このマガジンは、そもそも数の少ないビワコオオナマズについて、今後狙ってみたいと思った方が少しでも役に立つように残しています。
また全く興味のなかった方でも、少しでも興味を持ってもらえると助かります。
準備編を読んでない方は先にそちらを読んでみてください。
まぁ結論としてはビワコオオナマズは釣れなかったんですけどね。
ただ、なかなかの魚が釣れたのでお楽しみに。
当日のスケジュール
僕たちは関東から2泊3日で琵琶湖に向かいました。
だいたいのスケジュールはこんな感じです。
昼間は寝て、夕方起きて朝まで釣りをする。
ビワコオオナマズが夜行性だということで少しでも確率をあげたかった。
とりあえず姿を見たかった。
琵琶湖で10年以上釣りをしてきて、釣ったことも野生で見たこともない魚。
神秘の対象でしかなく、行く前から神様のようなイメージを浮かべていました。
狙ったエリア
琵琶湖北湖のみです。
そもそもエリアがデカすぎる。
ただ、情報がないため、琵琶湖北湖全域を対象に移動して探すことを前提に釣りをしました。
前回話しましたが、ブレイクに回遊してくる個体を釣るのではなく、接岸してきた産卵を意識した個体を狙うことをメインに考えていました。
よって、釣りをする時間よりも移動する時間と懐中電灯で照らす時間の方が長かったです。
移動しては、懐中電灯で照らし、いなければまた移動。
車から降りたらタックルを持たず懐中電灯を持って照らしにいく。
この繰り返しでした。
初日は特に何もなく。
と言いますか、本当に何もなく。
移動してはエビを捕まえたり、鹿の大群にあったり、猪をみたりと飽きない程度に楽しめました。
ビワコオオナマズなんて神話上の生物だと思っていました。
2日目のとある場所で
2日目も同じように、移動しては懐中電灯で湖面を照らすことの繰り返し。
1日目と同じ場所から探すことにしました。
昨日はいなくても今日はいるかも知れないしね。
とある場所は車から降りて広範囲に探ることが出来たので、メンバー分かれてそれぞれ歩いて探すことに。
僕は車から離れて、懐中電灯で湖面を照らしながら歩いていたときのこと。それは普通にいました。
念願のビワコオオナマズ
本当に普通にいました。
推定1mぐらいの黒っぽいシルエットの魚、どう見てもナマズでした。
ずっと照らすと逃げると思ったので、すぐに照らすのをやめて暗闇の中で目を慣らすことに集中しました。
5分ぐらい経ったでしょうか、少しずつ見れるようになってきて明らかにナマズだと認識できたので釣り具を取りに帰ります。
車に戻りタックルを用意
車の置いてある場所まで5分以上かかるため、走って向かいました。
車にいたメンバーに見つけたことを伝えてタックルを持ってまた向かいます。
この時点で、見つけてから15分以上が経っています。
ルアーの付いたタックルを1つだけ持って、見つけた場所に向かいます。
見つけた場所にまだいる
着いたときに、少し照らしてみるとまだいました。
同じ場所をぐるぐる回っている?
そんな感じでした。
すかさず電気を消して、BKF115を真上に通します。
食いません。
通します。
食いません。
合計30投ぐらい投げても食いません。
照らしてみると
暗い中、30投以上投げても何も反応がない。
ただ、暗いながらにうっすらと魚がいることはわかります。
少し照らしてみました。
そしたら、なんと複数匹いました。
そうです。ペアリングしていました。
でもおかしい、ペアリングって1:1で行うと言われているのに、僕がみたのは3匹でした。
いつの間にかいなくなる
釣り人の性でしょうか、釣れないとわかっていましたが、その後も同じ場所に30投以上投げました。
水深30cmもないところだったのですが、フローティングミノーをずっとスローリトリーブしていました。
その時の僕にはそれしかすることがなかった。
50回以上投げてまた照らしてみたら、その場所には魚はいませんでした。
そもそもペアリングは1:1なのか
今思えば、ビワコオオナマズはあそこで何をしていたのか。
去った後に琵琶湖に入って、ぐるぐる回っていた場所を見ましたが、卵はありませんでした。
そもそも卵を付ける水草もないところです。
岩につけようとしていたのか。
何をしていたのだろう。
ペアリング個体なら、食わないと言われているので釣れなくて当たり前ですが、3匹いましたからペアリングではないのか。
わからないことばかりでしたが、
・人生で初めてビワコオオナマズとの距離が縮まったこと。
・産卵(ではないかもしれないけど)未遂の現場に居合わせたこと
に僕はかなり興奮していました。
ただ、写真は撮れなかった。
フラッシュで逃げるかもしれないと思ったので、使えなかったのでオフで撮影はしたのですが明かりなしだと魚を写すことはできませんでした。
ビワコオオナマズは釣れなかったけど
2020年の初めてのビワコオオナマズ釣行は、これ以外何もなく。
外道で釣れると言われているイワトコナマズすら拝むことはできませんでした。
僕の中では、2m〜3m先にビワコオオナマズが3匹以上いたことに興奮して終わったんですが、実は友人に大きい魚が釣れています。外道ですけどね。
7lbオーバー
それがこれ、58.5cmの7lbオーバーです。
騒いでいたので近寄ったら、すでに釣り上げていてファイトを見ていないのですが、かなりの良型!
久々にこのサイズのバスをみました。外道ですけどね。
しかも、1000番のリール4lbで獲ったと聞いたので、これまた驚き。そもそも友人は何を狙っていたのだろうか。
ビワコオオナマズが釣れないから諦めてブルーギルでも狙っていたのだろうか。外道ですけどね。
来年も挑戦します
今回挑戦してみて釣りというかは、【神秘的な対象を追うというワクワク、ドキドキが止まらない釣行】でした。
日本3大怪魚って釣れてしまったら対象が変わるじゃないですか。
追うまでの過程や考察が面白くないですか?
だからまだ僕は楽しめる。(言い訳)
経験してみて思ったことはこれだけあります。
- 難易度が恐ろしく高い釣り
- 釣りというか探す旅
- ペアリングしたら絶対に釣れない
- 見つけたときのドキドキがヤバい
- そもそも大潮で産卵するなら、釣れるのは中潮では
- 懐中電灯の差で見つけれるかどうかが決まる
- イコール釣れるかどうかも決まる
- タックルより懐中電灯を良いもの持っていったほうが良い
- とあるメーカーのスタッフさんの懐中電灯はマジで明るい
- ブユみたいな虫やムカデがたくさんいる
最後の方が重要です。
このマガジンを見て少しでも興味湧いたら、ビワコオオナマズを釣りに行ってみてください。
今年もまだチャンスがありますよ。
釣れたら教えて下さいー!