バスの常識、ビッグゲームの非常識①

2020年04月28日 公開
2020年05月01日 更新 ビッグゲームの非常識

バスの常識、ビッグゲームの非常識①

こんにちわ、ANGLERS藤井です。
今回の話は前提として、GT、ヒラマサ、マグロなどのオフショアキャスティングゲームのことをビッグゲームと勝手に命名して話を進めていきます。
ブラックバスしかやってこなかった人がビッグゲームに挑戦するとつまずくことがたくさんあるんだぞと少しずつ書いていきますね。

そもそも僕の釣り歴

僕は釣り歴は30年を超えていますが、1番長くやっているのはブラックバスになります。

釣りを初めて15年ほどブラックバスを行い、シーバスやハタ、エギング、メバリングなどをやってきて、ここ4年ほどはビッグゲームとネイティブトラウトにハマっている感じです。

なので今回の話を読んで、【何を当たり前のことを】や【それは間違っているぞ】なんて声もあるかもしれません。
あたたかい目でご覧いただけますと助かります。
僕の中ではこの分野はまだ発展途上だと思っています。他にもいい方法がたくさんあると思っています。

まぁそれでも4年やっているわけで、そんななか今思い返してみると新参者がハマる場所が何点かあるなぁと思い、ここに書きたいと思います。

少しでも参考にしていただけると助かりますが、ビッグゲームの世界って試行回数が圧倒的に少ないので答えがよくわからないんですよね。
まぁ参考程度に。

クリンチノットで結んでいた時期

ビッグゲームの人からすると、【信じれない】でしょう。
バサーからすると、【なんでダメなの】となるかもしれません。

びっくりするぐらい恥ずかしいのですが、始めた当初は『クリンチノット』もしくは『ダブルクリンチ』、『漁師結び』でルアーを結んでいました。

いやーマジびっくりするわ。そりゃ何回もラインブレイクするわ。
誰か教えて下さいよ。その結び方で大丈夫?と

ビッグゲームをやらない人は『クリンチノット』『パロマーノット』『ユニノット』なんかで結んでいるかと思いますが、ビッグゲームには使えません。
すぐに切れます。やつらが本気出したらマジで一瞬で切れます。

過去にあった出来事

まだ僕がダブルクリンチで相模湾のマグロに挑んでいた時の話。
30kgクラスのキハダがかかったことがありました。

そのときはカツオナブラを撃っていて、かかったときにはその引きからサメがかかったと思っていました。
なんなら船中全員そう思っていました。そのぐらいゆっくりとしたずっしりとした引きでした。

こちらはサメだと思っていますから、そりゃゆっくりとゆーーっくりと巻いていたんです。
徐々に魚影が見えてきて船の下まで来たとき、僕は初めてキハダだとわかりました。
と同時にキハダはまだ釣られていることに気づいていないのだなと言うこともわかりましたw

その瞬間、キハダは焦ったのでしょうか、急にマックススピードになりドラグなんて関係なくラインブレイク!
ラインはルアーのところで切れていました。

そもそもマグロに対して、ルアーの結束にクリンチノットでいきますかね。と当時の自分に言いたい。
だがしかし、バスの常識が基本になっている僕には、疑う余地のない部分だったのは間違いありません。

イモムシノットとの出会い

そこからです、乗合船や友人のノットをしっかりと見てどんな結び方で結んでいるのかを勉強しはじめたのは。
そのときに多くの人がやっていたのがこのノット、イモムシノットです。

イモムシノットの結び方

①まず初めに下の写真のようにアイに輪を通してください。

②次に、できた輪にアイをくぐらせてください。

③そのままハーフヒッチを上と下に交互に行います。目安は3回ずつ、合計6回程度で充分です。

④最後にエンドノットをして完了です。残ったラインは少し長めに残してください。

GTやマグロを掛けてもこのノット部分が切れたことはないです。
そのぐらい信頼しています。

バスの常識、ビッグゲームの非常識

特定のルアーフィッシングのみをやっている方、その常識はどのジャンルの釣りでも常識ですか?(と過去の自分に言いたい)

例えば、スナップを使って釣りをすることはあると思いますが、ビッグゲームにおいてスナップなんて使いません。
負荷が均等にかかった末、スナップから壊れます。ラインブレイクならぬ、スナップブレイク!!

