こんにちは。東北三浦イーグルスです。皆様いかがお過ごしでしょうか。
主に地元宮城のサーフで土日メインですが竿を振っております。基本激混みなのて場所に入れば同じ箇所に投げっぱなしの回遊待ち修行スタイル(笑)
8月の宮城サーフはお盆の低気圧ラッシュ&冷え込みの影響かマゴチ再爆釣&ヒラメの接岸等もあり好調でした。9月に入り宮城ではヒラメを強く意識する季節となるところ。
今回はサーフゲームにおけるフック積極交換のすすめになります。
貴方はバラし太郎?
待望のバイトからフッキングを決め、貴方はワクワク・ドキドキしながら魚とファイトしています。竿は弧を描き、魚の引きと重みでずっしりしなっています。バレるなよ、バレるなよ。。慎重になって少しゆっくり丁寧に巻いてくるのですが、、、
やはり今回もその悲しい瞬間は訪れました。『フワッ』、、『スルスル。。。。』
【バラし】
それは釣り人を地獄に貶める悪魔のイタズラ。『バラしは必ずあるし気にしてもしょうがない。また次頑張ろう。』
ちょっと待ってください。そのバラシ。たまたまでしょうか?掛かりどころが悪かっただけでしょうか?
バラしに悩む貴方。せっかく来た大物をいつもバラす貴方(私もw)。みなさんに一言問いたい。
フックの管理・状態はどうなってますか?
針先はすぐに鈍る
現在売られているルアーは針がすでについているものが多く、パッケージから出してすぐに使う事ができ便利ですね。
新品のルアーに新品のフック。一見何も問題ないように思いますが。。。この最初からついてるフックがすぐに使いものにならなくなるケースが多いんです。
一匹、二匹と釣れたそのフック、そのまま気にせず使っていませんか?
【針先をよくみると反ってませんか?】
まずは先程の上画像のトレブルフックをご覧になって問題ないように感じた貴方。。拡大した下の写真の3本のうちの左側の針先をもう1度よく見てください。
先端が左側に曲がっているのがわかるでしょうか。目視でもしっかり見ればわかりますし、こういった先端反れのケースでは、針の根本から針先に向かって爪を当てながらスライドすると曲がった部分に引っ掛かりが生じます。
このようなフックを使っていれば本来掛かるはず、とれたはずの魚がアワセても乗らない、バレるという事に繋がってしまいます。
この先端反れ(先端鈍り)ですが、先端に強い力がかかったり、根がかり外し、フッキング、砂や石等の硬いものに擦れたりぶつかっただけで発生する事があります。ですので数投毎に必ず針先チェックを心掛けましょう。他には、初めてフィールドで投げる前に自身で発生させてしまっているケースもあります。
それがこの保管方法。。
メイホウリバーシブルにルアーが個別でセットしてある、何か問題が??
ではこのままの状態でケースごとガチャガチャと振動を与えるとどうですか??
むき出しになったフックの先端がケースやルアーボディとぶつかりますね。
これはもっとひどい。全て一緒に保管&硬い鉛のメタルジグも一緒になってますね。
これら2つの保管方法ではケースに衝撃を与えただけで針が暴れ、周りのルアーやケースの壁に先端がぶつかる、刺さり込みが発生し、その後の振動や衝撃で反ったり鈍る可能性が高いのです。
ではどうやってこのリスクを下げるのか?
面倒ではあるのですが、、
輪ゴムでフックを固定します。加えてメイホウリバーシブル等で個別収納します。
さらには車での移動、ゲームベストで持ち歩く際には振動を避け、なるべくガチャガチャさせないのがポイントです。
やってらんねーと思われるかもしれませんが、針先チェックを豆にする、交換する、針先にダメージを負わぬよう気遣う事で間違いなく釣果はアップします。
フック交換タイミング(針先診断)
フック交換のタイミングは針先の刺さりが悪くなったら、です。その時点で交換します。
ではその基準はどのぐらいなのか?私なりではありますが針先診断の仕方をご紹介します。
1.フックを親指の爪に軽く乗せる
2.針先をまっすぐ立てる
3.掴んだフックの根元を右に引っ張る
こんな感じで2から3をグラグラと3回程繰り返します。最初の爪に乗せる際は本当に軽くです。
3の右に引っ張った際に爪から針先がずれてしまうようなら針先鈍りと判断し交換します。(針研ぎの方法もありますが自分で研いだ針先はまたすぐに鈍るので私はしません)
フック交換タイミング(錆診断)
フックは何度か使用していると錆びます。錆び(特に赤錆)は金属の腐食に繋がり、フックが錆びることで針先の鈍り、刺さりこみ不足、折れが発生しやすくなります。。
特にトレブルフックの根元の集合部の錆びは折れリスクが高く要注意です。基本、どこにでも錆びがでたら私はフック交換をします。(スプリットリングも同等です)
え?毎回すぐに錆びない?もったいなくない??
