。
こっちのフックの方が泳ぎがブレないなとか、浮き上がり速度が違うなとか。
そんな感覚的なものでフックを取り付けます。ベストなのかは今でもわかっていません。
結局、使っているフックは
結果、色々散財して僕がよく使うフックをここに書きます。
あくまでも今現在僕が使っているフックであり、これから変わる可能性があります。
また前提として、トレブルフックのみを記載しています。
シングルフックも使うのですが、状況やルアーに応じての使い分けを書くと今回の内容がかなり膨れるので割愛しました。
また今度の機会に説明します。
ちなみにフック選びの僕のポイントは
『伸びない、折れない』
『のりやすい』
『ルアーに傷がつきにくい』
『気軽に購入できる』
この4点です。
伸びない、折れないは当たり前ですが、ルアーに傷がつきにくいとは、使っているとどうしても下の画像のようにフックサークルができます。
ただ、中にはできにくいものがあります。
これが結構重要で、バルサなどの木材で作成されているルアーが結構多いので、フックサークルにおける傷によっては、修復が難しいときがあるためです。
またフックにとってもよくありません。フックポイント(針先)が丸まってしまう可能性があるためです。
オーナーばり『ST-66』『STBL-66』
すごく有名だと思います。
使っている人もたくさんいらっしゃると思います。
このフックは、比較的売っている店が多く、そこまで高くないです。
ちなみにSTBLの『BL』はバーブレスのことなので、GTを狙うときにはSTBL-66に交換しています。
がまかつ『GTレコーダー』
このフックの特徴は、針先が内側を向いていること、また圧倒的に強いことです。
内側に向いていると他の針に比べてフックサークルができにくいです。
よくフックポイントが内側のためにフッキングしにくいのでは?と言われますが、今の所そのようなことに遭遇したことがありません。
欠点は、他のフックより割高なので一瞬、高いなと頭によぎることです。
BKK『GT-REX』
2019年度あたりから関西をメインに販売されている中国のメーカーさんです。
僕は2020年春に友人に教えてもらい、関東のプロショップで発見しました。
まだ1回しか使用していませんが、今の所は特に問題なく使えています。
デザインムラが少なく、フックにサイズ等を書きやすいのでかなり重宝しています。
あと値段が少し安いと思います。
バスの常識、ビッグゲームの非常識
今回はフックの話でした。
釣りにおいて最も重要な要素でもあるフックこそ良いもの、安心できるものを買ってください。
またルアー以上にフックは状態を見極める必要があります。
トップ画像のようにサビてしまったら直ぐに交換したほうが良いです。
針先やサビなどは、折れやフックアウトにつながります。
そんな状態になっていたら、即交換が必須です。
状態を見極めて、最高の出会いに備えてくださいね。
この話を読んでビッグゲームユーザーが少しでも増えてくれると助かります。