また、初めはこれもびっくりしたんですが、ビッグゲームにおけるルアーチェンジの際は毎回プライヤーを使ってスプリットリングの開閉をします。

ルアー交換する際にわざわざプライヤー使います?
慣れてくるとかなり早く交換できるようになりますが、初めは交換するのに30秒ぐらいかかっていました。

他にもルアーにフックが付いて売っていないPEラインだけで1万円超えるとかたくさんのびっくりポイントがあります。

そしてそれがいつの間にか麻痺してきて、常識になります

というわけで、これからはこんな感じで初めてビッグゲームに挑戦される方に少しでもお助けできるように、書いていこうと思います。


ANGLERS 藤井

アングラーズの運営をしています。
ブラックバスに始まり、今となってはルアーで釣れるものは何でもやってます。

2021年は感動するアマゴを釣ることを目標にしています。
釣りのお誘い待ってます!

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1回目の『斗南3号の話』、2回目の『トカラ列島およびホスピタリティの話』ときまして、次は肝心な『タックルの話と釣れる魚』です。 マグロと違いそこまで忙しいものではないのでタックルの準備は人それぞれになってしまいますが、僕のタックルが少しでも参考になればと思います。 もくじ PE6号が基本タックル 釣れる魚たち 一生に一度の出会いを PE6号が基本タックル 初めてBigDipperに乗る前に福井さんといろいろ話をしましたが、PE6号でいいよとのこと。それ以上のラインはみんな使えないし、必要ない。女性は4号か5号でいい、とのこと。ちなみに、何度か乗りましたが結局僕は基本PE6号で落ち着きました。 BigDipperは特にタックルの縛りや強制はありませんので、自分の好きなタックルを持ってきてください。またレンタルもありますので、ない人は借りてもいいかもしれません。 必要なタックルは以下のように。 ロッド:ルアーに合わせて リール:14000XG ライン:PE6号+リーダー150lb ルアー:好きなものを 特に決まりもなければ、このルアーが良いとかもありません。この船に乗る方の多くはカーペンターで揃えてたり、すべてリップルのカスタムロッドっていう人が多いのも事実ですが。ただこれじゃないと釣れないとかもないので、お好きなルアーを持ってきて良いと思いますよ。カーペンターやネイティブワークスのウッド素材のものが良いかと思えば、シマノの別注平政やヘッドディップでも何本もあげています。結論は、自分の使いやすいルアーで!ということになります。 ちなみに僕はいつもタックルは3本持参します。ポッパー用、ペンシル用、シンキング用で3本です。すべて14000番の6号で統一していて、替えスプールに8号を巻いているものを3つ持っていきます。 釣れる魚たち BigDipperはGT船なので、GTしか狙いません。近くでマグロが跳ねていても、船は移動しません。だってGT専用ですから。 それでも外道が釣れてしまうことがたくさんあります。以下に書くのは、今までに僕が乗ったときに釣れた外道です。あくまでも参考までに。 キハダマグロ 最も多い外道のひとつ。釣ったらその日の晩ごはんに出てくるかもね。 オニカマス(バラクーダ) 誰かのラインが切れたらこいつらが船の周りにたくさんいるかもしれません。すぐに安いルアーに変更だ!w カマスサワラ(オキサワラ) カマスなのかサワラなのか、なんなんだお前!w味は美味しい魚なのですが、なぜかBigDipperの食卓では出てこないんですよね。 イソンボ(イソマグロ) この画像のイソンボは、トップに出た瞬間にGTじゃないことを確信した残念な魚なんですが、その引きは凶暴でして未だに覚えています。残念に変わりはありませんが、僕は結構イソンボ好きです!めっちゃ引くから! ダツ トカラのダツはめっちゃデカイ!マジ、バカでかい!1mぐらいあるんじゃないかと思うぐらいデカイ!そしてどこにでもいる!! セイルフィッシュ 釣った次の日に食卓に並び、結構美味しい魚という印象があります。釣ったのは友人ですが、釣り上げるのに30分以上かかってました。その日のGTより大きく50kg近くありました。 一生に一度の出会いを こんな感じで、BigDipper並びにトカラ列島では、GTはもちろんのこと普段会えない魚たちに会うことができますよ。また、魚だけでなく、ザトウクジラの親子にも会ったことありますし、大量のイルカにも会えます。 普段とは大きく違う環境で、一生に一度しか会えない魚たちに会ってみてはいかがでしょうか。こんな思い出はココに来ないとできないんですよ。あーBigDipper乗りたい。。。。。 #{snippet[3]}
