渓流のすゝめ⑯と云う名のただの2020年結果報告。尺は釣れませんでした。

2020年09月29日 公開
2020年09月30日 更新 渓流のすゝめ

渓流のすゝめ⑯と云う名のただの2020年結果報告。尺は釣れませんでした。

2020年の渓流シーズンが終わりましたので、合計16回行ってきた渓流のすゝめも統括したいと思います。

統括と言っても今年出会った渓魚の中で印象に残っている魚を勝手に紹介する、ただの僕の言いたいことを言うだけの企画です。

2020年は本当にいい経験ができました。
不完全燃焼ですけど。

コロナの影響で釣りに行けない

今年は多くの人の釣行日数が少ないのではないでしょうか。
例年の半分以下の人も多いはず。

僕も多分に漏れず、渓流釣行だけでも去年より20日近く少なくなりました。
特に4月〜5月が壊滅的で、4月は全く行けてません。
過去に4月に行かなかったことがありませんので本当に異常事態でしたね。

それでも、8月からは毎週のように行くことができましたので、なんとか素晴らしい魚とも出会えることができたと思います。

僕がよく行く渓流は本流ではなく、本当に小さな河川が多いです。
また、源流部もほぼ行きませんので、サイズとしてもせいぜい20cm後半が関の山です。
尺が出れば、それはそれは万々歳で、その日の晩飯は豪勢になるとかならないとか。

あ、、、これらすべてヤマメとアマゴの話です。
イワナは尺超えは数本出ましたよ。

それでは写真とともにざっくりと紹介したいと思います。

2020渓流

自粛明けのヤマメ

神奈川河川1 神奈川河川2

ここの写真のヤマメは、神奈川のとある河川で釣ったものです。

その河川はサイズは全く出ませんがキレイなヤマメが多いのと、坊主になったことがないので自粛明けで3時間だけの短時間釣行でよく行きました。

パーマークの形と配置がとてもキレイで、家からとても近い場所なのに他の釣り人に会ったことが一度もありません。
神奈川にもこんな秘境があるんですよ。

車を降りてから入渓点まで2時間

渓流地獄1
渓流地獄2
渓流地獄3
渓流の悪夢

何で釣れた写真がないのに、この話をしてるんだろう。
答えは簡単、死ぬかと思ったからです。

その場所は、本来通れるハズの道が一時的に通行止めになったせいで、基本入ることができなくなった河川。
つまり、そこは天国!!と勝手に決めつけてワクワクしながら向かった記憶があります。

本来のルートなら30分で行ける場所を、ただ遠回りして2時間かけて入りました。

片道2時間の登山です。
2時間後にクタクタになりながら入って、何も釣れないとは思っても見ませんでしたね。

もちろんバイトはありましたよ、1回だけ。
その1回、しかも明らかにイワナ。
そんな記憶にも残らないような釣行がなぜ記憶に残っているのか。

もう釣りが終わるころには、右足が攣りそうだったわけです。
その状態で2時間かけて下山する。
もう地獄でしたね。

みなさん、知っていましたか?
登山って行き道より帰り道の方が筋肉に負担がかかるんですよ。

歩きながら、『ここで足が攣ったら死ぬ』と考えながら歩く2時間の登山。
今でも忘れません。

山梨開拓、11河川

山梨1
山梨2 山梨3

今年の後半は、ほぼ山梨で釣りしていました。

渓流の醍醐味ってGoogle Mapを見ながら、どの河川にどんな魚がいるのかを探すところにあると思います。

今年は11の新規の河川に入りました。
その中で全然ダメだったのが、4河川。
また来てもいいと思ったのが、4河川。
通うことが確定したのが、3河川でした。

上記の写真は、その中でも比較的標高の高い場所での釣果です。

標高の高い場所ではアマゴやヤマメよりイワナの方が多い傾向にあるのですが、それでも標高1,000m超える場所でもアマゴもいます。
実際に登って釣りしてみないとわからないんです。

ただ、標高の高い場所の魚ほど変わった模様の魚が多い。
たくさんの魚を見ると、何が変わっているとか、この子は珍しいとかわかるようになります。
そんな変わった子に出会えるのも渓流の魅力だと思います。

