どうもこんにちわ、t.onumaと申します。オフショアゲームを本格的に始めて4年目、まだまだ駆け出しで、だいぶへたくそだったりします。
東京湾、相模湾でのオフショアゲームをメインにしつつ、年に何回かは遠征に出かけたりする、ルアーフィッシング中心の釣り人生を過ごしています。
今回は新しい試みとして釣行記録を記してみたいと思います。
釣行記録第一回の今回は、以前「はじめてのオフショアゲーム」でも取り上げたタチウオです。どうぞよろしくお願いします。
はじめに
はじめに、なのですが、オフショアの釣行記録って、いやオフショアに限らず公開の仕方は難しいですね。
一番の問題としては「公開することにより場が荒らされてしまう」という懸念とどう向き合うか、でしょうか。とりわけおかっぱりのポイントなんかには当てはまると思います。
また、オフショアでは「この釣り船がメジャーになったら自分がいきたい時に行けなくなる」等の意見を聞く時があります。気持ちはわからなくもないですが、操業するのに燃料費がかかったりする釣り船であれば、連日満員の方がありがたいわけですよね。それならば声を大にして応援してあげた方がいいのではないでしょうか。
情報を積極的に公開することにより、むしろ釣り人間で情報の非対称性がなくなり、該当する釣りの知見が増えたり、いい方向に向かうケースもあると思います。いずれにしろ情報は多い方が釣り人も増えるきっかけにもなるだろうし、釣り業界が活発になると思います。活発になることで競争が生まれ、新陳代謝も促され、新しい会社が勃興したりと、釣り環境にはいいのではないでしょうか。
一方、人が増えることで弊害もあります。それは目に見える形で場が荒れること、例えばゴミを放置していったりする心なき人々の存在です。あるいはトラブルを起こしてその場所での釣りが禁止されたり、乱獲とも言える過剰な採捕等もあるかと思います。この点は完全に同意でして、こうした事態を引き起こす可能性は排除したい、ゆえに釣果情報は公開したくない、という意見は至極真っ当だと思います。
これに関しては、発信者次第だと思います。例えば、原則釣りはしていい場所や、注目されていないだけで実は腕がよい釣り船であれば、その情報の受け手がどう考えるかを熟慮した上で適切な手法で公開するのがよろしいかと思います。
個人的にできることは、情報を出す際には注意喚起をしつつ自分のマナーを磨き、一緒に釣りをする人に感じてもらうということをこれからも心がけ、情報を発信していこうと思います。
本稿をご覧になった方々が「やってみたい」気持ちになり、少しでも多くの船宿が潤うことを、そしてコロナ禍が沈静化したのちに地域の活性化につながることに微力ながら貢献できることを期待しております。
では、前口上が大変長くなりましたが釣りの話に進みます。
※本釣行では、コロナウイルス対策として、手指の消毒、マスク、ソーシャルディスタンスを徹底し、万全の体制で臨んでおります。
準備編
オフショアでの釣りを初めた当初、東京湾のタチウオは何回か行きましたが、昨年はコロナの騒動もあってか1回のみ。1年ぶりの釣行です。
前回は新山下の渡辺釣り船さんから出船しまして、まさかのボウズ。
その時のタチウオのベイトがマイクロサイズで、TGベイトの40gや60gに好反応だったものの、そういう時に限ってタングステンジグのケースを持参し忘れるという展開でした。持ってれば釣れていた、はず。
残念でしたが、次回以降の反省材料としてとっておいたものを1年越しでようやく使うこととなりました。
タングステンジグ、フック、タックルは問題なしとして、前回気になったのが80-150gのジグのバリエーション。タングステンでしか釣れない、というわけでは当然ありません。
アクションがダメだったりもしたでしょうし、あと一歩を埋める何かがかけていたのは明白。なので準備万端にします。
80g4本、320g
100g2本、200g、合計520g
120g7本、840g、合計1,360g
130g10本、1,300g、合計2,660g
150g6本、マサムネは155gなので950g、合計3,610g
