2020年度、十和田湖にヒメマスを狙いに行ってきた!【考察編】

2020年10月15日 公開 釣行記

2020年度、十和田湖にヒメマスを狙いに行ってきた!【考察編】

今回の考察が一番読んでほしい。
前回の釣行編準備編なんてものは誰でも書ける内容だから。

釣りが楽しいのは自分でいろんな情報から仮説と検証を繰り返して、そのときに一番最適なパターンは何だったのか。を考察していくことだと思っています。
今回の釣りは回数が少なすぎるのですべて検証することができませんでしたが、それでも色々なことを考えることはできました。

ちなみに『人から、このポイントでこういう釣りしたら釣れるよ』って言われてその通りやって釣れても(楽しいときもあるけど)、それが釣りの醍醐味ではありません。

また考察は考察であって、正解でも不正解でもありません。
それを踏まえて読んでください。
あくまでも僕はこう思った。だけです。

そもそも何をしているのか

今回の釣行では、小さい群れでしたが何度かヒメマスには遭遇することができました。

十和田湖に毎年釣りに来ている人達は、『どんどん群れが小さくなっている』と嘆いていらっしゃいましたが、初めての僕にはその光景は新鮮そのものでした。

このヒメマスの群れを観察していて、行動パターンにはある理由がありそうだなと思いました。
どんな行動があったのかと言うと、

  • 岸を回遊し、産卵場所を探しているように見える
  • インレットが気になっている
  • インレットの近くの平地で回遊している個体がいる
  • 産卵床を守る個体がいる
  • 産卵床はオスメスで守っていた

事前に【何度も】いっておきますが、僕はヒメマスのプロでも何でもなくただの釣り人Aです。

ここに書いた内容は僕が思ったことで、ヒメマスにとっての正解ではありませんからね。
それだけ理解してください。

ヒメマスの群れを見たのは合計11回。
そのうち、回遊してきてすぐに去ったのが7回。
同じインレットにずっといた群れが3回。
インレット近くで2匹でグルグルしていたのが1回です。

回遊してくる群れは水深3m以上あるブレイクに沿って、泳いできます。
途中でインレットを見つけるとそのインレットの方に泳いできて、少し居たら去っていきました。

同じインレットにずっといる群れは、人がいても関係なしにずっといました。
また、産卵床を守る個体はそのインレットの近くをずっとグルグルしていました。

ヒメマスが何をしているのか、何のためにそこにいるのか。
これを考えてみるとザックリ3パターンにわけることができます。

ヒメマスの行動パターン

ちなみにこれは産卵を意識したヒメマスのパターンです。
今回僕が釣ったヒメマスはパターン0になると思います。

パターン0は沖で産卵するための準備をしている個体ということになります。
準備段階だから、捕食をしっかりとして蓄える感じなのでしょうか。

①産卵する場所を探している

僕が遭遇した8回の【回遊してきてすぐに去った群れ】がこれに当たると思います。
この群れは、だいたい僕が回遊個体に気づいてから去るまでにおよそ20秒ほどで、ルアーを落とすと興味を持って近づく個体が数匹いました。

またこの群れは、明らかに何かを探していて岸際を何度も回遊してきます。
同じ群れだと判断したのは、背中に独特の傷がある個体が2匹いてその個体の群れが何度も目の前を通過したから。

この群れを釣るには、タイミングがすべてだと思います。
うまく群れの前にルアーを入れれば口を使うと思う。
ただの経験からの判断ですが、釣れそうでした。(釣れなかったけど)

②場所をほぼ見つけて産卵する

この群れが一番厄介で、目の前にたくさんいるのですが全く口を使いません。

しかも僕が見た群れはすべて水深が50cmもない場所で、インレットをずっと見ています。
つまりすべての魚が上流を向いているのです。

ただ、産卵すると思いきやすぐにはしそうにない。

人が来ようがルアーを落とそうが、ちょっと逃げる素振りをしてもすぐに同じ場所に戻ってくる。

30分ほどでルアーでこの個体を釣るのは無理だと僕は判断しました。
ただ、餌釣りをしている人達がこの群れから釣果をあげていたので、完全に釣れないわけではなさそうです。

まあ、これは後から聞いた話なんですけどね、もしかしたら餌釣りの人達も釣ってはいなかったのかもしれません。
十和田湖で出会ったいろんな釣り人と話をしましたが、中には逃げないのをいいことに引っ掛けて釣る人もいるそうで。

