今まで渓流のすゝめを書いてきましたが、釣行記録は書いていませんでした。
今回、神奈川県のとある超有名河川の支流に釣行に行ってきましたのでその様子をまとめました。
これまでの渓流のすゝめを読んでくださった方には、『実践編』ということで渓流とはどんなものか参考になればと思います。
事前に場所をチェックする
渓流釣行は下見から始まります。
下見も現場には行きません。Google Mapから始まります。
特に初めて行く場所においては、下見をしないと大変なことになる可能性があります。
Google Mapsをみて【入渓できそうなところ】【退渓できそうなところ】を事前に調べていくことをオススメします。
またその際は、Google Mapもデフォルト表示ではなく、航空写真等で見たほうがわかりやすいと思います。
それはデフォルト画面だと表示されていない道などがあるから。
しっかりとチェックして万全の状態で挑みましょう。
Google Mapでの下調べが終わって当日に現地に着いたら、入渓地点と退渓地点を車でしっかりと確認することも重要です。
当日は朝5時に入渓
当日は日の出が朝4時40分ぐらいだったので、少し明るくなってから入渓しました。
僕がまず入渓時に、その川に先行者がいないかどうかを確認します。
すでに先行者がいた場合は、絶対に場所を変えます。
何度も言いますが、先行者がいた時点でその場所は先行者優先です。
後から入っていっても良いのですが、釣れる可能性は格段に下がりますので場所を移動した方が無難です。
今回は幸運にも誰もいないため、入渓時間をチェックして入りました。
ちなみに先行者がいないかどうかは、車がないこと、足跡がないことなどがあります。
行く先々に蜘蛛の巣が張ってあれば尚良しとなります。
初めのうちはさっぱり
その日は入渓して2時間(約2km)登りましたが全くと言っていいほど反応はありませんでした。
全く反応がないので、前日に人が入ったのか、それともここにはそもそも魚がいないのかなどが頭によぎります。
ただ、渓流においてはどっちにしろ登る他ありません。
タイミングよく退渓点がない限りは、居ても居なくても登るか降るかの選択肢しかありませんので、登るしか選択肢がないのが渓流です。
ちなみに登っている最中も、足跡は全くありませんでした。
釣行前3日間はそのエリアには雨が全く降っていなかったので、足跡が消されたわけでもなさそうです。
多分、ここ1週間以上は誰も入っていないようでした。
ただ、天気だけは最高でした。
神奈川県は低山が多いためこの時期から虫が大量に発生します。
その虫も少なかったので、最高のコンディションでしたね。
突然変わる釣果
反応は突然やってくる。
とあるエリアを超えてから、チェイスがあったのです。
渓魚は上から見にくいように擬態しています。
ただ、ルアーを追ってくるときやバイトの瞬間は反転するので魚が見やすくなります。
反転した魚が見えました。
とある場所を超えてから、チェイスやバイトが連発します。
ここから釣り人が退渓したのかと思うぐらい好転します。
ルアーも変更していません。
タックルは何ひとつ変えていません。
渓流においてはこんなことは日常茶飯事です。
結果的に好釣果
最終的に、こんな感じでした。
入渓時刻 | 退渓時刻 | 実質釣り時間 | チェイス | ヒット | キャッチ |
---|---|---|---|---|---|
AM5:04 | AM10:21 | 4時間49分 | 17 | 9 | 7 |
久々の渓流にしてはかなりいい釣果だったと思います。
何より天気が良く虫がいなかったことが良かった。
また実質の釣り時間は退渓点で退渓するのに時間がかかったので、釣り時間が減っています。
今回は最高の魚に恵まれました。
何が起きるかわからない
途中まで全く魚っ気がなかったのに、なぜか途中から釣れ始めるなんてことはよくあること。
これは渓流だけではなく釣り全般に起こりうることです。
閉鎖的な渓流だからこそ、少しの変化で釣果が大きく変わります。
ルアーのカラーを変えた途端に釣れ始めたことも多々あります。
特にチェイスがあるのに追ってくるだけで食わないときは、ルアーは変えずにカラーだけを変えて見ましょう。
途端に釣れ始めるかもしれません。
最後になりますが、渓流は本当に危険な場所です。
僕の行くところは基本電波がありません。
一人で行く場合、滑落したら助けを呼ぶこともできません。
しっかりと下見をしてまずは電波の入る里山の川に入ることをオススメします。
それでは、より良い渓流ライフを!
下の写真はこの日1番きれいなヤマメです。
渓魚の魅力はサイズだけではないんですよね!