今年、初めての陸王ダービーが開催されました。
主催はもちろん、内外出版社さん。
予選はご存知の通り、アングラーズが行いました。
今回、その陸王ダービーの決勝戦が長良川で行われましたので、その内容をアングラーズ目線で公開したいと思います。
このマガジンは1回では説明することができませんので、何回かにわけて説明したいと思います。
ちなみに結果はすでに内外出版社さんの『ルアマガプラス』にて公開されていますので、早く結果を知りたい人はコチラから!
来年陸王ダービーに参加しようと思っている人、今年は決勝まで残れなかったけど来年こそはと思っている人、将来釣り業界で働きたいと思っている人、絶対読むべし。
はじめに
陸王ダービーは、日本全国をAブロックからDブロックまでの4ブロックに分け、各ブロックの上位1名のみが決勝戦に進むことができます。
今回の予選は、昨今のウイルスの影響から日程変更がありましたが、予定通り3ヶ月間(7、8、9月)行われました。
予選の結果については、各ランキングを見ていただければすぐにわかりますのでこちらの画像をタップしてください。
予選はオンラインで行われましたが、この決勝戦は現地で競うイベントとなります。
この決勝戦が始まる約3週間前に、日程と開催フィールドが出場者には告知されています。
問題は、いかに短期間で決勝のフィールドの特徴を掴むか。
そして如何に大きいバスを誰よりも沢山釣るか、ただそれだけ。
その中に大きなドラマがあるのです。
出場選手の紹介
今回、各ブロックを勝ち抜いたのは以下の4選手。
Aブロック…piro19さん
1つ目の激戦区、霞ヶ浦北浦のフィールドで勝ち残った強者。
Aブロックは、参加人数が最も多いブロックで最も最後まで混戦だったブロックです。
しかも話を聞いたら、Aブロックの上位陣は知り合いが多いそうで。
陸王ダービーを通してコミュニティが生まれつつあるのかな。
Bブロック…保坂 勇太さん
全ブロックで全ての月を1位通過したのは、保坂さん唯1人。
点数はもちろん、最高得点の150点満点。
僕は今回の決勝で、保坂さんがどんな釣りをするのか、かなり楽しみでした。
だって【河口湖、西湖、五三川、大江川】のBブロックですべて1位通過ですよ。
そりゃ気になりますよ。
この長良川のフィールドと、普段釣りをされている河口湖の釣りをどうマッチさせるのか。
Cブロック…NOB-RCさん
ロデオクラフトのテスターさんらしい。
聞いたところによると最近、トラキン(エリアトラウトの大会)でも優勝されたとか。
のりにのっているノブさん。
マジで期待大です。
Dブロック…りょうrjさん
決勝進出者の中で最年少!
しかも超混戦Dブロックの優勝者。
しかも、Dブロックは【府中湖、旧吉野川、波介川、遠賀川、日指ダム】のブロックですが、なんとその中でも旧吉野川で勝ち残った人。
各エリアの平均サイズを見てもらえればわかりますが、旧吉野川で勝ち残るのは相当難しいこと。
ダークホース的存在!
こんな感じで参加者は出揃いました。
開催フィールド
決勝戦に選ばれた舞台は、岐阜県にある【長良川の下流部】
このフィールドが選ばれた理由は、
- 予選のフィールドにはないこと
- すべての選手が集まりやすい場所であること
- 一定数の釣果が見込めること
などが挙げられます。
その長良川の中でも、大会範囲はおおよそ下記に見える範囲です。
これね、かなり広かったんですわ。
大会当日の前々日に大雨が降ったのですが、その雨の影響で上流部と下流部では同じ川とは思えないぐらい範囲が広かった。
結果を言うと、濁りと水深、風を読んで攻略できれば釣果が付いてきた感じでしたが、
正直、『ワカルワケナイネ』
と一言で言えるぐらい、難しい釣り場だと僕は思いました。
長良川、そんな簡単なフィールドではないぜ。
当日の流れ
それでは、当日の流れから説明します。
僕が集合したのは、5時にとあるホテル前。
参加者の4名と主催である内外出版社のスタッフのみなさん、また今回の陸王ダービー決勝のアドバイザーであるジャッカルプロスタッフの水野さんはそのホテルに泊まっていました。
ホテルに集合し朝食、昼食をコンビニで購入し、現地に向かいます。
ザックリとしたスケジュールは以下の通りです。
時間 | 内容 |
5:00 | ホテル前に集合 |
6:00 | 開会の挨拶及び順番決め |
6:30 | 開始(出発) |
9:00 | 15分の休憩(移動なし) |
12:00 | 1時間の休憩(移動あり) |
15:00 | 15分の休憩(移動なし) |
16:30 | 終了(各自の釣り場) |
18:00 | 会議室を借りて閉会式 |
釣りができるのは、休憩入れて約10時間。
当日の天気はこれでもないぐらいの快晴で、釣りはしやすい環境でした。
問題は濁りで、上流部はクリアだったのですが、下流部は濁りが取れていなくて同じ河川とは思えないぐらい変化のある状況。
これが吉とでるか凶と出るのか。
あと水位がすごく下がっていました。
これは、下の写真を見たらわかるほど。
ちなみに、途中の15分の小休憩では移動は禁止。
またもちろん釣りも禁止。
たとえ目の前でボイルが起きていても釣りをすることはできません。
昼休憩の1時間は、どこか店舗で食べてもいいし事前に買ったもので済ませてもいい感じでした。
もちろん、僕らは食べにいきましたけどね。
水野さんとマイケルさんと一緒に
ちなみに当日の僕は何をしていたのかというと、水野さんの車で内外出版社のマイケルさんと3人で行動していました。
選手達には1人ずつ、内外出版社の記者が付いています。
内外出版社の記者4名とマイケルさんは位置情報を共有しているため、どの選手が今どこにいるのかがわかります。
よって僕ら3人は、選手たちの状況をみながら大きな大会範囲をグルグルまわるのでした。
自分のことですが、今回の決勝戦では僕は幸せだったと思う。
だって、水野さんから今日の長良川の状況とポイントを、選手の行動を見ながら一つ一つ教えてもらえるんだから。
このポイントはこういうときに釣果が出るとか、今の時間帯ならこの場所が良いとか。
しかもその理由が的確。
この時期のベイトや水量、濁りからどういった場所がチャンスなのかが本当にわかりやすかった。
『ただで聞いてて良いのかな?』と思うぐらいの情報量でした。
僕は長良川で釣りをしたことがありませんが、説明が全部終わった頃には、まるでマイフィールドかのように感じることができました。
このマガジンは次回に続きます。では!