ジギングの際、これだけ持っていっても使うのはわずかなのに。。。と毎度思う物量ですが、タチウオの場合は結構使うのでこれでも足りないかも、と思います。
多分、問題なのは外れカラーを多く持っていること。これを排除できる経験値を積めば物量は少なくなる、はず。
まぁ、これの他にもタングステンジグが1.2kgくらいあるんですけどね。
ですので、都合5kgを超える、ビッグすぎる新生児なみの重さのジグを抱えてGOです。
タックルはシマノの炎月リミテッドとソルティガSJ-2との二本体制で行きます。炎月は20m前後の浅場でのタングステンおよびスモールジグ用、ソルティガは130gがメインとなる主戦場用です。
リールはそれぞれカルコン101にPE1.2のフロロ20lb、201DCにPE1.5号のフロロ25lbです。リーダー切れがくれぐれも発生しないことを祈ります。
実釣編
最近のトレンドとして、東京湾を南下→10m前後の浅場→60mくらいの水深という撃ち方みたいですね。
船宿から一路南下、ポイントを目指します。一時間ほどで走水近辺に到着。まずは浅場からです。水深は13mとのこと。
捲土重来を期して放り込みます。TGベイト60gです。
しーん。。。
同行した友人は数匹キャッチです。水深13mで100gのジグぶっこんで「着底わかんなくないですか」とか文句言いつつもキャッチ。
ジグはダイワの鏡牙ベーシック、ムラピンゼブラだったようです。
しばらく試して全体的に成果があがらないようですので、移動となりました。爆釣を期待したタングステンスモールジグ作戦は見事に不発です。仕方ないですね。。。
以降は60m程度のポイントを転々とします。走水のあたりですね。深くなったのでジグは130g前後ですね。色はセオリー重視の上、実績のある順から試していきます。
ジグのアクションは考えられる材料を全て組み合わせて試します。
・ワンピッチ、2ピッチ、ハーフピッチ:異常ありません
・超高速巻き:異常ありません
・デジ巻き:異常ありません
どうしたことでしょう。これらを組み合わせながら2時間ほどありとあらゆる手段を試しましたがウンともすんともいいません。
周りでもほぼ釣れておりません。10:40底なので仕方ないのでしょうか?
ごく稀にかかるのはピンクにゼブラとかグローが少し入ったジグのようです。浅場での成果が引き継がれているようです。
その後も釣れません。なので半ば諦め気味にゆるゆるとただ巻きしてたらバイト発生。ここまでたどり着くのになんと4時間です。
新品でしたのでバイトだったのは明らかですね。
ようやくヒントを得ることができました。この後はバイトがあった50-40m台をゆるゆるリーリング&フォールで、断っても断っても来る営業マンのように往復させていたところ、一瞬ミスってボトムまで落としてしまったら大きめのバイト発生です。
釣れたのはちっちゃかった。
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ロッド:ソルティガSJ-B2
リール:19カルコンDC201
ライン:DUELハードコアX4-1.5号xフロロ25lb
ルアー:ダイワ鏡牙RFMGレッドヘッドピンクグローベリー
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この後も30分ほどは沈黙でしたが、ぼちぼち昼ごはんタイムのようで、昼過ぎあたりからタチウオな皆さんも活動開始のようです。
前半戦を終え、後半を迎えた時点でわかっていたことは以下です。
・派手なジャークやアクションは多分無視される。周りで釣っている人々は「それジグ動いてませんよね?」くらいのアクション。時計で言えば7時から9時までしかロッドを動かさないようなぷるぷるジャーク
・ピンクはよさそうだけど小さいのしかバイトしてこない
・グローはあった方がよさそう
くらい?何もわかってないも同然な気も。。。w
なのでヤマをはります。ぷるぷるジャーク≒ぷるぷるアクションということと、動かした時のバイトは垂直方向にあがるものへのバイトだったことを考えると、これです。