9月の釣果がよかった

山梨9月の釣果1 山梨9月の釣果3
山梨9月の釣果2 山梨9月の釣果4
山梨9月の釣果5

ヤマメとアマゴがいますね。
8月までの釣果はそこまで芳しいものではありませんでしたが、9月に入ってからは中々いい釣果に恵まれました。

秋になると、紅色の魚が増えるので俄然魚がキレイに見えますよね。
この紅色の婚姻色のオスを釣りたくて渓流釣りしてると言い切っていいぐらい9月は夢中になります。

ちなみに、僕が冒頭で不完全燃焼と言ったのはここに理由があります。

婚姻色の尺上を3本バラした

忘れもしない9月の4連休の2日目と最終日。
僕は2日目に1本、最終日に2本の尺上の紅色の個体をバラしています。
もちろん同じ魚ではありません。

釣行前にすべてのフックをチェックしているんですけどね、すべてファイト中にフックアウトしました。

今でも思い出せるあの光景。
僕は来年リベンジします、必ず!!

番外編。

サビの入った秋ヤマメ サビの入った秋アマゴ

番外編の魚は、僕と一緒に釣行した人が釣った魚を紹介します。

こういうのを釣りたかったんです。

来年の目標ができたのでよかったことにしましょう。
では渓流のすゝめは、来年また会いましょう!!


ANGLERS 藤井

アングラーズの運営をしています。
ブラックバスに始まり、今となってはルアーで釣れるものは何でもやってます。

2021年は感動するアマゴを釣ることを目標にしています。
釣りのお誘い待ってます!

