以前、とあるバスプロの方と仲良くなりプライベートで釣りに行くことが何度かありました。
その方は特定のカラーを多く使っていて、そのカラーについて船の上で語っていただいたことを話します。
もちろん本人承諾済です。
その方が好きなカラーなだけで、この話も軽く聞いてもらえればと思います。
考え方次第で、より釣れるようにもなるかもしれないですよ。
自発的な動きは釣れる要素になる
カラーの話の前に話は逸れます。
僕の中で、人為的に動かした動きと自発的に動いた動きは後者の方がナチュラルだと思っています。
簡単に言うと人が動かしたルアーは不自然で、ルアーが勝手に動けば自然な動きだと思っているということ。
具体的に言うと、ラバージグのラバー。
ラバージグを持ち上げて落とす。これは人為的に動かしたもの。
落とした後にラバーがフワッとする感じ。これは自発的に動いています。
ラバージグに関しては水流などでなびきますよね。
ラバーの動きまで操作はできません。ラバーはこちらの意図せずに動いています。
この動きは自然だと思っています。
言い換えると自分の力で出せる動きと自分の力では出せない動きという言い方になるのかもしれません。
フォルムでなくカラー変化で動きを与える
上記の話はあくまでもフォルムの話。
今回の話は、ワームカラーの話です。
ワームカラーが自然に変化したら釣れるとは思いませんか?
ただ、バスの見ている横でワームカラーを変えるなんてことは到底できません。
バスの上にあるときはスカッパノンで、目の前に落ちたらグリパンに変わる。
バスからしたら興味津々です。
こんなに極端にガラッと変わることはできませんが、実はこれに近いことができるカラーがあるんです。
そのカラーは昔は定番だったらしいのですが、色んな理由があり今使用しているメーカーはごく一部になりました。
カメレオングレープ/モーターオイル
そのカラーがこちら2つ。
知っている人からしたら当たり前。
知らない人はもちろん初耳。
この2つはどちらも見る方向で色が変わります。
ちなみに画像を用意しようとしても手に入らないため、ZOOMさんで今販売されているカラーで似ているものをピックアップしました。
本当のカラーを知りたい方は各々で調べてみてください。
カメレオングレープ
名前からして色変わりそう!!
下の写真はZOOMさんにて今も販売されている【カメレオン】というカラーです。
全体的に紫色というか赤紫色というか不思議なカラーなのですが、水の中では少し色が薄くなるイメージです。
紫外線で色が変わるのか、それとも日光の透過で色が変わっているように見えているのか、もしくは水に反応するのか。
ただ、魚からすると動いてないのに、見た目が変わったと認識します。
モーターオイル
名前から自動車にいれるガソリンやオイルをイメージしています。
茶色が1番近い色だとおもいますが、普段の色と光を通してみる色が大きく変わります。
水面に落ちたとき魚は下から見上げています。
そのときは明るい赤色に見えてますが、目の前を通過するにつれて色が濃くなります。
魚は色の違いが認識できているかはわかりませんが、濃淡ぐらいは認識できていると思います。
目の前で徐々に色が変わるのは、魚にとって自然な生物に見えているのかもしれません。
擬態や威嚇と同じ
自然界の生物が擬態するために色を変えるのはよくあること。
また威嚇するときに色を変えたりする生物もいます。
僕の考え方では、目の前で色の変化が起きるのはナチュラルな現象で、また特に逃げるときや撹乱させるときに自衛本能で行うことだと思っています。
今回紹介したこの2つのカラーは特に色の変化が起きやすいとバスプロの方から説明を受けました。
その話を聞いた直後に、そのカラーを買い漁った記憶があります。
ちなみに、このカラーのあるワームはかなり古いです。
まだあるのかわかりません。
もしかしたら他のメーカーさんでこのカラーを採用しているワームがあるかもしれません。
もし興味があれば一度手にとってご自身で体感してみてください。
すれている魚に効果絶大かもしれません。