陸王ダービー及び、陸王オープンの審査についてお話します。
今回は、審査のと審査に1番多いペナルティを話し、問題のない撮影方法について説明します。
今回の内容はざっくりと掻い摘んで話すので、すべての審査が同じようになるわけではないので、注意して読んでください。
この通りに審査しても例外は必ず出てくるので、こんな言い方をしました。
審査の流れ
陸王ダービー、陸王オープンは以下の流れで審査をしています。
- エリア内釣果かどうか
- 対象魚かどうか
- 位置情報を変更していないか
- 死魚でないかどうか
- アスファルトの上に置いていないか
- メジャーが販売されているか
- 死魚でないかどうか
- メジャーのたわみがないか
- メジャーのメモリがしっかり見えるか
- 自己申告サイズと運営判断サイズの大きな差異がないか
書き出すときりがないのでメジャーなものを書きました。
1つの釣果につき、審査基準は全部で39個あります。
1つ1つシステムを使いながら行いますが、最終的には1つ1つの釣果を人間が目視して確認します。
また、大前提ですがアングラーズは上顎から計測します。
口閉じ尾開きではありませんので注意してください。
こちら側にミスが有る場合もありますが、極力ないように審査を行っていますのでご理解ください。
無効は0cm、ペナルティは-2cm
死魚であったり位置情報がなかったりした場合は、0cm扱いとなり無効になります。
メジャーがたわんでいたり、メモリが見えなかった場合はペナルティとなり運営判断サイズから-2cmします。
ペナルティは1つ目は-2cm、2つ目以降は1つに付き-1cmになります。
よって、たわんでいるメジャーを使ってメモリが隠れていたら、運営判断サイズから-3cmとなります。
例えば、下の画像ですが、自己申告サイズが35cmだった場合は、
- 自己申告サイズと運営判断サイズが5cm以上離れている
- メジャーがたわんでいる
となり、ペナルティを2つしています。
結果、自己申告サイズは35cmですが、運営判断サイズ【30cm】から-3cmとなり、結果は27cmとなります。
多いペナルティ
ルールページにどれだけ記載しても、約2割以上はペナルティもしくは無効の判断を受けます。
今回はその中でも多いものをピックアップします。
メジャーがたわんでいる
メジャーのたわみ。これが1番多いです。
たわみだけかなり厳しいと思ってください。
なぜなら、たわみで3cm以上大きく見せることができるからです。
メジャーの性質上、折りたたんだり丸めて持ち運ぶ事が多いので、跡が付いてしまっているメジャーが多いです。
メジャーがたわんでいると判断した場合は問答無用でペナルティにします。
しっかり折り目がないように、たわまないようにメジャーを張って写真撮影してください。
たわみは、ペナルティですので運営判断サイズから-2cmになります。
過去の大会になりますが下の写真の場合は、実測値は60cmを超えていますが、たわみが原因で59cm判定になっています。
審査内容は、たわみを考慮し【運営判断サイズを61cm】、そこからペナルティ-2cmとして59cmとしています。
メジャーのメモリがない
メジャーの中にはそもそも0cmから10cmまでのメモリなどがついていないものがあります。
こういったメジャーを使っている場合は、問答無用で無効にします。
なぜなら正確な数値がわからないからです。
極端な話、そのメモリのない部分を折り曲げたりして使用しても、こちらには判断することができません。
しっかりとメモリの客観的な判断ができるメジャーを使ってください。
メモリが隠れている
メモリのあるメジャーを使っていますが、そのメモリが魚体で隠れている場合があります。
この場合はペナルティになります。
運営判断サイズから-2cmとなります。
基本的には1cmごとメモリが見えているのが望ましいのですが、以下のように10cm刻みで見えている場合はペナルティを与えていません。
この辺りは程度の問題になりますので、ペナルティをもらいたくない方はしっかりとメモリが見えるように撮影してくださいね。
問題ない釣果の例
ここまではよくあるペナルティを説明しました。
運営はみんなが公平に楽しんでもらいたい一心で運営をしております。
みなさんもルールに沿ってペナルティをもらわないような撮影を心がけてください。
以下の写真は問題のない撮影方法になります。
重要な点を以下に書きます。
- メモリが全部あるメジャーを使用して
- メモリが隠れないように少しずらし
- メジャーはピンと張る
- コンクリートに魚体が付かないように考慮し
- (できれば)上顎を0に配置する
慣れると簡単にできるようになります。
特にメジャーのどこに置くかが1番の問題かと思います。
これは、メジャーシートを使えば簡単にできるようになると思います。
上位陣は特によく見る
上位陣は問題がないか何度も何度もチェックします。
結果的に審査することが多くなり、特に厳しく審査されると思います。
誰がどうみても問題のないような写真撮影をするように心がけてください。
1番は魚体に配慮のある撮影を心がけて、イベントを楽しみましょう。