渓流のすゝめについての釣りに関する記事を公開中!

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【渓流】リップ折れを修理に出してみた結果。
【渓流】リップ折れを修理に出してみた結果。
2021年02月17日 更新 渓流のすゝめ

全国10万人の渓流ファンのみなさん、こんにちは。アングラーズ藤井です。 一部のエリアを除いては、もうすぐ渓流が解禁しますね。僕は去年の10月から、2021年の解禁を待ちわびていました。 ただ、オフシーズンだからといってやることがないわけではなく、やることはたくさんあります。特にタックルの準備はみなさん誰でも行うと思いますが、その中でも渓流ルアーはリップが折れやすいジャンルですよね。今回は、渓流ファンなら誰でも知っているイトウクラフトさんにリップの修理をお願いしたので、その内容について書きます。今後、イトウクラフトのルアーを修理したいと考えている方は参考にしてみてください。 もくじ リップは折れるもの 2020年のシーズンの終わりに 修理の出し方 無償修理のパターン かかる時間は要注意 今年の渓流ももうすぐ解禁 リップは折れるもの まず前提で、ロッドは折れるもの、ルアーは壊れるものということ。 よくロッドが折れたら、良くないものとかいう人いますけど、ロッドは折れます。それは普通のことです。モノなんだから壊れて当たり前です。 同じようにリップも折れるものです。簡単に折れます。 特に、渓流では当たり前に折れます。タイトなポイントに何度もルアーを打ち込むので他のジャンルのルアーより折れやすいと思います。あれ?泳ぎ方がおかしいなと思って、ルアーを見るとリップが無くなっていることは日常茶飯事。それはどこのメーカーのどんなルアーでも同じこと。 今回の件も、リップが折れるから悪いルアーとかそういうことはありません。みなさん、わかっていると思いますけど、イトウクラフトさんのルアーって良いルアーが多いんですよ。 2020年のシーズンの終わりに 今回は僕が愛用しているイトウクラフトさんのルアー『ボウイ50s』を合計6つ(すべてリップ折れ)で修理に出しました。 修理に出した日付は2020/10/1です。2020年のシーズンが終わってすぐに出しました。 そのときの書類はこちら。 書類を書いたのは2020/9/30で2020/10/1に投函しました。 修理の出し方 それではイトウクラフトのリップ折れの修理方法について説明します。 専用の用紙から 先程の画像でもあるように、修理を出すには専用の書類に記載が必要です。こちらはホームページから印刷できるのでこちらから印刷してください。 修理できるのはバルサとウッドのみ 2つ目の注意点は、インジェクションのルアーは修理できないということです。 僕が今回出したボウイ50sはインジェクションではありません。おそらくですが、バルサ蝦夷45や50なんかも問題なく修理してもらえると思います。山夷や蝦夷はできないということですね。 費用は切手で支払う ここが一番難易度が高かった。 普段から切手を買うことがなかったので、僕はわざわざ買いに行きました。コンビニで買えることを後から知ったので、当時は郵便局を探して買いに行きました。ここが面倒でした。 送るルアーと一緒に切手を同梱して送りましょう。 スプリットリングとフックは外す フックを外すのはまぁわかると思います。ただ、ベリー、リア、アイに付いている3つのスプリットリングも外して出す必要があります。 ルアーのみを送って下さい。 無償修理のパターン バルサシリーズの場合は、ミノー1個につき84円切手3枚で直してもらえるので、252円かかります。 ただ、リップ折れはこの値段ですが、リップが抜けた場合は無償で直してもらえます。 実際のところは、送料かかってますから無償ではありませんが、それでもリップを直してもらえてこの値段はかなり安いと思います。 かかる時間は要注意 ここだけ要注意です。 渓流はシーズンがあるので、繁忙期と閑散期があります。僕みたいに10月になってオフシーズンになったらすぐに送る人が多いのでしょう。 今回、5.5ヶ月ほどの時間がかかりました。もしかしたら、シーズン中の方が早く行ってもらえるかもしれませんし、そうではないかもしれません。 ただ、出来上がったものをみたら、その理由がわかると思います。本当に丁寧な仕事ぶりで、僕と同じように全国からたくさんのボウイやバルサ蝦夷が送られてくると思うと、このスピードはむしろ早いと思います。 格安で直してもらえることに感謝し、シーズン中に使いたいなら、シーズンオフになるべく早く出して、気長に待ちましょう。 今年の渓流ももうすぐ解禁 それではみなさん、今年も渓流を楽しみましょう。 カスケット好きの人もアングロ好きな方も、もちろんイトウクラフト好きな方も、いろんな楽しみ方があると思います。 自分の好きな釣り方で、満足のいく魚が釣れるように祈っております。そして是非ともアングラーズで報告をよろしくお願いします。 僕は、去年逃してしまった紅アマゴを釣れるように、特に秋以降に頑張りたいと思います。それでは、みなさんにいい出会いがありますように。 #{snippet[3]}

【渓流】冬期でも楽しめる!?渓流で釣りができる場所を集めてみた。
【渓流】冬期でも楽しめる!?渓流で釣りができる場所を集めてみた。
2020年12月24日 公開 渓流のすゝめ

いつもアングラーズをご利用いただきありがとうございます。 2020年に一番釣りに行ったのは、実は渓流だったりしますアングラーズ藤井です。 渓流釣りはいつでも釣りをしていいわけではなく、多くの場所で10/1〜2/28まで禁漁となります。ただ、一部の場所では冬期エリアとして釣りができるのは知っていましたか? 今回は関東に近い場所のみとなりますが、一部まとめてみましたので是非チェックしてみてください。 もくじ C&R区間が多い 冬期エリア一覧 多くの河川が餌釣り禁止 C&R区間が多い 今回の話をする前に2点説明があります! 1つ目!こういった冬期釣り場は、シーズン券とは違って別にお金を払う必要があります。 2020年にそのエリアで年間使えるシーズン券を買っていても、冬期は別に支払う必要があります。自分の行こうとしている場所がどういった形なのかをしっかりと調べていきましょう。 2つ目!多くの場所では【C&R】と記載のある場所が多いです。これはキャッチアンドリリースの略で、釣った魚を持ち帰ることを禁止しています。 ルアーマンの多くは持ち帰る人は少ないと思いますが、こちらも念の為に確認しましょう。 どちらにせよ、後から聞いてないとかはありえません。責任持って行動しましょうね。 冬期エリア一覧 【上野村】冬季釣り場:群馬県多野郡 ※上野村漁業協同組合HPより参照 関東ではとても有名な釣り場です。 対象魚はレインボートラウト(ニジマス)なのですが、少しだけ違います。 俗に言う【ハコスチ】という魚がメインターゲット。ハコスチとは以下の魚です。 水産試験場で、新しく育てられたマスは、箱島(ハコシマ)系とスチールヘッド系の交配により生まれたF1で「ハコスチ」と名づけられました! スチールヘッドの引きの強さ、それに飼育がしやすく、ヒレが欠損しにくい箱島系の魅力を兼ね備えています。 料金は一般で2,000円です。ハコスチを釣ってみたい方は是非上野村へ! 【黄瀬川(狩野川漁協管区)】冬季限定C&R特区:静岡県裾野市 ※fishpassより参照 静岡県にある超有名な河川、狩野川水系黄瀬川の一部を使った釣り場になります。 僕の記憶だと去年はなかったので今年から?なのでしょうか。(違ったらすみません) メインターゲットはニジマスで、C&Rと書いてあるのでリリース前提です。持ち帰らないようにしましょう。 関東からは比較的アクセスしやすいかと思います。是非、行ってみてはいかがでしょうか。 【潤井川】冬季C&R区間:静岡県富士宮市 ※富士宮市非出資漁業協同組合HPより参照 静岡県では有名な冬季釣り場になります。 毎年しっかりと協賛が付いているので、結構大きい釣り場なのではないかと思います。 去年は行く機会があったのですが、あいにくの荒天で中止となったので今年こそは行ってみたい! Twitterにて、公式アカウントが放流情報を出しているので安心できますね。 【天竜川】ルアー・フライ専用区:静岡県浜松市 ※天竜川漁業協同組合HPより参照 こちらも静岡県にある超有名な河川の天竜川。秋葉ダムから船明ダムの間の本流区域のみ開放されています。 天竜川も支流しか行ったことない僕には、本流は未知の世界。 放流されているのはニジマスですが、もし万が一でも天竜差しとか釣れてしまったらどうなるんだろうとか、釣れるわけないのに想像しちゃいます。 天竜差し、いつかは釣ってみたい憧れの魚。興味ある人は調べてみてね。 【芝川】観光非出資漁業協同組合特別区C&R区間:静岡県富士宮市 ※芝川観光非出資漁業協同組合HPより参照 またまた静岡県からエントリー。静岡県多いですね! 芝川が他の場所と少し違うのは、アマゴも放流されている点です。 多くの場所ではニジマスのみ放流されているわけですが、アマゴも入っているのは良いですね。 少し、ややこしいのが入漁料が複雑?な点です。しっかり調べてから釣りに行きましょう! 多くの河川が餌釣り禁止 気づいた方が多いかもしれません。多くの河川が漁業協同組合(俗に言う漁協)が運営していて、大体放流されているのはニジマスです。 また、キャッチアンドリリースがメインで持ち帰りができません。 あとは、餌釣りは禁止でルアーかフライのみOKという場所が多いです。(というか、ここに紹介したのは全部そうです) 渓流に行きたくてウズウズしているそこのアナタ。腕が鈍らないようにちょっと行ってみては? 【渓流のすゝめ】はこちらから #{snippet[3]}

渓流のすゝめ⑯と云う名のただの2020年結果報告。尺は釣れませんでした。
渓流のすゝめ⑯と云う名のただの2020年結果報告。尺は釣れませんでした。
2020年09月30日 更新 渓流のすゝめ

2020年の渓流シーズンが終わりましたので、合計16回行ってきた渓流のすゝめも統括したいと思います。 統括と言っても今年出会った渓魚の中で印象に残っている魚を勝手に紹介する、ただの僕の言いたいことを言うだけの企画です。 2020年は本当にいい経験ができました。不完全燃焼ですけど。 もくじ コロナの影響で釣りに行けない 自粛明けのヤマメ 車を降りてから入渓点まで2時間 山梨開拓、11河川 9月の釣果がよかった 番外編。 コロナの影響で釣りに行けない 今年は多くの人の釣行日数が少ないのではないでしょうか。例年の半分以下の人も多いはず。 僕も多分に漏れず、渓流釣行だけでも去年より20日近く少なくなりました。特に4月〜5月が壊滅的で、4月は全く行けてません。過去に4月に行かなかったことがありませんので本当に異常事態でしたね。 それでも、8月からは毎週のように行くことができましたので、なんとか素晴らしい魚とも出会えることができたと思います。 僕がよく行く渓流は本流ではなく、本当に小さな河川が多いです。また、源流部もほぼ行きませんので、サイズとしてもせいぜい20cm後半が関の山です。尺が出れば、それはそれは万々歳で、その日の晩飯は豪勢になるとかならないとか。 あ、、、これらすべてヤマメとアマゴの話です。イワナは尺超えは数本出ましたよ。 それでは写真とともにざっくりと紹介したいと思います。 自粛明けのヤマメ ここの写真のヤマメは、神奈川のとある河川で釣ったものです。 その河川はサイズは全く出ませんがキレイなヤマメが多いのと、坊主になったことがないので自粛明けで3時間だけの短時間釣行でよく行きました。 パーマークの形と配置がとてもキレイで、家からとても近い場所なのに他の釣り人に会ったことが一度もありません。神奈川にもこんな秘境があるんですよ。 車を降りてから入渓点まで2時間 何で釣れた写真がないのに、この話をしてるんだろう。答えは簡単、死ぬかと思ったからです。 その場所は、本来通れるハズの道が一時的に通行止めになったせいで、基本入ることができなくなった河川。つまり、そこは天国!!と勝手に決めつけてワクワクしながら向かった記憶があります。 本来のルートなら30分で行ける場所を、ただ遠回りして2時間かけて入りました。 片道2時間の登山です。2時間後にクタクタになりながら入って、何も釣れないとは思っても見ませんでしたね。 もちろんバイトはありましたよ、1回だけ。その1回、しかも明らかにイワナ。そんな記憶にも残らないような釣行がなぜ記憶に残っているのか。 もう釣りが終わるころには、右足が攣りそうだったわけです。その状態で2時間かけて下山する。もう地獄でしたね。 みなさん、知っていましたか?登山って行き道より帰り道の方が筋肉に負担がかかるんですよ。 歩きながら、『ここで足が攣ったら死ぬ』と考えながら歩く2時間の登山。今でも忘れません。 山梨開拓、11河川 今年の後半は、ほぼ山梨で釣りしていました。 渓流の醍醐味ってGoogle Mapを見ながら、どの河川にどんな魚がいるのかを探すところにあると思います。 今年は11の新規の河川に入りました。その中で全然ダメだったのが、4河川。また来てもいいと思ったのが、4河川。通うことが確定したのが、3河川でした。 上記の写真は、その中でも比較的標高の高い場所での釣果です。 標高の高い場所ではアマゴやヤマメよりイワナの方が多い傾向にあるのですが、それでも標高1,000m超える場所でもアマゴもいます。実際に登って釣りしてみないとわからないんです。 ただ、標高の高い場所の魚ほど変わった模様の魚が多い。たくさんの魚を見ると、何が変わっているとか、この子は珍しいとかわかるようになります。そんな変わった子に出会えるのも渓流の魅力だと思います。 9月の釣果がよかった ヤマメとアマゴがいますね。8月までの釣果はそこまで芳しいものではありませんでしたが、9月に入ってからは中々いい釣果に恵まれました。 秋になると、紅色の魚が増えるので俄然魚がキレイに見えますよね。この紅色の婚姻色のオスを釣りたくて渓流釣りしてると言い切っていいぐらい9月は夢中になります。 ちなみに、僕が冒頭で不完全燃焼と言ったのはここに理由があります。 婚姻色の尺上を3本バラした 忘れもしない9月の4連休の2日目と最終日。僕は2日目に1本、最終日に2本の尺上の紅色の個体をバラしています。もちろん同じ魚ではありません。 釣行前にすべてのフックをチェックしているんですけどね、すべてファイト中にフックアウトしました。 今でも思い出せるあの光景。僕は来年リベンジします、必ず!! 番外編。 番外編の魚は、僕と一緒に釣行した人が釣った魚を紹介します。 こういうのを釣りたかったんです。 来年の目標ができたのでよかったことにしましょう。では渓流のすゝめは、来年また会いましょう!! #{snippet[3]}

