どうもこんにちわ、t.onumaと申します。
東京湾、相模湾でのオフショアゲームをメインにしつつ、年に何回かは遠征に出かけたりする、ルアーフィッシング中心の釣り人生を過ごしていますが、基本、ヘタクソです。
今回は釣行記、僕にとっての憧れの魚、クエのジギングです。準備編と実釣編の二回にわけてお送りします。どうぞよろしくお願いします。
クエ、とは?
オフショアキャスティングであればGTやクロマグロ、バス専門の方であれば70upといったように、釣りをする方であれば誰しも「いつかはこんなの釣ってみたい」という目標の一つや二つはあるのではないでしょうか?
そこまで明確ではなくとも、茫洋とした憧憬、あるいは気づいていない願望もあるかと思います。ぼくにとって後者よりな憧れがクエでした。ぼくの夢の魚、です。なぜかチャレンジしようというスイッチはこれまで入っておりませんでしたが、いつかは釣ってみたい魚です。というかたらふく食べてみたい。
そしてクエですが、ご存知の通りマハタ属の大型魚です。
大きいもので体長は1mを、体重は50kgを超える魚です。
関東ではモロコ、九州ではアラと呼ばれ、漢字では九絵、垢穢と記されます。アカとヨゴレって結構ヒドい。。。w
玄界灘、五島列島あたりではそこそこ釣りやすいようですが、関東ではあまり聞きませんし、周囲で狙っている人も滅多に見ません。ヒラマサと並んで磯の王者、みたいな印象はあるんですけどね。
関東では盛んではないのが主な要因なのでしょうか、ぼくの釣り仲間は、ほぼルアーな皆様で、わざわざクエを狙う人は皆無です。
皆無です、というか皆無でした、今回までは。
釣行に至るまで
今年の目標として、「ホウキハタを釣る」というのがあります。もちろん、未達成ですので引き続き頑張ります。
出自:https://zukan.com/fish/internal208
模様がスタイリッシュですよね。
そしてホウキハタなのですが、外房、相模湾の一部なんかでも釣れますが、やはり伊豆周辺がいいようで、5月に南伊豆の手石港から出船したことがありました。
もちろん、空振りでした。
ずっとリベンジしたいな、と思っておりましたが、夏になり船宿もキハダ狙いにシフトしているのか、ジギングでの出船は少ない模様。そのため、行くとなると乗り合いではなく仕立てになるので、企画するのに二の足を踏んでおりました。
そんな折、友人が「神子元島でモロコやりてーっす!!」と元気よくLINEしてきたのです。飛んで火にいる、的な要望ですね。フッキングしたらな!!
なので5月にお世話になった、手石港のもき丸さんにGO、と相成りました。
いいふねですよ。綺麗だし、船長は優しいです。
が、その友人「え?泳がせですよね?そんなの当たり前ですよね?」と。。。前回はホウキハタ狙いでウキウキしていたら、同船者たちが「イワシ泳がせやりたい」と言い始め、結局ルアーなのか泳がせなのかよくわからないちゃんぽんな釣行になり不発。
今回も前回同様、若干嫌な予感もしますけれど、とりあえずジギングで行ってみます。
そうしたわけで、モロコ関係の皆様に失礼がなきよう、今回は準備をいつも以上に入念に行いました。
準備編
これまで見聞きしてきたウワサを元に準備を進めました。
まず、前回ロストしてしまったなまらスローの450gを配備です。まぁヒラメ用に配備したんですけどね。。。
で、これだけでやめとけばよかったのですが、ある日、釣りが中止になった影響で渓流に行かねばならなくなり、その帰りに寄った長谷川釣具店で「つい」スパイナローの500gを調達。針も買ったよ。でっかいやつね。
そんでここでやめとけばよかったのですが、「モロコなら強い竿無いと不安だな。。。」といつもの心配な気持ちが頭をもたげてきます。そしてつい。。。
46をヤフーショッピングにて注文。
で、ここから一悶着というか少々波乱がありました。
購入したお店、土日と火曜が休み、土日に注文したもので、月曜に発送されないと火曜か水曜に届かないのですね。そんで釣りは木曜、と。
フィッシング「サポート」という店名がいいですね。
そこで緊急架電です。電話嫌いだけど。そして聞いたところ、「メーカー取り寄せになる、水曜までに来るかは微妙」と。なんとも困った展開。
ないならないでいい、っていうかそもそも釣れるかどうかすら怪しいのだから、どっちかというとなくていいんですが、「水曜の時点であるかどうか教えてくれ、最悪取りにいく」と間違って伝えてしまい、とりあえず待つことに。
すると、発送間に合わなかったら逆に「最悪持ってくよ」とありがたい提案。ほんとに?なんていい人なんでしょう。世の中捨てたもんじゃないですね。
そして水曜まで忘れようとしていたら、すぐに再び電話があり「メーカーになかった、すまん。。。」と。
