どうもこんにちわ、t.onumaと申します。
東京湾と相模湾をホームにしたオフショアゲームを本格的に始めて5年目(かな?)、年に何回かは遠征に出かける、ルアーフィッシング中心の釣り人生を過ごしています。
偉そうに語る時も多々ありますが、まだまだ駆け出しで、だいぶへたくそだったりしますので、話半分で聞いてくださいね。
今回は電動リールについて、です。
参照:ダイワ
ご笑覧いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いします。
釣りをしてて疲れること
昔、大前研一さんが、「企業参謀」という著書の中で、日米の床屋のサービスと料金の違いについて、要素分解して説明されておられました。
参照:amazon
「髪を切って整える」という本質から外れているもの、例えば耳掃除とか、肩たたき、シャンプー等、そうしたものを取り除けば、日本の床屋はもっと安価にサービスを提供出来るのではないか、といった論だったかと思います。
実際にQBハウスさんのような業態も発生し、一定の支持を受けているようなので慧眼ですね。
一方、釣りですが、結構無駄が発生していると思います。
特に感じるのが回収巻き、です。
キャスティングの場合であれば、それほど発生しませんが、ジギングや餌釣りのヴァーティカルな釣りの場合、深ければ深いほど回収巻きは徒労に近い労力かと個人的には思えます。
もちろん、回収時にも潮の流れがわかる、あるいは回収時に何かがヒットするかもしれない、といった反論はあるかと思います。
ただ、自動で回収できれば体力の低下が少なく、手巻きリールよりも楽しめるケースもあるかと思います。洗濯機や食洗機も電動の方が楽じゃないですか?
以下、電動リールのメリットとデメリットについて、もう少し詳しく見ていこうと思います。
電動リールのメリット
最初にメリットからお話します。
疲れない!
レバーやスイッチで一つで巻き上げてくれるので楽チンです。
参照:ダイワ
参照:シマノ
これまで、巻き上げがしんどいと思っていたような水深での釣りや、釣れる魚のサイズが大きい釣りにもチャレンジしやすいかと思います。
魚の挙動に集中できる
一定のスピードで巻き上げることが出来るため、魚とのやりとりはロッドに集中出来ると思います。
参照:ダイワ
あげてくる際に魚がどちらに向かって走っているか等、両手でやりとりしていると脳が混乱する場合がありますが、電動リールではロッドの持ち手のみに集中できます。
バラしにくい
またリーリングをリール任せにできるので、ストレートファイトがしやすい。よって、楽に魚が上がると思います。
ただし、ロッドを曲げてファイトするスタイルには向かないと思います。
意外に汎用性もあるかも?
サイズによってはドラグ値も非常に強く、逆説的ではあるが、10kg以上ドラグをかけるような特殊用途の釣りにおいては実は汎用性が高い.
この辺りをメリットとしてあげることが出来るかと思います。
電動リールのデメリット
次にデメリットです。
かさばる
モーターが入っているので、同じような糸巻き量のリールよりもサイズが大きく扱い難いことが多いかと思います。
また、巨大なためPE3号程度を長距離巻かなければいけないような場合で、それでもラークなどの竿起きを使わないスタンディングスタイルになると大変かと思います。
動力問題がつきまとう
バッテリー問題がつきまとう。手持ちを忘れると最悪。
くわえて、大抵の場合、ケーブルがつきまとうので取り回しに慣れないと大変です。
値段
高価です。シマノのプレミオが4万円超、ダイワのレオブリッツ200が6万円代半ばと高価です。
複数揃えるのには躊躇する金額感ですね。
釣りの幅が狭い
当然、キャストには向かないと思います。
縦の釣りがメインになるため、様々な釣りをする人にとっての汎用性は低いのではないでしょうか。
選択肢が少ない
シマノ、ダイワ以外、ミヤエポック等はあるものの、ほぼ二択になってしまう
参照:ミヤエポック
ちょっと、重複する部分もありますが、深海ジギングでは、却って手巻きでないと釣りが成立しないような場合もあります。
また、釣り物によっては、電動必携、のような釣りもあります。水深200m以深でのヤリイカ等です。
この場合、手巻きでも出来なくはないですが、船中の回収スピードに合わせた方が何かと都合がいいので必要になる場合もあるかと思います。
メリット・デメリットはありますが、デメリットに納得した上で使いこなせれば快適な釣りが約束されると思います。
実機レビュー
次に、手持ちの二台について、簡易にレビューしてみます。
筆者ですが、電動リールを使うのは主に200m以深の釣りのみです。150mくらいであれば手巻きで済ましております。
Daiwaシーボーグ200JL(2017年購入)
比較的小型です。PE1.0が600m入りますので近海のアカムツくらいまではカバーできると思います。
しかし、個体差なのでしょうか、それともハンドルでモーターを回す構造なのでしょうか、リーリングの感覚がびっくりするくらいに「ザリザリ」しています。。。
手巻き併用型の釣りには向かない感じです。
Daiwaシーボーグ300JL(2021年購入)
参照:ダイワ
200JLよりは幾分大きいですが、パーミングは出来るサイズ感です。
PE3.0が400m入りますので、1.5なら1,000mくらいはいるかな?と思って、サンラインのPEジガーULTを試してみたところ800が丁度いい感じです。
また、200JLとは違い、モーターとハンドルのドライブギアが離れている構造なのか、巻き心地もすこぶる良好です。
かつ、ドラグの最大値が16kgあります。そんなに強くかけたことはこれまでありませんが、万全のラインシステムであれば大抵の魚は獲れるのではないでしょうか。
惜しむらくは、もう少しコンパクトであれば、という点のみです。
加えて、見た目がシックで気にいっております。これは2021年の買い物でNo.1だった気がしています。
おわりに
300JLで満足はしていますが、現状PE1.5を800m巻いている関係上、例えばヤリイカを釣りたくてPE3.0に巻き直す、というのが億劫になっておりました。
困ったな、と思っていたら、2022の新製品で200JLがモデルチェンジ。
参照:ダイワ
6月発売のようですが、既に予約注文済み。届くのが楽しみです。
それではまた。
t.onumaと申します。
オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。
オフショアを始めてみたい方のために、初心者が気になるところをお伝えしていこうと思います。