ANGLERSの利用者の皆さん、今日も釣ってますか?
釣り好きの無名DJ、ケニーたけざわです!楽しいこと大好きです!
音楽とバス釣りは12歳の時から、ずっと楽しいお友達です!
魚の動きに注目するのも大切ですが、木を見て森を見ず。という言葉も有るように、視野は広くしておきましょう!
菜の花が咲いた、桜が咲いた、あやめが咲いた。あるいは、カエルが鳴いた、アスファルトでミミズが干からびている。
それからフィールドの様子も、上流の貯水池が解放された、止まっていた流れ込みが動き始めた。などなど。
季節の進行を感じるために 周りの景色も観察してみましょう。
今回はポストスポーンとアフタースポーンの話をします。それではどうぞ!
ポストスポーンとは
ポスト。直訳して(直後の)って事で、ポストスポーンは すなわち産卵後です。
人生(魚生とでも言うべきか?)の一大イベントである産卵を終えた魚たちは どうやって晩春へ向かっていくのか。
具体的な時期としては5月中旬まではポストって雰囲気かな?
とその前に、この時期の釣りに関して。
バスの生態を守りましょう。
産卵床を狙った釣りを避けるアングラーや、この時期の釣りを控える団体やプロアングラーも居るってことを念頭に置いたうえで、自己判断で釣りを楽しんでください。
どんな時期、状況でも魚を労る事を忘れずに釣りをしましょう。
ポストスポーンのバスを釣るには?
産卵後のメスは体力を消耗し、疲れています。個体によっては、傷を負っているケースも有ります。
メスたちは 体力を回復するためにゆっくりしています。具体的に言うと スポーニングベッドがあった場所の沖合に、同じ深さのままサスペンドしていることが多いです。
そうです。プリの時期と同じような場所です。
ただ、大きく違うのは食欲です。
食べたいのに体力が無いため、追うことができません。そして吸い込む力も弱いです。
つまり、動きの速いルアーや大きいルアーでの釣果が下がりがちになります。
具体的に言うと弱った魚や水生昆虫、落ちて流れてきた虫などは食べやすいですよね。
サスペンドしてじっとしていれば、ポッパー等の浮くルアーをなるべくスローに一点でシェイクします。
もしくは、放置すると『チュポッ』ってルアーが消えるようなバイトが出るかもしれません。吸い込みが弱いので軽いリグが有効であるという事も書いておきましょう。
看護師さんの気分で口元にご飯を持っていきましょう。
子育て中のオスについては、割愛します!
ナーバスなオス、ヘトヘトなメス。
さらにはゴールデンウィークなどの大型連休の人的プレッシャー!!
またこの時期は田植えがあるので、ドロ濁り(一説によると農薬や肥料混じりとも)の影響で、さらに口を使わなくなっています。なんとも厳しい季節です。
ポストスポーンの後は、アフタースポーンに移行します。
↑5月中旬、スポーニングエリアの一段先の斜め護岸のボトムを コロコロとスローに誘っていたら釣れた一本。
アフタースポーンって??
アフタースポーンは、群れで泳ぐバスの稚魚が確認できる頃です。
場所にもよりますが、私のエリアでは5月下旬から6月上旬でしょうか。
ポストスポーンから徐々に回復し、少しずつシャローから離れます。
離れると言ってもシャローからの第一ブレイクはまだまだ有望で、私のエリアではエビやゴリを探して、食べれるようになっている感じです。
さらに時期が進み、6月下旬にはしっかりと回復した魚が増え、バス釣りの最盛期に入っていきます。
テクニカルな5月とは一転、イージーな6月の印象に変わります。
サイズも数も良い結果が出るので、楽しい楽しい時期になります。
そのため、もちろんアングラーの数も増えています。
全体数が増えると、残念だけど心無い釣り人の数も増えます。ポイ捨てやマナー違反が多く報告されてきますよね。
もし釣り始めたばかりの人がいたら、釣り歴の長い人と一緒に行くことをお勧めしますよ。
釣り方だけじゃなくて、釣り場でのマナーも教えてくれるはずです。
あと、ローカルルールのようなマナーも存在するのも事実です。慣れないフィールドに行くときは注意しましょう。(これは自戒の意味も込めています。)
アフタースポーンのバス
私の地域では6月ぐらいから反応するルアーも増え、ミノーやスイミング系リグの横の動きにも反応が良くなってきます。
今までは体力がなく、追うことができなかったのでしょう。
また、ザリガニやギルなどの大きくてお腹が満たされるようなベイトも好んで食べるようになります。
そう!ここからがアフターの本番なんです。それでは、回復系の魚について紹介していきます。
アフターの後半「回復系」を釣る!!
文字通り、産卵後の体力を回復させたメスがメインになります。
そして、餌も食べずに育児ばかりしていたが解放されたオス。
先に言った通り、釣ること自体が比較的イージーな時期になります。
ただし、どこでなにをしていて、何が有効で、何で釣れるかを見つけるまでの選択肢も多いことが欠点でもあります。
あえて紹介するなら、ポッパーや羽モノ等で表層をゆっくりチェックし、スイムベイトやミドストで中層をスイミング。
その後に、どシャロ―のボトムをチェックしてみましょう。
手順をしっかりと分けて攻めてみるといいかもしれません。
↑5月下旬、大きい魚は季節進行が早い為か回復も早めです。
おわりに
今回話したスポーニングの流れは、全個体が当てはまる事はありません!
大きい魚は比較的速く動き、早く産み、早く回復します。
また、小さい個体はその逆だったりします。
もしくは、1週間早く産んだ大きなメスが、次の週には違うベッドで2度目の産卵をしたりします。
↑6月下旬、どシャローに放置したクロー系ワームのロングポーズ中に小さいバイトをした50up。
もっと言うと、秋にもスポーニングが行われる事も有ります!場所によりますが、ほぼ間違いありません。
もっと凄いこと言うと何年間か『オス』としてスポーニングに関わってきた個体が、ある年から『メス』として産卵することも私は有ると思っています。(俗に言う性転換です。)
人間の常識の一歩も二歩も先を行ってる自然界の魚たちと対峙するのは、最高にたのしいですね~!
釣り好きで有名な無名DJ。
ちばらき県の埼玉に最も近い所に居住しています。
年間100釣行程度で、主にブラックバスを釣っています。
DJとしては、ラッパー「崇勲」と共に各地のLIVEに出演するなど、日夜「楽しい事」を探求するアラフォーです。