そんな事はありません。毎回釣行後は必ずその日のうちにフックとスプリットリング付近、ルアー表面を歯ブラシでしっかり洗浄します。
さらには後でご紹介する錆びに強いフックを使いますので、錆びによる交換の前にフックポイントが先に鈍る事による交換が多いです。
フラットフィッシュにオススメのトレブルフック
カルティバstx-45zn
owner針から出ているシリーズの中でも錆びに強く(錆びの最初はほぼ黒錆に変化)、ヒラメ、マゴチ、シーバス等、口が硬い魚にも貫通力が高く、刺さってしまえばとにかくバレづらい形状が特徴。#10番フックにランカーサイズのシーバスが背中にスレ掛かるもバレる事なく、フックが深く入り込んでしまうホールド力には驚かされました。フッキングがしっかり決まってからの安心感が半端ないです。
今回紹介する中では1番柔らかいと言われますが、確かにデカいの掛けると曲がってる事がたまにあるかなーと。
fimoフックMH
カルモア社から出ているトレブルフックでima、blueblue、ポジドライブガレージのルアー等の現行品にも標準装着が多いフック。
10本入りで1000円を切る価格でリーズナブルですが、今回紹介するフックの中で最も錆びに強い印象(錆びの最初はしっかり黒錆変化)。
sasuke や魚道90、ロケットベイトの標準装着品の実釣で、刺さりの良さとバラしにくさを体感。硬さはstxよりは固くてTREBLE Spより柔らかい印象です。
今回の中では三浦1番イチオシです。
がまかつTREBLE Sp MH
今回紹介の中で1番高価なフックですが、刺さりやすさと硬さにおいてはやはり1番。触れればまじで掛かります。
錆びにくさもfimoフック同等申し分無し(錆びの最初はしっかり黒錆に変化)。
サーフでの砂底の引きずり摩耗にもこの中では最も強いと感じます。固すぎてあまりの高負荷にはポキっと折れると言われますが、たまに本当にポキっと折れます(笑)
掛かりは本当に素晴らしいのだけど。。やっぱり高い(泣)
duo Saltwater Treble Hook
20本で1000円ぐらいで買えるコスパフック。新品の刺さりはバッチリだけど、一回の釣行での錆びの出方が多い印象(最初から赤錆に変化)。
必ずその日の釣行後にしっかり歯ブラシで塩と錆びを落とさないと、あっという間に錆びだらけになります。
鈍り方も前の3社と比べて早いと感じます。1匹、2匹掛けたらすぐ交換、毎釣行必ず新品フックという方にはオススメですね。
また、錆についてですが、黒錆は酸化膜となり赤錆を防ぎ=腐食を防ぎます。詳しく赤錆と黒錆の違いを知りたい方は下記の工業情報サイトを参考にしてみてください。
おわりに
フック交換についていかがでしたでしょうか。
リールより、ロッドより、ラインより、ルアーよりも、最も大事なのが1番魚に近いフックだと思います。
今年は私自身、特にフックに重点をおいて釣行に挑んでいますが去年、一昨年と比べ格段にバラし率が下がっています。
ちなみに何故ここまでフックにこだわるかというと、たくさんバラした結果、竿やライン、アワセ方なんかを色々試して結果があまり変わらず、極端ですが毎回ガマカツsp新品にした結果バラしがほとんど無くなったからなんです。
もし貴方がバラしの多さで悩んでいるなら1度高価なフックを試してみてみてください。
そしてついでに釣り場のゴミ拾いなんかもするときっと幸運が訪れます。
今回も最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。読者様に素晴らしい釣果が訪れますように。
父・おじに釣りを教わり小学生5年生の頃からバス釣りに熱中しました。高校受験前に父に竿を全て折られ早々に引退。。。
30代に突入しロック、SLJ等に挑戦も高所恐怖症・巨像恐怖症がつきまといます。今は食べて美味しいサーフゲームに目覚め、安心安全を第1にヒラメ・マゴチ等を求めて地元サーフで竿を降っています!