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前回はBigDipperの船『斗南3号』についての話をしました。今回はBigDipperのスケジュールとホスピタリティなどを話します。 初めて乗るときは、僕もかなり不安でしたが結論から言うとすべて杞憂でした。BigDipperの快適さはホテル並みと言っても過言ではありません。 乗りたいと思っている人はコレを読むと、ますます乗りたくなると思いますよ。 もくじ スケジュールの例 知っておくと良いかも ホスピタリティの高さ 目指せトカラ列島 不安なんてひとつもない スケジュールの例 すごくざっくりしていますが3泊4日のスケジュールはこんな感じです。 僕は今まで乗った際は、すべて前泊していますので時間的にかなり余裕でした。このスケジュールは前泊しないパターンです。 実際は前泊するほうが珍しいらしい。多くの方が空港から直行でビッグディッパーに集合していました。BigDipperに着いたら船長に挨拶をしたり、タックルの準備をしたりします。事前に説明があると思いますが、スーツケースなどのハードなカバンは船内に持ち込めないのでイケアなどの大型でソフトな袋にスーツケースの中身をすべて詰め替える作業が必要になります。 以前の斗南2号ではスーツケースごと船に入れれたらしいのですが、斗南3号はそれができませんのでご注意ください。空になったスーツケースは船宿に置いておきます。 船に乗る前には、近くのA-COOPにて買い出しを行います。ここで買うものは各自の4日間の飲み物と初日の昼ごはんになります。初日の昼はいらない方は買う必要ありません。ただ、飲み物は余るほど持っていくことをおすすめします。なくなったらいろんな意味でキツイですから。 知っておくといいかも ここでBig Dipperにおける生活の知恵を何点か話します。 飲み物は2Lペットより小さいものを何本も 前回の話では船内の説明をしました。その中に冷蔵庫を書いたのですが、この冷蔵庫に全員の飲み物を入れることになります。 2Lの大きいものは、不思議とどこかに行く可能性があります。もっと丁寧にいうとどこかに消える可能性があります。そりゃ同じA-COOPで買い出すわけだから飲み物も大半が被るでしょう。一応ペンだったり、剥がれにくいシールだったりで自分の飲み物にマークをするんですが、それでもたくさんの飲み物と一緒になればよくわからなくなります。 少し高くつきますが、一度に飲みきれるサイズをたくさん買ったほうがなくなりにくくなるのでいいのかなと思いました。 シャワーは早めに 別にBig Dipperに限ったことではありませんがお湯を電気で沸かすため、ひっきりなしにシャワーを使えばお湯が出にくくなります。 3泊4日の共同生活なので、みんなのことを考えてお湯を使いましょう。ただ、それでもお湯が出にくいときも考えられます。とりあえず、なるべく早めに入ったほうがいいよね。 小銭が必要なときもある ずっと船の上かと思えば、実は特定の島では上陸して温泉に入ったりします。 温泉がある島は結構多く、悪石島や宝島で温泉に入る可能性があります。その際に小銭が必要になります。たしか200円とか300円とかだったと思いますが、用意しておいたほうが良いですよ。 また上陸したときには自販機がありますので、飲み物の補充や買い忘れたもので飲みたいものがあれば買うことができますからね! ホスピタリティの高さ 当たり前なのかもしれませんが、船はとてもキレイです!トイレもウォシュレット付きですし、シャワー室もめちゃめちゃキレイです。もちろんドライヤーもあります。 まぁこの辺は僕はそこまで重要ではないので不安ではなかったのですが、食事だけはかなり不安だったんですよね。そもそも船の食事で満足できるのかなと。ただ、乗ってからすぐに杞憂だったと気づきます。Big Dipperのご飯ヤバい。 以下の画像は実際に出てきた食事です。すごくないですか?