僕は遠くから見ていたので、真偽はわかりませんがもしかしたら引っ掛けていたのかもしれません。
推測ですけどね。

まぁ僕の技術では、この状態に入ったヒメマスを釣るのは無理だと判断しました。
それより近くにいる③のペアリングの方が釣れそうでした。

十和田湖の倒木

③産卵を終えて卵を守る

実際に卵をみたわけではありませんので推測です。

インレットから2mぐらい離れた場所でオスメスのペアリングが同じ場所をグルグル回っていました。
もしかしたら、卵を生む前なのかもしれませんがその個体は同じ場所をグルグルグルグル、グールグル。

ルアーを投げても基本無視でしたが、近くのウィード(藻)にルアーが引っかかった時だけ口を使いました。

その場所がたまたまペアリングのテリトリー内だったからか、そのエリアに引っかかってとどまっているルアーにオスが口を使って噛みつこうとしたんです。
それは素振りだけだったのか、フッキングまではいきませんでしたが、明らかに口を使いました。

食性ではなく、明らかな威嚇。
もっと焦らしてやれば、釣れたのかもしれません。
ただ、基本シンキングミノーしかない状態だったので同じ場所で焦らすことが難しく1時間ほどやりましたが釣ることはできませんでした。
あのときサスペンドミノーがあれば。。

十和田湖ブレイク

パターンをイラストにする

(パターン0もあるが)パターン1〜3までをイラストにするとこんな感じです。

ヒメマス行動パターン

まてまて!
これ、しっかり伝わっていますか。
イラストが下手すぎてヤバい!

①の行動は【産卵場所を探している個体】で3mのブレイク沿いにずっと回遊しています。

②の行動は【インレットにずっといる個体】でルアーを入れると少し離れたりしますが、すぐに戻ってきます。

③の行動は【インレット近くの1mぐらいの水深の場所でグルグル回っている個体】でルアーに威嚇で攻撃してきます。

おそらく準備編で多くの方から聞いていた事前情報は、③の状態のヒメマスだったのではないでしょうか。

今回の釣行では、③の状態は1個体しか遭遇せず(ペアリングしてるから正確には2個体)、その釣りは成立しませんでした。
②の状態は、口を使う素振りもないので、そもそも釣りではない。
①の個体は1時間に1回あるかないかの回遊で、且つ20秒ほどで去るのでそんな釣りやってられるか!!!

結局は、成立する釣りはパターン0の個体を釣る方法。
つまり沖にジグを投げてボトムを叩く釣りしか釣りにならないわけです。

なのでみなさん、渓流タックルを使ったシンキングミノーではなく、8ft前後のウルトラライトショアジギングのつもりで十和田湖に行きましょう。

僕が十和田湖に初めて行く方にアドバイスするとしたら、そういう感じになります。

ちなみにもっと具体的にポイント探すとしたら、
【インレットを探す】
【インレットのすぐ近くに3m以上のブレイクがある】

そんな場所を探した方がいいかと。

遠浅のエリアも結構ありましたが、明らかにブレイク絡みのインレットが魚影が濃いです。
圧倒的です。

以上が僕の考察から考えた仮説です。
検証はしていません。検証できるほどの事象がないからです。

もっと大量のヒメマスが回遊、接岸してくれば、①や③の釣りが成立したんでしょうが、僕の時は全然でしたね。
むしろ検証できるのはこれからの時期ではないでしょうか。

これを読んでから十和田湖に行かれる方は、渓流用ロッドもいるかも知れません。

僕は簡単に行ける距離ではないので、難しいですが誰か検証してきてくださいね!
そして、釣れたらアングラーズで報告してください!


ANGLERS 藤井

アングラーズの運営をしています。
ブラックバスに始まり、今となってはルアーで釣れるものは何でもやってます。

2021年は感動するアマゴを釣ることを目標にしています。
釣りのお誘い待ってます!

