みなさんこんにちは、アングラーズマガジン運営事務局です。
いつもはお知らせくらいでしか出番が回ってこない事務局ですが、本年は心機一転、釣り業界の現状とこれからについて、ですとか、アングラーズとして今後やっていきたいこと、いま頑張っている取り組みなどについて、不定期ながら発信していこうと思っています。
このマガジンが気になった方、時間つぶしのお供をお探しであればご笑覧くださると幸いです。
釣り人について我々が思うこと
知らなかった人も多いかと思いますが「釣り人から最も必要とされる企業となる」これが実は我々アングラーズの使命であったりします。
この使命を達成しつつ、釣りをはじめとした趣味や、ライフスタイル全般に良き影響を及ぼし続けるという野望を抱き、我々は日々頑張っております。
すると、当然の疑問が出てきます。「我々を必要としてくれる釣り人のことを我々はどれだけ知っているのか?」というものです。
どういった釣り人にサービスを使って欲しいのか?その釣り人は日本人なのか?女性なのか?あるいは男性なのか?両方だとしてどんな釣りをしている人か?どこに住んでいるのか?等々、多くの疑問が続々浮かんでは消えていきます。
知りたいです、本当のところを。そして知るためにはそれらの疑問を紐解くための、とても大事なカギが必要になりました。
それは「そもそも、一体全体、釣り人はどのくらい存在しているのか?」ということです。
個別の釣り人のことを考え始めると、考えれば考えるほど深みにはまりそうですが、こうした疑問は定量的なものと定性的なものに分けることができそうです。
なので、疑問を整理して、アングラーズのサービスがよりよきものに進化できるよう、株式会社クロスマーケティングさまに調査実施機関としてご協力いただき、とあるタイミングで釣り人についての定量的な調査を大掛かりに実施してみました。数回にわけ、この調査結果についてレポートしようと思います。
日本の釣り人について
では早速調査結果をお伝えしていきます。
筆者がなんとなくイメージしていた数値よりも随分と大きいため、結果を見て少々驚いた覚えがあります。
よく比較対象にあがる「ゴルフ」は、日本国内では、780万人、用品市場規模は2,000億円程度、と言われています(出典:「2019世界のゴルフ市場レポート」矢野経済研究所)。
単純比較は難しいものの、ゴルフに比べ「釣り」は実施人口で約3割多く、用品市場規模では4倍とかなりのものになっているようです。
まずその実施人口について考えますと、東京23区の人口が2021年12月時点で960万人と言われておりますので、それに匹敵する人数が日本各地で、もしかしたら世界中でも釣りをしているようなのです。なかなかのものですね。
調査の詳細を少しだけ
この調査について、少しだけ解説します。
今回、釣り人口を算出するにあたり、釣り人を三つのレイヤーに分けて考えました。
まず、頻繁に釣りに行き、釣り具も購入する「ガチ勢」。
次に「ガチ勢」ほど熱心というか必死ではなく、釣りを程よく楽しんでいる「ミドル勢」。
そして年に多くても数回行くか行かないか、気が向いたら釣りをするといった「ライト勢」。
この三つです。
それぞれの定義は、釣行頻度に依ることとしました。ガチ勢=月に二回以上、ミドル勢=三ヶ月に一回以上、ライト勢=年に一回以上、という区分です。
そしてその内訳は以下と判明しました。
日本の人口は2021年末時点で12,580万人のようですので、日本人の約13人に1人が釣りをする人、43人に1人は「ガチ勢」がいる計算になりますね。
43人というのは、人が多い時の路線バスの収容人数くらいでしょうか。何気なくバスに乗っていて「この中にめちゃくちゃ釣りをする人が1人はいる、月に一回以上確実に釣りをしている人がいる」と考えるとなかなかの割合ですね。
次に、それぞれのレイヤーに属する人が、年間どのくらい釣りにお金を費やしているのかをみてみます。
といったところです。なるほど。。。ガチ勢はそうですね、部署の会食費用くらい、ライト勢はその会食の一人当たりの負担額くらい、というと多少はイメージがつきますでしょうか。
おわりに
みなさんはいかがでしたか?どのレイヤーでしたか?これらの数字が多いのか少ないのか、筆者には正直わかりかねます。
というのは、非常に残念でもあり、一方で誇らしい気もするのですが、筆者や近しい友人たちは粉うことなき「ガチ勢」であり、釣行回数は月二回で済めばまだマシ、消費金額については考えたくないくらいなので、適切な判断基準を有していないと思うからなのです。
この前提ではありますが、調査結果の人口や金額感について感じることは、ミドル層、ライト層がもっと釣りをすることで、そしてその人数が増えることで、釣り業界は盛り上がり、歴史ある産業として次世代にも引き継がれていくのではないか、ということです。
そしてそうなってほしい、と心より思っておりますし、また思うだけではなく、アングラーズ社としても有意義かつ効果的な取り組みを実施し続けていきます!
次回は我々の調査結果でいうところの「ガチ勢」と、ガチ勢に向けてアングラーズが提供していきたいサービスについてお伝えしようと思います。それではまた。