味も量も完璧です! ただ、1つだけ残念なことにこの調理をされていた中乗りさんが、最近辞められたそうで同じものが出てくるかどうかわかりません。かなり残念。。。 目指せトカラ列島 天候がよければ、初日からトカラ列島の悪石島もしくは宝島方向に向かいます。また天候やコンディションによっては、最北端にある口之島もしくは屋久島近くまで初日から行くかもしれません。 この辺りは、もちろん福井船長次第になります。僕が乗った時は、初日は悪石島か宝島までしか行ってません。そのタイミングで調子のいい場所を船長は知っていますから、福井さんに任せれば釣らせてくれます。 また、2日目と3日目はトカラ列島の島々を釣りして回ることになります。朝から晩までずっとルアーをキャストします。気づいたら夕方になっています。都会と田舎では時間の流れる感覚が違うというけど、トカラ列島では時間の経過が早く感じます。集中していると本当に時間が経つのが早いんです。 逆に夜は時間が経つのが遅く感じます。日が出ていると時間が経つのが早く、日が沈めば遅くなる、すごく不思議な感覚に陥ります。それがトカラ列島! 不安なんてひとつもない Big Dipperに乗る前は不安がありましたが、乗ってしまえばここまで快適な船はありません。初めはその辺にある遊漁船みたいな船で3泊4日とかありえないと思っていましたが、全くもってそんなことはなくその辺のホテルより圧倒的に快適でした。 また、みんなで3泊するっていうところが良いですよね。家族みたいな感覚にもなります。GTがヒットすればみんなで応援(という名の茶化し)に入りますし。 最後ですが、このアイスもBig Dipperで出ます。すごくないですか? #{snippet[3]}
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2020年08月18日 ビッグゲームの非常識
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ルアーマンの憧れの魚はたくさんいます。GTやクロマグロ、イトウやアカメなどの大型のものが多いですが、僕の中ではミヤベイワナやゴギなんかも憧れの魚です。 そんな中、多くのルアーマンが最も憧れる魚はGTではないでしょうか。和名ではロウニンアジとも言うこの魚はパワーやファイトシーンなど夢中になれる魅力がたくさんあります。 今回は、そんなGTを釣る専門の船でありGT船の最高峰『Big Dipper(ビッグディッパー)』について話します。今後乗ってみたい方がいれば少しでも参考になればと思います。 この船やトカラ列島のGTの説明はかなり長くなるので、何回かにわけて説明します。では今回は、船について説明します! もくじ Big Dipper(ビッグディッパー) 船についての説明 普段みることのできない光景がそこにある Big Dipper(ビッグディッパー) この船の名前より船長の福井健三郎さんの名前の方が有名かもしれません。福井さんはシマノのスポンサーを受けており、大型スピニングリールのフラッグシップモデルであるステラSWなどの紹介ページにも載っています。 ショアからでもたくさんGTを釣られていますし、釣られたGTの合計数はかなりの数です。もともとは奄美大島の人ではなく、神奈川から移り住んだらしいです。 日本のGTゲームの第一人者であり、この世界では超がつく有名人です。フィッシングショーなどでお会いすることができますので、シマノブースに行くとステラSWの前にいらっしゃると思いますよ。 Big Dipper(ビッグディッパー)の船ですが奄美大島にあります。普段は奄美大島のとある港に置いてあり、そこからトカラ列島に出船するのが基本パターンです。天候の影響で奄美大島から出れない場合もありますが、幸いなことに今まで僕が乗ったときはすべてトカラ列島に向けて出船することができました。 そうそう、とりあえず酔いやすい人へのアドバイス。僕は奄美大島からトカラ列島の悪石島もしくは宝島までのルートが一番酔いやすいと思っています。ここだけ乗り切れれればあとは楽園?です。 船についての説明 船の名前は、斗南3号(となみ3号)といいます。2019年の夏前に新艇になりました。 釣りの行程は3泊4日が基本です。中にはびっくりされる方もいると思いますが、すべて船中泊になります。ずっと、この斗南3号の中で生活することになります。 心配な方も多いかもしれませんが、想像以上に快適でマジで余裕ですよ。