渓流のすゝめ⑮ 渓流は事故が起きやすい
渓流のすゝめ⑮ 渓流は事故が起きやすい
2020年09月17日 公開 渓流のすゝめ

渓流を愛してやまないアングラーズの一部の渓流ファンの皆様。2020年のシーズンがもうすぐ終わろうとしていますが、いかがお過ごしでしょうか。 多くの方がサビの入ったヤマメやアマゴを追われていると思いますが、安全対策は万全でしょうか。最後まで気を抜かず行きましょう。 今回は事故にあった話をします。そうそして、僕が渓流で怪我をしました。みなさんもご注意ください。 もくじ 慣れない河川 高巻きしたときに 人生2度目の靭帯をやる なんか釣りの話をしていない 慣れない河川 怪我をしたのは初めて入った河川です。僕は普段、山梨県の渓をメインにしているのですが、その日は長野の友人と長野県の北東部のとある河川に入渓しました。 初めての河川は、楽しみでワクワクするんですがその渓流は少し感じが違ったんです。 1つ目の違和感は、僕が普段通っている渓相とは違い川幅に比べ水が少なすぎる。2つ目の違和感は、里川なのにあまり人が入った形跡がない。とんでもない山奥の源流ではない限り、だいたいの河川って人が入ったような跡があります。林道も然り、そこまでではないにしろ人が通った跡が残るものです。その河川は、まったくと言っていいほどその気配がありません。おかげで、藪こぎの連続でした。 こんな感じで、怪我をする前から違和感があった河川でした。そんな河川で高巻き中に崖から滑ったんです。 高巻きしたときに その河川をアップで釣りしていたときに、とある堰堤がありました。 堰堤をある程度撃ってから、登ろうとおもったんですが登れる場所がありません。仕方ないと思って高巻きしたんですが、そのときにいつもなら滑らないだろう岩が恐ろしく滑ったんです。今思えば、もう少し慎重に登るべきでした。 気づいたら、僕は蹲(うずくま)ってました。そしてめちゃくちゃ痛かった。変な音もしました。ビヨンって感じ。 人生2度目の靭帯をやる はい。靭帯やりました。右足の内側側副靱帯(ないそくそくふくじんたい)を伸ばしましたね。 みなさん、知ってましたか?靭帯って一生治らないんですよ。怪我とは違うんですよ。伸びたら伸びっぱなしですよ。怖いですね。 僕は、5年ほど前に交通事故で右足の前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)をやっていますから、右足はもう厳しい状態です。 治らないので、筋肉で靭帯の代わりをするしかありません。靭帯ってすごく大事でしっかりしないと、足がフラつきます。これからは、残りの靭帯でやっていくしかない! なんか釣りの話をしていない 今日は靭帯の話で釣りの話をあまりできていませんが、釣りは怪我が多い趣味だと言うことを知ってもらいたいと思いマガジンにしました。 特にウェーダーを履いて釣りする人達!本当に気をつけて下さい。僕はまだ命があったので大丈夫ですから、ウェーダーをする釣りで命を落とす事故は結構聞きます。 渓流に限らず、サーフだってシーバスだってショアジギだってウェーダーのせいで命を落とすことがあります。ぬかるみにハマったり、エイとかね。 今回の僕の話を聞いて少しでも怪我や事故について考えて、いつも以上に慎重に行動してくれれば幸いです。 ちなみに今は、3週間経ってやっと走れるようになりました。なんとか渓流シーズン最後に間に合ったぞ!! #{snippet[3]}

渓流のすゝめ⑭ 誰も教えてくれないこと
渓流のすゝめ⑭ 誰も教えてくれないこと
2020年09月02日 更新 渓流のすゝめ

みなさん、残す渓流期間は約1ヶ月ですよ。たくさんの方がこの時期はヤマメ狙い(アマゴ含む)に切り替えているのではないでしょうか。(ずっとヤマメしか狙っていない人もいるでしょうがね) 地域によっては、お盆を過ぎたころから産卵を意識する個体が増え始め、少し体色の変化した個体が釣れ始めているかと思います。 今年から渓流を始めようと思っている方、後1ヶ月がラストチャンス!特にこの時期は、キレイな魚体が拝める可能性が高いので今からでも遅くない。 今回は、渓流初心者のために誰も教えてくれない渓流のことを話したいと思います。 もくじ ネットでは出てこないことが沢山ある 誰も教えてくれないこと 現場に立って初めて見えることがある ネットでは出てこないことが沢山ある 他の釣りに比べて、基本単独釣行となる渓流釣りは誰かに教わるということが圧倒的に少ないです。 始めようと思ったら様々な情報をネットから探したり、釣り具屋さんから聞いたりして準備をしていくかと思います。 ただ、どれだけ情報を集めても百聞は一見にしかず!渓流釣りには実際に現場で経験しながら気づくことがたくさんあります。ネットでも同じような情報は出てこないし、また誰も教えてくれないことだってあります。 今回は、僕の経験したことを踏まえて『渓流の誰も(わざわざ)教えてくれないこと』を紹介します。 誰も教えてくれないこと では、渓流を始めたころに僕が経験したことを紹介します。 2点どめ 渓流で釣りをしていると、いつの間にかモノがなくなっています。神隠しにでもあったかのように、あったはずのものが消えているんです。 その代表格がランディングネットとフォーセップ。僕は釣りを始めたばかりのときには、背中にあったはずのランディングネットを2回亡失しています。これは神隠しでも何でもなく、『いつの間にか落ちている』だけなんです。また、これらの多くは【藪こぎ中】【倒れている木の下を通ったとき】などに起こりやすく、本人は落としたことにまったく気づきません。渓流は、水のせせらぎと言うにはうるさすぎるほどの水量が流れています。この水の音は場所によっては、近くでの会話も聞き取りづらくなるほどの大音量です。そんな中で、ネットが落ちた音なんて気づくわけがないんすよ。ではどうするかと言うと、2点以上で固定するんです。僕が行っているのはこんな感じです。 まず、ランディングネットから。このように背中にマグネットを使ってランディングネット本体を固定します。マグネットで固定することで、釣れたときに脱着が容易になります。 次にランディングネットにコードを使って前面に固定します。コードの先はこんな感じのクリップにしてますが、クリップでも全く落ちません。もし不安な場合は、しっかりと固定する方をオススメします。僕がクリップにしているのは、撮影時にネット全部を身体から外すことが多いからです。コードとは言え制限があることによって、撮影位置の決定など移動が苦労するからです。 結果、ランディングネットの場合は背中と前面の2点で止めています。これでどちらかが外れても、もう一点が止まっているので失くす確率がかなり下がります。フォーセップも同様で、写真のようにフォーセップ自体で固定して、フォーセップにコードを通してコードの先でも固定しています。 これら以外には、ペットボトルやタオルも気づいたらなくなっていますね。本当にたくさんのものを落としたり無くしたりするのが渓流です。もちろん、僕も失くしたくて失くしているわけではありません。ただ、いつの間にか失くなっちゃうんですよ。 右岸と左岸 前回の【渓流のすゝめ⑬】で読者の方から、ご指摘がありました。 内容は、写真で説明されている【右岸と左岸が逆じゃないか】と。すみません、完全に失念してました。(すでに修正済です。)またご指摘、本当に助かります!! 渓流では、一般的に上流から見て左側を左岸、右側を右岸といいます。つまり、以下の写真で合っているわけです。 下の写真は、下流から見ているポイントなので、左側を右岸、右側を左岸といいます。わかりにくくてゴメンなさい。 標高に応じて虫がいなくなる 最近は、標高の高いところに良く行きますが、その理由は【虫が嫌いだから】です。僕が渓流で唯一嫌いな点は【(特に血を吸う)虫がいること】なんです。 渓流には人間にとって害虫と呼ばれる様々な虫がいますが、僕の住んでいる神奈川県における一番の大敵は、『ヤマビル』だと思います。 このヤマビルですが、実は標高700m以上になると格段に減ります。(というかいなくなる?)これは僕の経験上ですが、神奈川県の渓流は多くが標高500m以下で、6月から8月はヤマビルだらけになる場所もちらほらとあります。 そんなときは標高の高い場所に逃げます。なぜならヤマビルがいないから。もうそれだけ! ※wikipediaより参照 涙を舐めに来る虫がいる 渓流で釣りをしていると、目の周りをずっと飛んでいる小さな虫がいます。 この虫を『メマトイ』と言って、始めのうちはあまり害のない虫だと思っていました。ただ、調べると【涙を舐めに来る】という衝撃的な事実が!! 涙を舐めるってなんやねん!!血を吸うってのも気持ち悪いけど、涙を舐めるのもゾッとしません?遺伝的にどんな行動がプログラミングされているのか甚だ疑問ですわ。 ただ、ブヨや蚊、アブ、マダニと違って血を吸わないし、跡に残らないのでそこまで害のない虫ではあります。欠点はずっと目の前を飛んでいるので集中力がなくなることか。とりあえず、虫よけスプレーをやっておきましょう。あとは偏光グラスはやはり必須と言っておきましょう。 現場に立って初めて見えることがある 思いつくものを書いてみました。 これらは現場に行かないとわからないことかなと思います。もちろんコレ以外にもあるんでしょうけど、思いつかなかったのでそこまで大切ではないのかと。 初めての渓流だったり、まだ数回しか行ったことのない人は参考にしてみてくださいね。 #{snippet[3]}

