こんにちは、Shin.Hと申します。
バスを狙って川に立つことを続けていますが、11月となり朝と夜は結構な寒さを感じるようになりました。
そろそろ冬に備える時期です。あのモコモコした感じが邪魔だからと釣りには使わないという人もいますが、私はやはり暖かさ優先で極寒の時期にはダウンジャケットを使っています。
買おうと考えている人もいるかと思いますが、とにかく暖かいのはどれなのか,その選び方についてご説明致します。
暖かいダウンジャケットの選び方
まず結論を書きます。暖かいダウンジャケットは、フィルパワーが高い天然のダウンがたくさん入っているものです。
と聞いても意味がわからない人のために順にご説明致します。
まず天然のダウンという箇所ですが、ダウンジャケットには天然素材であるダウンを使ったものと化学繊維(以下 化繊)を使ったものの2種類があります。
これは同じ体積であれば圧倒的に天然の方が暖かいです(そして値段も高いです)。
また天然でもフェザー(羽毛)とダウン(胸毛)があり、フェザーには羽ペンなどで分かるように硬い部分があり、ダウンはほぼ全てフカフカとした柔らかい部分で出来ています。つまりダウンの方が暖かいということです。
タグを見れば比率が書いてあるのでダウンが多く入っているものが暖かいということになります。
化繊には安いということ以外に何も利点が無いのかと言うと、そうではないです。化繊には水に濡れても暖かさを保てるという利点があります。
山に登る人の場合は急に天気が変わることを考えて、嵩張ろうと化繊にするという選択もありですが自分の釣りを考えてください。
真冬に雨の中や波をかぶるところで釣りをしますか?ほとんどの釣り人には暖かさに対して嵩張らない天然をお勧めします。
次にフィルパワーですがこれは重要です。測定筒の中に1oz(28g)の羽毛を入れて高さが何cmになるかを現したものです。
つまりこの数値が高いほど空気を多く含む=暖かいです。カタログではFPという言葉で書かれていることが多いです。
天然素材と言ってもダック(あひる)とグース(がちょう)がありどっちが良いかが分からないという人もいると思いますが、これもフィルパワーだけ見れば良いです。
絶対ではありませんがだいたい650FPより低いのがダックで、650FP以上あるのがグースです。何も考えなくてもフィルパワーが高いものを選べば暖かいです。
500FP以下が廉価版、500-600FPが一般型、600FP以上がハイスペックと思えば良いです。ハイエンドであれば1000FPを超えるものもあります。
少なくとも600FPは超えているダウンを選ぶことをお勧めします。
参照:モンベル
サイトを見るとFP値は記載されていることが多いです。
最後にダウンの量が重要です。同じ体積であればフィルパワーが高ければ高いほど暖かいですが、1000FPのダウンがほんの少ししか入っていないものより、800FPのダウンが超大量に入っている方が暖かいということです。
ダウンの量はカタログには記載されていないことが多いです。実際に現物を見てたくさん入っているか確認することをお勧めします。
特に古着で買うという人はご注意ください。ダウンは徐々に生地からはみ出していき減って行きます。本当は暖かいはずの商品でもダウンが激減してしまっているということがあります。現物を確認できないのならば古着は買わない方が良いです。
ダウン素材以外のスペック
釣りに行く時、現地の寒さが分かりますか?当然、天気予報は確認するでしょう。
しかし風が強くて体感温度は寒かったなど、行ってみないと分からないことが多いです。
そのような時に天然素材のダウンジャケットであれば小さくして持ち運べます。
天然のダウンは圧力で潰しても圧力を除けばまた同じ大きさに復元するという性質があります。
そのため圧縮バッグを別途用意しておくと上の写真の様に小さくして持ち運び、到着してみて寒くなったら取り出して着るということが可能になります。
このことからも天然をお勧めします。
また、天然のダウンは水濡れに弱いと書きましたが、ダウンを包んでいる生地がダウンまで水を到達させない素材であればその問題は解消されます。
そこで防水性が高い生地を使用したダウンジャケットもあります。さらに、ダウン自体の撥水性能を高めた商品もあります。
ただ個人的には、釣りは水辺で行うものですが、上半身までびしょ濡れで釣りすることはほぼ無いと思っています。
釣り用だからといってそこまで防水性に拘らなくても雨が降ったらダウンジャケットの上から雨具を着込めば良いのではないかと思っています。
ダウンを包む生地では風を通さない素材とうたっているものもあります。
これは寒さに直結するのであると嬉しい機能ですがこれも拘るほど重要ではないと思います。
ダウンを少し減らしその分、光電子という発熱素材を入れたものもあります。超ポカポカというのを期待するとガッカリしますが、何となくジワリと暖かさが上がったように感じるのであれば嬉しい機能です。
私は試したことがないのですが化繊でも新素材を用いて天然の暖かさに近づいた商品もあるようです。
しかし新素材だけあって値段も高く、私個人としてはそのお金を出すぐらいなら天然素材のダウンを買った方が良いと感じています。
実際のお薦めメーカー、商品
まずスペック、デザインで見るとお薦めはノースフェイスです。定番中の定番なだけあってフィルパワーが高いダウンを大量に使い生地の防水性が高いものがラインアップ中にあります。
そしてラインアップが豊富で自分の好きなデザインやスペックのものを見つけることができると思います。
品質が最高の国内メーカーが良ければナンガはおすすめです。とにかくダウンの品質が高いというイメージがあります。
だがどちらも良いものなだけあって高いです。天然のダウンを使っているジャケットは高いものしかありません。
そこでコストパフォーマンスという要素を入れてお薦めを語ると、私が実際に購入したモンベルです。
もっと安いのがあると思った人はダウンのフィルパワーやその量を確認してください。このスペックをこの値段で売っているのは他社には滅多にないです。
例として比較表を載せます。(釣りにはフード付きがおすすめなのでフード付きで、だいたい同じぐらいのボリュームの商品を比較しています。)
(価格は2021年11月2日調査。変動することがあります。)
どうです。このフィルパワーでこの値段!モンベルはかなりのお薦めです。
おわりに
冬だからと籠らず暖かいジャケットを手に入れて快適に釣りを続けることが出来たら幸いです。
お読み頂きありがとうございました。
バス、ナマズ、ソルト全般、ルアーも餌釣りもという欲張りですが船酔いが酷いため、オカッパリ専門でやっています。
釣りを始めたのはずいぶん昔ですが、再開したのはここ4、5年。
下手くそですが、初心者目線で記事を書いていこうと思っています。