寝る時は島の港に停めますので、全然揺れません。むしろ雨が船に当たった音が心地良いんですよ。 同時キャスト人数 それでは斗南3号について分かる範囲で説明します。みよしにあるデッキは、最大で同時に6名投げることができます。ホームページ上では6〜7名とありますが、実際7名は少しきつい。熟練者ばかりだとできるかもしれませんが、6名までが現実的かなと思います。僕が乗った時は6名で限界を感じました。特に初心者が1人でもいると何度かまつってしまって、面倒なことになります。 ともは最大で3名投げることができますが、これも2名が妥当かと思います。僕が乗った時に3名で投げていましたが、常連さんはなかなかすごい場所から投げていました。(投げている場所は船外でした) ロッドホルダー 左右に約20本ずつ収納できます。平均1人3本ぐらい持ってくるので、充分かと思います。ただ、遊び用のタックルを持ってくると収納できないので、船内に置かれます。初めて乗った時はライトタックルを持参していて、中に固定されて置かれてました。 机?椅子?ライブウェル ただの机や椅子と思うなかれ、これが釣れたGTを活かすためのライブウェルとなるのです!初めて乗った時は少しびっくりしましたが、この家具?は一石三鳥ですごく便利! 船室 移動時は船室の中の席に座ります。なぜか、その写真がないので拙いイラストで説明しますが、こんな感じになります。 上記イラストの緑色の席から操船席を写したものがこちらです。 また緑色の席から正面を写したものがこちら。 ベッドルーム 自分でもイラストのセンスがなさすぎて吐きそうなんですが、ご覧いただけると助かります。 船内にはプライベートルーム(勝手に命名)を入れて9つのベッドがあり、先着順で勝手に決めます。上の段のベッドよりも下の段のベッドの方が若干広いような気もしますが、まぁ大して変わらないのでしょう。僕は今まで数回乗りましたが、すべて下の段でした。 シャワー室の横のベッドは、寝ているときにシャワーに入る人があまりいないので気になりませんが、トイレの横のベッドは僕はあまりおすすめしません。まぁ人それぞれなのですが。 普段みることのできない光景がそこにある Big Dipper(ビッグディッパー)の船である斗南3号についてはここまで!次回はトカラ列島についての説明とスケジュールについて説明します。 これから、初めてGTに挑戦する方にとって少しでも役に立てば本望です! Big Dipper(ビッグディッパー)に乗ると、こんな夕焼けや自然と対峙できます。人の手が届いていない自然に触れると、自分の人生や日頃の生活がいかに小さなものかを感じることができます。 こんな経験は二度とできないと思うことが、東京から少し来るだけで体験できる。もちろん釣れればもっと幸せですが、この自然と触れ合えるだけでもBig Dipper(ビッグディッパー)に乗る価値があるんだと思う。 #{snippet[3]}
オフショアキャスティングを初めて見ようと思っているなら、まずはこのルアーを買おう!
2020年07月05日 ビッグゲームの非常識
オフショアキャスティングを初めて見ようと思っているなら、まずはこのルアーを買おう!
オフショアキャスティング、そうGTとかマグロとかヒラマサとかをキャスティングで狙う釣りです。あとはシイラやカツオなども含まれるのかな。 前々から思っていましたが、オフショアキャスティングってルアーが高すぎませんか?プラスティックや高発泡だと3,000〜8,000円、ウッド製だと10,000円、高いと15,000円。オークションとか非正規ルートだと30,000円を超えるものも珍しくありません。 これらの理由から、やってみたいけど初めにくいと思っている方へオススメルアーを紹介します。 もくじ ロストすることは少ない このルアーは買っておくこと ヘッドディップ175 AR-Cシステム オフショア1つ目のルアーはヘッドディップ ロストすることは少ない 紹介する前に、ロスト問題について話しておきます。ルアーがロストするとき、根掛りか高切れが多いかと思います。根掛りはその名の通り水中の何かに引っかかり、はずれなくなりロストすること。高切れが原因のときはキャスト時などで、ラインが切れてルアーの回収が不可能になったりします。 安心してください。オフショアキャスティングではシンキングルアーよりフローティングルアーの方がメインになるため、根掛りすることは少ないです。