皆さんこんにちは!私が住んでいる地域ではまだ岸にアジが寄っているポイントが少なく、アジング難民(笑)になっているYakeishi0718です。今回はアジングタックルの最重要要素である『ロッド』選びについてです。今回の記事ではアジングロッドの『調子』という視点から見て行きましょう!
「初心者だし、一番安いロッドでいいか。」
「本格的にやるかわからないし、他にも使えるように代替が効く竿のほうがいいかなー。」
と思っているアナタ!
それではアジングにおいて、大きなハンデを背負うことになりかねません。
この記事でそれぞれのロッドの特徴を知り、ロッド選びの参考に少しでもなれば幸いです。(^^)/
そもそもアジングってどんなロッドを選択すべき?
私は初心者でもアジ専用ロッドを購入することを強く勧めます。主な理由は二つです。
①アジからの微かな反応をとらえるために感度が良い竿を選ばなければならない
アジのアタリは「モゾッ」とか「コツン」といった手元に伝わるかどうかの微妙なアタリも多いです。
初心者が感度の悪い竿を選んでしまうと、アジングロッドでならば捉えられたはずの分かりやすいアタリすらみすみす逃してしまうことになり、アジと出会える確率をガクンと下げてしまいます
②他魚種用では特にジグヘッド単体での釣り(特に1g以下の軽量リグ)がしにくい
アジングでは時に0.3gや0.5gという超軽量のジグヘッドをキャストしないとアジからの反応が返ってこないこともあります。
他魚種用ロッドではこのような軽量リグをキャスト&操作することが難しく、これもアジとの出会いを難しくする要因となってしまいます。
先調子(ファストテーパー)のロッドについて
Anglersタックルデータベース:https://anglers.jp/tackles/rods/72351
専用ロッドを買うとして、その中でも種類があります。これについて説明します。
まずファストテーパーロッドは『掛け調子』とも呼ばれ、シャキっと硬い印象があるロッドの種類です。
アジングが出始めた頃は「アジは掛けるところまでが勝負」とも言われ、とにかく繊細なアタリをとるために先端部分がよく曲がるように設計されていました。現在もその思想は根強く残っています。
メリットとしては『掛け調子』と言われるくらいですので、とにかくアタリがあったときに手元に反応が出やすいので、アタリが分かりにくい初心者にもお勧めできます。
私自身も最初のアジングロッドはファストテーパーを選択しました。
デメリットは、魚とのやり取り(ファイト)にコツがいるところです。
相手が20センチ以下の豆アジが主体となるとロッドが魚の抵抗に反発してしまうため、魚が水面で暴れてしまい、バレにつながってしまいます。
胴調子(スローテーパー)のロッドについて
胴調子(スローテーパー)のロッドについて
参照:34製品ページAdvancement PSR-60 The Next Stage
Anglersタックルデータベース:https://anglers.jp/tackles/rods/62764
次に、スローテーパーロッドは『乗せ調子』とも呼ばれ、ロッドが根元から大きく曲がってくれるモノのことを言います。
最近はファストテーパーのロッドだけではなく、魚とのファイトを楽しむためにこのようなしなりが効いたロッドも人気となっています。
メリットは先述したファストテーパーと逆にバレが少ないことです。ロッドのしなりで魚の抵抗をいなすことができるので水面での暴れも少なくなります。
また、ロッドのアクション時にロッドがゆっくりと復元するのでそれがアワセとなります(いわゆる向こうアワセのような形)。
アジングにおいて強いアワセは口切れの原因ともなるので良い点です。
デメリットはキャストの難しさです。しなりが強い分、そのしなりを利用しないとうまくキャストができません。
慣れるのには少し時間がかかります。個人的には少し難易度が高いロッドかなと思いますが、使う人の釣り遍歴によってはこちらのほうが使いやすいという方もいました。
筆者のロッド遍歴
私はファスト⇒スロー⇒スロー⇒ファストの順で購入してきました。
今は状況に合わせて後半二つのモデルを使用しています。参考までに。
①【一番右】DAIWA 月下美人 AJING 71UL-S (ミディアム寄りのファストテーパー)
Anglersタックルページ:https://anglers.jp/tackles/rods/330
公式での説明はもうありませんでした。モデル名を検索すれば商品詳細は見れます。
◆筆者から一言アジングを始めてみようと中古屋で出会ったロッドです。アジングロッドにどんな種類があるかも知らずに買ってしまいましたが、強風の中でもしっかりとアタリは取れるし、7ftもあるのでリグもよく飛ぶので探索範囲が広い。
月下美人の廉価モデルは初心者にもやさしい作りが多いと思いました。中古屋にも並んでいることも多いですし、新品でも1万円台で購入できるのでファーストロッドにお勧めしたいシリーズです。
②【一番左】DAIWA 月下美人 AJING 68L-S (ミディアム寄りのスローテーパー)
参考:DAIWA公式製品ページ
Anglersタックルページ:https://anglers.jp/tackles/rods/75945
◆筆者から一言
もう少し短めのロッドが欲しいと思い、同時期に発売された20月下美人のリールと合わせて購入しました。
このロッドのファーストアジが29cmの大物だったのですが、しっかりと根元から曲がり、抜き上げまでしっかりとできました。細くとも強いという印象が強いロッドです。
現在はロッドの感度を活かしてライトエギングやキス釣りにも使っています。
③【左から2番目】34 Advancement PSR-60 The Next Stage (スローテーパー)
参考:34公式製品ページ
Anglersタックルページ:https://anglers.jp/tackles/rods/62764
◆筆者から一言
アジングにだいぶ慣れてきたので、そろそろ高価なロッドが欲しいと思うようになりました。
釣り場の状況を考えたところ、ジグヘッドやワームでお世話になっていた34のこのロッドがよいと思い、購入しました。
今まで使ってきたロッドよりさらに短いロッドになったので手返し良く、数を釣ることができました。(1時間で30匹以上釣ったことも。)
特に20センチ以下の豆アジとのやり取りのしやすさはピカイチでした。
④【右から2番目】34 Advancement HSR-63 Ver.3 (ファストテーパー)
参考:34公式製品ページ
Anglersタックルページ:https://anglers.jp/tackles/rods/72351
◆筆者から一言PSR-60がスローテーパーなので同社のファストテーパーが欲しくなり、受注生産のハイエンドモデルでしたが思い切ってボーナスの時に購入しました。
軽量リグからある程度重量のあるリグも投げやすく、どんな状況でも使えそうなロッドです。
ファストテーパーなので感度もとても良く、ウミタナゴやネンブツダイ、ウルメイワシなどの本当に細かいアタリも拾ってくれるのでボウズにならずに済んでいます(笑)
さいごに
いかかでしたでしょうか?
今回は、ロッドの『調子』からロッド選びを考えてみました。もちろん、ここでは紹介しきれなかったメリット・デメリットもあります。
しかし、ロッドの特徴を知ることで、アジングでは専用ロッドが不可欠であることは少なくともお判りいただけただろうと思います。大事なことなので最後にも言わせてもらいます。アジングタックルでの最重要要素はロッドです。初心者にお勧めする価格帯は1万円~2万円です。各社ともに良いモデルもありますのでご自身に合った『調子』を選んでください。
次回はロッド選びの『レングス』について書く予定です。最後までご覧いただきありがとうございました(^^)/
関東在住のYakeishi0718です。物心つく頃には父と海へ出ていました。
昨年からアジングにドハマりしてしまい、いつの間にか半年で4本もロッドを購入していました(笑)
年間約250日の釣行から得られたものを皆様と共有できればと思います。