どうもこんにちわ、t.onumaと申します。オフショアゲームを本格的に始めて4年目、まだまだ駆け出しで、だいぶへたくそだったりします。
東京湾、相模湾でのオフショアゲームをメインに、年に何回かは遠征に出かけたりする、ルアーフィッシング中心の釣り人生を過ごしています。
今回はオフショアの釣りでも比較的取り組みやすそうなシーバスゲームについてお伝えします。どうぞよろしくお願いします。
オフショアシーバスについて
最初にお断りしておかないといけないのが、ぼくは東京湾でしかボートシーバスの経験はないことです。
ですので、本稿は主に港湾部でのシーバスフィッシングについて、となります。こちら、ご承知おき頂けますと幸いです。
一説によると、我らが東京湾は世界有数のシーバスの生息地らしく、東京都民のぼくとしては非常にありがたい環境です。
とはいえ、10年前、20年前に比べるとずいぶん数も減った、という話も聞きます。
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/TB_Renaissance/AboutEnv/GeoFeatures.htm
ただ、10年前にやったことがないので、なんとも言えません。。。
希望的に観測しますと、数が減っている、という話ですが、かつていた場所の数が減っている、とか、これまでより釣れる数が減っている、という話で、もしかすると種の総数としては減っていないのかもしれませんが、環境は悪化しているようです。
釣り自体が環境への負荷を高めるものでありますし、港湾部等、日常生活に近い場所だとついつい気が緩み、ゴミの問題や、魚の扱い方も雑になりがちかもしれません。だからこそ逆に、釣り全般の態度、釣れた魚の扱い方、ゴミなど、には気をつけていきたいものです。
冒頭から話がそれ気味で恐縮ですが、港湾部でのシーバスの釣り方はキャスティングがメインとなり、ジギング、その他、という感じでしょうか。シー「バス」というだけあって、バスをやってらした方には非常に馴染みやすい釣りだと思います。バス同様、シーズナルなパターンもあり、春のバチ抜けゲーム、夏のストラクチャー撃ちやジギング、秋のビッグベイト、冬のジギングと、一年を通して攻略のしがいがあるゲームフィッシングです。
まずはキャスティング等の釣り方について見ていきます。
釣り方
釣り方の種類について見ていきます。
キャスティング
シーバスもバス同様にストラクチャー居付き型と回遊型に大別出来ると思います。ストラクチャーがあれば、目安というか狙いを定め、ピンポイントでルアーを撃ち込む釣りです。例えばタンカーのキワ30cm以内にルアーを撃ち込み引いてくるですとか、バースの構造物であったり桟橋や橋脚、ブイのシェードを狙う等、バスフィッシング同様のメソッドです。
狙い目のストラクチャーもバス同様で、人工構造物が主なものになると思います。
https://www.kouwan.metro.tokyo.lg.jp/gate7.jpg
ゲートブリッジの付近はいろんな構造物があってシーバスがたくさんいます。
他にも潮を受け、小魚が集まってきそうな場所等、狙い目は様々です。が、いずれの場合も正確なキャストが必要とされます。ストラクチャーから30cm程度離れているくらいなら釣れるけど、1m離れると釣れないとか、そのくらいのなかなかシビアなレベル感です。
ジギング
これもキャスティング同様、ストラクチャーの際にジグを落とし込んでかける釣りです。バーティカルな分、ストラクチャーに巻かれてしまったりでキャッチするのは少し難しいケースもあるかもしれません。
が、大抵、群れを狙うような場合が多く、かつフォールでバイトしてくるので、ジグを落とすことが出来さえすれば釣れる、というケースが多いように思えます。
東京湾でのシーバスジギング、気になるのが、小さめのサイズばかり連発することがあります。なぜ気になるのかというと、そこがネスト(巣)になってやしないか、という点です。バスのネストは目視出来やすいですが、シーバスのネストは深い分、見ることが出来ません。ストラクチャーがゼロな場所で異様に釣れるような場合は自粛した方がいいのかもしれませんね。
安くて釣れる、王道中の王道、ジャクソンのギャロップアシスト。ただ、安いと思ってロストしまくると結果高くつきます。ご利用は計画的にお願いします
その他
キャスティングの項目であげたような謎の構造物の奥側にルアーを撃ち込む、俗に言う「穴撃ち」と呼ばれる手法です。バスの場合であれば、水面にせり出した枝の下にスキッピングで撃ち込むような手法です。まぁこれもキャスティングですね。他は、最近知ったのですが、延べ竿でフカセ釣りのような手法でやってる方もいるようです。非常にクリエイティブというか、既存のメソッド以外にもチャレンジする姿勢が素晴らしいと思います。
必要な道具
シーバスは最大で100cm超、5kg程度になるようですので、そこまでカバー出来る道具立てが必要かと思います。