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2020年12月24日 渓流のすゝめ
【渓流】冬期でも楽しめる!?渓流で釣りができる場所を集めてみた。
いつもアングラーズをご利用いただきありがとうございます。 2020年に一番釣りに行ったのは、実は渓流だったりしますアングラーズ藤井です。 渓流釣りはいつでも釣りをしていいわけではなく、多くの場所で10/1〜2/28まで禁漁となります。ただ、一部の場所では冬期エリアとして釣りができるのは知っていましたか? 今回は関東に近い場所のみとなりますが、一部まとめてみましたので是非チェックしてみてください。 もくじ C&R区間が多い 冬期エリア一覧 多くの河川が餌釣り禁止 C&R区間が多い 今回の話をする前に2点説明があります! 1つ目!こういった冬期釣り場は、シーズン券とは違って別にお金を払う必要があります。 2020年にそのエリアで年間使えるシーズン券を買っていても、冬期は別に支払う必要があります。自分の行こうとしている場所がどういった形なのかをしっかりと調べていきましょう。 2つ目!多くの場所では【C&R】と記載のある場所が多いです。これはキャッチアンドリリースの略で、釣った魚を持ち帰ることを禁止しています。 ルアーマンの多くは持ち帰る人は少ないと思いますが、こちらも念の為に確認しましょう。 どちらにせよ、後から聞いてないとかはありえません。責任持って行動しましょうね。 冬期エリア一覧 【上野村】冬季釣り場:群馬県多野郡 ※上野村漁業協同組合HPより参照 関東ではとても有名な釣り場です。 対象魚はレインボートラウト(ニジマス)なのですが、少しだけ違います。 俗に言う【ハコスチ】という魚がメインターゲット。ハコスチとは以下の魚です。 水産試験場で、新しく育てられたマスは、箱島(ハコシマ)系とスチールヘッド系の交配により生まれたF1で「ハコスチ」と名づけられました! スチールヘッドの引きの強さ、それに飼育がしやすく、ヒレが欠損しにくい箱島系の魅力を兼ね備えています。 料金は一般で2,000円です。ハコスチを釣ってみたい方は是非上野村へ! 【黄瀬川(狩野川漁協管区)】冬季限定C&R特区:静岡県裾野市 ※fishpassより参照 静岡県にある超有名な河川、狩野川水系黄瀬川の一部を使った釣り場になります。 僕の記憶だと去年はなかったので今年から?なのでしょうか。(違ったらすみません) メインターゲットはニジマスで、C&Rと書いてあるのでリリース前提です。持ち帰らないようにしましょう。 関東からは比較的アクセスしやすいかと思います。是非、行ってみてはいかがでしょうか。 【潤井川】冬季C&R区間:静岡県富士宮市 ※富士宮市非出資漁業協同組合HPより参照 静岡県では有名な冬季釣り場になります。 毎年しっかりと協賛が付いているので、結構大きい釣り場なのではないかと思います。 去年は行く機会があったのですが、あいにくの荒天で中止となったので今年こそは行ってみたい! Twitterにて、公式アカウントが放流情報を出しているので安心できますね。 【天竜川】ルアー・フライ専用区:静岡県浜松市 ※天竜川漁業協同組合HPより参照 こちらも静岡県にある超有名な河川の天竜川。秋葉ダムから船明ダムの間の本流区域のみ開放されています。 天竜川も支流しか行ったことない僕には、本流は未知の世界。 放流されているのはニジマスですが、もし万が一でも天竜差しとか釣れてしまったらどうなるんだろうとか、釣れるわけないのに想像しちゃいます。 天竜差し、いつかは釣ってみたい憧れの魚。興味ある人は調べてみてね。 【芝川】観光非出資漁業協同組合特別区C&R区間:静岡県富士宮市 ※芝川観光非出資漁業協同組合HPより参照 またまた静岡県からエントリー。静岡県多いですね! 芝川が他の場所と少し違うのは、アマゴも放流されている点です。 多くの場所ではニジマスのみ放流されているわけですが、アマゴも入っているのは良いですね。 少し、ややこしいのが入漁料が複雑?な点です。しっかり調べてから釣りに行きましょう! 多くの河川が餌釣り禁止 気づいた方が多いかもしれません。多くの河川が漁業協同組合(俗に言う漁協)が運営していて、大体放流されているのはニジマスです。 また、キャッチアンドリリースがメインで持ち帰りができません。 あとは、餌釣りは禁止でルアーかフライのみOKという場所が多いです。(というか、ここに紹介したのは全部そうです) 渓流に行きたくてウズウズしているそこのアナタ。腕が鈍らないようにちょっと行ってみては? 【渓流のすゝめ】はこちらから #{snippet[3]}
