結構前にはなりますが、高知県に人生2回目のアカメを狙いに行ってきました。
アカメに少しでも興味のある方に、少しでも参考になればと思い備忘録を付けたいと思います。
結果は釣れなかったんですけどね、かなり良い経験にはなりました。
実際に釣った人のアカメを生でみたときに『あ、今のタックルでは無理かも』って思ったんですよね。
こんな魚がショアから普通に釣れる衝撃足るや、この歳になっても新鮮な気持ちになりましたね。
今回のマガジンが少しでも誰かの参考になれば幸いです。
僕の日本三大怪魚への道のりは遠い!
日本三大怪魚
誰が決めたのかわかりませんが、日本には三大怪魚と呼ばれている魚がいます。
それは、北海道にいるイトウ、琵琶湖にいるビワコオオナマズ、高知県にいるアカメ。
ビワコオオナマズ釣行に関しては、こちらを見ていただくとして割愛します。
また、イトウに関しても釣りに行ったことすらないので何も書けません。
で、今回は釣りに行ったのでアカメについて書きたいと思います。
この三大怪魚のすべてに言えることは、
- 釣れる地域が限定している。
- かなり大きく成長する。
- ショアからルアーで釣れる。
- 個体数がそこまで多くない。
でしょうか。
高知県ではアカメの個体数が一定の数を超えたらしいですがそれでも個体数は他の魚種に比べ圧倒的に少ないです。
ちなみに、アングラーズでこれらの釣果を検索してみると結構な数が出てきます。
怪魚といえど、伝説級のものではなくしっかりと対策をすれば釣れる魚なのだと思います。
準備だけしっかりすれば、後は運になるのかな。
アカメという魚
アカメについては、wikipediaを参考にしました。
一方、幼魚は黒褐色で額に黄白色の縦線、体側にも黄白色の横しまや斑点があり、成魚とは外見が異なる。
顔つきはスズキに似るが、背中が大きく盛り上がっていて体高が高い。目は通常は他の魚と同様に黒いが、暗い場所で光を反射すると角度によっては赤く光り、「赤目」の和名もここに由来する。
ご存知のとおり、アカメという名前の由来は『目が赤く光る』から。
これらの写真は、高知にある桂浜水族館で撮った写真です。
目が赤くなる角度がありますので、光っているものと光っていないものがいますが本人も光らせたいという認識はないでしょう。
角度によってそう見えているだけらしいです。
また、アカメは高知県ではなくても釣れる魚で、知り合いが鹿児島や愛媛でも釣っていますし、もちろん宮崎にもいます。
また不確かな記録ですが、横浜でも釣れた記録があるそうです。
ただ、地域によっては個体差が恐ろしく少ないでしょうし、ある程度定着している宮崎ではアカメを指定希少野生動植物としてしているので、2020年8月現在では釣りで狙うのを禁止しているようです。
結局は、高知県内で釣りをするのが一番効率的であり狙う人もたくさんいるので情報も多いということになります。
準備したタックル
今回、釣りに行く前に多くの有識者の方にたくさんの話を聞きました。
ただね、みんな意見が違うんですよねぇ。
PE2号がメインの方もいれば、最大で8号という人もいましたね。
狙っているサイズが違うから仕方ないのでしょうが、これだけ幅があると何を持っていけば流石にわからない。
とりあえず、自分が使いたいルアーを軸に『飛ぶ』ことを優先してメインはPE4号、サブに3号を持っていきました。
結局PEから考え、用意したタックルはこちらです。
ロッド | リール | ライン | ルアー |
---|---|---|---|
TULALA:エルホリゾンテ78 | DAIWA:RYOGA1520HL | PE4号+フロロ80lb | TACKLE HOUSE:BKF140 |
TULALA:エルホリゾンテ80 | SHIMANO:カルカッタコンクエスト401 | PE3号+フロロ60lb | オフショアルアー多数 |
