皆様初めまして、Shin.Hと申します。
このたびライターとして記事を書かせていただく事になりました。宜しくお願い致します。
ブラックバスを釣ろうと思い調べてみたら近所の川で釣れる、と分かったものの実際に始めてみると全然釣れないという人はいると思います。
そのような人にはドリフトと言う釣法をお薦めしたいのですが、インターネットのドリフト入門のようなページを見て釣りを始めても、かからない、あたりがどう来るのかが分からないと感じる人が多いと思います。
そこで初心者の為にドリフトでの注意点やあたりの取り方について記述してみました。是非ご覧になってみてください。
ドリフトとは
釣りにおけるドリフトについて簡単に説明致します。主に川釣りでの考え方になりますが、流れのある場所であれば応用可能だと思います。
1、川の流れに対して垂直よりも上流寄りにキャストする(ルアーを投げ込む)。
2、着水したらそれ以上ライン(糸)が出ない状態にしてルアーが川に流れるのに任せて何もせず放置する。
3、ラインが繋がっている為にテンションがかかった(糸が張られた)状態になりルアーが弧を描くように動く。
4、川下まで出したライン分流れきったらリールを巻いて巻き取り、また1から繰り返す。
これがドリフトの基本です。
諸説ありそうですが、弧を描くようにルアーを横滑りさせる様が自動車等のカーブを曲がるテクニックであるドリフトに似ていることから名付けられたようです。
ドリフトの際に注意すること
ドリフトはハードルアーでも行いますが、ここでは前提としてワームで川にいるスモールマウスバスを狙う場合としてお話致します。
急流でも釣れる時は釣れますが、緩めの流れの中でドリフトしている場合でお話しします。
本当に初めてドリフトをする人の場合、流している最中にチョンチョンと引っ張ったりしてアクションを付けた方が釣れるのではないかと考えるかと思います。しかし何もしない方が釣れます。放置して流す最中は一切アクションをつけずただ流してください。その自然さが釣果につながります。
ワームを放置して流す最中はラインをピンッと張った状態にしないでください。下図のように少し緩んでいる状態を保ってください。それが自然に見せるコツです。
フロロカーボンやナイロンのラインは少しぐらい緩んでいてもあたりが伝わります。
但し必要以上に緩ませるのは良くありません。水中に存在するラインが少ない方が良いのでワームを引っ張ってしまわない範囲で竿を立てると良いです。
ラインが張って横滑りしてからは緩められなくなるのは仕方がありません。出来れば緩めようぐらいの意識で構いません。
キャスト直後から流している間はロッドを垂直近くまで立てて、横滑りし始めたらラインを見ながら張りすぎないようにロッドを倒していけば良いです。
PEラインを使用している場合は緩めすぎると感度が悪くなり、あたりが分からなくなります。その場合リーダーを長めに取り、PEはある程度張っているがリーダーは緩んでいる状態でドリフトしてみてください。
ドリフトというぐらいだから横滑りしている最中にあたりがあるだろうと考えるかもしれませんが、そうでもないです。
私の経験ではただ流している最中、又はラインにテンションがかかった瞬間ぐらいにあたりがあることが多いです。(横滑り中にあたりがある事もあります。)
その為、必ずしも岸から遠くに投げなければならないというわけではありません。
時々あえて岸近くに投げて自分の目の前を通過する時はラインが緩々になる状態にしても構いません。
ドリフト時のあたりの取り方、フッキングについて
バスが実際にバイト(ワームを食ったということです)した事をどのように判断するかですが、何種類かあります。
滅多にありませんが何度か経験したのはひったくりバイト。
突然ラインがギュンッと引っ張られ、自動でもうフッキング(魚に針が深くかかる)しています。急流でかけた時はその流れによってこの状態になることが多いです。
この場合は何も考えず後はバスとのファイトに集中してください。
一番多いのはロッドにツンッと引っ張る感触が小さく伝わる時です。緩めの流れでドリフトしている時は大抵このあたりです。
ワームを流している最中は自分の全身がセンサーになった気になってロッドに伝わる感触を感じ、ラインの動きを目視してください。
そしてツンッと引っ張られたことに気づいても直ぐにはあわせないでください。
ワームの端っこを咥えているだけかもしれないので暫く待ちます。その際にはロッドを少し倒してラインを送り込んであげると良いです。
するとさらにツンツンと又はモゾモゾと竿先を引っ張る感触が伝わってきます。
そうしたらバスの方向にロッドを倒しながらラインを巻き突っ張る寸前ぐらいの状態にしてからエイッとあわせてください。
バスは口の周りが丈夫なので結構強めぐらいで大丈夫です。
またロッドによってもあわせは変わります。ML(ミディアムライト)以下の柔らかいロッドの場合はあわせの際にぐにゃんとロッドを曲げ、それが復元する時の引っ張りでフッキングできます。
それに対して固いロッドの場合は自分のあわせの動作でフッキングするつもりビシッと強めにあわせてください。
柔らかい竿の方が弾かず初心者には楽かと思います。
ツンッと引っ張られたと感じたが、その後どうなっているか分からなくなる事もあるでしょう。
特にロッドの感度が悪かったりすると分からないと思います。そうしたらもう5つ数えたらエイッとあわせてしまいましょう。
後はワームを咥えたバスがラインを緩める方向に移動してきた時に発生するモゾモゾとしたあたり。これは分かりにくいですが、感度の良いロッドなら感触で、そうでなくてもラインの動きなどで分かる時もあります。
このような時にちょっとづつ巻いてテンションがかかる寸前まで持っていって様子を見て、やはり咥えているなと判断できたらエイっとあわせるといっても判断が難しいので、もうかかっているかなと思ったら3つ数えてから空合わせ(あたりがなくてもあわせる)をしましょう。
バスが食っていなかった場合ワームが空を飛んでくるかもしれません。でも、恥ずかしいという意識は無視して何事もなかった顔をして黙々と釣り続けましょう。
おわりに
このドリフトはスレているバスに対しても凄く有効な釣法だと思っています。
初心者の最初の一匹を釣るのにも、慣れてからコンスタントに釣るのにも役に立ちます。
是非マスターし釣ってみてください。
バス、ナマズ、ソルト全般、ルアーも餌釣りもという欲張りですが船酔いが酷いため、オカッパリ専門でやっています。
釣りを始めたのはずいぶん昔ですが、再開したのはここ4、5年。
下手くそですが、初心者目線で記事を書いていこうと思っています。