渓流のすゝめ⑮ 渓流は事故が起きやすい
2020年09月17日 渓流のすゝめ
渓流のすゝめ⑮ 渓流は事故が起きやすい
渓流を愛してやまないアングラーズの一部の渓流ファンの皆様。2020年のシーズンがもうすぐ終わろうとしていますが、いかがお過ごしでしょうか。 多くの方がサビの入ったヤマメやアマゴを追われていると思いますが、安全対策は万全でしょうか。最後まで気を抜かず行きましょう。 今回は事故にあった話をします。そうそして、僕が渓流で怪我をしました。みなさんもご注意ください。 もくじ 慣れない河川 高巻きしたときに 人生2度目の靭帯をやる なんか釣りの話をしていない 慣れない河川 怪我をしたのは初めて入った河川です。僕は普段、山梨県の渓をメインにしているのですが、その日は長野の友人と長野県の北東部のとある河川に入渓しました。 初めての河川は、楽しみでワクワクするんですがその渓流は少し感じが違ったんです。 1つ目の違和感は、僕が普段通っている渓相とは違い川幅に比べ水が少なすぎる。2つ目の違和感は、里川なのにあまり人が入った形跡がない。とんでもない山奥の源流ではない限り、だいたいの河川って人が入ったような跡があります。林道も然り、そこまでではないにしろ人が通った跡が残るものです。その河川は、まったくと言っていいほどその気配がありません。おかげで、藪こぎの連続でした。 こんな感じで、怪我をする前から違和感があった河川でした。そんな河川で高巻き中に崖から滑ったんです。 高巻きしたときに その河川をアップで釣りしていたときに、とある堰堤がありました。 堰堤をある程度撃ってから、登ろうとおもったんですが登れる場所がありません。仕方ないと思って高巻きしたんですが、そのときにいつもなら滑らないだろう岩が恐ろしく滑ったんです。今思えば、もう少し慎重に登るべきでした。 気づいたら、僕は蹲(うずくま)ってました。そしてめちゃくちゃ痛かった。変な音もしました。ビヨンって感じ。 人生2度目の靭帯をやる はい。靭帯やりました。右足の内側側副靱帯(ないそくそくふくじんたい)を伸ばしましたね。 みなさん、知ってましたか?靭帯って一生治らないんですよ。怪我とは違うんですよ。伸びたら伸びっぱなしですよ。怖いですね。 僕は、5年ほど前に交通事故で右足の前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)をやっていますから、右足はもう厳しい状態です。 治らないので、筋肉で靭帯の代わりをするしかありません。靭帯ってすごく大事でしっかりしないと、足がフラつきます。これからは、残りの靭帯でやっていくしかない! なんか釣りの話をしていない 今日は靭帯の話で釣りの話をあまりできていませんが、釣りは怪我が多い趣味だと言うことを知ってもらいたいと思いマガジンにしました。 特にウェーダーを履いて釣りする人達!本当に気をつけて下さい。僕はまだ命があったので大丈夫ですから、ウェーダーをする釣りで命を落とす事故は結構聞きます。 渓流に限らず、サーフだってシーバスだってショアジギだってウェーダーのせいで命を落とすことがあります。ぬかるみにハマったり、エイとかね。 今回の僕の話を聞いて少しでも怪我や事故について考えて、いつも以上に慎重に行動してくれれば幸いです。 ちなみに今は、3週間経ってやっと走れるようになりました。なんとか渓流シーズン最後に間に合ったぞ!! #{snippet[3]}
渓流のすゝめ⑭ 誰も教えてくれないこと
2020年09月02日 渓流のすゝめ
渓流のすゝめ⑭ 誰も教えてくれないこと
みなさん、残す渓流期間は約1ヶ月ですよ。たくさんの方がこの時期はヤマメ狙い(アマゴ含む)に切り替えているのではないでしょうか。(ずっとヤマメしか狙っていない人もいるでしょうがね) 地域によっては、お盆を過ぎたころから産卵を意識する個体が増え始め、少し体色の変化した個体が釣れ始めているかと思います。 今年から渓流を始めようと思っている方、後1ヶ月がラストチャンス!特にこの時期は、キレイな魚体が拝める可能性が高いので今からでも遅くない。 今回は、渓流初心者のために誰も教えてくれない渓流のことを話したいと思います。 もくじ ネットでは出てこないことが沢山ある 誰も教えてくれないこと 現場に立って初めて見えることがある ネットでは出てこないことが沢山ある 他の釣りに比べて、基本単独釣行となる渓流釣りは誰かに教わるということが圧倒的に少ないです。 