はじめまして、HANZO 001と申します。
幼少のころから釣りを始め、何度かブランクがあるものの、昨年釣りに復帰した次第です。どうぞよろしくお願いします。
はじめに
しばらく釣りをしない間に、一口に釣りといっても様々な分野で聞きなれない言葉が増えていました。
とりわけ「なんだろう?」と思ったワード、それがバチコンです。
はて?と思い調べてみたところ、バチコンとはバーチカルコンタクトアジングの略。
要するに船から垂直方向、直下のポイントを直撃しアジを狙うことからこの名がついたとのことでした。
しかしそのターゲットの大きさに目を疑いました。アジと言えばすぐに頭に浮かぶのは20cmクラスのサイズ。
しかしバチコンでは30cmや40cmは当たり前、時には50cmクラスのアジがターゲット。これはやるしかないでしょう!と思い準備を始めました。
道具について
各社から専用ロッドも出ているので私は最初からそれを用意しましたが、他のロッドを流用し代用している人も多いように思います。(画像はティップランロッド。もちろん専用品が一番ですが。。。)
では専用ロッドを使ってみたうえで、バチコンをするにはどのような要素が必要か考えてみたいと思います。
スピニングか?ベイトか?
バチコン自体が半夜便で出船するため、イカメタルと同時出船になるケースがほとんどです。
そのため時合によってイカメタルのスッテの仕掛けだけを交換、そのままバチコンをする人も多いようです。この場合はベイトの道具をそのまま使用することになります。
そしてベイトリールの特性上、アジの泳層に合わせタナをコントロールすることはイージーになります。
しかしアジは底付近を狙うことが大半で、イカのように細かいレンジ調整はあまり重要ではないようです。
一方スピニングの場合、より高いドラグ性能を活かせるため、口切れをおこしやすいアジには最適であると感じました。ギア比は一度ローギアモデルとハイギアモデルを使い比べてみましたが、回収時の巻き上げの早さや、アタリをアワせる際に巻きアワせのし易さから、ハイギアのモデルが使いやすいように思います。
ラインもPE0.6号を基準に200mのキャパがあれば申し分ないでしょう。
話をロッドに戻します。バチコンの仕掛けはいわゆる胴付き仕掛けが基本になります。ルアーマンにはダウンショットと同じ形、と言えばイメージしやすいでしょうか?
ロッドの長さはこの仕掛けをさばきつつ、錘を海底に着けながら船の揺れを吸収する動作が必要になるため、6フィート半から7フィートくらいが使いやすいように思います。
また、仕掛けの先端には錘をつけます。釣行する海域や船によりますが、おおむね10~20号が標準的です。錘1号=3.75gですから、MAX80gほどの負荷に耐えるロッドがあれば、流用可能だと思います。
この辺りからティップラン用やSLJ用あたりが流用可能ではないでしょうか。
もちろん、とにかく一度やってみて続けてみようと思ったならば、ぜひ専用ロッドを用意してもらえればと思います。専用ロッドは錘負荷の面でも安心ですし、ティップに夜間でも視認性のよいマーキングがされていたりして、目感度の点でも優れています。
仕掛けとルアー
仕掛けは釣り慣れてくれば、自分が使いやすいように調整し自作する方もいるようですが、数社から専用仕掛けが発売されていますので、最初は「胴付き」「逆ダウンショット」と記載されているものを選べばよいと思います。
錘は10号15号20号があればよいと思いますが、実際に乗る船の船長に、予約する時に確認しておけば安心です。
最後にルアーですが、各社から出ているアジング用ストレート系のワームがそのまま使えます。
サイズは2.5~3インチくらいが標準的に思います。そしてワームの種類を多く用意するよりも、同じ種類のワームでよいので色のバリエーションを用意したほうがよいでしょう。
アジはその時々により、特定の色のワームを偏食することが多々あります。岸釣りなら釣れなくなって「もう今日は帰ろう」ということも出来ますが、船の場合、よほどのことが無い限り、終了時間が来るまで港へ帰れません。
もし自分の持っていない色のワームに偏食した場合、周りがバンバン掛けてる中、一人さみしい思いをしてしまうかもしれません。
ジグヘッドは基本0.3g前後があればよいと思いますが、ターゲットサイズが大きいので、針は大き目の4や6といったサイズのものを選んだほうがよいでしょう。
以上、これだけの道具があればバチコンアジングが楽しめると思います。次回は実釣についてお話したいと思います。
注意点
最後に注意点として、とりあえずバチコンを試してみようという趣旨で代用ロッドを提案しましたが、メーカーの想定範囲を超えた使用方法で破損した場合、メーカー保証が受けられない可能性があり、万が一破損しても当方ならびにアングラーズサイトは一切の責任を追わないことを明記しておきます。
あくまで自己責任でお願いします。ぜひ専用の道具を用意し、思う存分バチコンアジングを楽しんでいただきたく思います。