どうもこんにちわ、t.onumaと申します。
オフショアゲームを本格的に始めて4年目、東京湾と相模湾をホームにしつつ、年に何回かは遠征に出かける、ルアーフィッシング中心の釣り人生を過ごしています。偉そうに語る時も多々ありますが、まだまだ駆け出しで、だいぶへたくそだったりしますので、話半分で聞いてくださいね。
今回は、ちょい遠征のヒラメジギングの実釣編です。
果たして座布団は何枚集まったのか。あるいはまさかのボウ(ry。。。ではどうぞよろしくお願いします。
また、昨今の世相を鑑み、釣行にあたっては以下の点に注意して臨んでおります。
・釣行の前後1週間は不要不急の外出を避け、必要不可欠な場合以外は対面での会話を避ける
・移動の際、極力、車の同乗は避ける。止むを得ず同乗する場合は、マスク着用の上、小まめな換気を実施する
・釣行の道中、飲食店での休憩は原則禁止。コンビニでの買い物の際もマスク着用、手の消毒は必須
・釣行中、同船者とは極力距離を置き、会話は控える。小まめな手の消毒を行う
自粛すべき点は自粛し、適切な行動を心がけております。
決して移動を推奨するものではなく、特定の時期の釣れ方について、後日参考となる記録を残すことを第一目的とした釣行であることをご理解いただけますと幸いです。
開始直後にわかったこと
かれこれ3回目ですので、手慣れている、というか、釣れる仮説は既に明確かと思います。あとはそれらを検証するのみですね。
行く前は浅はかにもそう思っていました。さて、どうなることでしょう。
当日、準備万端で集合し出航です。そして30分ほどでポイントに到着。
出航前は意気揚々というか「まぁ、そうね、総水揚げ量で20kgもあればいいですかな、先生」などと、同行者と軽口を叩きながらタカをくくって臨んだわけです。あとは釣るだけ、むしろ釣った後の処置をスピーディかつ滞りなく進めたい、そう思っていました。取らぬ狸の。。。ですね。
そうなるとどうなるか、どうなると思います?これは経験している人も多いでしょうし、歴史が証明しているかと思うのですが、出だしは奮わなくなります。
そして下手するとボウズです。こういうジンクスって結構ありません?直前に「釣ってくるからあげるよ」とか言う時に限って釣れないやつ。なんでなのでしょうね。。。
今回、総勢10名くらいの乗り合い船でした。ルアーはぼくのみです。始まってすぐ、餌チームはぼちぼち釣り上げ初めていますが、なんと申しましょうか、勢いが弱い気がします。
エサ軍団を傍目に、こちらも始めます。まずはイケそうな気がしてならないグルカナイフからですね。投下し数回ジャークし動きを確認します。なるほど、こういう感じね。
と、わかった気がしたところで、アクションをつけ何回かジャーク&フォールを繰り返しますが無反応です。シミュレーションでは既に釣れているはずなので、不安というか、怯えにも似た感情が発芽したことに気づかされます。
そうか、ダメだったか。。。
とはいえ、最初の流しで早々に釣れたことってそんなにないので、まぁ慌てるような話でもありません。次の流しでは必釣!と行きたいものですね。なので、必殺のトウキチロウ120gを投下しますが。。。
釣れないと人はどうなるか
ところで、がんにかかると人間心理はこうした動きをするようです。がん以外でも失恋なんかでもそうでしょう。
非常にストレスフルな局面においては、直面している事実を、認めようあるいは認めなければならないといった心理と、認めたくない忘れたい、といった心理のせめぎ合いの中、受容と否認を繰り返すようですね。非常に示唆に富みます。
これをジギングに当てはめるとどうなるか。ここ数年、毎年50-100程度の症例を見てきた経験に当てはめると以下のようになるでしょうか。
なのでタイラバを始めます。「コツン」というバイトはありますが、経験上このバイトはダメなバイトです。完全な小魚のバイト。バイトというか単にぶつかってきてるだけかも。。。
そこで新たな疑惑が生まれます。これは潮がいまいちなパターンではないか?と。
そうでもない。まもなく底。動き自体は悪くない。
干満というよりかは、入ったポイントの個別事象なのでしょうかね。釣れなくはない、実際エサではそこそこ釣れている、だがジグは。。。という、悪いのは全てわたし的な置いてきぼり感満載の過酷な展開です。
今年はジグよりはエサが好調、という話を聞いてはいましたし、そもそも予定していた11、12もジグはイマイチだった、という話も聞いてはいたものの、こりゃひどい展開です。あたりがありません。
だってこれですよ。魚がいたらどんな時も釣れるかぶら針追加のジグを使っててこれなんですよ。
やぁ、困った。ちょっと休憩すっか。。。誰かオキアミもってないかな。。。
ここまでで既に3時間ほどは経過していたでしょうか。はたと座り込み、考えてる風を装いながら思考停止し、底を切ってから、リーリングせず、なげやりな感じでジグをパタパタジャークさせておりますと、唐突にヒットします。おやまぁ。。。
今回、マックス20kg程度でも戦えるようにドラグは素手で締め込める限界まで強くしております。たぶん6kgくらい。それでもたまにチリチリ滑らせながら上がってきます。なんでしょうね??