あら残念、と思ったら「中古ならあるよ」、「LINEで画像おくろっか?」と畳み掛けてご提案頂けましたし、せっかくなので見に行くことにしました。
入店し、まず驚いたのは大量のディープライナーのジグ。
若い店主さんで、「決算前なのでこれでも少ないんですよ」とのこと。もともとは大手の量販店で働いていたらしく、ジグを使った釣りはすべて経験されてそうな話ぶりで頼りになります。
マニアフェローズに至る経緯を説明すると、いろいろ教えてもらえました。ありがとうございます。
もともと注文していた46も、モロコには少し過剰な話の模様。実はマニアフェローズよりもモロコならロジカルの8とか9の方が、みたいな話もありましたが、結局は48を購入。
のみならず、ラインやフックのセッティングについて、ジグについてもスパイ、スパイファイブ、スパイナロー、スパイコブラの違いなんかもわかりやすく教えてくださり、ハタ系をやるならスパイファイブよりもコブラの方が良さげ。
グロースさん、店主の小山さんの人柄はもちろんのこと、品揃えが異常に充実してます、繰り返しちゃいますけれど。ディープライナー嫌いな人はあれですが、ディープジギングや大物ジギングやる人は一度行ってみるといいですよ。
そして新たに配備したもの一覧です。
・なまらスローチューン450g
グロー塗料の劣化でしょうか?色合いが結構バラツキある
・スパイナロー500g
・スパイコブラ500g
なげーし。
・長谷川釣具店オリジナルフック
でけーし。
・マニアフェローズ48
なぜここでセパレート??
マニアフェローズはこの先何回使うの?とか本当に釣れるの?とかは考えないようにしましょうね。了解です。
そして、未だにフックセッティングは諦めきれません。以前考えた「リアフックをとても長くするとフッキング範囲が広がるのでは?」仮説はよくよく考えると無意味。
リアフックが長くなればジグからそれだけ離れちゃうもんね。
ある程度の長さにしておけばきっといいのですが、それにしてもつけてるだけで間違いなく釣れる魔法のフックは欲しい。
なので試しにケイムラコーティングしてみることにしました。結果はどうなるか。
コーティングすると硬くなります。まぁそうだよね。
また、モロコですが、牙がすごいです。泳がせやっててよくハリスを切られてるみたい。
なのでどうするか、ワイヤー使ってみるか、となりましてワイヤーも配備。
他に牙がすごい魚といえばタチウオなのですが、乗り合いだと大抵ワイヤーリーダー禁止ですね。食いも落ちる、とか。
この点、なぜ禁止なのか、ですが、お祭りしてPEがワイヤーに絡むと解けなくなるから、ですね。ならばチューブ通せば問題なかろう、と。
勢いあまってワイヤーアシストフック(真ん中)も作ったものの、フックとの結節点がぷらぷらしてるので多分使えない。
左はがまのバーティカルヘビー7/0にシーハンター30号を強化チューブに入れてケイムラコーティングとなかなか強そうだけれど、多分空振りするやーつ。
それとリール。アキュレートの600を買おうか未だに悩んでいて踏み切れていないのですが、今回はラインキャパよりも巻き上げトルク。
つまり、ギア比がどうしたとかよりも、とても長い、圧倒的長さのハンドルが必要なのですね。なんとなくいろいろみてたらありました。
ゴメクサスの120mmハンドル。なげーっす。しかも安いです、2,990円。
アキュレートとかマーフィックスとかハンドルプレートだけで15,000とかしますので、それに比べると格安。
カーボンなので見た目重視だからぱきっと折れたりの可能性もありますが、折れたら手釣りで頑張る所存です。
準備まとめ
まとめてみます。
【タックル】
・ヘビー:マニアフェローズ48+カルコン401(PE2.0x300m、フロロリーダー40lb)
・メイン:ソルティガSJ-AGS3+カルコン301(PE2.0x200m、フロロリーダー40lb)
・ライト:ソルティガSJ-2+カルコン201DC(PE1.5x150m、フロロリーダー25lb)
フルサイズというかガチなモロコからしたら赤子の手を捻るようなタックル構成なのかもしれません。まずはチャレンジし、何が悪いのかを発見したいと思います。
【リグ等】
・450-500gジグ
・大型フック、ワイヤーリーダー等
いやぁ、それにしても遠いな、もき丸さん。
終わりに
お疲れ様でした。考えうる限り、といっても断片的、かつ楽天的、希望的観測に基づいた準備は一通りしてみました。
これで釣れてしまったら拍子抜けしそうですね。次回、釣行の顛末についてお伝えします。引き続きどうぞよろしくお願いします。
t.onumaと申します。
オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。
オフショアを始めてみたい方のために、初心者が気になるところをお伝えしていこうと思います。