どうもこんにちわ、t.onumaと申します。オフショアゲームを本格的に始めて4年目、まだまだ駆け出しで、だいぶへたくそだったりします。
東京湾、相模湾でのオフショアゲームをメインにしつつ、年に何回かは遠征に出かけたりする、ルアーフィッシング中心の釣り人生を過ごしています。
今回はルアーのカスタムについて。カスタムというか小細工について少しお伝えしようと思います。どうぞよろしくお願いします。
はじめに
ルアーフィッシングって、その場所に魚が居なければ釣れないですよね。いや、当たり前か。でも、魚が居さえすればあっさり釣れる時が多いかと思います。
では魚が居れば絶対に釣れるのか、というとそうでもなく、居るのに釣れないほど辛いことはないと思います。
そこで、どんな時に釣れないのか?を少し考えてみますと。。。
・魚がルアーに気づいていない→アピール不足
・魚がルアーをバイトしたいと思わない→バイトしたい気持ちとルアーが微妙にずれている
概ねこの二つに大別されるのではないでしょうか。
遊漁船って大抵魚がいる場所に釣れて行ってくれます。流し方が悪いので釣れないとかは(それはまぁたまにはあるかも)しれませんが、釣れるはずです。
そんな時に釣れない、バイトまでのあと一押しが欠けている、というのは釣り人側の責任ですよね、きっと。
もちろん、潮が悪くて魚がやる気がない、とかもあるんでしょうけれど。。。なんか留保が多すぎて恐縮ですw
まぁ、なんにしろ、釣れない状況は打破したいわけですし、釣れてるのならより釣れる状況に移行できればいいことは多いでしょう。
今回は、その「あと一押し」をなんとかできるかもしれない、魚にルアーを見つけてもらう(ことができるかもしれない)、魚がバイトしたくなる(かもしれない)小技中の小技についてお伝えします。
フックカスタム
まずはフックです。オフショアの大型ルアーは大抵フックが付いていない状態で売られています。
こういう状態ですね。そして推奨されるフックサイズが書いてあるケースが多いです。
ST56#3/0が推奨されています。
メーカーによっては推奨のスプリットリングのサイズまで書いてある時がありますね。この「推奨」は、きちんとテストされて、このバランスがいいですよ、というメーカー側の誠意の証かと思います。
こっから先、やや暴論なのですが、推奨通りのセッティングが基本ですが、むしろ裏セッティングというか闇セッティングというか、イレギュラーの方がいいこともあったりするんではないでしょうか。
例えばなのですが、こんなのがありました。
コイノボリポッパーの180です。水平に浮きます。推奨フックは3/0or4/0、とのこと。
これを使っていた時点での釣れ方の特徴としては、垂直浮きのルアーの方が反応が良かったのです。なので、強制的に垂直浮きになるようにフックを調整しましたのが上記画像。
フロントがst56-3/0、リアがst66-3.5/0で、重さはそれぞれ5.96gと8.5gと、無理くりリアヘビーにし垂直浮き化しました。単に重さだけを変えるのならst56-4/0にするのも一案でしたが、リアヘビーを強めに出したいことと、フックサイズをそれほど変えたくなかったためこうしたセッティングに落ち着きました。
問題はまだ使っていなくて結果がわからないこと、です。さらなる問題はコイノボリポッパー自体でまだ釣れていない、ということなのですが。。。
基本はメーカー推奨のセッティングとしますが、ケースによってはフックやスプリットリングで泳ぎを微調整することは可能ですので覚えておくと良いと思います。
ただ、バランスをあえて崩すのはあくまでも「基本」を押さえた上でのことだと思います。わからないままデタラメなセッティングをしてしまうのは最悪というか論外だと思います。
フックはもう一点、重さではなく、サイズがあります。カルティバのSTシリーズ、ST◯◯の数字が上がると軸が太くなります。刺さりにくくなる一方で頑丈になります。
最初からフックが付いている状態で売っているルアーの中には、対象魚によってフックが小さすぎてフッキングしづらいものがあります。
ですので、魚に合わせてフッキングしやすい大きさに変えておくのがベターかと思います。
カラーカスタム
ルアーの色、トップのプラグは正直なんでもいいと思っています。
魚に似せるのが王道な気もしますけれど、バイトの瞬間にベイトがどんな色をしていたかは、擬態したり怪我していたりもあったりするだろうから誰にもわからないと思うからです。
例えばイワシは怪我をするとメガバスのヒートイワシ、という色そっくりになったりします。
半死半生になっているイワシを初めて見た時、このカラーに酷似しており、「よく観察しているなぁ」と感心したものです。
これは酷似してしまった好例ですが、通常であれば捕食者側が何をカギにして何を捕食しているのかはわからないと思います。
ベイトがイワシなのか、小サバなのかはわかりにくいですし、ベイトが特定できてもキーになるのがベイトの色なのか形なのか、あるいは単なる気分なのかは誰にもわからないのではないでしょうか。
ですので、ヒートイワシとは少し矛盾するかもしれませんが、少なくともルアーの色はなんでもいいと思っています。
そう思う一方で、やたら特定の色に反応が偏る時があるのも事実としてあります。
プラグのみならず、ジグやワームでも偏りは発生すると思いますし、むしろトップ以外の釣りの時に色の影響が大きい気がします。ですので色について少し調べてみました。
タイラバはラバーの色でずいぶん釣果が変わる気がしますね。
色は光の反射によって発生し、反射の波長によって水に吸収されてしまいます。波長の長い色ほど吸収されやすい≒色を失うのが早い、ようです。
波長の長さは赤→オレンジ→黄色→緑→青→藍→紫となっており、一説では赤は10mくらいで黒っぽく見えるようになってしまい、青も150mくらいで吸収されてしまうようです。
ということは深いところではみんな同じ色に見えているのでは。。。??