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【シーバス】東京湾!!秋爆釣行記!!最終回!!
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【シーバス】東京湾!!秋爆釣行記!!最終回!!
皆様こんにちは。釣りが好きなんです、です!秋爆釣行記最終回です。 今回は家族で夢の国に旅行に行くついでに東京湾奥メジャースポットでの遠征釣行と前日の地元での釣行内容をお伝えして行きます! では、今回も宜しくお願い致します。 今回はどのルアーが猛威を振るうのか?! もくじ 遠征前の肩慣らし 道中寄り道と下見は不発に終わる いざ始まる最終決戦 突如猛威を振るう鉄板バイブ 後ろ髪を引かれながら現地を後に、、、 おわりに 遠征前の肩慣らし 遠征日当日は夜中も夜中0時頃から活動開始です。遠征が楽しみで夜寝れないのが原因です。 家から5分の川でちょっとだけやって疲れて眠る!!を狙います。現地に着くと橋脚明暗が空いていたのでエントリーしました。 投げるルアーはロンジンのハイスタンダード120F!下げがもう少しで始まるナイスタイミング。 ドリフトでゆっくりアップから明暗に入れる作戦で狙います。 この場所の橋脚足元はゴミが引っかかっているので流しすぎるとルアーロストしてしまうデンジャラスポイントです。 徐々に下げが始まり、デッドスローでは反応が無い中で流れが出始めた時でした。 ミスキャストによりゴミにかかりそうになったので明暗を早めにドリフトさせて危険ポイントを回避しようとした瞬間!!ぬめっとした感覚と共に重みが伝わりました。 「あっ、やらかしたゴミに引っかかった、、、」 そう呟きながらロッドを煽ります。 「ん?動くな、、、木に引っかかったか。」 リールは巻けるので完全に流木に引っかかったな。っと思い、テンションかけながら手前5メートルくらいまでゴリ巻きします。 もうちょいで流木が見えるかと思った瞬間、水面で盛大なエラ洗いが起きました!! 「シーバスだったぁ!?」 流木かと思った正体はまさかのシーバス!! どうやら途中まで釣られたことに気が付いてなかったみたいです。 テールフック一本しか付いていなかった為、慎重にやり取りしてゲットした一本。 アタリがわからなすぎた為、バレなくてラッキーな釣果でした。50センチ! リリース後、すぐにミスキャストし活躍したハイスタンダードが殉職、、、 やっちまったなぁと次のルアーである、コアマンデカカリシャッドをチョイス。 理由はワームなら危険ポイント回避しやすいと考えました。よりタイトに攻められます。後、沖堤ピンクはワーム界最強。 数投後、かなりタイトにキャストが決まり、さっきのパターンで魚がいれば喰うでしょこれは?! っと言える程のトレースコースで集中すると、、、 「ガツン!!」 今度は明確なバイトです!フッキングと共に危険ポイントから一気に引き剥がし、手前で疲れさせて無事ランディング!! 60センチのナイスコンディションでした! まだまだ出せそうでしたが、後6時間後には旅行に行くのでこれ以上は妻に怒られる為納竿となり、いい気分で3時間ほど睡眠を取りました。 道中寄り道と下見は不発に終わる そして、9時半頃出発しました! 移動中、上州屋や、キャスティングと合わせて5件巡るというアングラーなら夢の旅路(笑) その中から2店舗ほど紹介を。 「東京のキャスティングならキャスティング品川が最強!」 ブローウィンやガボッツもしょっちゅう入りますよ!私のブローウィンはここで買えました! コアマンvj が欲しい!そんな時はキャスティング品川へ!しょっちゅう入りますよ! カゲロウが欲しければキャスティング品川へ!!しょっちゅうオリジナルカラーが入る神店舗!!(この日は無かった、てか私が店を出た後カゲロウ124 が入荷したとメルマガありました、、、) まぁ、この日は人気ルアーはありませんでしたが、メルマガ登録して間違いない店ですので、東京住みなら是非登録を!! 「24時間営業のスーパー店舗!!上州屋東陽町店」 この店はYouTubeでも出て来たりする24時間営業の上州屋ですね。 品揃えも大変素晴らしく、初めて行きましたが、到着寸前になんとバクリースピンが入ったらしく、初めて購入する事が出来ました!