こんにちは。東北三浦イーグルスです。主に地元宮城のサーフで土日メインですが竿を振っております。基本激混みなので場所に入れば同じ箇所に投げっぱなしの回遊待ち修行スタイル(笑)
6月に入り東北宮城では連日マゴチが絶好調。これから夏にむけてマゴチが主体となりサーフも一層盛り上がりを見せる時期です。
朝マズメ、夕マズメは当然チャンスタイムとなるのですがマゴチゲームの良い所は日中のギラギラ日が照る時間帯でも潮さえ動きがあれば十分勝負になるところ。
今回は主にサーフからのマゴチゲームのすすめの後編。初めてのマゴチを釣る為のヒントをお伝えします。釣れた事がある方も釣果アップに繋がるような情報をお届け致します。
マゴチのアタリ
ここではマゴチのルアーゲームで多いバイトのパターンを3つ紹介します。(あくまで私個人の主観です)
【フォールバイト】
キャスト後やリフト&フォールでのテンションフォールまたはフリーフォール中、ストップ&ゴーでのストップの直後の着底時に出るバイト。底取り時にすでに丸呑みしてるパターンが多く、キャスト後に着底の感覚がない、着底付近で僅かにテンションが出るといったちょっとした違和感アタリが多い。
【着底後の巻き出しバイト】
着底後の巻き出しやストップ&ゴーでの巻き出し直後に出るバイト。ゴン!ガツン!グイッ!等、強めではっきりしたアタリの感覚が出やすい。
【スレがかりバイト(笑)】
ゆっくり底を取る釣りが故のバイト(笑)。底を擦ったままのスローリトリーブ中が多く、巻いてたら自然に重くなったパターンが代表的。
マゴチのあわせ方
アタリや違和感があれば合わせ(フッキング)を行います。実際に釣りの最中のアタリや違和感は突然やってきます。気が抜けていたり集中できていない等でしっかり合わせられずフックアウト(バラし)してしまう事もしばしば。魚のサイズが小さければ向こうアワセで簡単に掛かってくれますが。。。
良型サイズや大物はそうはいきません。
ここではマゴチに限らず、サーフゲームでのアタリや違和感が出た時の合わせ方を、その際の竿の角度別に私なりですがご紹介します。
【竿が海面と平行〜45度付近でのアタリ】
①すぐにテンションを張る(糸フケがあれば素早く巻き取る)。
②グリップしている手(竿の持ち手)を強く握り脇を締め、竿を素早く体に近づけます。
③近づけると同時に多少強引にリールも巻き続けます。
④リールを巻き続けると同時に後ろへ3歩から5歩位下がります(たくさん下がってもOK(笑))。
【竿が90度付近でのアタリ】
のけぞりながらグリップを強く握り高速ゴリ巻きしながら5歩以上高速で後ろに下がります(笑)。又は。。。テンションを張ったままリールを瞬時に巻き竿を一度平行に倒してから②以降の手順で合わせを行います。
後ろに下がる動作に違和感を感じるかもしれませんが、これは後ろが広いサーフゲームの特権といったところ。竿をあおっただけでは、多少テンションはかかるものの遠くのルアーは大して動かないです。動かないって事は負荷が掛かりません。それでは口の硬いフラットフィッシュの口を貫通させるのは難しいのです。
多少強引にリールを巻き続ける&後ろに下がる事でしっかり負荷をかけるのが合わせのポイントです。
※ヒラメ・マゴチ等フラットゲームでは、バイト=針が魚に軽く刺ささった状況を前提とし、バスやロックでのワーミング時の軽く咥えただけからの、ワンテンポ置いてからの送り込み合わせはせず、原則として即合わせを行います。
ファイトからランディングまで
マゴチゲームの魅力の一つに独特の引きがあります。その特徴としては「ゴンゴンゴン!」「ガツガツガツ!」といった強烈な首振り。マゴチの口にしっかり掛かっているとどこかのタイミングでこの強烈な首振りが必ず来ます。そしてこの首振りですがバラしの危険ポイントでもあります。バラさない為のコツとしては。。
竿を横に寝かせ曲がり込んだ状態をキープし、リールを巻き続ける事。(※手前が根掛るカケアガリ、急激なカケアガリが連続するようなポイントでは竿を立ててやり取りし、カケアガリへの擦れを回避してください。)
竿を真上に立てての強引なファイトは水面にマゴチが飛び出したり、水面上で首振りされバラシの危険が高まります。ポンピングファイトも一瞬のテンションの緩みでバラシに繋がるので不要です。
そして最もバラしやすく緊張する波打ち際では、波が崩れて巻かれるタイミングに魚を巻き込まない事、強い引き波は巻かずに耐える事、寄せ波に乗ったら一気に手前に寄せる事、魚がいよいよ岸際に寄ってきたら竿を立てて取り込むのではなく、下の画像の様に竿は寝かせたままをキープし自分ごと後ろに下がって魚を岸へずり上げます。
ダメな参考画像も下に乗せてみました。
こちらは「どうかバレてください」と言わんばかりのダメな取り込み方です。竿を立てて強引に巻いており、魚は首振りしながら海面から飛び出し回転してしまっています。寄せ波が来て焦って鬼巻きしていたのか。。。覚えてません。。。(笑)
【〜体験談〜針掛かりが浅い?それとも深い?】
マゴチの首振りでの竿に伝わる感触についてバレる危険度の話(笑)
a.グングングン!
b.ゴンゴンゴン!
c.ガンガンガン!
d.ガツガツガツ!
e.ガチャガチャガチャ!
経験上ですがa.bはしっかりルアーを咥えて複数本しっかり針掛かりしてる時に伝わる感覚が多くバレにくいんでが。。。
やばいのはd.eの感覚。口の先端に針一本だけ掛かってるパターンが多くバレやすいので、より丁寧に慎重に対応するのが吉です(笑)
おわりに
マゴチゲーム。今の時期の宮城は乗っ込みでまとまった数で接岸し、名物ワタリガニも混じりながら2桁釣れる事も珍しくないハイシーズンに突入してます。
今回はサーフゲームでの内容に寄りましたが、漁港や河口から今年も各地でしっかり釣果が上がっています。
釣り方に関しても、バスやロックをやった事がある方ならラバージグやテキサス等での底釣りと近い物があるのですぐに対応できる釣りです。
まだマゴチを釣った事がない方、釣ってみたい方、今年の夏は是非一度、食べてもとても美味しいショアからのマゴチゲームに挑戦してみてください。(マゴチには鋭い棘が何ヶ所かあるので鷲掴みせずフィッシュグリップ等で対応をお願いします。)
読者様に素晴らしい釣果が訪れますように。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
父・おじに釣りを教わり小学生5年生の頃からバス釣りに熱中しました。高校受験前に父に竿を全て折られ早々に引退。。。
30代に突入しロック、SLJ等に挑戦も高所恐怖症・巨像恐怖症がつきまといます。今は食べて美味しいサーフゲームに目覚め、安心安全を第1にヒラメ・マゴチ等を求めて地元サーフで竿を降っています!