始めようと思ったら様々な情報をネットから探したり、釣り具屋さんから聞いたりして準備をしていくかと思います。 ただ、どれだけ情報を集めても百聞は一見にしかず!渓流釣りには実際に現場で経験しながら気づくことがたくさんあります。ネットでも同じような情報は出てこないし、また誰も教えてくれないことだってあります。 今回は、僕の経験したことを踏まえて『渓流の誰も(わざわざ)教えてくれないこと』を紹介します。 誰も教えてくれないこと では、渓流を始めたころに僕が経験したことを紹介します。 2点どめ 渓流で釣りをしていると、いつの間にかモノがなくなっています。神隠しにでもあったかのように、あったはずのものが消えているんです。 その代表格がランディングネットとフォーセップ。僕は釣りを始めたばかりのときには、背中にあったはずのランディングネットを2回亡失しています。これは神隠しでも何でもなく、『いつの間にか落ちている』だけなんです。また、これらの多くは【藪こぎ中】【倒れている木の下を通ったとき】などに起こりやすく、本人は落としたことにまったく気づきません。渓流は、水のせせらぎと言うにはうるさすぎるほどの水量が流れています。この水の音は場所によっては、近くでの会話も聞き取りづらくなるほどの大音量です。そんな中で、ネットが落ちた音なんて気づくわけがないんすよ。ではどうするかと言うと、2点以上で固定するんです。僕が行っているのはこんな感じです。 まず、ランディングネットから。このように背中にマグネットを使ってランディングネット本体を固定します。マグネットで固定することで、釣れたときに脱着が容易になります。 次にランディングネットにコードを使って前面に固定します。コードの先はこんな感じのクリップにしてますが、クリップでも全く落ちません。もし不安な場合は、しっかりと固定する方をオススメします。僕がクリップにしているのは、撮影時にネット全部を身体から外すことが多いからです。コードとは言え制限があることによって、撮影位置の決定など移動が苦労するからです。 結果、ランディングネットの場合は背中と前面の2点で止めています。これでどちらかが外れても、もう一点が止まっているので失くす確率がかなり下がります。フォーセップも同様で、写真のようにフォーセップ自体で固定して、フォーセップにコードを通してコードの先でも固定しています。 これら以外には、ペットボトルやタオルも気づいたらなくなっていますね。本当にたくさんのものを落としたり無くしたりするのが渓流です。もちろん、僕も失くしたくて失くしているわけではありません。ただ、いつの間にか失くなっちゃうんですよ。 右岸と左岸 前回の【渓流のすゝめ⑬】で読者の方から、ご指摘がありました。 内容は、写真で説明されている【右岸と左岸が逆じゃないか】と。すみません、完全に失念してました。(すでに修正済です。)またご指摘、本当に助かります!! 渓流では、一般的に上流から見て左側を左岸、右側を右岸といいます。つまり、以下の写真で合っているわけです。 下の写真は、下流から見ているポイントなので、左側を右岸、右側を左岸といいます。わかりにくくてゴメンなさい。 標高に応じて虫がいなくなる 最近は、標高の高いところに良く行きますが、その理由は【虫が嫌いだから】です。僕が渓流で唯一嫌いな点は【(特に血を吸う)虫がいること】なんです。 渓流には人間にとって害虫と呼ばれる様々な虫がいますが、僕の住んでいる神奈川県における一番の大敵は、『ヤマビル』だと思います。 このヤマビルですが、実は標高700m以上になると格段に減ります。(というかいなくなる?)これは僕の経験上ですが、神奈川県の渓流は多くが標高500m以下で、6月から8月はヤマビルだらけになる場所もちらほらとあります。 そんなときは標高の高い場所に逃げます。なぜならヤマビルがいないから。もうそれだけ! ※wikipediaより参照 涙を舐めに来る虫がいる 渓流で釣りをしていると、目の周りをずっと飛んでいる小さな虫がいます。 この虫を『メマトイ』と言って、始めのうちはあまり害のない虫だと思っていました。ただ、調べると【涙を舐めに来る】という衝撃的な事実が!! 涙を舐めるってなんやねん!!血を吸うってのも気持ち悪いけど、涙を舐めるのもゾッとしません?遺伝的にどんな行動がプログラミングされているのか甚だ疑問ですわ。 ただ、ブヨや蚊、アブ、マダニと違って血を吸わないし、跡に残らないのでそこまで害のない虫ではあります。欠点はずっと目の前を飛んでいるので集中力がなくなることか。とりあえず、虫よけスプレーをやっておきましょう。あとは偏光グラスはやはり必須と言っておきましょう。 現場に立って初めて見えることがある 思いつくものを書いてみました。 これらは現場に行かないとわからないことかなと思います。もちろんコレ以外にもあるんでしょうけど、思いつかなかったのでそこまで大切ではないのかと。 初めての渓流だったり、まだ数回しか行ったことのない人は参考にしてみてくださいね。 #{snippet[3]}