また、フローティングだからルアーが浮いてくるため回収に向かえます。 ただし、サメやバラクーダなどの歯がするどい魚に当たると一瞬でなくなります。マジで一瞬です。投げた、アクションした、食ったと思ったらすでにルアーはなくなっています。 GTの海域には、サメは結構たくさんいます。下の写真は、ポッパーにツムブリがヒット→そのツムブリにサメがヒットし、ファイトした後です。サメは本当にたくさんいますから、ロストする大半はサメが原因だと思います。 このルアーは買っておくこと 1つ1万円超えるルアーを何個も買えないよ!って方もいると思います。そこで今回紹介するルアーは安価で且つ、釣れるルアーです。 僕が思うには、オフショアキャスティングをやっている方でこれを持っていない人は少ないと思います。また、どこでも買えますし、2020/7時点では4,300円(税抜)です!しかも、ルアー性能もかなりいいです!すごく飛びますし、ルアーアクションもしやすく実際に釣れます!また、ロストしてもそこまで痛くない!極端ですが、はじめのうちはこれ1つでも良いと思っています。 ヘッドディップ175 そのルアーはシマノ社のヘッドディップ175です。サイズが複数あるので間違えないように!サイズは175mmの97gのものです。 このルアー、マジで最高です。ちょくちょく僕のマガジンにも出てきますが、非の打ち所がないルアーだと思っています。 ボリューム感、飛距離、動き、扱いやすさ、値段。三拍子ならぬ、五拍子揃っています。これだけ揃っているルアーは他にはないと思いますよ。 ※参照:シマノメーカーHPはこちらから メーカー 品番 サイズ/自重 タイプ フックサイズ 本体価格(円) シマノ OT-175L 175mm/97g フローティング ST-66 #4/0推奨 4,300円 AR-Cシステム このルアーの核心の1つはこれでしょう。シマノの技術説明は色々なところで書いてありますよね。HAGANEボディとか、スパイラルXとか、Xシートとか。 どれもすごい技術なんでしょうが、使わせてもらっていてその恩恵を感じたことって僕は少ない。使っていてスパイラルXだと認識するのは難しく、すごい技術で恩恵は受けているのでしょうが当たり前になってしまっています。 しかし、AR-Cシステムは恩恵を実感できるんです。他メーカーの同サイズのルアーと比較すると飛距離が全く違うんです。特にウッド製のルアーとの飛距離の差はやばい。同じ投げ方で10m以上の差があると思います。それを可能にしているのがAR-Cシステム。これだけ飛んで釣れるルアーが5,000円しないのは本当に安いと思います。 ※参照:シマノHPから 1つ目のルアーはヘッドディップ175 これからオフショアキャスティングを初める方。もしくは、マグロやGTなどを釣ってみたいと思っている方は1つ目にヘッドディップ175を買ってください。初心者にも熟練者にもオススメのルアーです。泳ぎももちろんのこと、飛距離で釣果に差がつきます。そもそも飛ばないと話になりませんから。 最後に補足しておくと、ヘッドディップが良いのではなくヘッドディップ175が良いのです。他の140とか200とかも使ってみましたが飛距離はあれど、そこまで良くなかった。同じ名前ですが、サイズが違うと別物だと思ってください。また、ヘッドディップ175にはフラッシュブーストも出ていますが、使っていないためわかりません。まぁ普通のヘッドディップ175で良いと思いますよ! #{snippet[3]}
バスの常識、ビッグゲームの非常識③
2020年05月04日 ビッグゲームの非常識
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こんにちわ、ANGLERS藤井です。この話は前提として、GT、ヒラマサ、マグロなどのオフショアキャスティングゲームのことをビッグゲームと勝手に命名して話を進めていきます。もう今回で3回目。ビッグゲームに興味持った方が増えたらいいなぁ! もくじ 注意事項 ルアーが水を吸う 用意するもの メンテナンス開始 なるべく早く行ってください 注意事項 今回の話はあくまでも自己責任で行ってください。メンテナンス方法等、正解かどうかはご自身の判断でお願いします。 高価であり思い出の魚を連れてきてくれた大事なルアーです。方法次第で動きが変わったり、最悪使えなくなる可能性もあります。 