渓流のすゝめ⑬ 初めての方は立ち位置がわからない。
渓流のすゝめ⑬ 初めての方は立ち位置がわからない。
2020年08月27日 更新 渓流のすゝめ

いやー渓流は楽しいですね。毎日、グーグルマップを眺めながらどこにいこうか悩んでいる藤井です。 このマガジンのおかげなのかわかりませんが、最近は渓流に初めて行く人と一緒に行くことが多いです。毎週のように色んな釣り仲間と渓流に行っていますが、初めての方を見ているとみんな同じような点に苦労されています。 そこで、初めて渓流に行く方が気をつけるべきことと釣り方のコツをお伝えできればと思います。ただ、これを読んだからって劇的に釣れるようになるわけありません。すべては経験から身につくものなので、読んだあとに釣りに行って経験しましょう!少しでもお役に立てますように。 もくじ 正解なんてない 立ち位置が違うんです 流心を見極める ルアーを動かす場所がない 禁漁期間まで残りわずか 正解なんてない 話す前の前提です。今回のは渓流における僕の1つの答えであり、絶対的な正解ではありません。読んでいる人は釣り人が多いと思いますので、ご存知かとは思いますが釣りに絶対正解なんてありません!ただ単に僕はこう考えて釣りしているよーって言っているだけだと認識いただければと。 なぜこの内容を書こうと思ったのかというと、渓流の釣りは他の釣りと違って『大変閉鎖的なもの』であるのにも関わらず、『誰かに教わらないと初めるのも難しい』からです。閉鎖的なため情報があまり出てこないじゃないですか、出てこないなら書いてしまえと。そんな感じです。ただね、僕はどこで何が釣れるのかなどポイントや詳細な情報については全く書きませんし言いませんよ!釣りは経験して、仮定と検証の流れが最も面白いと思っているので、こういう回答もあるんやと参考程度にしてもらえればそれでいいんです。どこで何が釣れるなんて答えを聞いてしまったら面白くないじゃないですか。マガジン『渓流のすゝめ』を通して興味を持った方が、少しでも初めての1匹に近づければと思います。 立ち位置が違うんです 渓流に初めての釣り仲間を連れて行ったときに、一番出来ていないのがこれです。初めての人の多くは、キャストするときの立ち位置が手前すぎるんです。 大抵の人の渓流のイメージは、『渓流の魚は警戒心が強いから、近づきすぎたらいけない』と考えています。その結果、おおげさな行動をしていませんか。 確かに渓流の魚は一般的な魚よりも警戒心が強く、慎重に行動しないといけません。ただ、多くの方が自分のキャストキャパを考えずに近づいたら行けないと思う気持ちが優先してルアーが届かない場所(もしくは狙いにくい場所)に立ってルアーを投げようとします。先に投げてくださいねーと言って、先に行かせて立ち位置を見ると『え?そこから投げるの?遠くないかい?』って思うことが多いです。 『自分はどこからならルアーを正確に投げることができるのか』を理解した上で魚にバレないギリギリの場所に立って投げるようにしましょう。実は、結構近づいても魚は釣れるんですよ。 流心を見極める 流心という言葉が正しいのかどうかわかりませんが、ここでいう流心とは『川の流れの中心』という意味です。バス用語でいう(メイン)チャンネルとかそんなイメージですね。 川には流れがあり、その流れ方は場所によって様々です。流れの早い場所もあれば流れの遅い場所もあります。また流れと同じように、水深も深いところと浅いところがあります。流心は、比較的深く流れの早い場所です。その流心にしっかりとルアーを通せるようにしましょう。僕は一つ一つのポイントに魚はコロニー(社会)を作っていて、力が強いものほど一番いい場所を陣取っていると考えています。一番いい場所とは餌が良く食べれる(流れてくる)場所であり、その場所は流心に影響を受ける可能性が高いと思います。 水温や季節によって流心を好む魚もいるでしょう。逆に流心を嫌う魚もいるでしょう。どちらにせよ、流心を考えて釣りをしないと魚は釣れません。まずは流心にルアーを通してみて、今日はどの位置に魚がいるかを見極めましょう。その日に一番力の強い個体は流心にいて、多くの流れてくる餌を食べていたのなら流心を狙いましょう。そんなときはより長い時間、流心にルアーを通すことができた方が魚が釣れるでしょう。 ポイントに着いたらまずはそのポイントをじっくり見てみましょう。魚がどこに付いているかを考えて、その場所に長くルアーを通せる場所に立ちましょう。そうすることで、より長い時間ルアーを見せることができるわけです。 (以下、アングラーズ利用者さんからの指摘で修正しています。)今の話を具体的に説明します。大場所で流心を狙うときに、左岸と右岸のどちらに立ってルアーを通すべきだと思いますか?答えは、、、、、、、、左岸になります。右岸から投げてしまうと、流心に対して並行に巻くことが難しい。左岸から投げたほうが長い時間、流心にルアーを通すことができます。簡単に言えばこういうこと。キャスト位置を変えるために渡渉することは日常茶飯事です。右岸から20回ぐらい投げてもチェイスすらなかった、ただ左岸から投げたら1発で釣れたことも数え切れません。そのポイントは狙い尽くしたと思っていても、魚はルアーどころか釣り人の存在にすら気づいていないことなんかもよくある話です。ルアーを通す場所が違うだけで口を使うこともよくあるんです。そのポイントを見切る前に、あらゆる方向からルアーを通してみましょう。思わぬ魚が釣れるかもしれません。ちなみに、より経験を積むとどのラインを通せばいいのかわかってきます。手当り次第投げなくてもわかるようになりますよ。 ルアーを動かす場所がない ルアーは餌と違って、釣るためにはある程度のスペースが必要になります。落ちパクなんて言葉もあるかと思いますが、基本はルアーを❶気づかせて、❷追わせて、❸食わせることでやっと釣れます。これらをやろうと思ったらある程度のスペースが必要になるのはわかりますよね。気づかせて追わせる間にルアーを止めておけるならスペースは不要になりますが、ルアーは常に動かさないと釣れません。つまり、すごく狭いスペースに良いポイントがあってもスペースがなければ、食わせる場所がないんです。渓魚の中にはチェイスの延長上で、下のポイントにルアーと一緒に落ちながらアタックしてくる勇猛果敢?猪突猛進?な方もいらっしゃいますが、よほど活性が高くテンション高めな方に遭遇しない限りは難しいでしょう。大概は、チェイスどまりで終わってしまいます。 実は釣れない魚なのかもしれませんが、これも立ち位置やルアーを通す場所を変えるだけで釣れるかもしれません。先程は流心を考えろと言いましたが、川の流れに対して並行に通しても場所がない場合は、流心は考えすに川の流れに対して垂直に投げてみたらいかがでしょうか。その方がより長い時間ルアーを見せることができるなら、釣れるかもしれません。この話、一番わかりやすい場所がありました。『堰堤の下』です。堰堤によっては堰堤下がしっかりとエグレていて、川の流れに対して並行に投げてもしっかりとスペースがとれる場所もあると思います。ただ、下の写真のように川の流れに並行に投げても巻くスペースがない(青線)場所が多々あります。こんなときは、川の流れに対して垂直に投げる(赤線)ようにするとスペースが確保できて釣れる可能性があがります。 禁漁期間まで残りわずか 今回話した内容は、正解ではなく現段階での僕の中での1つの回答です。 釣り全般に言えることですが、魚をどれだけイメージできるかが重要です。狙う魚がなにを食べているのか、またどこにいて何をしているのか。これらを考えて釣りをするともっと魚が釣れると思います。 渓流は他の釣りと比べて、単独での釣行が多いため見本となる先生を作りにくい。何度も渓流に通い、いろんなパターンを経験して自分で答えを出していくしかありません。 まだ渓流を初めたばかりの方は、少しでも参考になれば幸いです。2020年も禁漁期間まであと少しです。残り少ない渓流期間を楽しみましょう。 #{snippet[3]}

渓流のすゝめ⑫ 魚をイラつかせたらもっと釣れる
渓流のすゝめ⑫ 魚をイラつかせたらもっと釣れる
2020年07月31日 公開 渓流のすゝめ

食性ではなく、テリトリーを意識して釣る!最近、僕が渓魚に対して思っていることです。 魚を釣ることにおいて最も重要なのが魚の食べているものにルアーをあわせることです。俗にいうマッチザベイトですね。魚が何を食べているか知れば、その食べているものに極力ルアーを合わせることで魚はもっと釣れるでしょう。マッチザベイトこそ釣りにおける基本であると思っています。 ただ渓流でのルアーフィッシングは、ルアーが明らかに餌より大きい。そもそも渓魚はルアーを餌だと思っているのでしょうか。今回は、渓流で感じている僕の考えを書きたいと思います。 もくじ 腹の中は虫ばかり 縄張りと威嚇 シンキングミノーでできること 猫じゃらしに遊ぶ猫 正解はありません 腹の中は虫ばかり 以前、フライマンの人と同行したときに釣った魚の餌を確認してもらいました。ストマックポンプなるもので胃の中を吸い取ると、小さな虫がたくさん出てきました。そのときは、ウスバカゲロウやトビケラの幼虫みたいな約1cmぐらいの虫が複数入っていました。 問題は、その中に渓流で使うルアーサイズの餌が1つも入っていなかったこと。イワナは、カエルやヘビも食べるとは言いますが、さすがに毎日食べないのでは。 僕が使用する渓流用のルアーは4cmから6cmぐらいで、その大きさのものを主食としている渓魚がいるとは思いません。じゃあなんでルアーにアタックしてくるのか。疑問はここから始まりました。 縄張りと威嚇 食性で口を使ってないなら、テリトリー(縄張り)での威嚇で口を使っているのではないか。そう、渓流の魚にはテリトリーがあるんです。自分のテリトリー入ってきた魚がいれば追い払おうとします。その行為に、噛み付くものがあるのではないかと思うようになりました。 渓流でよくある『近くまで追ってくるけど食わない』とき。これは食べたいのではなく、追い払うコトが目的であり、追い払えれば口を使う必要がないのではないか。つまり、チェイスがあるけど食わないのは食性ではなく、テリトリーに入ってきた同類を追い払うためであり、ルアーがテリトリーから離れていっているのであれば、口は使わない。【追う姿勢を示すだけで、相手は自分のテリトリーから出ていく】そう考えている渓魚からしたら、どう考えても口を使うわけがありませんよね。 シンキングミノーでできること 初めは、【ならばテリトリーにずっと居続ければ、最終的に口を使わざるを得まい!】なんてことを考えたんですが、アップもしくはアップクロスで投げていく釣りをやっている僕からすると、その場所に居続けることはかなり難しい。また、ダウンなら同じ場所にルアーを留めることができると考えましたが、そもそもアップで釣りあがっていき、渓魚がいる場所を確認したら一度上に上がってからダウンで狙うってかなり難しいなと考えました。実は何回か挑戦してみたんですが、上に上がってしまうと高確率でバレてしまい、チェイスすらなくなったので断念しました。 つまりこの釣りでは、移動距離は少なくでも大きく動くようにルアーを操作するしかないという結論に至ります。 猫じゃらしに遊ぶ猫 こんな感じで渓魚を如何にして釣るかを考えているときに、釣り仲間から面白い話を聞きました。 『1回では猫じゃらしに飛びつかない猫も、目の前で何回も猫じゃらしを動かせばいつか猫じゃらしに手を出すことがある。渓魚も同じで、何度もテリトリーにルアーが通れば、いつか口を使うときがある。』 初めて聞いた時は、僕の考え方とはまるっきり違う発想に困惑しましたね。ただ、今考えてみると食性ではなくテリトリーで口を使って追い払う考え方と同じでした。 このときから、渓魚は食性で口を使うよりテリトリーから追い出すために口を使っているんだと思う様になりました。 ※PAKUTASOより参照 正解はありません 今回の話ってすべて僕の体験から想像した内容です。ただ、何割かは食性から口を使っている渓魚もいると思います。まぁせいぜい2割ぐらいだと思いますが。 残りの7割ぐらい(1割はその他)は、テリトリーから追い払うために口を使っているのだと思っています。こう考えると渓魚の行動理由に辻褄があうことがたくさんあるためです。また、こう考えて釣りをするともっと釣りが楽しくなると思いませんか。 実際に釣りをしていて魚の不可解な行動ってたくさん経験していますが、すべての魚がマッチザベイトを意識して釣りをした方が良いというワケでもないようです。魚の行動を理解するとますます釣りが面白くなりますし、釣れるようになるのではないでしょうか。 #{snippet[3]}

