日々の釣行楽しくご安全に!
皆様初めまして、フーミンです。新しくライターとして採用いただきました。初めてのことですので、温かい目で読んでいただければ幸いです。
ブラックバス釣りの王道ルアーの一つと言えば、そう「スピナーベイト」です。
ワイヤーとフック、錘とラバースカート、そして金属ブレードで作られたルアーです。
ただ、中には、スピナーベイトは古臭い、そんなイメージを持たれている若手アングラーもいるのではないでしょうか。
しかし、これからの季節(秋)のブラックバス釣りにおいて、使わないともったいないルアーでもあります。
今回は、そんなスピナーベイトについてお話します。
スピナーベイトって?
一言でスピナーベイトと言っても、ブレードタイプによっていろいろと種類があります。
ウィローリーフブレード
コロラドブレード
インディアナブレード
大きくはこの3つで、これらのブレードタイプの組み合わせで、魚に対するアピールも異なります。次にそれぞれの特徴を見ていきます。
「ウィローリーフブレード」
「ウィローリーフブレード」は、水を受ける面積が少ない構造上、3種類の中では水の抵抗が小さいです。
ブレード形状は、細長く木の葉のような形をしています。
水の抵抗が低いため、ブレードがよく回転します。弱めの振動と、強いフラッシングが特徴です。
水噛みは弱く、引き感も軽いため、長い距離をトレースする際や、手返しよく速いテンポでの釣りに使う場合が多いです。
スピナーベイトと言えばこれって人も多いのではないでしょうか。
ウィローリーフブレードが2つ付いたスピナーベイトを「ダブルウィロー」と言います。店頭で見かけることが多いのがこのタイプだと思います。
「コロラドブレード」
「コロラドブレード」は、水の抵抗が一番大きいです。
ブレード形状は、円形に近く比較的大きいです。普段ウィローリーフしか使ったことがない人が、コロラドブレードを使用すると、水噛みの強さ、重い引き感に驚くことでしょう。
フラッシングは弱いですが、強い振動が特徴で、3種類の中では水押しによるアピール力は一番高いです。
水が濁っている際に使用したり、ゆっくりと強くアピールしたい場合は効果的です。
「インディアナブレード」
「インディアナブレード」は、ウィローリーフとコロラドの中間です。
ブレード形状が楕円形で、涙のような形をしています。
水の抵抗はウィローリーフよりも強く、コロラドより弱い、振動やフラッシングも同様に、中間の特徴です。オールマイティーに使用できると言えるでしょう。
スピナーベイトを使用する利点
スピナーベイトの一番の利点、それは「根がかり回避能力の高さ」です。
スピナーベイトは、フックがワイヤーにガードされている構造なので、(全くしないというわけではないではないものの)根がかりがし難いのです。
その利点を活かして、ブラックバスがいる可能性が高いストラクチャー周りを、タイトに攻めることができるのです。
第二の利点は、「サーチベイトとして優秀」なことです。スピナーベイトは、水中の上層、中層、下層と、どの層もトレースすることができます。
ブラックバスがどの層にいるかわからない、一つのルアーで広範囲に探りたい際は効果的でしょう。
冒頭述べた季節(秋)のバスフィッシングにおいて、広範囲に探れることは、非常に有利だと言えます。
秋のバスは、夏のバスに比べると、シェードやカバーに依存している固体が少なく、散っている傾向にあります。
夏場では考えられないような野池のど真ん中で回遊している場合もあります。広くトレースできるスピナーベイトが活躍する季節と言えるでしょう。
テクニック、使い方
「ガーグリング」
少し早めに巻いて水面直下を巻くこと、ブレードが水面を割るすれすれで巻くことを、「ガーグリング」と言います。
早朝やブラックバスの活性が高い時期、水面を意識している際に行うと効果的です。
「バジング」
水面をバズベイトの様に、ブレードで水面を叩いて引いてくることを、「バジング」と言います。
ボイルが発生している際、又はボイル打ちをするなど、ガーグリング同様にバスが水面を意識している際に行うと+1匹の釣果に繋がるでしょう。
「スローローリング」
底まで落として、ブレードがギリギリ回るくらいのスローリトリーブでサーチすることを、「スローローリング」と言います。
冬場のバスが底に沈んでいる際に使用すると効果的です。
「リフト&フォール」
バイブレーションなどでお馴染みの「リフト&フォール」ですが、スピナーベイトでも有効なテクニックです。
リフト(又はフォール)する際に、ブレードが回転してアピールします。バスが沈んでいくものを意識している際や、ただ巻きで反応しない際に使用すると効果的です。
おわりに
根がかりし難い、サーチベイトとして優秀なので、初場所で一番最初に投げるルアーである、パイロットルアーとしても活躍してくれます。
今の時期は、ブラックバスが特定の場所に留まらず、動き回っている場合が多いです。
バスが散っていると思った際に活躍するルアーでもあります。アピール力も高いので広い範囲を探ることが可能なのです。
良い事ばかり述べましたが、欠点もあります。
「遠投には不向き」
スピナーベイトは構造上、風の抵抗を強く受けてしまいます。キャストした際、ブレードが風を受けて回転する音を聞くことができるでしょう。サーチベイトとして優秀と述べましたが、遠くの場所を探ることは不向きなのです。
「アピール力が強め(≒強すぎる)」
ルアーの中では比較的アピール力が高く、強いため、強いアピールを避ける固体には、有効的とは言えないでしょう。
欠点も述べましたが、広くトレースし、サーチするルアーとしては優秀です。
使ったことがないアングラーの方がおられましたら、これを機会に使用してみてはいかがでしょうか。
ではまた。
物心が付いた時には竹竿を自作して近所の川で毎日釣りをしておりました。
今は主にバスフィッシングをやっています。
楽しく釣りすることを心がけ日々釣行しています。
皆んなで素敵な釣りを楽しみましょう!