まずロッドですが、7-8ftのボート用ルアーロッドがいいかと思います。ポイントはレングス、ルアーのキャストキャパの二点でしょうか。
レングスが必要な理由、ボートシーバスの場合、小さな船に複数人で乗るため、キャストの際注意が必要になります。取り回しを考えると短い方がいいのですが、短いとその分ルアーと同船者の距離が近くなり引っ掛けてしまう事故が起こる可能性が高まると思います。ですので、取り回せる長さの中で最長のもの、これがいい判断になると思います。
次にルアーのキャストキャパシティですが、シーバスルアーは概ね7-28gくらいのものが多いと思います。それに適したロッドが必要になります。45gを超えるようなビッグベイトを扱うロッドについては別途仕立てる方が良いかと思います。
リールは基本、スピニングで良いかと思います。一方、ジギングや穴撃ちはリールを扱う釣り人の経験にもよると思いますが、ベイトの方が操作性が使いやすい場合もあるかと思います。ですので、シビアなキャスティングが要求されない場合にはスピニングを、飛距離よりも精度が要求されるような場合やフォールでのバイトを獲っていきたいような場合はベイトリールを、という使い分けがいいように思えます。
タックルについてまとめますと
a.キャスティング:7-8ftのスピニングロッド
b.ジギング、穴撃ち:5-6ftのベイトロッド
c.ビッグベイト:ルアーキャパが120-200gくらいのベイトロッド
という使い分けがいいように思えますが、好みでよろしいかと思います。
まず一本、というのであれば、ダイワならラテオかラブラックスにフリームスの3000番、シマノならディアルーナにストラディックの3000番あたりがよろしいかと思います。
ラブラックスです。
「高いな。。。」と思われる方で、とりあえずやってみるか、という方であればロッドのグレードを下げ、安売りしてる7-8ftのバスロッド、シーバスロッドでもなんとかなるかと思います。
オフショアシーバスの魅力
これはなんといっても数とサイズに尽きると思います。加えて、ギア・グッズ好きの人にはルアーも魅力かと思います。
まず、数ですが「それは東京湾だけでは?」という地域性もあるとは思うのですが、4時間で数十匹の釣果が可能な世界です。サイズは時期によりますが、秋のコノシロの時期はランカーも期待出来ると思います。曖昧に言うのはですね、ぼくがそれほど大きいのを釣ったことがないから。。ですw
ルアーに関してですが、市場性も大きいからか、次から次へと新商品が出てきます。初心者向けの使いやすいルアーをいくつか、というのであれば、以下でしょうか。
季節を問わず使いやすいと思います。大・小・リップレス・ボトム・メタルと5種類ありますが、確実に行くのであれば小、リアフックをコアマンのブレードに変えたりすると超万能ルアーの出来上がりです。セコいですけどねw
ゴカイやイソメが産卵のために水面に浮いてくる、春先のバチパターンに効くルアーです。が、いつでも釣れると思います。安さが最大の魅力、かと思わせておいて釣果が最大の魅力です。飛距離も出ます。ただ、フックは壊れやすい気がします
c.ダイワのガルバ/マングローブスタジオのマリブ/邪道のグラバー
いわゆるシンペン(シンキングペンシル)と呼ばれるタイプです。厳密に言えば、それぞれに際立った特徴があるのでしょうが、この三つはコンセプトが一緒くさいのでどれか一個あればいいと思います。どれもそれほど変わりなく釣れる気がします
d.メガバスのX80
ミノーです。定番中の定番。一個は持っていたいルアーです。
e.ジャクソンのギャロップアシスト60g
上述しましたが、フォールスピードが絶妙かと思います
といったところだと思います。いずれも季節問わずに釣れると思いますが、春先のバチ抜けにはb.とか、状況に合わせた使い方をした方がよりよい釣果になるかと思います
終わりに
ぼくが東京在住ということもあって身近なシーバスですが、地域によってはそもそもシーバスの個体数が少ないとか、ヒラスズキの方が多いとか、その地域ごとに特色というか釣れ方に差があるようですね。
60cmを超えるサイズを狙いやすい、という点でシーバスは大きい魚を釣ってみたい釣り人に協力的というか、親しみやすい種族だと思います。食べても美味しい(地域もある)ようです。
個人的には、エゴが締める割合が大きい意見ですが、ゲームフィッシュとして生きながらえて欲しいと思っていますし、環境維持のための活動に微力ながら協力していきたいと思っています。
関連記事:【シーバス】シーバスルアーおすすめ人気商品20選!選び方やコツも解説
t.onumaと申します。
オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。
オフショアを始めてみたい方のために、初心者が気になるところをお伝えしていこうと思います。