アングラーズマガジンをよく読んでくださっている方は知っているかもしれませんが、僕はロックゲームが大好きです。
特にテキサスやフリーリグを使用したこの釣りはバスフィッシングに近いものがあり、ゲーム性も高いので年間通して平均40日以上は通っています。
ただ、僕の通っているエリアでは釣れる魚はアカハタとオオモンハタばかりで、キジハタが釣れません。
そこでアカハタとキジハタにはもしかしたら棲み分けがあるのではないかと思い調べてみることにしました。
メインフィールドは伊豆半島
まず僕はメインに通っているエリアの紹介です。
僕のホームは、東伊豆と西伊豆です。
割合としては東伊豆が8割、西伊豆が2割なのでほぼ東伊豆という感じ。
釣り方はテキサスやフリーリグでボトムを撃つ場合と、ジグヘッドのスイミングで中層を巻く場合の2パターン。
ボトムを叩けばアカハタが高確率で釣れますし、中層を巻けば青物とオオモンハタが釣れます。
ただ、同じように釣れるはずのキジハタは圧倒的に釣れにくい。
東伊豆では釣れたことがありませんし、西伊豆でも1釣行に1匹混じればいい感じです。
これは伊豆半島だけなのか、それとも全国的にアカハタが多いのか!
この謎をみんなの釣果から調べてみることにしました。
衝撃的な結果に
今回は結果から報告します。
結果はこんな感じになりました。
えーーーーーーーーーーーー!!
キジハタの方が多いんですね、知らなかった。
アカハタの方が圧倒的にメジャーだと思っていました。
アングラーズに登録されているアカハタは約2,000釣果に対してキジハタは10,000釣果を余裕で超えていました。
何度も言います、キジハタの方が釣れるんですね。
そして伊豆半島にはキジハタが少ないということにもなりますね。
ちなみに紀伊半島付近だけは全国的に唯一アカハタとキジハタが均等に釣れていました。
紀伊半島は2種が仲良く暮らしているのでしょうか。
ともに東北以北にはいない
もう一つわかったことがあります。
それは、どちらの魚も新潟より上では釣れにくいもしくは釣れないこと。
どちらも温暖な海域にしかいない魚だからなのか、他に敵対する魚がいるためか。
アイナメやクロソイと共存できないのかどうかわかりませんが、どっちにしろいない。
また、日本海や瀬戸内海はキジハタ天国だということもわかりました。
キジハタに比べてアカハタは全然釣れていませんでしたね。
というかアカハタの釣果は皆無でした。
僕の中ではアカハタはメジャーな魚だと思っていたので、実はキジハタの方がメジャーだとわかった時点で衝撃を受けましたね。
多くの人にとってはアカハタの方がレアだったとは。
沖縄に行ってもキジハタは釣れない
この分布を見て思うのはアカハタの方が寒さに弱く、キジハタの方が寒さに強い印象を受けますね。
逆にキジハタは暑さに弱いのかもしれません。
沖縄ではアカハタは簡単に釣ることができますが沖縄でキジハタを釣っている人を見たことがなく、みんなの釣果にもキジハタの釣果はありませんでした。
沖縄は同じエリアに色んなハタがいますから、キジハタの生息域の拡大ができなかったのか、それともキジハタにだけの天敵がいるのかも。
この辺りはしっかりと調べてみると面白いと思います。
まぁどちらにせよ今回の結果は東伊豆でキジハタを釣るのは難しく、キジハタを釣るには日本海か瀬戸内海に行けということがわかりました。
同じような魚はたくさんいます
今回の話を聞いて、他の魚を思い浮かべた人は多いのではないでしょうか。
棲み分けや喰いわけって結構ある話です。
例えば、ラージマウスバスとスモールマウスバスもそうでしょうし、ヤマメとアマゴもそうでしょう。
マハタとクエもそうかもしれませんし、オイカワとカワムツも棲み分けていますよね。
今までには定説だったものが、たくさんの釣果を分析することで定説が崩れるかもしれません。
また新たに生息域を広げた魚もわかるかもしれません。
そんな魚がいたり、わかったりすれば常時報告していきたいと思います。
アングラーズの運営をしています。
ブラックバスに始まり、今となってはルアーで釣れるものは何でもやってます。
2021年は感動するアマゴを釣ることを目標にしています。
釣りのお誘い待ってます!