ありがとうございます! 前日にはブローウィンも入荷していたそうです。 秋におススメのダヴィンチも大量にありました! 発売したてのダウズワンもありますね。 そしてお馴染みの場所で子供達撮影会(笑) こちらの店舗も是非メルマガ登録をオススメします! 後は妻の用事を済ませて明日の前調査も兼ねて夕まずめです! 結果から言うと寄り道しすぎてすぐ暗くなったのもありますが、そもそも爆風大シケで釣りになりませんでした(笑) 前日下見は不発に終わりました。 いざ始まる最終決戦 そして始まる最終決戦当日は、夜中3時からポイント到着です。 去年も同じような時期に来て、夜中から爆釣していたので期待を膨らませましたが、魚の反応は皆無でした。てかベイトすらいませんでした。 夢の国に行かなければ行けない為、7時までしか出来ないのもあり、多少焦りが出ます。 しかし、日が登り始めるにつれ、水面全体にコノシロが沸き始め、ざわつき始めます。 前回の記事の最後でも紹介したブローウィン140sをすかさず投入し、ジャーキングで誘います。 突如猛威を振るう鉄板バイブ ブローウィンを投入して数投しましたが反応が得られません。 すると隣にエントリーされていたアングラーの方にヒット!! 仲間と嬉しそうにヒットルアーについて話しています。 「鉄板バイブできたよー(゚∀゚)」 聞いた瞬間鉄板にチェンジ!そうです、私の記事にしょっちゅう登場しますハイコスパ神ルアー! "プライアル鉄板バイブ" 終了時間も迫っている為、釣れている人の真似をするのは当然!するとすかさずヒットしました! 50センチでしたが、遠征でボウズ回避の貴重な一本! すぐにリリースして再開し、すかさずバイトがありましたが乗らず、更には漁船が徐々に集結し、コノシロ以外散ってしまったのと、時間切れによりあえなく納竿となりました。 後ろ髪を引かれながら現地を後に ホテルに戻り、急いで釣具を洗い、水を切り、チェックアウトの準備を進めます。 泊まったホテルを前で朝日に輝く18ステラ(笑) そんな中、窓から見える海は状況が一変していました。 岸際ではシーバスの大規模なボイル。 100メートル沖では青物のナブラや鳥山が起きています。 あぁ、今投げたらいくらでも釣れるやつですやん、、、後1時間あれば、、、 っと後ろ髪を引かれながら夢の国に向けてホテルを後にしました。 いい景色や、、、ここに住みたい、、、 おわりに はい!と言う事で番外編含めると全5回でお届けした秋爆釣行記! 終わってみれば去年と違う状況にだいぶ苦戦を強いられました。 今回も出発当日の夜中に釣れていなければほぼ道中の話になる所でした(笑) 普段の私から比べると釣れている方なので、12月中頃までは諦めずに陸っぱりでの爆釣を期待してこれからも頑張っていきたいと思います! 今後、突然の大爆釣があれば、また別の形で釣行記を書きたいと思いますので、これからも応援していただけたら幸いです! では!またの記事でお会いしましょう! 夢の国は当日まさかの虫歯痛が発生し、苦しみながらも満喫出来ました(汗) #{snippet[14]}
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2021年12月03日 釣行記
【アジング】1-3アジングで初めてアジを釣るまで-結・締編-
ども、てるぴんです。 今回は第3部の「結、締編」をご覧いただければと思います。 前回のテンションだと「このままバッドエンドで終わるのでは。。。」と勘ぐられるのも無理はありませんね(汗  けど、安心してください自然の懐はそんな狭くはありませんよ。 ちゃんと時間をかければ求める結果は返ってきます。そんなハッピーなお話を楽しんでもらえたら嬉しい限りです。 え!前の記事見てない!?そんなあなたに捧ぐリンクはこちら! もくじ 長い長い、ながーい話の終わり やれども釣れども、楽しさは底を知らず 長い長い、ながーい話の終わり 「次が最後かな。」 そう決意して臨んだ、先日入れなかった港。 前回からまた月日は経ち、太陽はいくら傾いても暑さが和らぐことなく、ヒグラシが元気に鳴きじゃくる季節になっていました。 その日は少し早めに到着したものの、多くの人があいも変わらず岸際に並んでいました。今回はなんとか入れるところを見つけましたが、その間にも車を引き返す人も多く見えました。 