渓流のすゝめ⑪ 実践編〜神奈川県にある某有名河川〜
渓流のすゝめ⑪ 実践編〜神奈川県にある某有名河川〜
2020年06月03日 更新 渓流のすゝめ

今まで渓流のすゝめを書いてきましたが、釣行記録は書いていませんでした。今回、神奈川県のとある超有名河川の支流に釣行に行ってきましたのでその様子をまとめました。 これまでの渓流のすゝめを読んでくださった方には、『実践編』ということで渓流とはどんなものか参考になればと思います。 もくじ 事前に場所をチェックする 当日は朝5時に入渓 初めのうちはさっぱり 突然変わる釣果 何が起きるかわからない 事前に場所をチェックする 渓流釣行は下見から始まります。下見も現場には行きません。Google Mapから始まります。特に初めて行く場所においては、下見をしないと大変なことになる可能性があります。 Google Mapsをみて【入渓できそうなところ】【退渓できそうなところ】を事前に調べていくことをオススメします。またその際は、Google Mapもデフォルト表示ではなく、航空写真等で見たほうがわかりやすいと思います。それはデフォルト画面だと表示されていない道などがあるから。しっかりとチェックして万全の状態で挑みましょう。 Google Mapでの下調べが終わって当日に現地に着いたら、入渓地点と退渓地点を車でしっかりと確認することも重要です。 当日は朝5時に入渓 当日は日の出が朝4時40分ぐらいだったので、少し明るくなってから入渓しました。僕がまず入渓時に、その川に先行者がいないかどうかを確認します。すでに先行者がいた場合は、絶対に場所を変えます。何度も言いますが、先行者がいた時点でその場所は先行者優先です。後から入っていっても良いのですが、釣れる可能性は格段に下がりますので場所を移動した方が無難です。 今回は幸運にも誰もいないため、入渓時間をチェックして入りました。 ちなみに先行者がいないかどうかは、車がないこと、足跡がないことなどがあります。行く先々に蜘蛛の巣が張ってあれば尚良しとなります。 初めのうちはさっぱり その日は入渓して2時間(約2km)登りましたが全くと言っていいほど反応はありませんでした。 全く反応がないので、前日に人が入ったのか、それともここにはそもそも魚がいないのかなどが頭によぎります。ただ、渓流においてはどっちにしろ登る他ありません。タイミングよく退渓点がない限りは、居ても居なくても登るか降るかの選択肢しかありませんので、登るしか選択肢がないのが渓流です。 ちなみに登っている最中も、足跡は全くありませんでした。釣行前3日間はそのエリアには雨が全く降っていなかったので、足跡が消されたわけでもなさそうです。多分、ここ1週間以上は誰も入っていないようでした。 ただ、天気だけは最高でした。神奈川県は低山が多いためこの時期から虫が大量に発生します。その虫も少なかったので、最高のコンディションでしたね。 突然変わる釣果 反応は突然やってくる。とあるエリアを超えてから、チェイスがあったのです。渓魚は上から見にくいように擬態しています。ただ、ルアーを追ってくるときやバイトの瞬間は反転するので魚が見やすくなります。反転した魚が見えました。 とある場所を超えてから、チェイスやバイトが連発します。ここから釣り人が退渓したのかと思うぐらい好転します。 ルアーも変更していません。タックルは何ひとつ変えていません。渓流においてはこんなことは日常茶飯事です。 結果的に好釣果 最終的に、こんな感じでした。 入渓時刻 退渓時刻 実質釣り時間 チェイス ヒット キャッチ AM5:04 AM10:21 4時間49分 17 9 7 久々の渓流にしてはかなりいい釣果だったと思います。何より天気が良く虫がいなかったことが良かった。また実質の釣り時間は退渓点で退渓するのに時間がかかったので、釣り時間が減っています。今回は最高の魚に恵まれました。 何が起きるかわからない 途中まで全く魚っ気がなかったのに、なぜか途中から釣れ始めるなんてことはよくあること。これは渓流だけではなく釣り全般に起こりうることです。 閉鎖的な渓流だからこそ、少しの変化で釣果が大きく変わります。ルアーのカラーを変えた途端に釣れ始めたことも多々あります。 特にチェイスがあるのに追ってくるだけで食わないときは、ルアーは変えずにカラーだけを変えて見ましょう。途端に釣れ始めるかもしれません。 最後になりますが、渓流は本当に危険な場所です。僕の行くところは基本電波がありません。一人で行く場合、滑落したら助けを呼ぶこともできません。しっかりと下見をしてまずは電波の入る里山の川に入ることをオススメします。 それでは、より良い渓流ライフを!下の写真はこの日1番きれいなヤマメです。渓魚の魅力はサイズだけではないんですよね! #{snippet[3]}

渓流のすゝめ⑩ 虫よけスプレーの作り方
渓流のすゝめ⑩ 虫よけスプレーの作り方
2020年05月27日 公開 渓流のすゝめ

毎年、梅雨入り前から悩むことがあります。それは渓流に害虫がたくさん湧くこと。特に神奈川や静岡は、ヤマビル、蚊、アブ、なんかよくわからない顔の周りを目まぐるしく回る虫とたくさんの虫が邪魔をしてきます。 同じ悩みを持っている人は少なからずいるはず!とのことで今回は、自作!虫除けスプレーの話をします。 もくじ 用意するもの 虫除けスプレーの作り方 100ml分作る理由 メリットとデメリット ハッカ油スプレーはオススメ 用意するもの 用意するものはこれだけになります。 ハッカ油 無水エタノール 精製水 スプレー容器(※ポリスチレン以外) スプレー容器以外はすべて一般的なドラッグストアで揃いました。特に問題なく売っているものだと思います。 1番高かったのは、無水エタノールで500mlで約1,500円ほどしました。ハッカ油は20mlで500円もしません。同じように精製水は200円ぐらい、スプレー容器は100円ショップで購入しました。  ここで1番重要なことは、スプレー容器です。僕は100円ショップで購入したのですが、初めに用意したものが「ポリスチレン製」だったために、容器が変形しました。無水エタノールがポリスチレンを溶かすようです。必ず、買う前にその容器が「ポリエチレン製」であることを確認しましょう。ポリスチレンじゃないですよ!ポリエチレンですよ! ちなみに、ガラスや陶器でも良いそうですが、渓流などでは落とす可能性があり、割れるリスクを考えるとオススメできません。探せばポリエチレン製のスプレー容器はありますから、必ずそっちを用意してください。 虫除けスプレーの作り方 順番が大事ですので、絶対にその順番で作るようにしてください。またスプレー容器にメモリとなるラインを書くことで2回目以降はより簡単になります。 スプレー容器を平面に置き、無水エタノールを先に入れる。(100ml作成の場合は10ml) 無水エタノールの入ったスプレー容器にハッカ油を入れる。(100ml作成の場合は8滴) めちゃくちゃ振る。これでもかというぐらい振る。 精製水を入れる。(100ml作成の場合は90ml) めちゃくちゃ振る。振れるだけ振る。 以上です。イメージは無水エタノールでハッカ油を溶かし、精製水で薄めるということです。 また今回は100ml分を作る分量を書きましたが、割合として1(無水エタノール):9(精製水)であれば大丈夫です。 ハッカ油ですが、僕は8滴程度いれますが少し多めに入れても僕はあまり違いはありませんでした。この辺りは自己責任にはなりますが、自分の最適な分量入れても良いのかもしれません。 100ml分作る理由 僕の渓流における1釣行辺りの時間は平均して約4,5時間です。この釣行ペースで100mlというのは、ギリギリ余る量になります。 もちろん、自分の釣行にあわせてスプレー容器を購入することをオススメします。4時間程度であれば100mlで充分だと思います。 ちなみに効き目は約2時間でなくなると言われていますが、虫が多くなる時期は汗をかくため、2時間もたないと思います。よって大体1時間半ぐらいに1回は体全体にスプレーします。そんな感じで使用していて大体100mlで4、5時間使えると思ってください。 メリットとデメリット この自作ハッカ油スプレーにはメリットとデメリットがあります。みんながみんな効くかわからないし、メリットも人によってはデメリットになるかもしれません。しっかりと読んで各自判断してくださいね。 メリット 市販のスプレーより体に優しいと思います。だって入っているもの3つなんですから。精製水を水とした場合は、ハッカ油と無水エタノールの2つになりますね。 僕はこのスプレーで肌が荒れたり、問題が起きたことはありません。ただ、人によっては肌に合わないこともあるかもしれません。 またもう一つのメリットとしては、市販のスプレーより圧倒的に安いと思います。先程揃えたものは合計で2,300円ほどですが、精製水だけ補充すれば、約5,000ml以上のスプレーが作れます。 精製水は比較的安いものなので、かなり安価にスプレーを作ることができます。 デメリット 一度作ったら、使用期限が1週間ほどしかありません。そもそも僕の場合は1度の釣行でなくなってしまうので、問題ないと言えば問題ないのですが毎回入渓点で作るのは面倒といえば面倒ですね。それに比べて市販のものはできてますからね。そりゃ楽ですね! ハッカ油スプレーはオススメ あなたのマイフィールドに害虫はいませんか?害虫がいる場合、是非ハッカ油で虫除けスプレーを作ってみてはいかがでしょうか。 特に梅雨明けから夏場は、害虫がわんさか増えて釣りどころではなくなることもあります。そんな煩わしさから開放されるかもしれません。されないかもしれませんけどね。 ちなみに作る時に毎回分量を量るとか超面倒!!とか言うあなたには、写真のようにメモリをマジックなんかで書いておくことをオススメします。その容器における無水エタノールを入れる量がわかれば、他に量る必要はありませんので。 #{snippet[3]}

渓流のすゝめ⑨、偏光グラスの重要性
渓流のすゝめ⑨、偏光グラスの重要性
2020年05月25日 公開 渓流のすゝめ

みなさんこんにちは。ANGLERS藤井です。みなさんは釣りに偏光レンズのついたサングラス、俗に言う「偏光グラス」は使っていますか。 ほぼ屋外でする魚釣りには欠かせないアイテムです。ただ、渓流においてはこれがないと渓流の魅力が半分以下になるアイテムと言っても過言ではありません。 そんな必須アイテムの偏光グラスでも、特にオススメとなるレンズを紹介します。 もくじ 偏光グラスとは 渓流では特に必要 オススメNO.1 他のレンズと比較 渓流はイーズグリーン 偏光グラスとは 釣りをされるみなさんは、もちろん偏光グラスを付けていますよね。みんな付けている偏光グラス、そもそも偏光とは何なのかは知っていますか。 特に屋外においては、いろんな方向からの強い光が入ってきます。上からも下からも、斜めからもいろんな方向からです。 その中でも水面に立ってみると、水面から反射する光が届きます。その光のせいで水面が鏡のようになり、水中をみることが困難になるのです。 偏光レンズは前後左右、斜めなどのいろんな方向から入ってくる光を偏らせ、自分の見ている方向の光を積極的に取り入れ、他の光を大幅に遮ることができます。結果的に水面のギラツキなどがなくなり、水中がくっきりと見えることができるのです。 少しわかりにくいかもしれませんが、画面中央の水中にある大きな石が偏光グラスがないと半分しか見えません。偏光グラスのおかげで石の実態をみることができます。ただ、偏光グラスのメリットはそれだけではありません。多くの偏光レンズにはUVカット機能があり、紫外線から目を守ります。また、物理的なものからも目を守ることが出来ます。例えば、ルアーが目に向かって飛んできた状況で偏光グラスがあったから助かったなんてこともよく聞きます。 渓流では特に必要 そんな偏光グラスですが、渓流では必需品になります。荷物の多い渓流は、僕は大概のものは忘れたことに気づいてもそのまま釣りしますが、偏光グラスを忘れた場合は面倒ですが車に取りに帰ります。 これは「バイトシーンが見れる釣りだから」だけでなく、「移動の際に不安定な岩場や石の上を移動するため、足元が見えないと危ないから」でもあります。 下の画像のように、渓流は深さがわからなかったり、足場が岩だらけだったりと、足元が見えないことは本当に危険です。 実際に滑ったり、ハマったりして、最悪沈んだりします。よって偏光グラスは渓流においてはウェーダーと同じぐらい重要なアイテムになります。 オススメNO.1 偏光グラスのフレーム部分はお好きなものを選んでいただければ良いとして、重要なものはレンズの部分です。 偏光であれば何でもいいんでしょ?とお思いの方、それは違います。レンズの中でもカラーに大きな違いがあるのです。このレンズカラーは光量、対象物の見え方なんかで変えたほうが良いと思います。 イーズグリーン(EASE GREEN) 結論から言いますと渓流でのオススメNO.1はこちらです。 渓流は天気に関わらず比較的光量が少ないです。それは木々が生い茂っている場所を歩くこと、山は比較的天気が不安定なことが多いことに関係します。レンズの色が濃かったりすると、光量の少ない場所では大変見にくくなるのです。 このイーズグリーンは、光量が少ないところでこそしっかりと見えるように作られています。光量の少ない渓流でも明るくみることができ、足元の確認や魚がチェイスしてきたところなどをバッチリ確認することができます。 ※TALEXさん HPから 他のレンズと比較 TALEXレンズを使用している多くの方が持っているのがこの「トゥルービュースポーツ」ではないでしょうか。 もちろん、僕も持っているので実際に渓流にいき見え方の違いを撮影してきました。それがこちら。当日は曇天で光量が少ない日を選びました。 全く同じ場所、同じ時間で撮影しています。光量の少ない渓流だからこそこれだけの見え方の違いがでます。 ちなみに僕は海でのルアーフィッシングもやるので渓流以外の釣りではトゥルービュースポーツか、アクションコパーを使用しています。釣りや環境によってレンズを変えると、違った発見が見つかるかもしれません。 渓流はイーズグリーン 結果として、僕の中で渓流用のレンズはイーズグリーン1択です。それは唯一の欠点である本当の色で見えないことを差し引いてもメリットが勝つからです。そのぐらいイーズグリーンは渓流において最適だと思っています。 ちなみに今回は釣り人とって最も有名なレンズメーカーTALEXさんのレンズで説明しました。渓流用にレンズを使い分けて、より渓流を楽しんで見てください。 #{snippet[3]}