渓流のすゝめ⑬ 初めての方は立ち位置がわからない。
2020年08月27日 渓流のすゝめ
渓流のすゝめ⑬ 初めての方は立ち位置がわからない。
いやー渓流は楽しいですね。毎日、グーグルマップを眺めながらどこにいこうか悩んでいる藤井です。 このマガジンのおかげなのかわかりませんが、最近は渓流に初めて行く人と一緒に行くことが多いです。毎週のように色んな釣り仲間と渓流に行っていますが、初めての方を見ているとみんな同じような点に苦労されています。 そこで、初めて渓流に行く方が気をつけるべきことと釣り方のコツをお伝えできればと思います。ただ、これを読んだからって劇的に釣れるようになるわけありません。すべては経験から身につくものなので、読んだあとに釣りに行って経験しましょう!少しでもお役に立てますように。 もくじ 正解なんてない 立ち位置が違うんです 流心を見極める ルアーを動かす場所がない 禁漁期間まで残りわずか 正解なんてない 話す前の前提です。今回のは渓流における僕の1つの答えであり、絶対的な正解ではありません。読んでいる人は釣り人が多いと思いますので、ご存知かとは思いますが釣りに絶対正解なんてありません!ただ単に僕はこう考えて釣りしているよーって言っているだけだと認識いただければと。 なぜこの内容を書こうと思ったのかというと、渓流の釣りは他の釣りと違って『大変閉鎖的なもの』であるのにも関わらず、『誰かに教わらないと初めるのも難しい』からです。閉鎖的なため情報があまり出てこないじゃないですか、出てこないなら書いてしまえと。そんな感じです。ただね、僕はどこで何が釣れるのかなどポイントや詳細な情報については全く書きませんし言いませんよ!釣りは経験して、仮定と検証の流れが最も面白いと思っているので、こういう回答もあるんやと参考程度にしてもらえればそれでいいんです。どこで何が釣れるなんて答えを聞いてしまったら面白くないじゃないですか。マガジン『渓流のすゝめ』を通して興味を持った方が、少しでも初めての1匹に近づければと思います。 立ち位置が違うんです 渓流に初めての釣り仲間を連れて行ったときに、一番出来ていないのがこれです。初めての人の多くは、キャストするときの立ち位置が手前すぎるんです。 大抵の人の渓流のイメージは、『渓流の魚は警戒心が強いから、近づきすぎたらいけない』と考えています。その結果、おおげさな行動をしていませんか。 確かに渓流の魚は一般的な魚よりも警戒心が強く、慎重に行動しないといけません。ただ、多くの方が自分のキャストキャパを考えずに近づいたら行けないと思う気持ちが優先してルアーが届かない場所(もしくは狙いにくい場所)に立ってルアーを投げようとします。先に投げてくださいねーと言って、先に行かせて立ち位置を見ると『え?そこから投げるの?遠くないかい?』って思うことが多いです。 『自分はどこからならルアーを正確に投げることができるのか』を理解した上で魚にバレないギリギリの場所に立って投げるようにしましょう。実は、結構近づいても魚は釣れるんですよ。 流心を見極める 流心という言葉が正しいのかどうかわかりませんが、ここでいう流心とは『川の流れの中心』という意味です。バス用語でいう(メイン)チャンネルとかそんなイメージですね。 川には流れがあり、その流れ方は場所によって様々です。流れの早い場所もあれば流れの遅い場所もあります。また流れと同じように、水深も深いところと浅いところがあります。流心は、比較的深く流れの早い場所です。その流心にしっかりとルアーを通せるようにしましょう。僕は一つ一つのポイントに魚はコロニー(社会)を作っていて、力が強いものほど一番いい場所を陣取っていると考えています。一番いい場所とは餌が良く食べれる(流れてくる)場所であり、その場所は流心に影響を受ける可能性が高いと思います。 水温や季節によって流心を好む魚もいるでしょう。