加えて、魚は網膜では色を識別できるものの、脳が小さすぎて色を判断出来ない、という話を聞いたこともあります。真偽は定かではありませんが。。
以上から判断すると、魚はそれ(ルアー)が何なのかわからないにしろ、物体として判別できる色とできない色くらいはありそうです。
そして色がついていることで見える物体と、見えないけどそこにあることがわかる物体など、ルアーは幾つかのパターンにわけて考えることが出来そうです。
大きく関係する、と言いつつもその関係性がどうなのかということを具体的かつロジカルに説明できず申し訳ないのですが、状況証拠から色は関係ありそうですね。
ただ、ルアーの色は結果論であり、その時釣れていた色が良かった色、と考えるのがベターな気がします。
と、閑話が長くなりましたが、持っているルアーの色を強制的に変えてしまうというのは緊急避難的にありだと思います。
ジギングであればマッキー等でその場で色を塗ってしまう、というのがそこそこ有名ですね。
当然、太い方が塗りやすいです。後でシンナー等、なんらかの溶剤で拭けば落ちそうな気もしますが、応急措置なのでしょう。
ぺたぺたカスタム
グローやホロシート、アワビなどのシートをぺたぺた貼っちゃうカスタムです。
暇すぎる時期に、タイラバのヘッドにアワビシートを貼って遊んでいたことがあります。
こんな感じ。
製作があまりに面倒なのでもうやっておりませんが、まれに炸裂することがありました。理由はわかりません。
ジグでも炸裂を期待してカスタム。これはなまらジグ175gです。
色の影響が少なくなる水深50m程度影響が出るのなら、これは結構アリなカスタムかもしれません。むしろ、比較的光が届きやすい位置での釣りであれば、有効な気がします。
特に太陽光が強い時に、水面で光を反射しやすいカラーパターンにバイトが集中する時などは良いかもしれません。
魚から見える腹側にアワビシートを貼ってみたGPCルアーのサーペンポップ。釣果はまだありません。というか使えてすらいない。。。
また、グローですが、塗料よりもシールの方が強力なようです。
下のジグ、ドットの色が微妙に違うものがグローシールです。
蓄光力?なんていう言葉があるのかはわかりませんが、塗料とは明らかにパワーが違います。光過ぎればいい、って話でもないでしょうから、効果のほどはわかりませんが。。。
また画像のグロースポットですが、革製品の穴あけ機で作成したものです。紙に穴をあけるパンチ機などでもグローシールは量産できます。
これらのシート系、貼った後は凹凸がありますし、剥がれやすいと思います。
ホロやアワビは、貼った後にウレタン塗料にどぶ漬けすることでコーティングした方がいいと思います。
どぶ漬けでなくとも、クリアのマニキュアを塗る等でもいいと思います。手持ちのルアーをちょっとカスタムすることで釣果があがるかもしれません。
おわりに
代表的?なのかは正直わからないのですが、こんな感じで小技を効かせられるかもしれませんよ、というアイディアを幾つか紹介しました。
これが釣果につながるかはわかりません。たとえ釣れたとしてもこの小技の影響なのかはもっとわかりませんw
が、しかし、能動的に釣果に近づくための努力としてはアリなのかな、とも思えます。
たくさんルアーを買い揃えて、何回も釣りにいく、という努力の方向性の方が正当な気もしますけれど、一工夫で魚を手繰り寄せた感は格別だったりします。もしかしてこれをチートというのでしょうか。。。
道具に一工夫するのが好きな方、レシピ通りではない自分だけの味わいを求めて料理に余計な手間を加えてしまうような方にはオススメの暇つぶしかと思います。
t.onumaと申します。
オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。
オフショアを始めてみたい方のために、初心者が気になるところをお伝えしていこうと思います。