渓流のすゝめ⑧ キャスティング
渓流のすゝめ⑧ キャスティング
2020年05月20日 更新 渓流のすゝめ

みなさんは上の写真の奥の淵にルアーをアプローチするときどうやって投げますか?こんにちは、ANGLERS藤井です。 渓流は他の釣りでは味わえない魅力があります。たくさんの魅力の中で、不自由なキャスティングを強いられることもそのひとつ。 今日はその特殊なキャスティング方法について説明します。 もくじ オーバーヘッドはほぼしない 重要なのは低弾道 メインに使うのは コツは上下に振ること フリップキャストをマスターしよう オーバーヘッドはほぼしない 僕のよく行く渓流ではまったくしません。オーバーヘッドで入れたいような場所がないからです。例えば、上のトップ画像のような大きな木。投げ入れたいのはその木の奥の淵です。もうわかるかと思いますが、オーバーヘッドでは入れることができません。 ちなみに全然関係ないですが、え?木の上に石が乗っている?こんなことは渓流ではよくあること。人為的に乗せた訳ではありませんよ。 遠くに投げる必要がない 釣りにおいて、キャスティング方法はいくつかあります。その中でもオーバーヘッドは最も遠くに飛ばせる方法ではないでしょうか。ブラックバスでも1番使用する投げ方ですし、乗り合いではない青物やマグロでも1番使います。 ただ、渓流においては遠くに投げる必要がありません。それよりも正確に静かにアプローチする方が圧倒的に重要です。 そのため、オーバーヘッドで投げることがないのです。 低弾道になりにくい また、オーバーヘッドはどうしても描く軌道がフワッとなり、大きな放物線になりがちです。 放物線の曲線が大きれば大きいほど着水時の音も大きくなりがちで、静かなアプローチとは正反対になります。 結果、オーバーヘッドのメリットがないのです。 重要なのは低弾道 先程の説明にでてきたように、重要なのは「正確に静かにアプローチする」こと。そのためにはルアーが描くキャスト時の軌道は、低いものでないといけません。 トップ画像や上の画像など、渓流においては、 投げにくい場所 投げ入れにくい場所 がたくさんあります。前者は、そもそもキャストする本人が投げにくい場所です。後者は投げやすいが、かなりのピンスポットに入れないといけない場所です。 ちなみに投げにくいし、投げ入れにくい場所もあります。ただ、そういった場所にこそ魚は潜んでいますし、釣れる確率は高いのです。 そんな場所は、目で見ている直線上の軌道しかルアーをいれることができないと思ってください。そうなると結局、低弾道になるのです。 メインに使うのは そこで登場する投げ方が「フリップキャスト」です。渓流で使うメインの投げ方と言ってもいいでしょう。ちなみにイメージしやすいように言うと、バスのピッチングに似ていると思います。 ただ、いろんなサイトなどでフリップキャストの説明を見ると、ロッドの長さ分のラインの垂らしをいれてルアーを持ってキャストしているものがあります。それって完全にバスのピッチングだと思うんですが、僕はルアーを反対の手でもってキャストしたことは渓流では一度もありません。あくまでもバスのピッチングに似ているだけで、ピッチングではありませんので。 実際に僕が行っているのが、下の辺見さんの動画にあるようなフリップキャストです。 ルアーを手に持つことはありませんし、振り幅は左右でなく下から目の前までなので左右や真上に障害物などがありロッドが振れないときでも投げることができます。 コツは上下に振ること この投げ方は少しコツが入ります。初めてやってできるものではないと思います。また、ロッドが硬いともちろん出来ません。渓流用でティップの硬いロッドを使っている人はいないと思いますが、硬いとやりにくいというか出来ないと思います。また、イメージはティップで投げることです。 左右でなく手元で上下に振る ルアーを投げるとき、どんな投げ方でもロッドのしなりを利用して投げていると思います。この投げ方も同じ。ロッドのしなりを利用します。 違うのは、ロッドをしならせる場所が左右でもなく頭の上でもないということ。目の前で上下にしならせて投げます。 そもそも、真上にも左右にも障害物がありロッドを振れない場所で初めはやっていました。ただ、そのルアーの飛んでいく軌道が簡単に低弾道になるため、どんな場所でも使用するようになってしまったのです。 力は要らないロッドのしなりだけ この投げ方に力は要りません。ロッドのしなりだけ、ティップの反動だけで飛んでいきます。 しかもキャスト時のリリースポイントが上でもなく左右でもなく下にあるため、自動で低弾道になって飛んでいくのです。 垂らしは要らない 投げるときのルアーの位置ですが、ティップとルアーがくっつくぐらいの垂らし0が1番投げやすいです。 これはもちろんロッド次第で折れに繋がりますので無理はしないでください。ただ垂らしがないと圧倒的に操作しやすく投げやすいのは事実です。 フリップキャストをマスターしよう 渓流を初めるにあたってはフリップキャストは絶対にマスターしましょう。もちろんオーバーヘッドやサイドだけでも釣れます。 釣れますが、そのキャスト1つで釣れる確率が簡単に上下するのが渓流の世界。なるべく静かに、且つ正確な場所にアプローチ出来たほうが、より釣れる確率が上がるのは明白です。 どんな場所でも正確な場所に静かにアプローチできるフリップキャストを是非マスターして渓流釣りを楽しみましょう。 #{snippet[3]}

渓流のすゝめ⑦、ベイトタックルのすゝめ
渓流のすゝめ⑦、ベイトタックルのすゝめ
2020年05月17日 公開 渓流のすゝめ

渓流のすゝめをご覧のみなさんこんにちは。ANGLERS藤井です。このシリーズを読まれている方は気づいているかと思いますが、僕はベイトタックルで渓流に行っています。 俗にいうベイトフィネスです。僕はそこまでフィネスな釣り(繊細な釣り)をしているとは思っていませんので単純にベイトタックルと言いますが、渓流こそベイトタックルを使うべきだと思っています。これを読んだらあなたもベイトにしたくなる! もくじ 渓流はスピニングが多い 手返しが圧倒的に早い 狙ったところに入る サミングがしやすい 僕は断然ベイト推し 渓流はスピニングが多い 渓流で釣りをしていると、僕の周りでは7:3ぐらいの割合でスピニングを使っている人の方が多いと思います。以前よりかは、かなり増えてきたとは思いますが、それでもスピニングの人の方が多い。 確かにスピニングの方がトラブルが少ないとは思いますが、ベイトを使うメリットの方が圧倒的にあると思います。 すごい偏見で話しますけど、ベイトを使っていない人は慣れていないだけで食わず嫌い的な人が多いかなと思っています。たしかに慣れるまでは都度バックラッシュしていたら、釣りにならないですし、そりゃストレス溜まりますよね。 ただ、一度慣れるまで使ってみたら手放せなくなると思いますよ。 手返しが圧倒的に良い 初めから最大のメリットを言います。スピニングより圧倒的に手返しが良いです。 誰がなんと言おうとスピニングより手返しが良い。異論は認めません。(強気です!w) 釣りにおける「手返し」とは、「投げる」→「巻く」→「投げる」→「巻く」という一連の動作のことを言います。 スピニングの場合はどうしても投げる前や投げた後に、ベールの上げ下げがあります。これのおかげでテンポが遅れて、手返しが悪くなります。 ベイトにも投げる前にクラッチがありますが、すべて片手でできるので手間になりません。スピニングの場合、ベールを上げたり下げたりするのに両手を使わないといけないので、そこで時間がかかるんですよね。 こういう話をすると「ABUのカーディナルは下げなくてもいい」とか言われそうですが、投げる前にベールを上げることは必要なので却下します! 狙ったところに入る スピニングでも入るわ!と言われそうですが、ベイトの方がキャスタビリティ(すぐに釣り人は難しい言葉を使うな)が高いと思っています。 もちろん上手な人は、ベイトでもスピニングでも狙ったところに一発で決めることができるでしょう。ただ、客観的にどちらが投げやすいか、ポイントに一発で入れやすいかと聞かれたらどうでしょうか。僕はベイトだと答えます。 ロッドの下にリールのあるスピニングより、ロッドの上にリールのあるベイトの方が、投げるときにタックル全体がブレにくいと思っています。 結果として安定してキャストできる。つまり狙いやすい。実際にシーバスの穴撃ちにおいてもベイトを使う人が多いように、ベイトリールは狭いポイントへの繊細なキャストに向いています。 渓流においてはそのキャスタビリティがかなり重要なため、ベイトタックルの方が渓流に向いていると思っています。 サミングがしやすい これもスピニングでできるわ!と言われそう。 サミングとは、指でスプールを抑えてラインの放出を制限することです。放出を制限することで投げたルアーをコントロールすることができます。これがなぜ必要かというと、水面にルアーを投げると必ず着水時に音がしますよね。 サミングせずに投げっぱなしだと、そのときの着水音は「ボチャン!!」と大きな音を立てて、そこの魚は警戒します。 サミングをすることでその着水音を少し下げることができるのです。これができるかできないかで釣果に大きく差が出ます。ベイトリールはスプールの面が上を向いているためすごくサミングしやすいです。 これもスピニングでもできることですが、客観的にしやすい方はどちらかと言われるとベイトのため、ベイトタックルに分があると思っています。 僕は断然ベイト推し 結論から言うと、好きな方で釣りしてくださいとなるんですが、オススメはどちらか聞かれたらベイトタックルと答えます。 初めての人はスピニングの方が設定はないし、トラブルも少ないので選ぶかと思います。ただ、このようにベイトタックルの方がメリットが多く、渓流に向いていると思います。 僕はもう5年以上ベイトタックルで渓流を楽しんでいます。是非、渓流を初める方はベイトタックルで初めてみてはいかがでしょうか。一度ベイトタックルを使うともう戻れません。 #{snippet[3]}

