日々の釣行を楽しくご安全に!パワーゲームを愛する男、フーミンです。
皆様、2022年新製品はいかがでしょうか。新たなタックルを購入されますでしょうか??それとも、既に予約注文して、手元に届くのを今か今かと待っている状態でしょうか。
今回は、2022年新製品の中から、私ことフーミンが注目している製品をご紹介しようと思います。
2022SHIMANO新製品 EXPRIDE 264M+
私が今期大注目している新製品は、SHIMANOから新しく販売された、「22エクスプライド」です。
今回のモデルチェンジにより、ラインナップは33種類となったブランドですが、その中で特にフォーカスしているロッドが「264M+」という番手の、強めのショートスピニングロッドです。
「そんな番手のロッドがあったの?」と、ここで初めて知るアングラーもいるのではないでしょうか。
ええ、これはマニアックで特殊な番手のロッドです。開発に携わった黒田健史プロも「新たな提案」として発信しておりました。
参照:シマノ
近年のバスフィッシングにおいて、スピニングタックルと言えば、次の2択があると思います。
①柔らかいロッド、細いモノフィラメントライン、もしくは細いPEラインを使用し、軽量ルアーで繊細な釣りをするフィネスフィッシング
②硬いロッド、太いPEラインを使用し、スモールラバージグ等を用いた力強い釣りをするパワーフィネス。
どちらもバスフィッシングには欠かせない釣りです。私は、今回ご紹介する番手は、上記①②の間を埋める様なロッドだと思っています。
以前、私はパワーフィネスのタックルについての記事を書いたことがあります。この記事内容の考えだと、22EXPRIDE「264M+」という番手は、ライトパワーフィネスに属するタックルだと思います。本格的なパワーフィネスロッドとは異なりますね。
以前の記事では、パワーフィネスをする場合、ファーストテーパーを推奨しておりました。しかし、このロッドはテーパーがレギュラーテーパーです。レギュラーテーパーであることにより、より万能性のあるバーサタイルライトパワーフィネスロッドに仕上がっていると思うのです!
エクスプライド264M+詳細レビュー
レギュラーテーパーでパワーフィネス?と疑問に思う方もおられると思います。このロッドは「M+」というロッドパワーになっています。実物を触る機会がある方は、触ってみて下さい。通常のMロッドのブランクスと比べると、バットからベリーにかけて、かなり硬いロッドブランクスに仕上がっています。一方で、ベリーからティップにかけては、レギュラーテーパーだと感じさせる弧を描くように曲がってくれます。この、硬いバットとベリーからティップにかけての調子が絶妙な設計だと感じます。
レギュラーテーパーだと細かいアクションがつけ難く、ワーミングの釣りに向いてないと思われる人もおられるかもしれません。しかし、このロッドは硬く強いバットを採用していることで、細かいルアーアクションをつけやすくなっていると思います。またベリーからティップにかけての曲がる調子により、軽量ルアーもキャストしやすい仕様になっています。ジグヘッドワッキーや、ネコリグ、高比重ワーム、ダウンショット、ノーシンカー等々、ほぼ全てのワームの釣りができると言っても過言ではありません!
また、小型のシャッドやミノーなど、ライトプラグの釣りも対応可能です。本当に万能性が高いロッドに仕上がっていると思います。
実際のパワフルさは。。。
先ほどから硬い、強い、と言っていますが、どれくらい強いロッドかと言うと、、、
先日、このロッドで80cmの雷魚を釣ることができました。このサイズの雷魚にパワー負けをせず、完全に主導権を握った状態でファイトを楽しむことができました。
このロッドを使用したラインシステムですが、パワーゲームを想定して設計されているので、PEラインは1.5号まで使用できるガイド設計になっています。ちょっとしたカバーを攻める際には、十分な設計ですね。
カーボンモノコックグリップについて
世間一般の22エクスプライドの注目点といえば、「カーボンモノコックグリップ」の採用ではないでしょうか。
ワールドシャウラテクニカルエディションや、ポイズンシリーズ等、シマノのハイエンド機種に採用されることが多い仕様です。
参照:シマノ
ただし、私が22エクスプライドを購入した理由は、22エクスプライドへのカーボンモノコックグリップの採用ではありません。番手と設計思想で購入を検討しました。ところが、実際に手に取って使用すると、その軽さ、その感度に驚きました。エンドグリップをカーボンモノコックにすることで、ここまで軽く感じるとは思ってもみなかったのです。軽さからくる感度もなかなかの性能だと思っています。ボトムやストラクチャーを感じながら釣りができるので、ワーミングには最適と言えるのではないでしょうか。
しかし、利点だけではなくちょっとした欠点もあると思っています。
それはタックルバランスが難しいところです。エンドグリップが軽くなったことによって、重心がバット部分にあるように感じます。
タックルバランスの問題は、プロデュースされた黒田プロのメインリールがヴァンキッシュなので、ヴァンキッシュくらいの軽いリールを合わせる事で解消すると思われます。
ただ、カーボンモノコックグリップ、、、個人的にはなかなかに難しいものだと感じています。
おわりに
今回の「264M+」という番手。
強めのショートスピニングロッドですが、わかる人にはわかる、このロッド仕様を見た際に思わずニヤリとしてしまう設計のロッドだと思っています。
このロッドは、パワーゲームだけではありません。バーサタイルに使用できるので、限られたロッドで釣行をするオカッパリアングラーにこそ、手に取って使ってみて欲しいロッドですね。
それではまた。
物心が付いた時には竹竿を自作して近所の川で毎日釣りをしておりました。
今は主にバスフィッシングをやっています。
楽しく釣りすることを心がけ日々釣行しています。
皆んなで素敵な釣りを楽しみましょう!