前回のビワコオオナマズのときより強めです。
どちらが大きいのかなんて考えてもわからないけど、単にアカメの方がパワーがありそうだなと思った結果でこうなりました。
ちなみにショアから狙うのでロッドは長めです。
またリーダーはフロロとナイロンのどちらも持っていきました。
フロロは40-80lbまで、ナイロンは60-100lbまでを持参。
また下の写真にはロッドが複数ありますが、渓流も行こうとしていたので関係ないのも紛れています。
ウェーディングで狙う
今回の釣行は、本当に多くの方に意見を聞きました。
教えていただきまして本当にありがとうございます。
数多くのアカメを釣られたみなさんの貴重な意見をここで公開することは絶対にできませんが、問題のない範囲で説明したいと思います。
以下説明していることは、ほぼ当たり前のことなんですが実際に忘れそうになることなので書きたいと思います。
潮止まりはチャンス
よく潮止まりは釣れないと言われているかと思いますが、完全に潮が止まったタイミングはアカメにも特に良いわけではないようです。
潮止まりからの逆の方向に潮が動き始める瞬間の10分がチャンスだそう。
実際に多くの方がそのタイミングで釣れているそうです。
そもそもそのタイミングがボイルが起きやすいそうです。(後編で話しますが、僕も体験しました)
雨が降ると良くない
雨が降ると一時的に表水温が下がり、活性が下がるそう。
特に水面での釣りが多いアカメは、すぐに活性が下がるそうでウェーディングで表層近くを狙うときは良くないらしいです。
でも、バイブレーションなどで沖のブレイクやボトムを狙う場合はどうなんだろうか。検証してません。
スクールで入るタイミングがある
今回、合計7回の衝撃的なボイルを体験しました。
このボイルはなかなか凄まじく、たくさんのアカメが一斉にベイトを襲っていました。
たまたまなのかはわかりませんが、単独でのボイルももちろんあるとおもいます。
ただ、一定以上の群れを狙ったほうが良さそうですね。
メインベイトを意識する
どんな釣りでも当たり前ですが、メインベイトを意識した方が釣りやすいです。
今回の時期のアカメのメインベイトはボラ。
そのボラのサイズは20から40cmでした。
そもそも40cmのルアーなんて持っていないので、その当たりは完全に無視!
基本15cm程度のルアーでやってましたね。
そもそも、40cmのルアーってあるん?
あったとしても投げませんけどね。
地形を考える
今回遭遇したボイルは、大体同じ場所でした。
実際にアカメのスクールは大きく回遊しているわけではなく、同じ場所にジッとしていてその場所にベイトが差し込んでくるタイミングでボイルしているように感じました。
その場所は、地形的にも沖に向かって10mぐらいのブレイクになっていて深場(沖)から浅場(手前)に向かう場所でボイルしていました。
ブレイクを狙うってのはやはり大事だと痛感しましたね。
では実釣編へ
今回出てくる写真は、高知県の浦戸湾が多いです。
ただ、アカメのポイントの写真は1つも載せていませんのでご了承ください。
ポイントは重要なので、さすがに載せることができないんですよね。
実は上の写真も、昼間にお弁当を食べた場所で撮影しただけです。
お弁当はもちろん『くいしんぼ如月のチキン南蛮』です。
実は如月ってルアーともコラボしているの知ってました?
興味ある人は是非、フィッシングハヤシさんへ!
最後になりますが、真夜中のウェーディングは大変危険です。
必ず、点滅させた赤色灯を身につけましょう。
特に浦戸湾はたくさんの船が往来します。
真夜中だと、船からこちらは全く見えません。
船が近づいてきてもその場所に人がいるかなんて、船側は全く気づいていません。
赤色灯で知らせるしかありません。
あとは、できれば複数人で釣行してください。
なにかあったときに助けを呼べますから。
それでは次回は実釣編です。お楽しみに。