渓流のすゝめ⑥ 渓流のモラルを守れ
渓流のすゝめ⑥ 渓流のモラルを守れ
2020年07月22日 更新 渓流のすゝめ

今回この「渓流のすゝめ」シリーズを書きはじめた理由は、この「渓流のモラル、ルール」にあります。 タックルや渓流のブログは数あれど、モラルやルールをしっかりと書いている人がそこまでいなかったので説明しようと思ったのが始まりです。 河川によってルールは違うので自分のいく河川を調べてから行ってほしいのですが、ここで書く内容は初歩的な当たり前のことです。特にこれから初める方はしっかりと読んでください。 もくじ 先行者優先です いろんな釣りをしている人がいる 私有地に入るな 駐車場なんてない 河川にはルールがある 僕の意見 先行者優先です 渓流において、人が入った後は魚がめっきりと釣れなくなります。それは警戒心の強い魚達は人の影や雰囲気、違和感を感じると岩陰に潜み、一切口を使わなくなるからです。 結果、先行者が釣りしていた後はほぼ釣れません。 釣りができるところは有限です。渓流は先行者優先です。 追い抜く行為 退渓して少し上流から入渓する行為 このような行為は、絶対してはいけません。 本当にやめてください。僕は何度もやられたことがありますがいい気はしません。 もし先行者がいた場合は、退渓して違う渓にいきなさい。 いろんな釣りをしている人がいる 渓流で釣りをしている人はルアーフィッシングだけではありません。餌釣り、テンカラ、フライフィッシングと釣りの仕方が大きく違います。 結果、その釣り方次第で進む速度が違います。 例えば、餌の方はルアーよりも比較的、進む速度が遅く、狙うポイントも違います。 だからといって、抜いていいとはなりません。何度も言いますが、渓魚は警戒心が強いです。 あなたが抜いたことで先行者が釣れなくなります。 どんな釣り方であれ、先行者優先です。あなたの前に人がいたなら、渓を変えるかおとなしく帰りましょう。 私有地に入るな 第四回では入渓点、退渓点の話をしました。渓流はどこからでも入れて、どこからでも出れるわけではありません。 入れる場所は限られているし、それは出るときも同じです。渓に入るとき、出るときに私有地に入るのをやめましょう。 それは不法侵入です。最悪、捕まります。もし万が一仕方のない状況のときは、所有者の方に確認をとりましょう。間違っても無言で立ち去ったりしないように!! 駐車場なんてない 渓流に行くときは多くの方が車で移動すると思います。何度も言いますが、入渓点はどこにでもありません。つまり都合よく駐車場なんてありません。 しっかりとした駐車場なんて、ほぼありません。停めるなら道路交通法に抵触しない場所で且つ、誰にも迷惑にならない場所に停めましょう。 間違っても私有地に勝手に停めたりするのは絶対にやめてください。それは、自分たちで釣り場をなくす行為です。大人なのに自分がよければいいと思っている時点で恥ずかしいですよ。 河川にはルールがある ここまで話した内容は、あくまでも一般的な話です。最低限これだけは守りましょう。 ただ、河川には河川のルールがあります。例えば、とある河川は入渓する前に自分がどこから入るのかをマグネットで申告します。 この場合、先行者が優先ではなく、マグネットで申告したものが優先になります。結構、稀有な河川ですが、しっかりと運用できているため素晴らしいと思いました。 あくまでもその河川のルールに従い、皆さん楽しく気持ちよく渓流釣りをしましょう。 僕の意見 最後ですが、一般論ではなく僕個人の意見を言います。 僕は移動中などの先行者の釣りを邪魔しない範囲では、先行者に声をかけるのがマナーだと思っています。その際に、先行者がどこまで釣り上がるのかを聞く、もしくは上流の特定場所から入ってもいいかを聞いたりすることは問題ないと思っています。 もちろん、先行者の方が難しい表情をされたら入ってはいけません。こういった情報収集はお互いに有益で、仲良くなれば釣り友達になれる可能性すらあります。実際に身近にてそのようなことは何度もあります。 ただ、狭い世界だからこそよほど親密にならない限りは、釣果情報を事細かく話すのはやめましょう。渓流の魅力は自分の足で渓を探しポイントを探し、魚を探すところにもあります。手当たり次第に情報を漏らすと自分の首をしめることになりますよ。 たくさんの渓に通い、みんなが楽しく渓流釣りを楽しんでください。あわよくば趣味を共有できる仲間をみつかるかもしれませんよ。 #{snippet[3]}

渓流のすゝめ⑤、釣れる魚はこれだ
渓流のすゝめ⑤、釣れる魚はこれだ
2020年05月15日 公開 渓流のすゝめ

そもそもの話を忘れていました。初めて渓流に行く人からすると、そもそも何が釣れるのかわかりませんよね。すみません、説明していなかったです。 みなさん、こんにちは。ANGLERS藤井です。今回はマイエリアである山梨、長野、神奈川、静岡をメインとした釣れる魚を紹介します。 もくじ ざっと2種類 アマゴという魚 ヤマトイワナという魚 その他に釣れる魚 ざっと2種類 僕のいくエリアで対象にしている渓流魚は大きく2種類です。そう、ヤマメとイワナです。 ヤマメとイワナは棲み分けが出来ていて、イワナの方が比較的上流部だと言われています。 ただ、そんなこと関係なしに、とある渓Aではイワナしか釣れない。とある渓Bではヤマメしか釣れない。なんてことが頻繁にあるので、あくまでも一般論の話です。 結局、放流という形で人の手が入ってしまっているので、棲み分けのバランスは崩れているのかなとは思います。 僕は大学で生物学を学んだ過去があります。そういった意味で話すと今回話す内容は僕が勝手に定義しているものが含まれます。遺伝子とかそういう観点で調べていないので全く参考になりません! あくまでも、こう思って釣りをしているというだけであって正解だとは思っていません。そのぐらいトラウトという魚は比較的、亜種間や他種間で交配が行われやすく、環境や個体差でわからなくなるんですよね。 ヤマメ 比較的、放流されている魚です。もちろん天然のネイティブな魚もたくさんいます。日本海側と、静岡より東側の太平洋側に流れ出る河川にいます。 僕はヤマメはイワナより警戒心のある魚だと思っています。賢いしかわいいです。(すごい偏見まみれ!) 寿命は約3年と言われていますが、4年目の個体もいると思っています。体の大きさは餌の量や質、あとは川の規模に起因すると思っていますが、40cmを超えるヤマメは4年以上生きている魚だと思っています。 イワナ イワナと言われる魚の多くは、ニッコウイワナと言う魚です。パーマークももちろんありますが、全体に特徴的な白点(斑)があります。 大きくなると50cmも超えてきます。イワナの寿命は7年とか言われていますから、まぁそのぐらいにはなるのでしょう。 比較的源流域に棲み、渓と渓を移動します。水のないところも移動してなんとかするタイプです。 あとイワナは三角形なんですよね。なので撮影するときに下の画像のように、横にならず立ってしまい、撮影をさせてくれないときが多々あります。 余談ですが、イワナって見た目が蛇っぽいですよね。僕がヤマメとイワナならヤマメの方が好きな理由はここにあるような気がします。 アマゴという魚 実はヤマメよりアマゴの方が好きです。生息域が全国でみるとヤマメより少なかったり、朱点が圧倒的に綺麗なためです。 ヤマメとアマゴの違いは、この朱点があるかないかです。ただそれだけなのですが、その違いで僕は一喜一憂できます。 棲んでいる地域が九州と四国、また本州は西は山口から、東は静岡や山梨の一部河川までになります。ちょうど僕が行くエリアがアマゴとヤマメの境界線になると言われています。 と、言われてますが釣りをしてるとアマゴとヤマメの混在している川や、放流によってごちゃごちゃになっている河川があります。実際の境界線って違うのではないかと僕は思っていますが、詳細はどうなのかはわかりません。ちなみに神奈川にも天然のアマゴがいる河川があります。 ヤマトイワナという魚 さきほど説明したイワナは正式にはニッコウイワナといいますが、僕のエリアにはヤマトイワナという魚が存在します。 何度も言いますが、遺伝子等を解析しない限りは純粋なヤマトイワナなんて見た目で特定できないと思っています。結果、この画像のヤマトイワナもニッコウイワナかもしれません。 ヤマトイワナの特徴は、ニッコウイワナと違い白点(白斑)がなく赤色や朱色、黄色の点(斑)があります。 イワナの亜種ってたくさんいますよね。ヤマトイワナが少ないように見えている理由は、ただ特徴が発現していないだけかなと思います。なので、実は純粋なやつはどちらも同じようにいないんじゃないかと思います。純粋なニッコウイワナもそんなにいないのではないかと。そのぐらいトラウトって亜種や他種と交配するんですよね。 その他に釣れる魚 日本全国を見れば、他にもゴリとか、アメマスとかニジマス、ブルックトラウトなど渓流で釣れる魚はたくさんいます。トラウトに絞らなければ、ウグイとかカワムツとか釣れたりします。 僕のエリア今回説明したヤマメ、イワナ、アマゴがメインですね。渓流によって個体差にかなり特徴があるので、その違いを楽しんでみてください。渓が違うだけで、全然体が違いますから。 #{snippet[3]}

