釣りにおいての殺気。
釣り人は少なからず、魚に対してこの感覚を出していると思う。
ちなみに、今回話すこの殺気については証明できない感覚の話なので、全く信じれないと思う人も多々いると思う。
こいつは何を言ってんだと聞き流す感じで読んでいただければと思います。
本当に信じないでね。
僕はあると思っていますけど。
気づかなければ気づかれない
釣りをしていてこんな経験ってないですか?
実は目の前に魚がいたが、こちらが気づいてなかったので逃げなかった。
ただ、こちらが気づいたら逃げた。
これって実は先週も体験した内容なんです。
前回の渓流のすゝめ⑪において、久々の渓流に行きました。
そこで釣り上がっていったのですが、とある場所で10投以上はキャストをしました。
少し移動したりして同じ場所を何度も打ったのですが釣れません。
そこで、移動しようとして足元を見たら15cmほどのヤマメがいたんです。
こちらが気づくと同時に逃げました。
もちろんずっと足を動かさなかったわけではありません。
むしろ結構動いていました。
ただ僕は足元にいたとおもわれるヤマメに気づいていなかった。
そこには僕の意識がなかったんです。
こちらが気づいたら、相手も気づいて逃げた。
問題はここにあります。
渓流だけの話ではない
この感覚は渓流に限った話ではありません。
僕は1番釣りしてきた釣り物は、今でもブラックバスです。
20年以上ブラックバスをやってきて同じような体験はあります。
オカッパリで悠々と泳ぐバス。
釣り具を持っていないと逃げないのに、釣具を持ってくるとすぐに逃げる。
意識の中の何かが相手に伝わるのでしょうか。
相手は野生なので何か感覚的なものを持っているのでしょうか。
釣り針のないルアー
実はこの話は今に始まったことではなく、大学生のときに検証したことがあります。
トレブルフックを外したクランクを琵琶湖の赤野井で2時間ほど巻き続けたことがあります。
おかげさまで何も釣れませんでしたが、フックがあるときより圧倒的にバイトが増えた経験があります。
そのとき、一緒に検証してくれた友人との間に名言が生まれました。
『なんだ、フックがないほうが釣れるじゃん(釣れてない)』
意識的に釣ろうとしていないルアーは、魚にとって自然なのでしょうか。
明らかに口を使ってきました。
目には見えない感覚的なものを魚は感じれるのでしょうか。
今でもフックを外せば釣れると思っています。(釣れないけど)
もちろん、単にフックがないことで口を使ってきたのかもしれませんけどね。
最も意識を無くす方法は睡眠
もう一つ、こんな経験があります。
当時は毎週のように琵琶湖にボートを出していました。
学生という立場、琵琶湖まで歩いていける立地、年間釣行日数は200日を超えていた恐ろしい日々でした。
近いと言っても朝早いので、昼を過ぎると眠くなります。
また、それに加えて14時ごろは釣れない時間が多く眠気が増します。
そんなときはダウンショットにして投げてロッドを持って寝ていました。
そんなときほど高確率で釣れるのです。
これは僕らの中で睡眠釣法という名前もついていました。
今思えば、意識を『釣りたい』からかけ離れた『寝たい』におくことで魚にとっては警戒しなくなるのでしょうか。
誰も釣れていない中、連続3ヒットなんてこともありました。
釣れた後、すぐにボートの上で寝れる精神は少し異常でした。
殺気を感じるなにかがある
何度も言いますが、この話には証明できるものがありません。
結果、戯言だと思ってください。
ただ、これだけ釣りをしていて説明できない現象にはよく出会います。
この殺気なのか意識の伝達なのか、なにかわかりませんが野生の動物は、必ずなにか感じれるものを持っていると思います。
かといって、発信側の人間に殺気を無くす方法がないため、釣りにおいて何も参考にならないこの話。
へーそんなこともあるんだ程度に覚えてくださいますと、もしかしたら今後同じようなシチュエーションで役に立つ可能性があるのかもしれません。
ただ、何度もいうように、そこにいる魚を釣りたいと思う意識の中で殺気を消す方法は、ほぼないと思いますので、そのシチュエーションに陥っても全く参考になりません。
むしろ、釣りたいと思いながらも意識を飛ばす方法を編み出した方は是非、誰にもいわずに僕だけに教えて下さい。
それだけでこの世界では釣りのプロになれる力が身についたと言っても過言ではありません。