秋になり夜は少し肌寒い日となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?福井県を中心に活動をしています山内山と申します。
主にオフショアでのルアーフィッシングをメインに行っており、現在マイボートの船長として日々修行中です。
今回は釣行記ということで9月最後のオフショアスーパーライト便に行ってきた事について書かせていただきます。
※コロナウイルス感染対策として、移動時、釣行時はマスク着用して行っております。また、マリーナのルールを厳守し、県内在住の釣り人に限定し、定員も最小限に抑えて行っております。
出港前
朝起きたときにちょうどタイミングよくテレビで天気予報が流れました。
海上の予報は波の高さ0.5m→1mでした。ちょっと嫌な感じと思いながらも、ネットの天気を見てみると、そこまでは荒れなさそう。
釣りができそうな状況に少しホッとしながら出港しました。
タックル紹介
ここでいつも私が使用しているタックルを紹介します。
【1.SLJ】
ロッド:TENRYU HORIZON HLJ641S-FUL
リール:シマノツインパワーXDC5000
スピニングモデルなので、ちょい投げ可能で。ジグは80gまでの物を主に使用しています。小さめのハマチクラスなら余裕でファイトできます。
【2.ライトジギング】
ロッド:シマノグラップラーBB(スピニングモデルをベイトモデルに改造)
リール:シマノグラップラー300HG
改造品なので、画像のアップはしませんが、150g位までのジグを付けて使用しています。
小型青物やマダイジギングにちょうどいいロッドです。
【3.スロージギング】
中深海向けに購入しましたが、近海でも使える仕様にしています。スローピッチにしか反応しないときがあるので、その時に大活躍します。
【4.タイラバ(乗せ)】
ロッド:ダイワソルティストエクストリームベイジギングラバージグカスタム
リール:ダイワスパルタンMX-IC
最近知り合いから譲り受けたロッドです。先端部分が昔の携帯電話のアンテナと同じ素材で、マダイの小さな啄ばみまでわかるというので、今回初めて持っていきました。
いつもは紅牙Xを持って行ってました。
【5.タイラバ(掛け)】
リール:オシアコンクエストCT200HG
掛けのタイラバ用のロッドです。少し張りがある程度なので硬すぎず柔らかすぎずといった感じです。
【6.ジギング(スピニング)】
大型青物にも対応できるよう、常に常備しているタックルです。150g以上のジグを使用する際に使います。
【7.ジギング(ベイト)】
大型の青物のに対応できるように常備しています。スピニングタイプだけだと疲れるので、両方持ち込んでいます。
【8.キャスティング】
ロッド:メジャークラフトクロスステージオーシャンキャスティング70-L
リール:シマノスフェロスSW5000HG
サゴシキャスティング用にライトな物が欲しくて買いました。小型青物の不意に発生するナブラにキャストするために使います。
遊漁船に乗るときは他のお客さんもいらっしゃるので、持ち込む本数を減らすことがありますが、自分で出船するときは多少多めに積んでいきます。
これだけあれば地元海域では充分網羅できます。
釣り開始
そんなこんなで釣り開始です。
最初海況としては波はあまり無く、岸から穏やかな風が吹いていました。最初のポイントではサンマサゴシ(サワラの物凄く小さいやつ)とエソのみでした。
次に少し離れたところに大型の漁礁があるので行ってみました。すると、かわいいキジハタがきました。
タックルはロッドがシマノのグラップラーBB、リールがシマノのグラップラー300HG、ジグがブリードのブルテリア150g位のを使用しました。
続けざまに釣友にアオハタがきました。ヒットルアーはダイワのFKジグでした。
徐々に魚種も増えてきて、期待が出てきました。
風が。。。
さて、この調子で釣果を伸ばすぞと言っていたのですが、その後は風も収まり、潮も止まり、仕掛けが真下にドボン状態になりました。
ドテラ流しをしている身としてはドボンは最悪の事態です。特に釣果も得られないまま、北の海域に進路を進めました。
何箇所か釣り回ったところで、スロージギングをしていたら、中層で当たりがあり、次にガツンと乗りました、これは今日イチの引きと思って喜んでいたら、バレてしまいました…。
ガクッと落ち込んでいたら、ヒットしました。今回はバレずに上がってきました。
そこそこのハマチです。ヒットルアーはダイワのFKジグでした。
これは他にもおるかもと思い、やる気が出てきたのですが、徐々に西風が強くなってきました。
時速3〜4kmのスピードで船が流されていきましたが、ろくな釣果も得られていなかった為、このくらいの風ならまだ大丈夫と思って粘っていました。
今思えば、この段階でやめておけば良かったと後悔しています…。
船長としての判断の重要性
無理に粘ったせいか、風がさらに強くなり波も1m位になってきました。あの朝の予報と同じです。
何度も転覆するかもという思いをしながらなんとかマリーナに帰ることができましたが、荒天の中での操縦はただただ怖かったですし、同乗者の命を預かってるので、気が気じゃなかったです。本当にハラハラしました。。。
海の天気は変わりやすく、判断が遅れると命取りになる事を身を持って体感しました。
良い釣果を上げることよりも、乗組員の命を守ることのほうが大事です。
今後は少しでも危ないと思ったら直ぐに港付近に戻るようにします。勇気ある撤退を心掛けていきたいと思います。
生まれも育ちも福井県。子供の頃から地元の川や海で釣りをしてきました。
最近は、オフショアでの釣りに没頭してて、ジギング、キャスティング、タイラバ、イカメタルと幅広く楽しんでいます。
昨年船舶免許も取得して、現在はプレジャーボートの船長見習い中です(笑)。