どうもこんにちわ、t.onumaと申します。
東京湾、相模湾でのオフショアゲームをメインにしつつ、年に何回かは遠征に出かけたりする、ルアーフィッシング中心の釣り人生を過ごしていますが、基本、ヘタクソです。
今回は釣行記、僕にとっての夢の魚、クエのジギングです。実釣編と今回の釣行で得た知見についてお伝えします。どうぞよろしくお願いします。
出航、到着、開始
小雨がぱらつく中出航です。
今回、泳がせマンと同船のため、まずは餌となるムロアジやサバの調達をコマセサビキで実施します。同船、というか二人だけなのですが。。。w
そして神子元島近辺に到着。相変わらず名前負けしておらず神々しいです。
「さぁ、ムロアジ釣ろっかな」と思ったら「とりあえずルアーの人待っててね」と。
「え?ルアーでも釣れなくない?」と思いましたが、この海域のルール上ルアーは6時から、らしいのですね。ならば仕方がない。
加えて出航時にぱらついてた雨がびっくりするくらい本降りになってきましたので、こりゃ幸いとばかりに屋根のある場所から、一人エサ釣りチームを応援します。
ついでに魚たちにも声援を送ります。「釣られるなよ!!釣られたら糸切ってやれ!!」と。とりあえずどっちも頑張れ!!
しかしながら、応援も届かず、釣られていきます。可哀想に。。。いすずみ、ウメイロ、イサキに加え、この後マサバを10尾ほど捕獲。サバなのになぜかあまり釣れず、少々不安になります。群が小さいのでしょうか。
そして不安を抱えたまま、いよいよ戦闘開始です。
釣れるには釣れたけど
雨は魚たちの「泳がせのエサになりたくない(号泣)」という抗議の涙だったのでしょうか?
この頃になると、雨もあがり虹がかかっています。
今回、なにぶん初めて来る釣りですので、少し様子見から始めます。とりあえず何か釣りたいし。
パイロットルアーはいつものやつですね。コーモラン製の1cmないくらいの極小コロラドブレードがついた、いつも以上に卑怯で姑息なアシストフックです。
ボトムをタッチしてジャークさせ気味に不規則に巻き上げてみます。ワンピッチジャークの7回目、ボトムから5m程度のところで何かがヒットします。
小さいバイトだったため、緩やかに巻き上げていましたが、途中から覚醒し、なかなか鋭く、底へ向かう走りを始め、必死の抵抗を試みます。
当初は軽いくせに、覚醒した後暴れ出す魚って大物が多い気がする経験上、少しドキッとしましたが無事にキャッチ。黒っぽい斑点が見えたので、また「オジサンか」。。。と思いました。前回のもき丸さんでも何匹か釣っておりましたし、水面付近まで果敢にファイトするのがオジサンの特徴で、それを具えていたためです。
これは以前釣り上げたオジサン。尾びれ付近に黒い斑点が見えますよね。個体差はありますが、これがオジサンの特徴です。個体によっては、第一背ビレと第二背ビレの中間も黒くなっているものもいます。が、なんか違う予感。
そしてあげてみましたら
あれ?やっぱ違うね。全体の色、黒い斑点の二点ではオジサンですが違う種類ですね。調べてみたところ、キツネベラかな、と思いましたがキツネダイのようです。初めて釣りました。
画像の出自はいずれも:https://zukan.com/fish/
紛らわしいというか色々いますねぇ。なんにしろ、どっちもフォックスなので、フォックスでいいんではないでしょうか
よし、魚は間違いなくいてバイトしてくるのでクエに行こう、と思ったのですが、これが悲劇の幕で、釣り上げたことで切って落とされていたことに、すぐ気づかされることになりました。
ずっと間違えられていた釣り方
この釣り、たぶんなんですが、こういう釣りです。
図のように船が動くため、駆け上がっていくか下がっていくかは別として、自然とラインに角度がついて、リグは根に対し斜めに打ち込まれます。
ゆえに当然ながら根掛かりします。
・ボーズレスヒデヨシ120g
・ディープライナースピンドル180g
・スミスウォブリンS180g
・ジグパラスローロング200g
・ボーズレスドロップK120g
今回の戦死者たちです。総額で乗船料くらいでしょうか。根掛かりロストって不遇すぎますね。。。
根掛かりが頻発し、しかも釣っている段階ではその理由を考える余裕がなく、途中で恐ろしくなり重たいジグは使いたくなくなりましたくらいに根掛かりロストです。
加えて、根掛かりを外す際に二回ほど本線から切れるラインブレイクが発生したのが気になります。PEは2.0、いずれもドラグは5kg程度で、一度などドラグが出る前に切れました。ジギングですので、ライン放出の際に傷が入る等は考えにくいので初期不良だったのでしょうか。。。
