どうもこんにちわ、t.onumaと申します。オフショアゲームを本格的に始めて4年目、まだまだ駆け出しで、だいぶへたくそだったりします。
東京湾、相模湾でのオフショアゲームをメインに、年に何回かは遠征に出かけたりする、ルアーフィッシング中心の釣り人生を過ごしています。
今回はオフショアの釣り、アジ、についての続編です。どうぞよろしくお願いします。
アジの船釣り(ビシアジ)のポイント
この釣り方のポイントですが、コマセワークに尽きると思います。
要は乗船者全員で、アジが居そうなレンジ(タナ)にコマセの煙幕を作り上げて、おびき寄せるのです。見知らぬ人たちとの共同作業ですね。
ですので、一人だけ違うレンジでコマセを撒いていると、自分が釣れないどころか、魚をおびき寄せるレンジが曖昧になってしまい(タナぼけ、と言います)船全体の釣果が振るわなくなったりするので要注意です。
なかよくしてね。けんかしませんように。。。
たら・ればが多くて恐縮ですが、このコマセの煙幕がうまくできあがり、潮も早くなく煙幕の維持管理がしやすく、そこに群れが順調に寄ってくれば労せずして釣れ続けます。理想的なコマセ煙幕が出来上がれば、もはやエサなしで、仕掛けの蛍光ビーズにアタックしてくることもあるほどです。
エサなしサビキでくわせたヒイラギです。アジじゃないのがツラいw
そうなってくると、ルアーをやる人であれば気になるのが、アジングの出番かもしれません。ようやくオフショアゲームっぽい内容になってきました。
アジングについて
最近流行っているのでしょうか?アジングはエサではなくルアーでやる釣りです。ルアーやルアーっぽい何かでもアジは釣れるので、餌持ちが良いワームであれば付け替えの手間が減る分エサよりも楽な面もあります。
一般的にアジングは、専用タックルで〜1.5gくらいのジグヘッドにワームをつけてキャスト、というケースが多いかと思います。リグを海中にふわふわ漂わせて釣り上げます。
一方、バチコン(バーティカルコンタクトの略)と呼ばれるメソッドもあります。これはダウンショット(エサ釣りであれば胴付き仕掛け)やキャロライナリグ(エサ釣りであれば三日月中おもりでしょうか?)で釣る手法です。
また、世間的にアジングには含まれないようですが、サビキ仕掛けに錘ではなくジグをつけてショットガンアジングと銘打ち展開している人も見かける時はあります。
こんな分類イメージ。
これはショットガンが暴発して謎の生き物を引っ掛けてしまった悪い例ですね。うみサボテン、らしい
アジングとバチコン、それらの特徴はどちらも一本釣りで、コマセを使わないことです。専用船であれば問題はありませんが、ビシアジ船で一人アジング、ソロバチコンの展開というのは、コマセワークに参加せずして魚だけ釣る、という、威嚇しないオスライオンみたいに、少々ズルい感じもしてしまいます。
ビシアジ船でもアジング・バチコンOKな船もあります。確認し許可をもらえれば問題はないと思いますが、ビシアジ船でやるのであれば、多少はコマセワークに協力しておいた方がいいんじゃないでしょうか。町内会の見回り当番みたいなもんでしょうからね。
バチコン、に見えますが、二本ばりでもう一本はイソメ、コマセも撒いて釣れた分類不可能な釣果
アジの船釣りの最大の魅力
これは個人的見解なのですが、「神」と出会えることがある、というのがアジの船釣り、ひいては乗り合い船全般に言える魅力です。
どういうことかと言うと、とんでもなく釣る人にたまに出会えること、です。
とある日のとある船の釣果記録を見ていると「おや?」と思うことがたまにあります。例えばこちら。
この日、午後船では30-61匹となっております。61というのもなかなかですが、たまに3桁を超えている時があります。
渡辺さんは確か実釣時間が4時間です。240分ですね。240分で100匹って2分に1匹程度釣っている計算です。
実際に脳内シミュレートしてみますと。。。
1.仕掛けを落とし着底:1分程度
2.釣れるまで:数秒-1分程度
3.巻き上げ:1分程度
4.魚を外して、エサを再度つけて投下:1分程度
余裕を持って普通に考えた場合、どうやってもワンサイクルで4分程度かかると思います。240分なら60サイクル。1匹あるいは多点掛けがあったとして2.5匹を一度に釣ったとして、60-130匹。4分に1匹でも相当忙しいと思いますし、このペースを4時間維持するというのはどうなっているのか。。。
「神々」たちは我々凡人と同じ時間を過ごしながら、3桁超えを達成しているわけなのです。
考えられるのが、
・竿を数本同時に出している
・4.の魚を外す工程とエサをつける工程に秘密がある
この2点かと思います。各工程が全て高度にオプティマイズされた、工業製品の精密な製造工程を見るような感じがします。
確かに、びっくりするくらい数釣りしている人はd.の工程の手際の良さが尋常ではなく感心します。
他にシロギス船やカワハギ船でも、尋常ならざるペースで連発している人をたまに見かけます。名人というか「神」ですね。
こうした人を見ると、自身の技術や釣りへの取り組み方に疑問を持つこともあり、いい刺激になります。
おわりに
東京湾のアジ釣りは手軽で簡単です。乗船料も比較的安く、アクセスも容易、数も出ますし、魚をかけてからのやり取りの練習にもなるので、ルアーの方も含め、オフショア初心者はさまざまな点で学びが多いと思います。
また、様々な制約条件の中、釣果をどう伸ばすか、という点でゲーム性もふんだんにあり、楽しいものです。
加えて、アジは食べてもそこそこ美味しい魚ですので、食料調達という意味あいでも多少は納得感があります。もちろん、数十匹という数を釣ってしまうと大変なことになりますが。。。w
t.onumaと申します。
オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。
オフショアを始めてみたい方のために、初心者が気になるところをお伝えしていこうと思います。