両隣の人に挨拶した時にまだ釣れていないと教えてもらったため、ゆっくり準備にとりかかりました。 「早く釣れないかな。」 これだけ人気なんだから竿を出せば釣れるでしょ、という期待感とは裏腹に、私が準備する間も、釣りを始めても、電灯に明かりが灯りはじめても願いが叶うことはなく、どこにも魚を見ることが出来ませんでした。 日が落ちてから岸べりはだいぶすっきりし、暗くなった海の上には電気ウキの光がぽつぽつと浮かぶだけになりました。 人がはけて風通しが良くなったのか、暗くなるにつれて南西から生暖かい風が少しずつ吹いてきました。 「風が強くなってきたな。たしか風が吹く方向に餌も動くから」 前回の釣行で耐性ができたようで、3時間程度何もなくてもまだ諦めません。最後と決めてきたこともあり、今まで得たなけなしの知識を総動員してことにあたります。 向かい風に対して投げ、表層で誘いをかけ、反応が無ければ段々と深いところを探ります。 その日釣れていなかったことから、アジがいる層が薄いことを念頭に入れて、カウントを浅いところから1秒単位で刻んで誘っていきます。足元で沈めたときは底につくまで15秒、投げ入れたところが多少深くなっていると考えて20秒を見積もりました。 「釣れない、・・・釣れない、・・・釣れない。・・・この深さもダメ。」 だんだん探る層が深くなります。10秒の深さを探っているときから焦りが出始め、15秒のところを過ぎるともう諦めが勝っていました。 誘いも最初に比べて大きく適当になります。 「底についたか。」 フォールで出ていく糸が20数えない内に止まりました。ここを探ってダメなら他を探すしかありませんが、釣れないことに加えて、よく知らない場所で心細く、精神的にだいぶ削られていたようです。 辺りは電灯が立っている場所以外真っ暗になっていました。 「帰るか。。もうだめだ。。。本当向いてn・・・んおっ!」 誘った手を止めて鬱々としていると竿が持っていかれる感覚で我に返りました。アタリはとても大きかったのにあまり引きません。 「なんだろう、また癒やしの君かな。」 仕掛けを投げ入れたところのほぼ底でアタったので、なかなか魚が上がってきません。万が一を考えてやり取りを続けますが、頭の中で期待と不安がせめぎ合っています。 かれこれ1、2分ほど格闘を続けると、ようやく獲物が姿を見せました。 「あっ・・・、あ・・・。」 ●ずっと持って歩いてたネットがやっと役に立ちました○ そこには全身銀色の魚体に、ピンと張ったヒレ。まぎれもないアジが、網の中に収まっていました。 「やった。。。やっと釣れた。」 言葉はどう振り絞ってもこれしか出てきませんでしたが、頭の中は強烈な汁で満ち満ちていたのをよく覚えています。 気が逸って写真に十分頭が回らず、アジの顔がちょっと隠れたものしかないのには言い訳のしようもございません。 こんな小さい一匹が、大の大人をはしゃがせてくれます。 サイズは極小ですが、誰がどう言おうとこれは私がずっとワームで釣りたかったアジでした。そんな大喜びの最中、とある思考に頭が釘付けになります。 「もう一匹。」 アジは群れで行動するから釣れた場所にまだ魚がいるハズ、かろうじてそう思い当たり、先ほど釣った場所にワームを投げ入れて底まで沈めて誘いをかけます。 今度は丁寧に誘って底付近を這わすように引いてきます。 「いたいた!」 モゾ、という小さなアタリを拾って2匹目を追加。気分はもう最高でした。どんなに簡単な仮説でも思った通りの結果が返ってきて嬉しかったです。 ●まさに銀色に輝くアジ・・・写真ニガテです(涙)○ しかしそれからは同じようにやれども場所を変えともウンともスンとも言わずに、日付が変わったところで帰ることにしました。 そんな流れで釣れたのは2匹だけでしたが、苦しい経験を乗り越えて本命を掴むことができた、とても、とても思い出深い釣行です。 やれども釣れども、楽しさは底を知らず なんとかハッピーエンドでアジング初のアジを拝むことが出来ました。 ここまで読んでいただいた方は苦労を重ねて獲った一匹のくだりに部分的にでも共感してもらえるところがあったのではないかと思います。 ではこの先に私がどうなってしまったかは言わずもがなでしょう。 苦労した後に一度釣れると、もっと釣りたいと思うようになります。