あるいは上記の図でいえば、ラインに角度が入っていたため根ズレだったのか。。。根ズレでしょうね。
ただ、ウォブリンSの時は、根掛かりとは違う感じで、ずっしりとした重みが乗っていました。「もしかしたら。。。」と思いつつ、やりとりを開始します。
竿を立てようとしても無理くさいので、ストレートポンピングで引き上げようとすると首を振るような挙動を感じました。
「おぉ、こ、これは。。」と俄かに心が色めき立ちましたが、ほどなくラインブレイク。
でも根掛かりだったとは思うのですが、もしかしたら。。。と思うとなんともやりきれません。
ラインに関して、次回以降、不安が残る展開なので、よりシビアに考えたほうが良さそうです。とりあえず4本縒りに変更しておこう。。。
この後、ひとり泳がせチームにビッグバイト発生、が、根に潜られてしまい、膠着戦が開始されます。結局、仕掛けを切るハメになるのですが、切るにもラインシステムがエグいくらいにゴツいので、繋留用の柱にラインを巻きつけて船を動かさないと切れないという恐ろしい世界でした。
そして結局クエは釣れず。
こちらもジギングでの根掛かりに限界を感じ、タイラバで小魚を少々追加する運びとなって納竿、でございました。
今回知り得たこと
今回初挑戦のクエジギングでした。
ベテランの方がご覧になれば「もっとちゃんと準備しろよ」とお叱りを受けそうですが、初挑戦だった、ということで一つご容赦願いたいものです。
以下、今回釣行のまとめです。
【つれた「もの」】
キツネダイx1、サクラダイx1、オジサンx2、アカハタx1、ベニウミトサカx1
ボトムを叩いてると毎度変なのがかかりますね。それにしてもフックでかすぎですね。
【今回わかったこと】
1.どんな釣りなのか
ジギングならばロッドはそんなに重要ではない、的な話を聞きましたが、モロコにしろカンパチにしろ、ジギングロッドでどうこうできる魚ではないのでしょう。
つまりラインとドラグの釣りになると思います。瞬間的に切れない強さ、経験上で言えばPE2.5-4.0くらいで、10kgくらいドラグをかけれるリールがないとダメかもしれません。
いよいよアキュレートの配備を迫られているようです。
2.レンジについて
大切なジグたちを無為に失ってしまいましたが、どうやらボトムを叩く釣りではないみたいですね。。。
以前、何かで「マハタは根の上に浮いている」という話を聞きました。また、ダイバーから「クエはボトムから3mくらいのところでサスペンドしてることが多い」という話も聞いていました。
これを思い出せずにジグをロストしまくった自分の間抜けさ加減に涙が出ますし、許しがたいです。
3-5m、もう少し上までみて7mくらいまでのレンジを1/4ピッチくらいで刻み続ける釣りが良さそうです。
あるいはそのレンジをねっとりタイラバを通し続けるか。
3.次回に向けて
次回行くとしたら、リグは以下です。
・今回用意したスパイコブラ
・350gのタイラバヘッドに、6.5インチのタコベイト+8インチ程度のワーム
準備完了です。
・ひとり泳がせチームの方も仕掛けを5個くらいロストした、とのこと。一回バイトがあっただけマシですが、こちらも根掛かりだった模様です。
この釣りの仕掛け、針+ラインで2,000円くらい、重りが1,000円くらいとなかなか高額で、地球環境にも釣り人の経済環境にも優しくありません。
が、ここまで来たらやってやらねばなりません。また行きます。どうぞよろしくお願いします。
おわりに
お疲れ様でした。
何事も初挑戦のことは勉強になって楽しいものですね。クエは様々な意味で難易度としてはキハダマグロなんかと同じ程度かと思います。
キハダは10回挑戦して10回目でようやくキャッチでした。キハダの難しさの多くは、魚を見つけること、にあります。大抵いないんですよね。。。
それに比べクエは居場所はほぼ特定できているわけですし、同船者が初回でそれっぽいのをかけていたため、少し難易度は下がるかもですね。
いずれにしろ今年中に勝負を決したいと思います。引き続きどうぞよろしくお願いします。
t.onumaと申します。
オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。
オフショアを始めてみたい方のために、初心者が気になるところをお伝えしていこうと思います。