皆様こんにちは!
ロックフィッシュをこよなく愛する闇夜乃皇帝です!
今回はこれからの時期!秋から冬にかけて見ることができる、黄金のアイナメに関してのマガジンです。
ロックフィッシュ、主に東北~北海道では定番のターゲットのアイナメ。
そのエリアのロックフィッシャーの方々は既にご存知の方が大半だとは思うのですが、改めてそのアイナメに関して書いていきたいと思います。
今回もよろしくお願い致します!
最後まで読んでいただけると幸いです。
※注意 地面が赤く見えるのは、背景の灯台が写ったもので決して血ではありません(--;)
何故これからの時期なのか?
結論から言いますと、産卵の時期だけ!この色になるんです。
アイナメの産卵時期は秋から冬にかけて、1年の後半に産卵します。
この時期は特に、この色に変わったアイナメを釣りたい!と心底願っているロックフィッシャーも多いのではないでしょうか?
私もロックフィッシュを釣り始めて、初めて釣れた時は、え?ってなりました。
何も知識がないまま釣りをしていて、変わった色だな〜…と思ったのがはじまり。
そこから調べてみることになりました。
黄金のアイナメの正体【婚姻色】
この黄金のアイナメの正体、調べてみると、婚姻色らしいのです。
産卵時期にだけ、オスだけがこの色になるんですね。
警戒心が強いオスほど、輝かしい黄金になるとかならないとか…。
これは定かではありませんが。(--;)
これが普段釣っているアイナメ。
以前のマガジンにも書きましたが、居着くエリアにより体色を変えて忍者のようにカモフラージュするのがこの魚種の特徴です。
主に茶褐色がメインとするアイナメですが、岩場なら岩の様な模様、昆布地帯なら昆布の様な模様と、擬態のプロフェッショナルです。
そして他の魚種に比べ鱗も細かくて硬く、皮も厚みがありこの様な磯場に生息しているのが納得できる強い身体の持ち主です。
では何故このカモフラージュをやめて何処に居ても目立つ黄金【婚姻色】になるのか…?
それは婚姻色というその名の通り、産卵場所をこのオスが陣取り、メスを呼び込むための、言わば求婚カラーなんです。
アイナメという魚種は、メスが産んだ卵をオスが孵化するまで身体を張って守り抜きます。
同じ産卵場所に複数のメスが産みに来ることもしばしば。
新鮮な海水を吹きかけたり、その産卵場所に近付く他の魚やヒトデ、ウニなど、外敵から卵を守るため常にその産卵場所から離れません。
ヒトデやウニなどは口に咥えて離れた場所に吐き出したりするようです。
そして、写真を撮るダイバーのカメラにまで攻撃したりもするようです。
大きな人間をも攻撃…守る事に命を賭けた行動ですね。
天敵ともいえるタコからも身体を張って卵を守り通す!
まさに漢ですね〜!見習いたいものです。
ですが…
そこは自然。弱肉強食の世界です。
残念ながら卵を食べられてしまったり、タコに負けて死んでしまったりと、厳しい現実もあります。
そして何より…アイナメのメス自体もその卵食べちゃうんです(;▽;)
オスからしてみれば産んでほしい…でも食べないで!w
と産ませたらあとは近づかないで!…とその様な心境なのでしょうか(^^;
各々のモラルを大事に
と、上ではアイナメの生態について話してきましたが、ここからは賛否両論あるかと思われる議題。
キャッチ&リリースorイートです。
これは本当に色々な考えがあると思いますので、これが正解!なんてことは無いと私は考えています。
食べる事を目的とした釣り人も居れば、ゲームフィッシングとしてキャッチ&リリースが前提でやっている人も居るので、どちらかを否定する様な事を私はしません。
というか誰もできないと思います。
私も食べたい時は持ち帰りますし、基本的には逃がす事にしていますが針を飲ませてしまったり、エラを傷付けて蘇生を試みたが弱ってどうにも泳ぐことが不可能になってしまった個体も今までの釣行で何度かあります。
その場合は逃がす前提でも、持ち帰り、感謝を忘れず美味しくいただきます!
リリースあるいはキープに関しては、各々のモラルが大事だと私は思います。
個人的には、この産卵時期は特に抱卵しているメスも逃がすようにしていますし、その卵を守るオスも逃がすようにしています。
そもそも魚体保護のためなら…最初から釣るなよ!wと言われればそれまでなのですが、釣り上げ手にしたい!という釣り人の性が本音です。
アイナメに限らず、他のロックフィッシュも産卵絡みの個体は、リリースを心掛けていますが、食べて美味しい魚なので食べたい気持ちもわかりますw
両者各々の気持ちで、無駄な乱獲はしない様にする気持ちがあればそれでいいのかな?と私は思っています。
北海道固有種【ウサギアイナメ】
この画像を見て、え?って思った方居ますか?w
ご存知の方はすみません。
アイナメはアイナメでも、この【ウサギアイナメ】は日本全国の中でも北海道の東側エリアにしか生息していないとされる固有種です。
普通のアイナメとは違い、オスは上の画像のような赤褐色をしていて、メスは黄色味がかった茶色をしているのが特徴です。
その他にもヒレの形が違う、側線の数が違うなどこの魚種独自の特徴があるのですが、このウサギアイナメは普通のアイナメと違い、産卵時期になってもオスが黄金になることはありません。
一年中この色なのかな!?w
顎の部分の色味が強く出ていたり…と違う魚に感じることもありますが…(^^;
ご存知ではなかったという方!
今の御時世あまり遠征などは出来ない世の中だとは思いますが、今後もし北海道へ来て釣りをする機会がありましたら、是非とも狙ってみてください!
思い出に残る強烈なカラーのアイナメです!w
さいごに
今回のマガジン如何でしたか?
焦点をアイナメだけに絞ったのでなかなか狙うことが難しいとするエリアの方も多いかと思いますが、アイナメに関しての知識となり少しでも頭の片隅に覚えて頂けたら幸いです。
見た目が煌びやかでカッコイイ黄金のロックフィッシュ!
その実、卵を守り抜くために漢気爆発させた某漫画の超サ〇〇人的なオスアイナメ!
手にするも見守るも決めるのは貴方自身!
記念となるメモリアルフィッシュとなるであろうこの黄金アイナメを、普段釣ることが出来ないエリアの方も機会があれば狙ってみては如何ですか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
安全に!家に帰るまでが釣行です!
٩(.^∀^.)งLet's Rock fishing!!
小学校5年の頃からバス釣りをメインにしていましたが、働き始めてからは釣りが疎遠になり、その後は北海道へ!
北海道で友人に誘われた釣りで眠っていた釣り熱が爆発!
特に磯ロックをメインで楽しんでます!ショアからの大物にこだわる頑固者w