ちなみに僕は今回説明する方法を行っていますが、間違っている場合は指摘してもらえると助かります。 ルアーが水を吸う 一般的なプラスティック含め水を吸わない素材で作られているルアーは、今回の話は当てはまらないです。 プラスティックではなく、水を吸う素材(バルサや木材等)で作られているルアーはメンテナンスが必要になります。 使用中についた歯型やフックサークル等の傷などから、ルアーは海水を吸い込みます。放置すると、錆びたり腐食して使えなくなる可能性があるんです。 使用前にルアーの重さを量る 少し、慎重になりすぎている感があるかと思いますが、ハンドメイドで作られているルアーは個体差があります。使用前にルアーの重さを量っておくことをオススメします。面倒だけどね。 用意するもの 以下のものが必要になります。使用後になるべく早く行う必要があるため、釣行前に事前に購入することをオススメします。 密封できるもの 僕は密閉できるタッパーを使用していますが、密閉できるなら何でもいいと思います。 乾燥剤(シリカゲル) こちらも乾燥剤であれば、何でも良いと思います。使用するときの量は、僕はタッパーの2/3以上シリカゲルをいれます。 補修できるもの 割れた傷などを補修するために使用します。 僕は何個か試して1番使いやすかったので、紫外線を当てると固まるBONDICというものを使用しています。自分の使いやすいものなら、その素材に使えるものなら、何でも良いかと思います。 メンテナンス開始 それでは、僕が行っていることを説明します。何度も言いますが、僕はこの方法を行っていますが、正解ではない可能性もあります。あくまでも自己責任でお願いします。 海水を抜く 水道水にルアーを浸けます。大体2時間ほど浸けておきます。僕は家の洗面台に水を溜めて浮かべています。こうすることで中に入った海水(特に塩分)を抜くことができます。 乾かす ルアーを乾かします。タオル等でキレイに拭いたあと、シリカゲルを敷き詰めたタッパーに入れます。このまま48時間以上置いておきます。 重さを量る 48時間以上経ったら、ルアーの重さを量ります。購入時のルアーの重さになっているか確認します。まだ増えていたら、タッパーに戻します。 補修する 全体を見て傷を確認します。見たり触ったりして、付いた傷を補修していきます。これで完了です。 なるべく早く行ってください 釣行後、帰ってきたらなるべく早く対応した方がいいです。特に海水を抜く作業は、早めにやらないと抜けなくなります。 また、必ずスプリットリングやフック等は外してから行ってくださいね。 すごく面倒な作業ですが、バスフィッシングのみをやっているときはこんなこと考えれなかった内容です。 ビッグゲーム用のルアーは高価なものが多いです。また自分にとってメモリアルな魚を釣れてきてくれた世界に1つのルアーになります。なるべく早く対応して、いい状態のまま保存してあげてくださいね。 #{snippet[3]}
バスの常識、ビッグゲームの非常識②
2022年06月30日 ビッグゲームの非常識
バスの常識、ビッグゲームの非常識②
こんにちわ、ANGLERS藤井です。この話は前提として、GT、ヒラマサ、マグロなどのオフショアキャスティングゲームのことをビッグゲームと勝手に命名して話を進めていきます。ブラックバスしかやってこなかった人がビッグゲームに挑戦したときにつまずいた話を少しずつ書いていきますね。今回はフックの話。 もくじ そもそもフックが付いていない 自分でテストを行う 結局、使っているフックは バスの常識、ビッグゲームの非常識 フックが付いていない バスフィッシングに使われているハードルアーは、ほぼルアーにフックが付いている状態で販売されています。その付いているフックは、メーカーさんがテストをして選ばれたベストなフックです。 ただ、ビッグゲームに使われているルアーに関しては、ほぼフックが付いていません。自分でつけろと言うことか。初めてのときはかなりびっくりしました。 この話を聞いたときにみなさんは【買ってつければいいじゃん】と思うかもしれません。ただ、どこのメーカーの何番をつければいいの?ってなるのです。 ご存知の方も多いかと思いますが、下の画像のようにメーカーによってはフックサイズも重さも全く違います。例えば、A社の5/0サイズとB社の5/0サイズは全くの別物になるのです。どれがいいんじゃ!! 