用意したものやどの辺りに行ったのかなどは準備編を御覧ください。
このマガジンは、当日の十和田湖釣行について書いています。
結論から言ってしまうと素晴らしい魚を目の前でバラしました。
そしてそのときの景色は今でも夢の中に出てきます。あー悔しい。
足元にヒメマスなんていない
当日は、飛行機の関係で十和田湖に着いたのは昼過ぎの13時ごろでした。
青森空港からレンタカーを借りて、そのまま十和田湖に直行しました。
10/2は平日だったのですがそれでもたくさんの人がヒメマスを狙っていましたね。
初めに入った場所はこんなエリアでした。(場所の特定は良いことではありませんので、イメージで表現します)
絵心なくて申し訳ない。
読んでいる人はこれでイメージつくのでしょうか。
当初聞いていた、【足元にヒメマスはたくさんいる】なんてことは全くありません。
そもそも、初めのうちはヒメマスを見つけることすらできませんでした。
水はとてもキレイで水深5mなら余裕で底が見れる感じ。
ただ、水温は18.2度。
僕が普段行く渓流よりも圧倒的に水温が高い!!
そのとき、釣り場で水中動画を撮影したので御覧ください。
今回、この場所で釣果をあげることになりましたが、その方法はジグを使った遠投でした。
ウルトラライトショアジギング
サイトフィッシングでは釣れない(釣れないというかそもそもいない)ため、沖を打つしかない。
メインはスピニング。
ベイトでもできなくはないですが、圧倒的に飛ぶのはスピニングだったので、この釣りではベイトはほぼ使いませんでした。
ちなみに、持っていったタックルについては準備編を見てくてださいね。
とりあえず、一番遠くに飛ばせる場所(●の位置)に行き、そこからポイント(★の位置)を狙っていました。
釣り方は主に、『ボトムバンプ』か『ボトムをゆっくりただ巻き』の2パターン。
どちらにせよやっているのはブラインドの釣り。
聞いていた釣りとは全く違う。
そもそも聞いていたのは、
『サイトでの釣りが大半ですが、サイトの魚はスレている場合が多いです。』
『もしサイトで釣れなかったら、沖にあるブレイクにいる魚を狙いましょう。』
と、沖の魚は最終手段的な話でした。
まさか、はるばる遠くから釣りにきたのに数分で最終手段を使うとは、考えてもいませんでした。
ボトムを打っていて思うのは、その水深です。
スピニングリールに巻いたPEラインは70mでした。
★の位置まで狙うと、PEラインがすべて出て下糸まで使っていました。
経験から飛距離は50mぐらいだと思ったので、水深20m前後と判断しました。
もしかしたら水深はもっとあったかも。だいたい、ボトムまでのカウントは25秒ほどでしたね。
全く当たりがない
沖に投げたからと言って簡単に釣れるわけもなく、釣れるのはウィードと倒木のみ。
それでもたまに当たりらしき魚のお触り?があるから、適度に集中して釣りをすることができます。
そんな釣りを1時間ぐらいやっていたとき、普通に明確な当たりが。
そこから合計3本、数分間にトントンとキャッチ!
うーん。。。。聞いていたのと違う。
ただ、それでも釣れたから良かった。
ちなみに釣れたルアーはすべて、ダイワのシルバークリークジグ秋姫12gのアカキンヤマメです。
この後、殉職されましたけども。
セッパリのオスをバラす
3本釣れたときに頭の中で考えていたのは、釣れた当たり以外の変なお触りは何なのかということ。
ラインに何かが触れたのとは違う。
生命感のあるなにかがルアーを触る。
ただ針がかりはしない。
そこで考えたのは、放置したら釣れるのではないかということ。
元々聞いていた話では、威嚇で口を使うことの多いヒメマス。
ルアーが離れてしまうことで、途中で追わなくなる。
ならば、その場所で放置していたら口を使わざると得ないのでは?と仮説を立てました。
その時は十和田湖にヒメマスを釣りに来てるのに、頭の中では琵琶湖でバスを釣っている気分になっていました。
ジグでは放置できない。
放置するにはサスペンドミノーしかない。
ただ、サスペンドミノーだとそこまで飛ばないし、もし飛んでも沈まない。
『飛んで、沈んで、水中では浮いている。』
どうすればいいか。
考えた結果、変なリグを作っていました。
ヘビダン仕様フローティングミノー
イメージはこんな感じです。
ヘビダンかヘビキャロがベストだと思ったわけです。
シンカーは10g前後しかないのでヘビーではありませんが、もう投げて放置しておこうと。
かなりわかりにくい画像ですが、そのときのリグがこちらです。
このリグで釣りをはじめて10分後に魚が釣れるわけですが、なんと手元でバラすという失態。
そのときの様子がわかるのがTwitterにありました。
その時の魚は、ヒメマスのオスで紅色のセッパリ。
推定水深20mから上がってくるときに、精子を出しながら上がってきました。
そのときの光景は、未だに頭から離れません。
なによりも、隣りにいた仲良くなった釣り人が、『おおおおおおーーーセッパリ!!凄い魚!』と上がってきたときに言っていて、ランディングでバラしたときに叫んでいたのが今でも印象的。
僕より興奮していて、僕がバラしたことに後悔していました。
釣ったの僕なのに。
あの魚には二度と出会わない
バラした時は全く後悔なんてしてなく、また釣ればいいやと気楽に考えていましたが、次の日(2020/10/3)は土曜のために人が多く、自分の思ったポイントには入れませんでした。
そのためにとりあえず足で稼ごうと思い、かなりの距離を移動しましたがあたりすら全くなく。
2日目はまったくのノーバイト。
まさに完全試合をされた気分。
実は3日目は予想外の天候で釣りにならず。
また、昼過ぎの飛行機の便だったので釣りすらしていません。
結果、初日の魚のみで終わってしまった十和田湖釣行なのですが、僕の中である程度確立したことがあります。
たった1回(3日)だけの釣りで何がわかるんやと自分でも思いますが、それでも釣り人なのである程度の仮説を考えてしまう。
次回は、釣り終わった後だからこそわかる十和田湖のヒメマスについての考察を書きたいと思います。
今年もしくは来年、十和田湖にいってみたいと思った方に少しでも参考になればと思います。
では、また!!