どうもこんにちわ、t.onumaと申します。
東京湾と相模湾をホームにしたオフショアゲームを本格的に始めて5年目(かな?)、年に何回かは遠征に出かける、ルアーフィッシング中心の釣り人生を過ごしています。
偉そうに語る時も多々ありますが、まだまだ駆け出しで、だいぶへたくそだったりしますので、話半分で聞いてくださいね。
今回は個人的に「これは傑作だ」と思う釣り具の紹介です。二回目はタックルハウスのローリングベイトです。多くの方がご存知で、かつ語り尽くされている感もなくはないですが。。。
ご笑覧いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いします。
はじめに
「もしもこのルアーしか持っていけないとしたら」、よくある「もしも」ですが、よっぽど変わったキャスティングゲーム以外であれば、僕なら「ローリングベイト」と答えます。
今回は「ローリングベイト」の魅力についてお伝えしようと思います。
参照:タックルハウス
どうぞよろしくお願いします。
ローリングベイトファミリー全景
現在、さまざまな派生モデルを含みつつ展開されているローリングベイトですが、オリジナルのローリングベイト77は2001年の発売だそうです。
参照:タックルハウス
そして2022年の今、下図のような商品展開となっています。
オリジナルが6種類、ウェイト調整したチューニングバージョンが6種類、リップレス1種類、ボトム専用機が3種類、メタルが2種類の計17種類となかなかの大家族感が出てきております。
遠く歴史を振り返ると、源氏物語に「手枕」や「雲隠」が派生作品として生まれました。
近いところでは「機動戦士ガンダム」に多くのスピンアウトが生まれているように、傑作には分派が生まれるのは必然なのかもしれません。
また、ローリングベイト同様に分派が多数発生している傑作ルアーとして、メガバスの「X80」をはじめとした「Xシリーズ」がありますね。
参照:メガバス
それでは以下、ローリングベイトの魅力について見て行きたいと思います。
魅力その1:釣れる
まぁ、当たり前の話ですね。ではなぜ釣れるのか、要素に分けて考えてみます。
飛距離と弾道の描きやすさ
飛行姿勢とバランスの良さが主な原因かと思いますが飛びます。
そして、飛行時に風の影響を受けにくいこと、サイズとウェイトのバランスがちょうど良いことで初速と終速にあまり違いがでません。
途中で燃料が切れたように終速が落ちて、軌道が読めなくなるルアーもありますが、ローリングベイトは飛距離とアキュラシーを同時に実現できます。
ですので、ロッドのスイング軌道に制限があるような場合でも、狙った位置に撃ち込むことができるようになるため、魚へのアプローチが非常に簡単、釣れる可能性が高まっていると思います。
画像は淡水ショアですが、港湾部での釣りにはこういうケースが多々あります。
アクション
基本はただ巻きで使うルアーです。動きとしては製品名とおり「ローリング」します。ボディを左右に倒しながら回っているように見える動きです。
ローリングと対の動きとして「ウォブリング」があります。こちらは、ボディの中身を軸として、頭と尾が左右にバタバタする動きです。
ウォブリングが強めなルアーは、集魚力はありますが、低活性時に見切られやすかったり、場が荒れるのが早くなったりとデメリットもあります。
ローリングベイトはウォブリング少なめ、ロール多めですので、ステイあるいはサスペンドしている定活性の魚を釣るのに適していると思います。
あるいは、なかなかバイトしないナブラ等、手持ちのルアーでうんともすんとも言わない際に活躍できると思います。
メリット
では、これの何が良いか、というと、パイロットルアーとして最適なのです。
最初に入るポイントで、パターンやベイト、活性が読み切れないような場合、静かに探っていくのに適しているルアーです。
また、ミノーライクな独特なシルエットをしたバイブレーション、といった風情で、釣りを組み立てる際に必要な情報を集め易いルアーかと思います。
参照:タックルハウス
考えをまとめる隙間を教えてくれる、と言っていいかもしれません。
魅力その2:売ってる
オフショア、ショアに限らず、人気ルアーや、生産量が少ないルアーは手にはいりません。
どんなに優れたルアーでも、入手できなければ無意味です。
販売情報をキャッチして早々に店先に並んでみたり、様々な力技を使えばまた別なのでしょうが、簡単に入手できるという点もメリットとして挙げることができると思います。
決して安くはありませんが、かといって「おや?」と逡巡するほどの定価でもありません。
失くすとお財布的には痛々しいですが、また買うことが出来る、と思えば強気に攻めていくことが出来ると思います。
魅力その3:高い汎用性
このルアー、メインはシーバス、メバルやカサゴなどのライトゲームに適しているというか、そうした釣りを想定して作られているのだと思いますが、ライトゲームであれば結構なんでもいけそうです。
実際、今年のマルタウグイで一番反応の良いルアーはローリングベイトでした。
表層〜中層に魚がいて、飛距離が必要な釣りへの相性はいいと思います。今年はシイラや青物などでも試してみようと思います。
以上、個人的に考えるローリングベイトの魅力をまとめてみました。
なんていうか、例えばメガバスのカゲロウだとか、ブルーブルーのブローウィンだとか、人気ルアー≒釣れるルアー、という方程式が釣り人にはバイアスとしてかかっている気がします。
これの何が困るかというと、「カゲロウ使ってて釣れないの?」という悪評の罠に落とし込まれてしまうことですね。
一方、ローリングベイトは、「釣れた」あるいは「釣った」という事実を正当に評価できる道具として優れていると考えています。
1ファンとしてはもっと人気が出てほしいとも思いますが、手に入らなくなると困ってしまうので、このままがいいのかな、ともw
そして、根強いファンがいること、メーカー側もブランドとして大切に扱っている雰囲気があり、非常に好感が持てますね。
参照:タックルハウス
この稿をお読みになり、興味が出たら使ってみてください。きっと釣れますよ。
それではまた。
t.onumaと申します。
オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。
オフショアを始めてみたい方のために、初心者が気になるところをお伝えしていこうと思います。