逆に流心を嫌う魚もいるでしょう。どちらにせよ、流心を考えて釣りをしないと魚は釣れません。まずは流心にルアーを通してみて、今日はどの位置に魚がいるかを見極めましょう。その日に一番力の強い個体は流心にいて、多くの流れてくる餌を食べていたのなら流心を狙いましょう。そんなときはより長い時間、流心にルアーを通すことができた方が魚が釣れるでしょう。 ポイントに着いたらまずはそのポイントをじっくり見てみましょう。魚がどこに付いているかを考えて、その場所に長くルアーを通せる場所に立ちましょう。そうすることで、より長い時間ルアーを見せることができるわけです。 (以下、アングラーズ利用者さんからの指摘で修正しています。)今の話を具体的に説明します。大場所で流心を狙うときに、左岸と右岸のどちらに立ってルアーを通すべきだと思いますか?答えは、、、、、、、、左岸になります。右岸から投げてしまうと、流心に対して並行に巻くことが難しい。左岸から投げたほうが長い時間、流心にルアーを通すことができます。簡単に言えばこういうこと。キャスト位置を変えるために渡渉することは日常茶飯事です。右岸から20回ぐらい投げてもチェイスすらなかった、ただ左岸から投げたら1発で釣れたことも数え切れません。そのポイントは狙い尽くしたと思っていても、魚はルアーどころか釣り人の存在にすら気づいていないことなんかもよくある話です。ルアーを通す場所が違うだけで口を使うこともよくあるんです。そのポイントを見切る前に、あらゆる方向からルアーを通してみましょう。思わぬ魚が釣れるかもしれません。ちなみに、より経験を積むとどのラインを通せばいいのかわかってきます。手当り次第投げなくてもわかるようになりますよ。 ルアーを動かす場所がない ルアーは餌と違って、釣るためにはある程度のスペースが必要になります。落ちパクなんて言葉もあるかと思いますが、基本はルアーを❶気づかせて、❷追わせて、❸食わせることでやっと釣れます。これらをやろうと思ったらある程度のスペースが必要になるのはわかりますよね。気づかせて追わせる間にルアーを止めておけるならスペースは不要になりますが、ルアーは常に動かさないと釣れません。つまり、すごく狭いスペースに良いポイントがあってもスペースがなければ、食わせる場所がないんです。渓魚の中にはチェイスの延長上で、下のポイントにルアーと一緒に落ちながらアタックしてくる勇猛果敢?猪突猛進?な方もいらっしゃいますが、よほど活性が高くテンション高めな方に遭遇しない限りは難しいでしょう。大概は、チェイスどまりで終わってしまいます。 実は釣れない魚なのかもしれませんが、これも立ち位置やルアーを通す場所を変えるだけで釣れるかもしれません。先程は流心を考えろと言いましたが、川の流れに対して並行に通しても場所がない場合は、流心は考えすに川の流れに対して垂直に投げてみたらいかがでしょうか。その方がより長い時間ルアーを見せることができるなら、釣れるかもしれません。この話、一番わかりやすい場所がありました。『堰堤の下』です。堰堤によっては堰堤下がしっかりとエグレていて、川の流れに対して並行に投げてもしっかりとスペースがとれる場所もあると思います。ただ、下の写真のように川の流れに並行に投げても巻くスペースがない(青線)場所が多々あります。こんなときは、川の流れに対して垂直に投げる(赤線)ようにするとスペースが確保できて釣れる可能性があがります。 禁漁期間まで残りわずか 今回話した内容は、正解ではなく現段階での僕の中での1つの回答です。 釣り全般に言えることですが、魚をどれだけイメージできるかが重要です。狙う魚がなにを食べているのか、またどこにいて何をしているのか。これらを考えて釣りをするともっと魚が釣れると思います。 渓流は他の釣りと比べて、単独での釣行が多いため見本となる先生を作りにくい。何度も渓流に通い、いろんなパターンを経験して自分で答えを出していくしかありません。 まだ渓流を初めたばかりの方は、少しでも参考になれば幸いです。2020年も禁漁期間まであと少しです。残り少ない渓流期間を楽しみましょう。 #{snippet[3]}
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2020年07月31日 渓流のすゝめ
渓流のすゝめ⑫ 魚をイラつかせたらもっと釣れる
