皆様、こんにちは!DAIWA大好きDAIWAマンです!本稿では、エギングのみならず、全ての釣りに関係する『潮目』についてまとめてみました。
ソルトフィッシングではとても重要となる「潮目」ですが、今回はその潮目のメカニズムから釣りをするに至って、潮目がポイントとなる理由などについて詳しくお話ししていきたいと思います。
参考になると思いますので、ぜひ最後まで読んでいただき、今後の釣行で生かしていただければ幸いです。
はじめに
以前投稿したマガジンでエギングのポイントとしてお話ししました「潮目」。今回は、この「潮目」について深掘りし、その知識をエギングにどのように生かしていくかをお話ししていきます!
本投稿は、多くの参考文献とDAIWAマンの独断と偏見が織り混ざって構成されていますので悪しからず。。。
潮目のメカニズム
まず潮目についてですが、
潮目とは・・・海面で目視できる潮(海水)と潮(海水)の境目
なぜこのようなものが自然界に発生するのか。。。
潮≒海水について、地球にある全ての海水が同じ「水」か否かとと問われれば、間違いなく「違います!」とほとんどの人は答えるでしょう。
また、北極付近の海水と赤道付近の海水は同じか?この質問にも「違う!」と答えますよね?
では、何が違うか・・・。まず頭に思い浮かぶのは「水温の差」ではないでしょうか???
そう!それが潮目のできる原因の一つです!詳しく説明しますと、潮目ができる原因は、
【水温の差・塩分濃度(密度)・濁りの差・潮の速さ】です。
これらの差は、北極海と赤道付近の海ほど離れていなくても、釣り人の目の前で十分発生します。
「でも、結局は水じゃん?すぐ混ざっちゃうじゃん!」と言うそこのあなた!
すぐに混ざるのであれば潮目なんてものはこの世に存在しないはずですよ!
暖かい水は上に、冷たい水は下にいくように、温度の異なる水というのは混ざりにくい性質を持っているのです。
だから目の前に潮目があるということは、水が混ざらない何らかの原因があるということなんですね。
以上から、潮目と呼ばれるこの境目は場所を問わず、こんな小さな船溜まりでもよく発生します。
潮目がポイントな理由〜基本編〜
釣りをするにあたってよく潮目は絶好のポイントだ!という言葉を耳にします。
では、なぜ「潮目」は釣りに良いのでしょうか?
理由はいくつかあるようですが、主な理由は、
になります。
潮目では、潮同士の衝突が起きる際、要はまったく異なった性質の水の層=水塊(すいかい)が衝突した時に、海底からプランクトンや栄養素が巻き上げられ滞留しやすくなります。それを狙って小型魚が、さらにその小型魚を狙って大型魚が集まる、いわば教科書どおりの食物連鎖が起きやすいということが一つ目の理由です。
また、潮目には、海のゴミなどが溜まりやすく、そこにつきやすいプランクトンを狙い小型魚(ベイト)が集まるというのも理由の一つだと思います。
そして2つ目として、潮がそれぞれ激しく互い違いに流れ、海中を掻き乱していることから海中の酸素濃度が増加し、魚自体の活性が良くなるということがあります。
潮目がポイントな理由〜応用編〜
潮目が良い理由を文字で説明しましたが、イラストにてさらに補足説明します。
※海中イメージ画像
水温が違う水塊同士が出会うと、海中ではこのような水の動きがあります。
この時、暖かい水が上層部へ移動する時、海底の栄養素やプランクトンを巻き上げることによって、食物連鎖を促します。
また、同じくして海中で水を動かすことによって、酸素濃度にも変化をもたらします。
とある文献では、潮目はサラシのようなものだという記述を目にしましたが、まさにそのようなイメージですね。
さらに海中を詳細にイメージすると。。。
あくまでイラストですが、作成していくにしたがって潮目ってイカや魚からすると餌の宝庫?なのかなと感じました。
ただ、難しい点が一つ!潮目があるから必ずイカがいる、若しくはイカが釣れるという訳ではないのです。。。
潮目ができたらすぐに「プランクトンが浮上する!魚が集まる!」ではなく、やはり良い環境が揃うには、それなりの時間を要するものと思います。
ですから、現場では釣りをしつつも、しっかりと周囲の状況も観察しながら、より濃く、より長い間海面を移動している潮目を見つけ、良いポジションからキャストすることが大切かもしれませんね。
あくまで潮目もポイントの一つであって、「絶対」は存在しないものと思います。
エギングにおける潮目に対するキャスト方向とエギの種類
私が潮目を発見した時に、普段から意識しているキャスト方向をご紹介します。
まず潮目に対し、シャロータイプのエギで上層からボトムに向けて狙っていきます。
イメージとしては、イカは沸いたベイトを意識していることからイコール上層を意識していると仮定し、上層から探っていくのがベターかと思います。
では、自分自身から見える潮目の角度が大き分けて2種類あるとします。
こうしたケースでは、それぞれ私は次のようにキャストしていきます。
※回数は参考です。あくまでキャストしていく順番をわかりやすく説明するために番号を付しています。
ここで重要なのは、潮目というポイントはそれぞれの距離において最後にキャストするということ。
Dまずはストラクチャー周りから攻めるのが基本ですね。
どちらのケースでも共通して行っていることは、潮目というポイントに対し手前から狙っていくということです。
貴重なストラクチャーを荒らさないためにも手前からじっくりと探っていき、当たりがなければ徐々に沖に向かって遠投していくイメージです。
キャストで重要なこと
次にキャストについて説明します。
例として、潮目が縦方向の場合と横方向の場合におけるキャスト方向をご説明しましたが、重要なことが1つあります。それは、
できる限り「潮目(ストラクチャー)」に対し「線」で攻められるようにキャストするということです。
シーン①では、潮目に沿ってキャストすれば、届く範囲で潮目を「線」で狙えるのに対し、シーン②では、投げ入れた場所のみ、若しくは潮目の向こう側に投げたとしても潮目の横幅分=「点」でしか攻められません。
潮目についているであろうアオリイカに対し、ランガンが必要となってくるからです。
もし移動が可能であれば自らが移動し、「線の釣り」ができるように工夫をすることが大切だと思います。
まさにこういう立ち位置が理想です。
おわりに
さあ、イカがでしたでしょうか?
「潮目について」と「潮目に対する狙い方について」を私なりの考えも織り交ぜながら説明してみました!
分かりにくいところ、疑問が残るところなど多々あるかと思いますが、まだまだ私も釣りを勉強中の身です。よってご了承くださいませ・・・。
話を戻しまして、釣り場で潮目を見ると釣り人なら興奮しますよね^^これって釣り人の性だと思います。イカも釣り人と同じで潮目って興奮する要素の一つではないでしょうか^^あとはタイミングさえ合えば口を使ってくれる。。。
「水の流れの強さ・速さ」「風の影響」などなどその環境変化にできるだけ早く気づくことができれば、その変化のあった瞬間にイカのスイッチが入り、釣ることができると思っています。
環境変化をいち早く感知することが、価値ある1杯を手にする確率を格段に引き上げますよ♪
それでは皆さん春イカエギングを楽しみましょう!!!
Capture the tide! 〜潮目を攻略せよ!〜
幼少時代にバス釣りにハマり、それ以降釣りがないと生きられない体となりました。
大好きなDAIWA製品で、年中色々なターゲットを狙っています。
全ての釣りに真剣で、とにかく上手くなりたいと四六時中考えているルアーマンです。