渓流のすゝめ④ 知らなかった渓流用語
渓流のすゝめ④ 知らなかった渓流用語
2020年07月22日 更新 渓流のすゝめ

こんにちは、ANGLERS藤井です。いつもご覧いただきありがとうございます。おかげさまで読んでいただける方が増えてきました。この「渓流のすゝめ」はこれで4回目になります。初めての人は第一回から順に読んでくださいね。 前回はタックルの話をしました。これで準備は万端です。次に、色々と探し初めると聞き馴染みのない渓流用語が聞こえてきます。そんな話。 もくじ 渓流用語一覧 他にもまだまだある 渓流用語一覧 渓流のルアーフィッシングを始めたときは、たくさんのブログや友人から様々なことを教わりました。ただ、その中には知らない言葉もたくさんあったんです。 今回はその中から、僕が聞いてわからなかったもの、教えてもらったものだけを説明します。一般的な釣り用語は書いていません。あくまでも渓流で知った言葉ですのでご了承ください。 もしかしたら僕も間違って解釈している言葉があるかもしれません。そんなときはご指摘を。 入渓点と退渓点(にゅうけいてん、たいけいてん) 渓流をはじめるとすぐにこの言葉を使うようになります。渓流ってどこからでも入れる、どこからでも出れるなんてことありません。 釣りあがって5時間先にしか出れるところがない。なんてこともあります。 入渓点は、渓流に入る場所、退渓点は渓流から出る場所のことを言います。人によっては退渓点を脱渓点という人もいますが、意味は同じですのでどちらでもいいのではないでしょうか。 アップとダウン 釣り上がることをアップ、釣り下がることをダウン。もしくは、上流に向かってルアーを投げることをアップ、下流に向かってルアーを投げることをダウンといいます。反対岸の上流に向かって投げたらアップクロス、下流に投げたらダウンクロスなんて言い方しますね。 ちなみに、僕は釣り上がることがマナーだと認識しています。ただし、場所によっては釣り下がることが当たり前の場所もあったりします。超有名な場所で奥日光の湯川があります。ここは釣り下がる人がかなりいました。場所によってルールが変わるので、ちゃんと調べてから行くことをオススメします。 まぁ、僕は湯川以外で釣り下がってくる人はみたことないですので釣り上がりが普通だと思いますけどね。 成魚放流(せいぎょほうりゅう) 有名な河川ほど漁協が解禁中に魚の放流を行っています。経験を積むとその魚が放流魚なのか、天然の魚なのかを体を見ればわかるようになります。 成魚放流とは、その名の通り成魚(大人の魚)を放流することを言います。 こういう言い方があるということは、放流魚は基本的には稚魚や小さい魚を放流していることなのだろうか。 ボサ 初めて聞いたときは全く何のことかわかりませんでした。草木が大きく茂っていて、水面まで被さるぐらいの状態だと思っています。特にボサ川などと言って、草木が水面まで覆い被さっている状態の川を言ったりします。 てかボサってなんなんだろうね。マジで。 ゴルジュ帯 両岸が大きな岩などによって狭まっている場所です。結構好きな風景なんですが、泳がないと進めない可能性があるので嫌と言えば嫌な場所でもあります。 そりゃ同じ水量で川幅がなくなれば、水深で稼ぐしかないわけだから深くなるのは当たり前ですけどね。しかも両岸が垂直な岩だったら泳ぐしかないよね。 あとすみません、ゴルジュのいい写真がみつからなかった。もう少し、両岸の岩の距離が近いと雰囲気最高です。 パーマーク 渓流魚についている小判型のマークのことです。 わかりやすいのはヤマメやアマゴでしょうか。特徴的なマークなのですぐにわかると思います。 下の写真の楕円のマークがパーマークですよ。 渓相(けいそう) 以前に話しましたがこれって造語なんですね。いい言葉ですよね。 ざっくり言うと、その渓流の風景や様子です。渓相はいろんな要素で決まるので、言葉で説明するとなんと難しいことか。 余談ですが僕は渓相をなんとなく使っているのですが、渓流の雰囲気だったり様子だったりで考えていて、自分の好きな渓相を良い渓相だとかと思っていたのですが、調べると釣果に関係して良い渓相、悪い渓相って言うらしいです。知らなかった。 釣れたら良い渓相、釣れなかったら悪い渓相?そんな現金な! 銀化(ぎんけ) 餌の数って無限ではありません。特に上流に行けばいくほど、餌は少なくなります。となると魚達同士での競争が始まります。 ではその競争に負けたやつって死ぬのでしょうか。いいえ!そんなやつらは、餌を求めて下流にいきます。 下流に降ろうと意識したら、渓流魚の特徴でもあるパーマークが消えたり、薄くなったりします。これを銀化といいます。 サツキマスとかサクラマスとかそれに当たりますね。 渓流の目標のひとつに、パーマークの消えていない40cmオーバーのオスのアマゴを釣るというのがあります。パーマークはなくても綺麗なのですが、やはりあったほうがより綺麗だなと思っています。 砂防ダム、砂防堰堤(さぼうだむ、さぼうえんてい) 名前のままなんですが、初めて聞いたときは普通のダムと何が違うのかわからなかった自分がいました。 渓流にある小さなダムは砂防ダムだと思って問題ないかと思います。水を緩やかにすることで川の氾濫を防ぐために作られた災害防止用の仕組みなんですが、いつかは砂に埋もれることが約束された、なんか考えれると少し悲しくなる仕組みです。 ただ、砂防ダムはその下流はもちろん、(砂に埋まっていなければ)上流側もアングラーにとっては打ちたくなること間違いなしです。 砂防ダムの釣りは渓流ではない!と言っている友人がいますが、その友人は砂防ダムがあれば必ず打つ姿を見て、人間は欲には勝てないのだなと実感した経験があります。 チャラ瀬(ちゃらせ) 水深が30cmまでの浅い瀬で、水面は軽く波立つ程度"らしい"です。 軽いイメージでチャラ瀬と言っている自分がいました。こんな決まりがあったなんて。時期によっては、淵よりもこのチャラ瀬に魚がついていることがあります。体感ではチャラ瀬の魚は食い気が強いイメージがあります。 てか、なにがチャラいんやろ。しかもそう思っていても、いつまで経ってもその答えを探そうともしないこの現状。 鉄砲水(てっぽうみず) これマジで気をつけてください。川をなめているとマジで死にます。 下流は天気が良くても、山頂部分は豪雨のときがあります。そんなとき思いもよらない水が押し寄せてきます。 大量の水の原因はたくさんあるかと思いますが、途中の堰が決壊したときはマジでやばい!!本当に気をつけてください。 さすがに鉄砲水の画像って経験したことないので、持っていませんでした。まぁ経験していても持っていないでしょう! ちなみに、みなさんご存知かもしれませんが、玄倉川という河川での事故が有名かと思います。この事故はみたときにかなり衝撃を受けました。見る人は自己責任でお願いします。リンクも貼りません。 渡渉(としょう) 川を渡って反対側の岸にいくことです。 最低限の学はあるつもりですが、渓流やるまではこんな言葉聞いたことなかったので少しびっくりしたことを覚えています。 まぁ意味は漢字のままなんですけど。 滑滝(なめたき) 滝ってイメージするのは、傾斜が70〜90度ぐらいのものをイメージするじゃないですか。なんなら水は完全に落下しているものを。 滑滝って傾斜がゆるい滝を言います。今ざっと調べたら45度以下のものを言うらしい。この辺りは正確に決まっているのでしょうか。僕はザックリと傾斜の緩やかな滝をイメージしていました。 すみません、滑滝の画像を持っていませんでした。気になる方は調べてください。 ビバーク テントを張らないで野営することを言います。僕のいくところでは基本的にキャンプは禁止の場所が多いので、キャンプ跡(焚き火跡)なんかを見るとビバークかなと思っています。 あくまでも緊急的なイメージです。初めからテント張る気満々の人はそれはキャンプです。 他にもまだまだある 渓流用語は他にもまだまだありますが、たくさんありすぎて説明するにも限界があるのでこの辺りで終わり。 今回の内容は知っておくと、また釣りが楽しくなります。特に渓流は釣りの中でもかなり近くで自然と触れ合うことができます。 同じ渓でも季節や天気、時間によって全然違う顔を見せるんですよ。少しでも渓流について興味を持っていただければ、これ幸い! #{snippet[3]}

渓流のすゝめ③ 使用しているルアーを公開します。
渓流のすゝめ③ 使用しているルアーを公開します。
2020年05月13日 公開 渓流のすゝめ

こんにちは、ANGLERS藤井です。前回の渓流に続きまして今回は渓流用ルアーについて話します。 話せるほどの経験も知識もありませんが、6年以上使ってると自分なりに癖だとか使いやすさを考えるようになります。一個人の意見として聞いてもらえたら助かります。 もくじ 使用するロッドで全然違う 持っていくルアーの数 良いルアーは下手でも動く オススメルアー もくじ5 使用するロッドで全然違う 僕がこれから話す内容は、僕の今のタックル「ツララ:クプアス48」での話です。 他のタックルでは同じようになりません。また紹介するルアーでもクプアスで使いにくいものもあります。 ただね、1本しか持っていけないので仕方ないんですよ。バスみたいに10本とか持っていけたらどれだけいいかと思います。邪魔だけど。 この状況で、いかに不自由さを楽しみ、魚を掛けるかということも渓流の魅力です。自分のタックルではどのルアーが使いやすいかを考えながら釣りするのも楽しいですよ。 持っていくルアーの数 僕が普段持っていくルアーの数は、タックルボックス1つにつき大体12個はいるので、そのボックスが4つで合計48個+αになります。 自分で書いていて、え?そんなに持っていってるの?とびっくりしました。毎回使用するの10個ぐらいなのに。 割合としてはミノーが40個以上、スプーン3個ぐらい、スピナー5個ぐらいです。リバーシブルのケースなので1つにつき表と裏で合計12個はいります。 良いルアーは下手でも動く 自分が下手くそだと言っているようなものですがね、良いルアーって雑に動かしても動いてくれるんですよ。 この動いてくれるっていう表現なんですが、どういうことかと言うと魚に違和感を与えないように動いてくれることだと思っています。つまり、違和感が出にくいのが良いルアーの特徴だと思っています。また良いルアーは思ったように動いてくれることもありますね。 ちなみに僕のエリアではアマゴやヤマメが1番警戒心が強いです。いつもその小さな違和感で見切って去って行かれます。 オススメルアー スミス:Dコンタクト【04.TS/20.チャート/43.グリーンゴールド】 誰もが知っているDコンタクト。僕はほぼノーマルしか使いません。 また、基本上記3色をメインに回します。たまに07のTSレーザーも使いますが。 クプアス48というロッドってDコンタクト専用ロッドなのでは?と思うぐらいしっかり違和感なく泳ぎます。 飛距離、トゥイッチ、沈下速度など僕のいく渓流では最も使用するルアーです。ちなみに63mmも使いますが、淵などの水深が50cm以上あるところでしか63は使いません。 スミス:Dコンパクト45【03.グリーンG】 これ餌です。持っていくルアーの中で餌認定しているうちの1つ。圧倒的に口を使わせます。 このカラーが良いんです。なんなら小規模河川ならこれ1つでもいいのではと思うぐらいです。 ちなみにコンパクトは38mmもありますが、僕は全く使いません。45mm一択です。家にこのカラーだけストック5つあります! 欠点は、クプアス48ではキャストにコツがいることです。ルアーチェンジの前にHOBOの68とか使用していてこれに替えたらバックラッシュ不可避! イトウクラフト:Bowie 50s【GG/YMG/AU】 言わずとしれたバルサミノーの定番です。渓流でネイティブトラウトやっている人なら1つは持っているのでは。 思うように動いてくれるのがBowieの良さだと思います。ティップだけでトゥイッチすると、ダート幅が小さく体勢が変わらない動きだし、ベリーから大きく動かすと体勢を崩す大きなダートになります。 ちなみにBowie42sもありますが、僕には難しすぎたためあまり使用していません。 本当はカラーにBTも入れたいんですが、先日ロストしたため写真撮れず。。。 ここまで定番しか書いてないやんけ!と思ったあなた、だって実際に良いルアーなんですもの。以下は、今紹介したもの同様に、僕のタックルボックスに入っているルアーです。 ウォーターランド:Jerk Sonic55 カラーは使い分けが出来ていないのでどのカラーがオススメとは書けず申し訳ないです。 実際はそこまで大きくもないし、重くもないのですが、その体積の大きさからなのか僕は大きく感じるし重く感じました。 それなのに沈下速度が体積の関係でそこまで早くなくゆっくり沈む。だけど泳ぎがキビキビするしジャークソニックていう名前なのにただ巻きが1番安定している不思議なルアー。 ただ、このただ巻きが他のルアーには出せない泳ぎ。追っては来るが食わない魚にこのルアーのただ巻きで食わせたときにタックルボックス入りが確定しました。 Anglo and Company:HOBO68 HOBO68って名称合っているのでしょうか。僕が使っているのがHOBOの68mmで8gのもの。 去年初めてHOBOを手に入れてから深場でかなりお世話になっています。主に淵でしか使いませんが、さきほどのジャークソニックと違い、8gあるのにボディが小さいので水抵抗が少なくしっかり沈みます。 欠点は売っていないことですかね。店舗が世田谷にあるらしいのですが問い合わせしたけど音信不通。。。 Wilderness:Ho-ki minnow HK 50s こちらは2020年度の大阪でのイベントにて購入しました。恥ずかしながらメーカー名ともにその時初めて知りました。 今年の解禁から使用しています。特徴は、リップ角度が浅く、リップが長いことですね。結果、潜りすぎず簡単に左右に体を振ります。 ただ、これが良いときと悪い時があるんですよね。極端に嫌う魚もいれば、猛烈にアタックしてくる魚もいました。 まだまだ僕の使用回数が少ないのがいけないのですが、このルアーにしか出せない動きがあると思っています。 自分のロッドにあったルアーを ここまで紹介したルアーはあくまでも僕自身のタックルで使いやすいルアーです。ロッドや場所が変われば、使いやすさは変わりますので注意が必要です。 今はこれらを使って、渓流に行っていますが結構入れ替わりが激しいのでオススメルアーがあればすぐに紹介します。ちなみに途中に出てきた【もはや餌】はあと2つあります。そちらはまた紹介します。 次回は渓流用語(造語など)を含め、僕なりの釣り場の探し方を案内できればと思います。 #{snippet[3]}