ヒラメでした。雨のためレンズが濡れてますね。微妙なソフトフォーカスです。
4.1kgですかね。サイズは70あるなしくらいだったかと思います。小座布団ですね。子供用です。
ルアーはシークレットレクターの170g、ゴーストゼブラグロー。フックはオルルド釣り具のものでした。
一撃で伸びてますね。たかだか4kg程度で伸びるって何用の針だったのでしょう。
新たなユートピアを求めて
そして考えます。これは、なんなんでしょう、どういう状況なのでしょう、と。
ってことでしょうかね。ようやくヒントが見つかったのか?ということで全く同じ動かし方で次の流しもやりましたが沈黙。サイレンス。
ここで再度心理変化を見てみます。
「釣れない」という状況を認識し、幾つか意思決定を重ねながら納竿に向かうわけですが、これを見るに「A地点」というのは結構なターニングポイントかと思います。「釣れない」という状況を打破するための努力が最大化されている状態ではないでしょうか。
ちなみに既に500gくらいのより強いジグは使っていますし、タイラバもやっております。
また、冷凍イワシやアジ泳がせでやっているエサチームからの情報でわかっているのは、バイトまでの動きはごくゆっくり、バイトが発生したらさらにゆっくり、という誘い方。まぁ当たり前ですかね、ヒラメ釣りにしてみれば。
ここから想像できるのは
というもの。これはジギングという境界線ばかりか、ルアーフィッシングというジャンルすら相当に逸脱しかけている何かです。グルカナイフの時点で結構オキテ破りな気もしますが、やらなきゃいけないかもしれません。でも、さすがにプラスチックミノーとかは持っておりません。
あとやっていないのは生エサとキャスティングくらいですね。ですので、まずはやりたくはありませんでしたが、比較的生エサに近い動きを演出できそうな、てんびんワームを試してみます。
そうか、君もダメだったか。。。
最終手段の結果
そうしたわけで、残るはキャスティングですね。
7月の知床、アゲインストなコンディションの中、キャストで釣っていた友人を見ておりましたので、念のためにキャスティングタックルを準備しておりました。そしていつもこんなものを持ち歩いております。
漁具の聖地(?)である高知県の林漁具さんのインチクと自作タコベイト。発光ビーズの数が必死すぎて笑いを通り越し恐ろしさすら感じます。
これを30-40mほどキャストし、リフト&フォールする作戦です。すると即バイト。どうなってるんでしょう。
1枚目よりはこぶりな小座布団。3kgと少し。
出航からかれこれ6時間ほど経過し、360分もの時間を使ってようやく答えに辿り着けたのでしょうか。この後も1キャスト複数バイトが続きます。乗らないけど。
そしてあるキャストで回収モードに入ると再度ヒット。魚体自体は軽いくせにやたら引きます。船長も寄ってきまして「でもこれヒラメっぽくなくね?」等言ってきます。はい、そう思います。
やっぱり違いました。
その後もバイトは続きますが、乗り切らず、乗せきれず、を繰り返し、最後の流しで再びヒット。ヒラメっぽくはない何かはホウボウでした。まぁがっかり感があるわけですね。狙うとそうでもないけど、大抵釣れますので。
一方で同船者はホウボウが好物らしく色めき立ちましたが、こちとらがっかり感は結構なもの。まぁあれです、いい感じに引き上げようとして、タモ入れを待たずに引き抜こうとしたら船べりリリースでした。
この針もオルルド釣り具ですもの。古いし伸びやすいですね。
以上、お疲れ様でしたー!!
まとめ・今回気づいたこと
最後までお付き合い頂きありがとうございます。そしてあいかわらず下手くそですみません。これでも一生懸命やってるんですけどね。。。
以下、今回気づいたこと、などです。引き続きどうぞよろしくお願いします。
・ジグ不発。今年はダメかもね。来月どうしようかな。。。
・500g勢はスパイナローを数回試したのみ。マニアフェローズは硬いので使い方を開発しないとうまくいかないです。練習あるのみ、と思っていたら、片付けしている最中にガイドをぶっ壊してしまいしばらく入院です
・てんびんxミノーを次回試してみます。こうなってきますといよいよ釣りのスタイルが鵺のような、キメラのような、形容しがたく現状の常識では説明できないスタイルになってきております
・ところでフライフィッシングというのは「格好が全て」と友人は言い切っていました。身につけているものがかっこよければ、あとはどうでもいい、と。なんなら釣りすらしなくてもいい、的な、なかなか振り切った意見で納得感があります
・一方、ルアーフィッシングですが、タックルやルアーが優勢というか、ある程度のレギュレーションの範疇での遊びな気がします。ジギング、というお題目がある中でタイラバやインチクで釣るのは如何なものか、という物言いがつく感じ
・他の釣りに目を向けまして、例えばシーバスの場合、バスルアーを使うのは許容範囲ですが、CBONEとかのオフショアルアーを使うのにはなぜか抵抗感があります。メーカーが設定した範疇の埒外にあるものを工夫して使って成果をあげてもそれは「なんか違うんじゃない?」感が残ります
・毎度思うのですが、釣りをしに来た、というのであれば手法はなんでもいいのですが、ジギングをしに来たのにタイラバやらインチクやらで釣るのはなかなか釈然と釣れなくて、でも頑張ってる、そう思うたびに「努力するのは人として当然、成果を出して一人前」という昔の上司の叱咤激励を思い出します。次こそは、こんどこそは。。。
t.onumaと申します。
オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。
オフショアを始めてみたい方のために、初心者が気になるところをお伝えしていこうと思います。