毎年、梅雨入り前から悩むことがあります。
それは渓流に害虫がたくさん湧くこと。
特に神奈川や静岡は、ヤマビル、蚊、アブ、なんかよくわからない顔の周りを目まぐるしく回る虫とたくさんの虫が邪魔をしてきます。
同じ悩みを持っている人は少なからずいるはず!
とのことで今回は、自作!虫除けスプレーの話をします。
用意するもの
用意するものはこれだけになります。
- ハッカ油
- 無水エタノール
- 精製水
- スプレー容器(※ポリスチレン以外)
スプレー容器以外はすべて一般的なドラッグストアで揃いました。
特に問題なく売っているものだと思います。
1番高かったのは、無水エタノールで500mlで約1,500円ほどしました。
ハッカ油は20mlで500円もしません。
同じように精製水は200円ぐらい、スプレー容器は100円ショップで購入しました。
ここで1番重要なことは、スプレー容器です。
僕は100円ショップで購入したのですが、初めに用意したものが「ポリスチレン製」だったために、容器が変形しました。
無水エタノールがポリスチレンを溶かすようです。
必ず、買う前にその容器が「ポリエチレン製」であることを確認しましょう。
ポリスチレンじゃないですよ!ポリエチレンですよ!
ちなみに、ガラスや陶器でも良いそうですが、渓流などでは落とす可能性があり、割れるリスクを考えるとオススメできません。
探せばポリエチレン製のスプレー容器はありますから、必ずそっちを用意してください。
虫除けスプレーの作り方
順番が大事ですので、絶対にその順番で作るようにしてください。
またスプレー容器にメモリとなるラインを書くことで2回目以降はより簡単になります。
- スプレー容器を平面に置き、無水エタノールを先に入れる。(100ml作成の場合は10ml)
- 無水エタノールの入ったスプレー容器にハッカ油を入れる。(100ml作成の場合は8滴)
- めちゃくちゃ振る。これでもかというぐらい振る。
- 精製水を入れる。(100ml作成の場合は90ml)
- めちゃくちゃ振る。振れるだけ振る。
以上です。
イメージは無水エタノールでハッカ油を溶かし、精製水で薄めるということです。
また今回は100ml分を作る分量を書きましたが、割合として1(無水エタノール):9(精製水)であれば大丈夫です。
ハッカ油ですが、僕は8滴程度いれますが少し多めに入れても僕はあまり違いはありませんでした。
この辺りは自己責任にはなりますが、自分の最適な分量入れても良いのかもしれません。
100ml分作る理由
僕の渓流における1釣行辺りの時間は平均して約4,5時間です。
この釣行ペースで100mlというのは、ギリギリ余る量になります。
もちろん、自分の釣行にあわせてスプレー容器を購入することをオススメします。
4時間程度であれば100mlで充分だと思います。
ちなみに効き目は約2時間でなくなると言われていますが、虫が多くなる時期は汗をかくため、2時間もたないと思います。
よって大体1時間半ぐらいに1回は体全体にスプレーします。
そんな感じで使用していて大体100mlで4、5時間使えると思ってください。
メリットとデメリット
この自作ハッカ油スプレーにはメリットとデメリットがあります。
みんながみんな効くかわからないし、メリットも人によってはデメリットになるかもしれません。
しっかりと読んで各自判断してくださいね。
メリット
市販のスプレーより体に優しいと思います。
だって入っているもの3つなんですから。
精製水を水とした場合は、ハッカ油と無水エタノールの2つになりますね。
僕はこのスプレーで肌が荒れたり、問題が起きたことはありません。
ただ、人によっては肌に合わないこともあるかもしれません。
またもう一つのメリットとしては、市販のスプレーより圧倒的に安いと思います。
先程揃えたものは合計で2,300円ほどですが、精製水だけ補充すれば、約5,000ml以上のスプレーが作れます。
精製水は比較的安いものなので、かなり安価にスプレーを作ることができます。
デメリット
一度作ったら、使用期限が1週間ほどしかありません。
そもそも僕の場合は1度の釣行でなくなってしまうので、問題ないと言えば問題ないのですが毎回入渓点で作るのは面倒といえば面倒ですね。
それに比べて市販のものはできてますからね。そりゃ楽ですね!
ハッカ油スプレーはオススメ
あなたのマイフィールドに害虫はいませんか?
害虫がいる場合、是非ハッカ油で虫除けスプレーを作ってみてはいかがでしょうか。
特に梅雨明けから夏場は、害虫がわんさか増えて釣りどころではなくなることもあります。
そんな煩わしさから開放されるかもしれません。
されないかもしれませんけどね。
ちなみに作る時に毎回分量を量るとか超面倒!!
とか言うあなたには、写真のようにメモリをマジックなんかで書いておくことをオススメします。
その容器における無水エタノールを入れる量がわかれば、他に量る必要はありませんので。