使いたくなかったが。。。TGベイト120gです。
振り返って冷静に考えると、左右非対称の鏡牙でよかったんちゃうん?とも思いますが、こちらでスローリトリープを開始しますと即座にヒット。しかも連発です。
一発目:40mでバイト発生→20mほど巻き上げるもフックアウト。ドラグが緩かったので途中で締め直したら脱走。いやいや、ごめんね
二発目:ほぼ同じ水深でバイト発生→強めのファイトでフックアウト。ポンピングしないほうがいいんじゃない
三発目:またもバイト発生→2度あることは3度あってフックアウト。
懲りもせずあと3回かな、4回か?バイトが発生するも全てフックアウト。
中乗りさんなんて5回目あたりからはタモアピールを無視するようになってくれました。その瞳には「どうせバレるんだろ?」という嘲りというか蔑みのような色すら浮かんでいたように思えます。
加えて8回目のチャレンジでルアーロスト。着底の瞬間ぶっちぎられる最悪の展開です。人間関係の構築に失敗した挙句、財産まで奪われる悲しみを皆さん味わったことはございますか?そんな気分です。
やぁ、こまったな。何よりここまでバラしが連続するのは人生史上初の快挙です、勿論、悪い意味で。さすがに怪しいのはフックです。
こうバイトしてきてるだろうから、食い上げられたらそりゃ抜けやすいですよね。
しかもトレブルなので、おそらく一本しかフッキングしていない、はず。ロストもしたことだしルアーチェンジです。
ほら釣れた。
「あれ?ルアー変えてなくない?」そう思われるでしょう。これは180gでフックは4本針なのです。
テールが口に刺さっていないので、ルアーの姿勢が一瞬変わった際のバイトなのでしょうね。
フォールあるいは、やや横向きになった際のバイトであれば二箇所でフッキングできるのでバラシも減りますね。
さぁ、連発、と思いましたが、ここで打ち止め。あとはユムシ釣れたりで終了。お疲れ様でした。
2キャッチ、1外道、しかも魚以外、8?9バラシとなかなか散々な結果でした。本当にお疲れ様です。
この日のトップの方は15本と、あまり振るわなかった様子。バラシも全てキャッチしていたら11本だったな。。。と意味の無い慰めを施してみましたが、貧果は貧果。
うまくなれるように、と欲張る前に、まずはド下手なのを脱出できるよう頑張っていこうと思います。
まとめ
・前々回はマイクロベイト、前回は泳層というカギを攻略できれば楽勝だったくさいのですが、今回はなんだったのでしょうか
・それほど泳がない個体を狙う共食いパターンだとすると、ロングジグの低速巻きが一番効いたんじゃなかろうか、と今になると思います
・個人的見解ですが、タチウオジギングって管理釣り場のトラウトに似てる気がします。ある程度は連発するけどスレるし、ルアーがセレテクティブなあたり、いつも「似てるな」と思います。成果を出すには万全の準備と、経験を積んで自分の中の引き出しを多く備えることが必要なのでしょうね。まだまだ頑張ろうと思います。
船宿紹介
今回は深川の吉野屋さんから出船です。久しぶりに来ましたがいいですね。列挙しますと、受付が綺麗、装備充実です。
レンタルタックル・ライフジャケットは相当充実しています。
氷もある程度は用意してくれております。ただ、自前でも用意したほうが夏場は無難かと思います。
桟橋と船が近く、非常に乗船しやすいです。慣れて無い方にはありがたいですね。
また、駐車場も近くて広いため運転下手な人でも安心、ファミマも近いというか受付の店舗の目の前だしとても便利です。加えて、船中でのゴミも、船宿で回収してくれます。
2年有効のポイントカードもあって、6回分たまると7回目は半額になります。タチウオで言えば60,000円で5,000円キャッシュバック同等なので還元率は8.3%。いいんじゃないですかね。
気になった方は行ってみてください。ではまた。
t.onumaと申します。
オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。
オフショアを始めてみたい方のために、初心者が気になるところをお伝えしていこうと思います。