けれどもすぐに思ったように釣れることはなかなかありません。 逆に理由も分からず釣れることも出てきます。わけがわからない。とりあえず釣りの時間や道具への投資はかさんでいくばかり・・・。これが俗に言う 「沼」 というものですね。 残念ながらここに足を踏み入れてしまうと、運良く底に足が届くか助けが来ない限り、飲み込まれるのを待つばかりです。 私のはまった沼にはまだ足裏に触れる感触も引き上げてくれる人もありません。おそらくこのままでしょう。自然って怖いですね。手も足もさして役に立ちません。 それなのに、思い通りになることなんてほぼないのに、どうしてこう楽しいんでしょ。 その楽しさに身を任せて、頭は自然と回り、どんな情報や経験も大切にしました。 すると少し、自由がきくようになりました。沼の抵抗に逆らわずに、身体が本来持つ浮力を生かして自分が居たいところに少しずつ身体を保つ術を身につけました。 そのおかげで、沼のことを見渡す余力ができました。ここは広大にして深遠を極め、およそ全て見通すことは敵いませんが、見える範囲にある気になるところを、時間をかけて見に行く方法は分かるようになってきました。 ジタバタして行き着いた先には想像もしなかった物事も多く、新しい発見があるごとにまた試したいことが増えてきます。それらをあれやこれやと試行錯誤する。 そう、これが楽しいんですね。 自ら思ったことや考えたことを興味津津に実験・検証して今まで知らなかった答えを導いていく過程を繰り返す…釣りとは意外にも知的好奇心をくすぐる遊びだったわけです。 私はこれまで長く釣りを続けてきましたが、このこと、「釣りとは知的好奇心をくすぐる遊びである」、ということはアジングから初めて学びました。 これからもこの楽しみに浸りつつ、もっと視野を広げていきたいと思っています。 今回はアジングに憧れたペーペーが犯した数々の過ちが中心の記事になりましたが、今後はアジングについてあれこれ考えたことや体験したことを中心にお伝えしていければと思っています。 その内容が沼にハマってなかなか身動きが取れない方の一助になれば幸いです。沼を楽しみ尽くせるようになるために、一緒に頑張りましょう。 さて長い話も終わったことですし、そろそろ魚に会いに行きますか。 ●次回は今回とは打って変わってのイージーアジングです!○ #{snippet[37]}
【シーバス】東京湾秋爆釣行記!!第3話ボート編
2021年11月24日 釣行記
【シーバス】東京湾秋爆釣行記!!第3話ボート編
皆様こんにちは。釣りが好きなんですです。 今回は、前回ちらっと言いましたボートシーバス回です。 なかなか始まりきらないおかっぱりのコノシロパターンですが、流石に沖に出れば何か変わるはず!!っということで、今回約2年ぶり二回目のボートシーバスに行きました!! 果たしてビッグベイトゲームで大爆釣なるか?! タックルは前回のベイトタックルです。 こちらが今回の主力達です。 2年ぶり2回目という事で釣りに必死で、写真をあまり撮れず。。。(涙) 後撮りのルアー写真等ありますが、スルーして頂けたら助かります(笑) では、今回も宜しくお願い致します。 もくじ 朝から最高のスタートダッシュ 状況が変わっていく 移動中 突如猛威を振るう鉄板バイブ でかいシーバスがいない 終わりに 朝から最高のスタートダッシュ 朝マズメは河口からのスタートです。 見渡す限り、というと大袈裟かもしれませんが、シーバス船がそこかしこに浮かんでおります。合計6船はいたでしょうか。 かなり潮が効いていて、期待できそうな状況。 br>< /b>朝イチの先発は釣り仲間が今日のために貸してくれたルドラ130です。 ビッグベイトを投げたかったのですが、船長のアドバイスでとにかく1本釣果を上げる作戦です。1匹でも先に釣っていれば気持ちが楽になる、とのこと。 2年ぶりのボートでボウズは避けたいのでルドラが先発になりました。 開始して20分ほどでバイトが! 「食った!」叫ぶ私! 「外れた!!」一瞬でバレる魚!! 早々の魚からのコンタクトに期待が高まった2投後、、、 ガツンと引ったくるバイトでヒット! ナイスコンディションか暴れまくります。見えてきた魚体は55センチくらいか。 使用しているロッドがバリ硬な為、60以下だとあまり曲がらずファイトがし辛い! なんとかキャッチした本日のファーストフィッシュ! 