一部のメーカーさんは、購入時に一緒に入っている説明書きに〇〇社の5/0を推奨と記載があるのですが、ないメーカーも全然あります。メーカーさんがテストに使ったフックを記載してほしいと心から思います。 自分でテストを行う フックがないとなるとフックを買わなければなりません。しかもどのフックを買えば良いのかわかりません。 とりあえず、はじめのうちはいろんな人に聞いて最も意見の多かったオーナーばりさんの【ST-66】を試しました。 ※メーカーHPより ただ、問題があります。ブラックバスと違って『釣りに行ってくる』と簡単にはできないのです。 ビッグゲームにおけるどの魚種も、離島に住んでいない限りは簡単に釣りにはいけません。その結果、近くの海や湖にいきまして全然違う環境でテストするしかありません。 白い目で見られることがある 明らかに場違いです。邪魔にならないところで、家族連れがサビキを落としている堤防などで明らかにおかしい大きさのルアーをガンガン投げている。 知らない人から何が釣れるんですか?と声を掛けられても、マグロやGTとは言えず。明らかに不審者扱いです。 ただそれでもテストをしていると微妙な差がわかるんです。こっちのフックの方が泳ぎがブレないなとか、浮き上がり速度が違うなとか。 そんな感覚的なものでフックを取り付けます。ベストなのかは今でもわかっていません。 結局、使っているフックは 結果、色々散財して僕がよく使うフックをここに書きます。あくまでも今現在僕が使っているフックであり、これから変わる可能性があります。 また前提として、トレブルフックのみを記載しています。シングルフックも使うのですが、状況やルアーに応じての使い分けを書くと今回の内容がかなり膨れるので割愛しました。また今度の機会に説明します。 ちなみにフック選びの僕のポイントは『伸びない、折れない』『のりやすい』『ルアーに傷がつきにくい』『気軽に購入できる』この4点です。 伸びない、折れないは当たり前ですが、ルアーに傷がつきにくいとは、使っているとどうしても下の画像のようにフックサークルができます。 ただ、中にはできにくいものがあります。これが結構重要で、バルサなどの木材で作成されているルアーが結構多いので、フックサークルにおける傷によっては、修復が難しいときがあるためです。 またフックにとってもよくありません。フックポイント(針先)が丸まってしまう可能性があるためです。 オーナーばり『ST-66』『STBL-66』 すごく有名だと思います。使っている人もたくさんいらっしゃると思います。 このフックは、比較的売っている店が多く、そこまで高くないです。 ちなみにSTBLの『BL』はバーブレスのことなので、GTを狙うときにはSTBL-66に交換しています。 ※メーカーHPより がまかつ『GTレコーダー』 このフックの特徴は、針先が内側を向いていること、また圧倒的に強いことです。内側に向いていると他の針に比べてフックサークルができにくいです。 よくフックポイントが内側のためにフッキングしにくいのでは?と言われますが、今の所そのようなことに遭遇したことがありません。 欠点は、他のフックより割高なので一瞬、高いなと頭によぎることです。 ※メーカーHPより BKK『GT-REX』 2019年度あたりから関西をメインに販売されている中国のメーカーさんです。 僕は2020年春に友人に教えてもらい、関東のプロショップで発見しました。まだ1回しか使用していませんが、今の所は特に問題なく使えています。 デザインムラが少なく、フックにサイズ等を書きやすいのでかなり重宝しています。あと値段が少し安いと思います。 ※メーカーHPより(リンクが切れてるためリンク貼れず) バスの常識、ビッグゲームの非常識 今回はフックの話でした。釣りにおいて最も重要な要素でもあるフックこそ良いもの、安心できるものを買ってください。 またルアー以上にフックは状態を見極める必要があります。トップ画像のようにサビてしまったら直ぐに交換したほうが良いです。 針先やサビなどは、折れやフックアウトにつながります。そんな状態になっていたら、即交換が必須です。 状態を見極めて、最高の出会いに備えてくださいね。 この話を読んでビッグゲームユーザーが少しでも増えてくれると助かります。 #{snippet[3]}
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