皆さん、こんにちは!DAIWA大好きDAIWAマンです!
これまでに投稿したマガジンでは、ちょくちょくアオリイカの生態や特徴などを載せてきましたが、そのすべてをまとめてみました。
今回の内容を知っておくことで、エギングの幅がさらに広がります。一読して損はなしだと思います。
あとは、エギングをやらないアングラーの方も「イカ」の生態や特殊能力に驚かれると思います。
話のネタの一つとして読んでもいいかもしれません。
少し文章が長いですが、とても大切な話ですので、是非読んでみてください。それでは参りましょう!
アオリイカの種類
そもそも、アオリイカは骨のない無脊椎動物で、頭から足が生えている頭足網(とうそくもう)という一見おかしな体の作りをしています。
このおかしな体を持っているアオリイカは、日本近海には3種類生息しています。
シロイカ型
皆さん馴染みのあるアオリイカです。
唯一、この型は日本全国に生息していて、浅場から深場まで広く行動します。
最大で約4kgくらいまで大きくなる種です。
クワイカ型
最大300グラムほどの小型のイカ。
体が黒く「クアクア」と泣く説からクワイカとのことです。
基本的に南国の沖縄周辺に生息していて、北に上れば上るほど出会う可能性が低くなります。
比較的浅場に生息している種です。
アカイカ型
アオリイカ最大の種です。
体全体が赤く、大きもので約6キログラムを超え、レッドモンスターの異名を持ちます。
生息域は、南西諸島付近をはじめ、黒潮に沿う和歌山までの沿岸部と考えられており、昼間は最大水深約100メートルまでに生息し、夜間になると捕食のために浅瀬に接岸します。
アオリイカの雌雄判別
アオリイカにも、もちろん雄雌があります。
それを判断する方法は、アオリイカの『胴体(背中)にある模様』です。
『胴体の模様が斑点なのか、白線なのか』で雌雄判別をします!
【雄(白線)】
【雌(斑点)】
明らかに違いますよね!
模様が斑点であれば「雌」、白線であれば「雄」と言われています。
また、春は(産卵)ペアリングしていることが多いので、「雌」が釣れれば、近くにさらに大きい「雄」がいる可能性が高いです。
1キロの雌を釣ったのであれば、近くに2キロ超えの雄がいるなんてことはよくあることです。
ただアオリイカにとっては、春は産卵を控えた大切な時期です。
乱獲はせずに、できる限り雌は傷つけずにリリースしてあげてくださいね🦑💦
アオリイカの寿命と行動
アオリイカの寿命は約1年だと研究結果から出ています。
その1年を簡潔に説明しますと、
春
産卵のため浅場に接岸しパートナーを見つけ、産卵するまでは捕食しますが、無理な捕食はしません。
そのため、春イカのエギングはスローに待つ釣りが基本です。
産卵を意識し、藻場で産卵し始めるともうエギには見向きもしません。
そんなイカを見つけたら、子孫繁栄のためそっとしておいてあげましょう!
夏
海水温は25度を超えることもしばしばですが、アオリイカにとっては好都合です。
この時期が一年で一番元気と言っても過言ではありません。
夏は、産卵遅れのビッグアオリイカや早生まれの夏イカが釣れる時期になります。
秋
春に産み落とされた小イカが一斉に孵化し、早生まれのイカと混じりながら数釣りが楽しめる時期です!
エギングを始めたい方は、この時期からのスタートがおすすめです!
冬
冬の始めは、大きくなったキロアップの新子が釣れます!
ただ、一年を通して一番エギングが難しい時期であるのも事実です。
南紀エリアにあっては、レッドモンスターが開幕し、エギンガーにあっては熱い時期となります。
次に、日本海側のイカと太平洋側のイカの違いについてですが、これも研究によりある程度のことが判明しています。
また、遺伝子を調べたところ、まさかの違う種だったとのこと!
遺伝子で分けると日本海側グループと太平洋側グループになるらしい。
ということは、そもそもイカの好みも違えば、狙い方も違うかもしれないということですよね!
すっご!!!笑
アオリイカの五感
アオリイカの感覚器官については、以前お話ししました。
ただ、とても重要なのでイラストと共に内容を追加し、もう一度復習します。
この触覚と味覚で「触るだけでそれがどんなものかわかる」という特殊能力を持っていて、さらには、賢い頭脳に、素晴らしい目を備え持ちます。
私の中では生物界最強だと思っています。
ちなみにイカは、目の配置などからほぼ全ての角度を見渡せるのですが、私たちと同じように一番物が見えやすい角度というものが存在します。
それは、「斜め下」の角度です!
サイトエギングをしていればわかりますが、イカが捕食する際はエギの真後ろかつ少し上に概ね配置します。
見やすい場所に移動してから捕食します。
そのため、捕食には少し時間がかかります。
そのために、エギを動かした後は「しっかりと止める」ことを意識し、食わせの間を確実に取りましょう!!!
ず〜〜〜っとシャクってる人はいませんかぁぁ???笑
アオリイカの大きさの違い
エギングをしていると春なのに小さいイカが、秋なのに大きいイカが釣れることってよくありませんか?
これには様々な理由があります。
「捕食量」や「遅生まれ・早生まれ」はもちろんあるのですが、実はそれ以外にも理由がありました。
結論(ある研究結果)から言うと、「水温が下がれば捕食量も減り成長しない」、「成長は概ね半年で止まる」です。
早春に生まれれば、温度の高い半年間はずっと捕食し成長していきます。
ただ、夏終わりの遅生まれは半年で成長が止まるどころか、水温がどんどん下がっていくので捕食量も減っていき成長せずに成熟するみたいなんです。
つまり、生まれた時点で生涯の大きさが決まっていると言っても過言ではないと言うことです。
さらに、イカは同時期に生まれた同級生同士の群れで独立するみたいなので、大きい個体が出るポイントは同じサイズのイカがいる可能性が高いと言うことなんですね。
なるへそ!笑
イカがでしたか?
もう研究と実験でアオリイカの生態が解明されてきています。
アオリイカってとても興味深い生物ですよね!
今回話した内容は実は一部です。
さらに詳細なことはこちらに記載されています。
2000円ほどですが、エギ3個我慢すれば買えますよね!笑
本を買い、学ぶことも時として重要であり、これが自己投資に繋がると思っています。
自分への投資のためなら惜しみなく‼️笑
イカに限らず、ターゲットの生態を知識として得れば、間違いなく釣りに活かせると思っています!
技術も知識もしっかり身につけ、価値ある一杯を手に入れましょう!
幼少時代にバス釣りにハマり、それ以降釣りがないと生きられない体となりました。
大好きなDAIWA製品で、年中色々なターゲットを狙っています。
全ての釣りに真剣で、とにかく上手くなりたいと四六時中考えているルアーマンです。