仲間が貸してくれたルドラが早速活躍して最高のスタートです! 状況が変わっていく さぁ、幸先よく1本手にしてボウズは免れ、意気揚々とビッグベイトを持ち出します! 水面ではコノシロがわらわらしています。まずはコノシロペンシルから! 、、、、、、 全く釣れないんだが? 次!カゲロウ155f!! 、、、、、、 全く釣れないんだが? 次!ダウズスイマー180!!! 、、、、、、 全く釣れないんだが? っと、でかいルアーを次々に投げますが全く反応がありません。 気がつけば周りの船も次々と別のポイントへ移動していきます。 朝まずめの最高のスタートから一転暗雲が立ち込めます。 移動中 最初の場所から近場のポイントに移るも不発、更に遠目に移動していた最中、船長から 「今年は水温が高く、産卵を意識してるシーバスがいなくてコノシロだけ沸いている」 と聞きました。 ボートでこれじゃぁ陸っぱりが始まらないのも当然ですね。 移動中に撮ったANAショット!後ろのはANAの飛行機!このリップルクローも仲間が貸してくれました! そんなこんなで色々話しながら夢の国も通り過ぎてポイントに到着しました。 近々行ってきます(笑)そちらは秋爆釣行記最終回でちょろっと出てくるはず! 突如猛威を振るう鉄板バイブ ここでも多くのシーバス船がひしめき合っていました。 一応ビッグベイトを投げるも反応なし。 船長から反応が沈んでいるから鉄板が良いとの事でビッグベイトから一転、突然のナブラ用に持ってきた鉄板バイブをチョイス。 そう、私が最も使用率が高く、信頼しているハイコストパフォーマンス鉄板バイブ! 参照:アマゾン PRIAL(プライアル) SALT WATER メタルバイブ 26g  プライアルメタルバイブ(*´Д`*) 開始してすぐにヒットしました! んが、軽い、、、バリ硬ロッドが曲がらない。 すぐに浮いてきたのは50センチくらいのシーバス。 すると近くで鳥山発生! 周辺のボートが集結し、ナブラ打ち大会が始まりました。 しかしどの船も釣れているのは40〜50センチ。 私も45センチ、くらい?をバラしました。 その後深場の鉄板バイブにのみ反応するのでポツポツ3匹追加。 同船者も全て45〜50センチでした。 突如猛威を振るった鉄板バイブ、サイズは小さいですが、陸っぱりはこのサイズ1匹釣るのに1日かける事もあるので、嬉しいことには違いないです! この時点でルドラに一本、鉄板バイブで5キャッチ4バラし。他140ミノーにチェイス数回。 あれ?ビッグベイトパターン?とは? でかいシーバスがいない しばらくそのポイントでやっていましたが、反応薄くなった為、帰りながら反応のある場所を撃つ、という事で移動中、本日最大のコノシロ反応がある場所に遭遇。 他の船も続々と集まってきます。 ここしかない!急いでビッグベイトを投入します。 、、、、、、 釣れないんだが? 乗船した船はもちろん、周りも全く釣れていません。 コノシロも優雅に泳ぐだけ、シーバスがいない。 ここでビッグベイトは完全に終了し、数箇所撃って帰港となりました。 最終奥義ブローウィンジャークからのコノシロ引っ掛けからの泳がせも不発でした。 おわりに さあ!!というわけでお伝えしてきた第3話。 爆釣!ビッグベイトゲーム!! になるはずが まさかの鉄板早巻きゲーム になってしまいました、、、(号泣。これ、夏パターンかな? 同船者はダヴィンチで7回ほどヒットがありましたが、全てバレてしまいました。 サイズは全て55〜60センチで食いも浅く、すぐバレてしまったそうです。 今年はデカイのどこに行ってしまったんだ、、、 しかしながら釣果はバラし多数あったものの5キャッチは私的には満足いき楽しめました! 今回お世話になった方々、本当にありがとうございました! 今回の釣行記は次回で最終回となります!最後は去年朝まずめで爆釣した場所に遠征に行きます! 某プロアングラーがYouTubeにてブローウィン140Sの紹介動画で爆釣されている場所です。 これが次回の最重要ルアー達です。 記事になるよう頑張りますので、次回もお楽しみに! ではまたお会いしましょう(*^o^*) #{snippet[14]}
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