みなさんこんにちわ。アングラーズを運営しております藤井です。
唐突ですが、最近のロッドはリールシートからグリップエンドまでが長いものが増えてきたと思いませんか。
10年前と比べると明らかに長くなってきていると思います。
実際に僕が使っているロッドの多くは、リールを掴んだときにロッドのエンドキャップの部分が肘に当たる(もしくはそれ以上の)ものが多く、適度に長いのは大変使いやすいです。
では、なぜ長いと使いやすいのかを考えてみました。
ロッドの各部名称
色んな言い方があると思いますが、ここではこのように表現します。
先程の補足で今回言いたいことは、このリールシートからグリップエンドまでが長くなってきたいうこと。
一昔前のロッドは片手で投げることが多く、この部分が短いものが多かったです。
ただ、今は逆に長いものが主流になっていると思います。
実際に使ってみるとわかるのですが、長い方がメリットが多いと僕は思っています。
そのメリットはどんなものがあるのでしょうか。
そもそもグリップが長くなってきた理由
メリットを説明する前に、グリップが長いロッドが増えてきた理由を考えてみます。
これはいくつか理由があると思います。
- 両手で投げる人が増えた。
- 両手で投げた方がメリットが多いのでメーカーが作り始めた
- グリップが長いロッドの方が売れるから
他にも理由はあると思いますが、これらの真偽はわかりません。
どちらにせよ、ここ5年の傾向としてはリールシートからグリップエンドまでの長さは長くなってきています。
単純に長い方が僕は使いやすいと思います。
そもそも100gを超えるルアーを投げるときに日本人の握力では片手はキツイというのもあります。
まぁ大きくて重いルアーは当たり前なんですけどね。
また、小さいルアーでもピンポイントにアプローチするには片手よりは両手で行ったほうがロッドがブレないので正確性(釣り用語的な言葉ではアキュラシー)が増しますよね。
片手のメリットもたくさんありますが、キャスト精度は両手に分があると僕は思います。
グリップが長いことによるメリット
キャスト精度が増す
先程少し触れてしまっていますが、ピンポイントな場所にキャストしやすいのは両手だと思います。
バスフィッシングでも渓流でも、なんならオフショアキャスティングでも思ったところに投げる重要性が必要なことに説明はいらないでしょう。
そりゃあ、いいタイミングで思ったところに投げれる方が釣れるに決まっています。
グリップが長いことでこれがしやすくなります。
飛距離が増す
僕はベイトもスピニングも右投げ、左巻きです。
キャスティングのときに最も重要なのは、(右投げの場合は)左手だと思っています。
僕の左手はロッドを引く手になります。
よく利き手は力を入れて、反対の手は支えるだけだと思っている人がいると思いますが反対の手はとても重要で、僕の場合キャスティングに最も重要なのは右手(利き手)ではなく左手(反対の手)だと思っています。
左手を早く手元まで引くことができれば、ルアーはかなり飛んでいきます。
逆に左手が疎かになると飛距離はでません。
これは両手で投げるからこそ、より早く引くことでルアーに速度が付くからだと思っています。
身体全体で操作しやすい
一番わかりやすいのが、ジギングやオフショアキャスティングなど大型魚が掛かったときのファイトです。
このジャンルの釣りではそもそもグリップが短いものがありません。
大きな魚が掛かったときに、グリップが長い方がやりとりがしやすいからです。
ただ、これってオフショアだけの話ではないんじゃないかと。
ブラックバスだってシーバスだって予想外の大きさが掛かったときに長い方がやりやすいでしょう。
問題は大きい魚が掛かるのは滅多にないので、普段使っているときに邪魔にならないかどうかが重要だと言うこと。
しかしグリップが長いのは慣れるまではストレスかもしれませんが、慣れてしまえばかなり使いやすくなりますよ。
表記されている長さに気をつけよう
グリップが長いものを買うときには1点だけ注意が必要です。
例えば、同じ7ftのロッドがあったとします。
ひとつはグリップが短いロッド。
もう一つはグリップが長いロッドです。
どちらも7ftという表記だった場合、グリップが長い方は予想以上に短く感じます。
まぁ実際に短いんですけどね。
これは、ロッドの長さ自体は7ftで変わらないのですが、リールシートからの長さが短いために実用的な長さに差ができるためです。
人によって普段どこを握るのかは微小ながら差異があると思いますが、僕は比較的手が大きいのでベイトリールだとリール本体を手で包むように握ることが多いです。
となると実用的な長さはほぼリールシートからティップの先までとなりますが、この長さはグリップの長さで変動します。
例えば、グリップが1ftあればリールシートからティップまでは6ftとなりますし、グリップ部分が6inchしかなければリールシートからティップまでの長さは6ft6inchになります。
この差はかなり大きく、使っていて短く感じることもあれば長く感じることもあります。
ロッドを選ぶときは表記されている長さだけではなく、リールシートからティップまでの長さを検討しましょう!
特に最近のロッドはグリップが長いので、確認せず購入したところ思いのほか短かったなんてこともあるかと思います。
主流はグリップが長いロッド
時代とともに釣具は進化を遂げます。
結果、今後はどうなるかわかりませんが、今はグリップ部分が長いロッドが多いです。
実はこれだけグリップが長いものを推しましたが、僕はショートグリップのロッドも結構持っていて実はそれも大好きです。
特に、所持していませんがトップウォーター専用のガングリップのロッドなんかは格好いいと思いますし、コダワリがあって実は憧れています。
結局は、自分の好きなものを使えば良いという元も子もない結論に至りますが、初めてロッドを買う方や自分の今使っているロッドに少しでも不満がある方はグリップの長さを検討してみてはいかがでしょうか。
グリップの長さでロッドの印象はかなり変わります。
自分の身長や体格にあったロッドが見つかるといいですね!