食性ではなく、テリトリーを意識して釣る!最近、僕が渓魚に対して思っていることです。 魚を釣ることにおいて最も重要なのが魚の食べているものにルアーをあわせることです。俗にいうマッチザベイトですね。魚が何を食べているか知れば、その食べているものに極力ルアーを合わせることで魚はもっと釣れるでしょう。マッチザベイトこそ釣りにおける基本であると思っています。 ただ渓流でのルアーフィッシングは、ルアーが明らかに餌より大きい。そもそも渓魚はルアーを餌だと思っているのでしょうか。今回は、渓流で感じている僕の考えを書きたいと思います。 もくじ 腹の中は虫ばかり 縄張りと威嚇 シンキングミノーでできること 猫じゃらしに遊ぶ猫 正解はありません 腹の中は虫ばかり 以前、フライマンの人と同行したときに釣った魚の餌を確認してもらいました。ストマックポンプなるもので胃の中を吸い取ると、小さな虫がたくさん出てきました。そのときは、ウスバカゲロウやトビケラの幼虫みたいな約1cmぐらいの虫が複数入っていました。 問題は、その中に渓流で使うルアーサイズの餌が1つも入っていなかったこと。イワナは、カエルやヘビも食べるとは言いますが、さすがに毎日食べないのでは。 僕が使用する渓流用のルアーは4cmから6cmぐらいで、その大きさのものを主食としている渓魚がいるとは思いません。じゃあなんでルアーにアタックしてくるのか。疑問はここから始まりました。 縄張りと威嚇 食性で口を使ってないなら、テリトリー(縄張り)での威嚇で口を使っているのではないか。そう、渓流の魚にはテリトリーがあるんです。自分のテリトリー入ってきた魚がいれば追い払おうとします。その行為に、噛み付くものがあるのではないかと思うようになりました。 渓流でよくある『近くまで追ってくるけど食わない』とき。これは食べたいのではなく、追い払うコトが目的であり、追い払えれば口を使う必要がないのではないか。つまり、チェイスがあるけど食わないのは食性ではなく、テリトリーに入ってきた同類を追い払うためであり、ルアーがテリトリーから離れていっているのであれば、口は使わない。【追う姿勢を示すだけで、相手は自分のテリトリーから出ていく】そう考えている渓魚からしたら、どう考えても口を使うわけがありませんよね。 シンキングミノーでできること 初めは、【ならばテリトリーにずっと居続ければ、最終的に口を使わざるを得まい!】なんてことを考えたんですが、アップもしくはアップクロスで投げていく釣りをやっている僕からすると、その場所に居続けることはかなり難しい。また、ダウンなら同じ場所にルアーを留めることができると考えましたが、そもそもアップで釣りあがっていき、渓魚がいる場所を確認したら一度上に上がってからダウンで狙うってかなり難しいなと考えました。実は何回か挑戦してみたんですが、上に上がってしまうと高確率でバレてしまい、チェイスすらなくなったので断念しました。 つまりこの釣りでは、移動距離は少なくでも大きく動くようにルアーを操作するしかないという結論に至ります。 猫じゃらしに遊ぶ猫 こんな感じで渓魚を如何にして釣るかを考えているときに、釣り仲間から面白い話を聞きました。 『1回では猫じゃらしに飛びつかない猫も、目の前で何回も猫じゃらしを動かせばいつか猫じゃらしに手を出すことがある。渓魚も同じで、何度もテリトリーにルアーが通れば、いつか口を使うときがある。』 初めて聞いた時は、僕の考え方とはまるっきり違う発想に困惑しましたね。ただ、今考えてみると食性ではなくテリトリーで口を使って追い払う考え方と同じでした。 このときから、渓魚は食性で口を使うよりテリトリーから追い出すために口を使っているんだと思う様になりました。 ※PAKUTASOより参照 正解はありません 今回の話ってすべて僕の体験から想像した内容です。ただ、何割かは食性から口を使っている渓魚もいると思います。まぁせいぜい2割ぐらいだと思いますが。 残りの7割ぐらい(1割はその他)は、テリトリーから追い払うために口を使っているのだと思っています。こう考えると渓魚の行動理由に辻褄があうことがたくさんあるためです。また、こう考えて釣りをするともっと釣りが楽しくなると思いませんか。 実際に釣りをしていて魚の不可解な行動ってたくさん経験していますが、すべての魚がマッチザベイトを意識して釣りをした方が良いというワケでもないようです。魚の行動を理解するとますます釣りが面白くなりますし、釣れるようになるのではないでしょうか。 #{snippet[3]}
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