渓流のすゝめ②、必要なタックルを揃えよう。
渓流のすゝめ②、必要なタックルを揃えよう。
2020年09月07日 更新 渓流のすゝめ

こんにちは、ANGLERS藤井です。今回は渓流の持ち物の話をします。 2020年4月時点で、僕が持っていくものを全部公開します。必要なものがあればメモしてくださいね。ちなみに源流ではないのでザイルやメットは持っていきません。 もくじ 持っていくもの 初めての人へ 装備を紹介します その他のアイテム 持っていくもの 必ず持っていくものから書きます。 ロッド リール ライン(替えライン含む) タックルボックス ウェーダー(ソックスタイプ) シューズ 帽子 偏光グラス フィッシングベスト ランディングネット フォーセップ ラインカッター メジャー スナップ スプリットリング 水温計 ライター 根がかり外し 熊鈴 熊笛 ピストル タオル プライヤー 虫除けスプレー ドリンクホルダー(飲み物) こんな感じになります。下の画像は実際の装備になります。 重要なことは「両手をフリーにする」です。渓流は足場が悪く、転倒することもあります。極力手に何も持たなくてもいいように装備をまとめることが重要です。 僕は普段、片手にロッドを持っています移動しますが場所によってはロッドもフィッシングベストに収納します。 使用しているColumbiaのPFGのフィッシングベストは本当に優秀です。上記に書いたもの、すべてフィッシングベストに収まるのは当たり前です。また、チャックの位置、ロッドの収納など細かい便利な箇所がたくさんあるのも魅力的。 ちなみにロッドやウェーダー以外の小物を全部収納するとこんな感じになります。 初めての人へ 以下、渓流を初めようと思っている人に対して僕なりのオススメを書きます。書きたいことはたくさんありますが、長くなるので重要なことだけを掻い摘んで話します。 ウェーダーはソックスタイプのものを選ぼう ウェーダーにはシューズと一体型になっているシューズ一体型と、シューズを別に用意するソックスタイプとあります。必ず、シューズを別に用意するソックスタイプを買いましょう。 実は僕も最初のうちは、サーフで使っていたシューズ一体型のウェーダーで渓流に行っていました。ただ、釣行時間が長かったからかもしれませんが途中で歩けなくなるぐらい疲労したんですよね。また足首がしっかり固定されていないので挫くことも何度かありました。 実際に釣りが終わってから3時間ほどすると、ガチで歩けなくなったり足が攣ったりもしてました。しかし、ソックスタイプにしてからはその疲れが格段に減ったんです。また怪我をする確率もソックスタイプはかなり下がります。釣りが終わってからも、一体型に比べかなり楽になるので、値段は少し上がりますがソックスタイプにして専用の靴を履くことをオススメします。 シューズのソールはフェルトソールを選ぼう 渓流用シューズのソールには大きく2種類あります。1つはフェルトソール、1つはラジアルソールです。初めての人はフェルトソールをオススメします。 慣れている人であれば問題ないと思いますが、ビブラム含めラジアルソールは苔のついた石の上ではフェルトソールに比べて断然滑ります。高巻き(一度渓流を出て上流部に入り直すこと)をしない限り、川の中を移動することが大半の渓流は、フェルトの方が安心だと思います。ただし、フェルトソールにも欠点はあり落ち葉の上などは恐ろしく滑りますから、そこだけ注意してください! ロッドは5ftまでの長さで 僕が普段いく河川だと、川幅は3-7mぐらいがほとんどです。短いと1mなかったりします。 渓流においてロングロッドはメリットが全くと言っていいほどないと思っています。僕の行くような場所では4ft前半が1番使いやすいと思います。これは自分のよく行く渓流によりけりです。自分の使いやすいロッドを選んでください。 偏光グラスは必須 渓流の楽しみはバイトシーンが見えることでもあります。物陰からすごい早さで追ってくる魚を見ると興奮しますよね。 そんなときバイトが見えないのは、渓流のメリットが半減します。またバイトシーン以外でも、渓流は足場の悪いところが多いので水の中が見えるのは安全面でも必要です。少しでも危険を回避するために、必ず偏光グラスをしましょう。 偏光グラスのレンズの種類についても触れたいところですが、ここでは長くなりますのでまた次回以降に説明します。 装備を紹介します 僕が使っているルアー以外のタックルを紹介します。ルアーは長くなるので次回以降にまとめて紹介しますね。 ロッド:ツララ「クプアス48」 僕の渓流ロッドとしては、5本目になります。どちらかと言うと僕がロッドに合わせにいってる感もありますが、今まで使ってきた中では圧倒的に使いやすいですね。よく、エンドグリップが長いから渓流向きではないとか言われますが、それはクプアス48を使ったことない人の意見でしょう。ロッドエンドが長いからこそリールとのバランスが取れていてリールが重いのに全くその重さを感じません。 また、ロッド自体は4ft8inchですが、エンドグリップが長いため実用ftは4ft前半になります。そこも良いところなんですよね。ちなみに僕はベイトをメインで使用していますが、まだまだ渓流のマジョリティはスピニングだと思います。お好きな方を選べばいいかなと思います。 リール:シマノ「カルカッタコンクエストBFS HG」 はっきり言って、他のベイトフィネスのリールより圧倒的に重いです。200gですよ200g!アルデバランBFS XGが確か130gぐらいですから、その重さの違いがわかるはず。 しかし僕はその軽いアルデバランから重いカルコンにしました。それはクプアス48にはカルコンの方がバランスが取れているからです。またXGじゃなくHGのギア比も大変使いやすいです。あとはぶっちゃけ丸型リールが好きだからかな。 ちなみにクプアス48の重心は下方気味にあります。一度クプアス48にカルカッタコンクエストBFS HGを付けて使ってみたらわかりますよ。このタッグは、本当にベストだと思っています。 ライン:PE0.6号+リーダー6lb これこそ人によって差が出る話ですが、僕は0.6号を30mほどしか巻いていません。要らないからです。 またリーダーはフロロ6lbです。今までは7lb使っていましたが6lbに変更しました。まぁこの辺りは頻繁に変わるので6lbか7lbで。 よく『ラインが太いのでは?』とか言われますが、魚のことより根がかり時のことを考えてこの太さです。ルアーで見切られたことは何回かありますが、ラインの太さのせいで釣れなかったと思う経験がありません。 6lbあれば岩場に擦れてもそうそう切れませんし、僕の行く渓流であればこのラインがベストかと思います。 その他のアイテム 季節や場所によって使ったり、使わなかったりするアイテムを紹介します。 フィッシンググローブ 必ず持っていく方で説明しようか迷いました。ただ、必ずしているわけではないので外しました。 場所によって使うときと使わないときがありますが、その判断はどれだけ藪こぎや高巻きをするかです。 何度も言いますが足場が悪いところを何時間も移動します。あら不思議、気づくと手のひらがいつの間にか切れてます。 グローブはあったほうが絶対に安心です。 サポートベルト 腰痛持ちの人は必須だと思います。釣行時間が長いと7時間超えの渓流は、足腰にかなりきます。 場所によってはキャストの姿勢や巻くときの姿勢が腰に大きく負担をかけます。 その日はよくても次の日にかなりきます。今は良くてもいつの間にか来るでしょう。 友舟 友舟ってDAIWAさんの商品名なのかな、SHIMANOさんは引舟らしいです。 もうこの当たりから実用性というか趣味の話になりますが、友舟があるとこんな感じの写真が撮れます。 そうその日の釣果をまとめて撮影できるのです。僕は持ち帰らないので食べる目的はありません。移動に関しては、もちろん同じ河川だけにしてくださいね。魚を別の川に移動させないように! レッグガード これの出番はそんなにありません。時期的に茨が生い茂っている場所に行くときに使用します。 その理由は、ウェーダーに穴をあけたくないから。茨のおかげで何回穴を補修したかわかりません。 レッグガードのおかげで防げたのかどうかは謎ですが、お陰様でレッグガードをしているときにあいたことは今までありません。 こんな感じです。マジで持っていくものが多いでしょう。これらをほぼフィッシングベストに入れて移動します。 それでは次回はルアーの詳細を話します。偏見だらけのルアー紹介をお楽しみに。 #{snippet[3]}

渓流のすゝめ①、渓流でネイティブトラウトを始めよう。
渓流のすゝめ①、渓流でネイティブトラウトを始めよう。
2020年05月14日 更新 渓流のすゝめ

こんにちは、ANGLERS藤井です。今日から連続で渓流の話をします。少しでも渓流に興味をもってくださいますと「嬉しい反面」と「嬉しくない反面」が入り混じった複雑気持ちになります。では話さないほうがええやん。となりますが、この機会に渓流のルールやモラルを知ってもらいたい、また釣り人を増やすことが僕の仕事だと思っているので書きたいと思います。 ちなみにANGLERSに登録されている釣果の多さではトラウトは2020年5月時点で第5位です。エリアトラウト(管理釣り場)の釣果もかなりはいっているので、すべてが渓流の釣果ではありませんがね。 もくじ 【重要】前提 この写真を綺麗だなと思ったら 凛とした姿 禁漁期間がある 装備は次回 【重要】前提 ここ、1番読んでくださいね。僕は主に【山梨、神奈川、長野、静岡】の渓流をメインにルアーフィッシングをしています。渓流のネイティブトラウトを初めて今年で7年目になります。昨年度の年間釣行日数は38日なので、大体週一ペースになりますかね。 これから話す内容においては、基本的に河川名は出しません。出しても誰もが知っている河川です。また、極力すでに渓流釣りをされている方が不利益を生じるようなことは言わないように気をつけます。特に掲載する写真から場所がわかったり、入渓点がわかるようなことはしないので安心してください。 渓流と源流、本流は全然違う 僕は渓流しかやったことありません。ですのでこれからの話は、渓流の話であって源流や本流では当てはまりません。正確に言うと当てはまらない部分が多々あるだろうなと思います。 その違いですが、ざっくりいうと水深だったり川幅だったり、狙う魚が違ったりします。結果として、使うロッドの長さが極端に変わったり、ラインの太さやルアーの大きさが変わります。 この当たりの線引って結構大雑把に分かれているので、僕の話はザックリと渓流の話なんだなって思ってください。間違っても、源流や本流でも当たり前だとは思わないでくださいね。 地域でルールが全然違う 僕は、先程説明したエリア【山梨、神奈川、長野、静岡】の渓流で釣りしています。他のエリアは同様のルールではありません。なんなら、河川によって全くルールが違います。 僕の話す内容は、【山梨、神奈川、長野、静岡】での大雑把な河川のルールと思ってください。詳細は個別の河川のルールに従ってください。 ルアーフィッシング 僕は原則ルアーでしかやりません。渓流は餌釣り、フライフィッシング、テンカラ、ルアーの人がいます。特に餌釣りにはなりますが、フライやテンカラの人も含めてこれからの話は参考にならないかもしれません。 これからの渓流の話はすべてルアーフィッシングの話だと思って聞いてくださいまし。 この写真を綺麗だなと思ったら まずは写真から見てください。 この写真を綺麗だなと思ったら、もうあなたは渓流に虜です。左下の小さな淵にルアーを入れたいと思ったあなたはすでに病気です。 渓流の魅力の1つは、その渓相にあります。(※渓相って釣り人の造語なんですね。書いた後に調べたら、そんな言葉はないことがわかりました。) ちなみに僕は日の出の時間帯が1番好きです。わかりにくいですが、そこに住む生き物すべてが目覚める感じがするから。 また特に僕のエリアでは5月が1番良いですね。新緑が最高です。その理由は緑はすごく綺麗なのに他の草が成長していないし、虫が少ないからです。釣りがしやすいわけです。9月の終わりも好きなんですが、紅葉もはじまってもいないし草木が成長しきっていて藪こぎが大変なんだわ。特にボサ川にいくときなんて進めない可能性すらあります。 凛とした姿 風景も最高ですが、そもそも魚が綺麗なんです。パーマークやヒレピン、魚体の色相だったりと容作るパーツ1つ1つが素晴らしい。 だけどね、どれだけ大きくても、どれだけ綺麗でもトラウトの1番の魅力って顔つき、特に目だと思うんです。めちゃめちゃ凛としていませんか。 ネイティブトラウトがきれいな理由は、常に死を感じて生きていることかなと思っています。 今日餌がとれなかったら死ぬかもしれない。いつ敵が襲ってくるかわからない状態だと認識している。常に死と隣合わせに生きていることを実感して毎日を過ごしている。 これが顔つきに出ています。その姿が凛としているようにみえるのだと思っています。 警戒心とか半端ないですからね。1チェイスどころか、一瞬魚っぽいものが見えたで終わり。とかザラです。 この凛とした顔つきが、僕が渓流でのネイティブトラウトに夢中になる理由だと思います。 禁漁期間がある ちなみに渓流の釣りにあって、他の釣りにはあまりないことに「禁漁期間」があります。もちろん渓流以外にも禁漁期間のある釣り場はたくさんあります。だけど、一般的には禁漁期間のない釣りの方が多いですね。 禁漁期間は地域差もありますが、だいたい10/1〜2月末までになります。つまり釣りをしてもいい期間は3/1〜9/30までになります。ちなみに長野県南部は2/16から9/30まで、神奈川県の一部は3/から10/16までだったりと場所によって様々です。 また、漁協の人kら確認等が来たら拒否せずに従いましょう。 ちなみにこちらは僕が去年買った、関東でも最も有名な河川のひとつ【桂川漁協の年券】です。4,200円ってことは回数で割ると1回あたり100円強ですね。 ちなみに、遊漁券は日券と年券があります。絶対年券の方がお得です。また日券はコンビニでも売っていることが多いですので、買ってから渓流にいくことをオススメします。 装備は次回 渓流の釣りは、装備が本当に大事です。特に釣り道具以外の道具が本当に大事です。 次回は道具の話をしますが、【絶対に必要なもの】【あったほうがいいもの】【あってもなくてもいいもの】を順に書きます。 渓流、というか山は本当に危ないです。装備が足りないから、怪我をしたり、最悪命を落とします。絶対に必要なものは、必ず持っていくようにしましょう。絶対に必要です!! #{snippet[3]}